Tier 8 アメリカ 駆逐戦車
↑ 90 mm AT Gun T15E2
初期状態。HD化に伴い、全体的な形状が大幅に変化した。
防楯の形状は平べったくなり、車体正面下部の構造物は消滅し、車体後方には履帯脱着用のホイストが追加された。
↑ 120 mm AT Gun T53
最終状態。外部履帯こそ排除されてはいるが、防楯や戦闘室正面の形状は1943年12月作成のコンセプトスケッチに基づいたものである。
正面の装甲厚(正面上部254mm、下部127mm)も1943年12月時点での数値そのまま。
初期装備の90 mm AT Gun T15E2を搭載した状態。
105 mm AT Gun T5E1を搭載した状態。90mmと見分けるのは難しい。
最上位の120 mm AT Gun T53を搭載した状態。
↑左:Churchill VII 奥;Tiger IIの残骸とT28。車幅に対して車体長が非常に長い。
主砲防楯周りの装甲が垂直な部分やキューポラのないハッチで膨らんでいる部分(防楯右側の跳弾痕付近)等の装甲が薄くなっている部分がある。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 1,500 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 254/102/51 |
最高速度(前/後)(km/h) | 22/10 |
重量(初期/最終)(t) | 59.21/59.93 |
実用出力重量比(hp/t) | 13.01 |
主砲旋回速度(°/s) | 26 |
視界範囲(m) | 370 |
本体価格(Cr) | 2,580,000 |
修理費(Cr) | 13,365~ |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 攻撃的駆逐戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
90 mm AT Gun T15E2 | 8.7 | AP APCR HE | 170 258 45 | 240 240 320 | 2,087 | 0.35 | 1.7 | 975 1,219 975 | 72 | 255 4,400 255 | 2,050 | -5°/+20° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
105 mm AT Gun T5E1 | 7.79 | AP APCR HE | 198 245 53 | 320 320 420 | 2,494 | 0.38 | 1.7 | 945 1,181 945 | 60 | 1,000 4,800 680 | 2,400 | |
120 mm AT Gun T53 | 6.59 | AP APCR HE | 248 297 60 | 400 400 515 | 2,637 | 0.38 | 2.1 | 945 1,181 945 | 40 | 1,060 4,800 900 | 2,790 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Ford GAF | 670 | 20 | 569 |
---|---|---|---|
Ford GAFM2A1 | 780 | 20 | 569 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
T28VVSS T46 | 59.8 | 20 | 12,000 |
---|---|---|---|
T28VVSS T56 | 62.45 | 24 | 12,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
SCR 508 | 395 | 100 |
---|---|---|
SCR 528 | 745 | 80 |
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class1 | Class1 | × | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
× | × | Class1 | Class1 | Heavy |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 18.18% | 3.27% |
移動時 | 10.89% | 1.96% |
派生車両
射界
射界 | 左10°/右11° |
---|
開発ツリー
90 mm AT Gun T15E2 (初期/111,900) | ━ | 105 mm AT Gun T5E1 (18,100/118,000) | ┳ ┃ | 120 mm AT Gun T53 (51,000/250,000) |
SCR 508 (初期/21,600) | ━ | SCR 528 (9,000/54,000) | ┃ ┗ | T95 (165,000/3,500,000) |
Ford GAF (初期/25,300) | ━ | Ford GAFM2A1 (5,250/34,600) | ||
T28VVSS T46 (初期/16,500) | ━ | T28VVSS T56 (14,600/33,300) |
車両に関する変更履歴
v0.9.13 | 耐久値を1,150から1,500に変更 エンジンFord GAFM2A1の耐久値を20%増加 |
v0.9.17.1 | 最高速度(km/h)を18/7から22/10に変更 エンジンFord GAFの馬力を440hpから670hpに変更 エンジンFord GAFM2A1の馬力を510hpから780hpに変更 サスペンションT28VVSS T46の旋回速度を18°/sから20°/sに変更 サスペンションT28VVSS T56の旋回速度を20°/sから24°/sに変更 |
v0.9.21 | HDモデル化 側面装甲を50.8mmから101.6mmに変更 |
v1.9.0 | 派生元車輌からT28 Prototypeを削除 |
解説
- 概要
v0.6.5で追加されたTier8のアメリカ駆逐戦車。
外部履帯を排除したT28/T95の初期デザインをベースにした重駆逐戦車である。
Tier8戦車の中でトップクラスのDPMと装甲を備えている。
- 火力
120mm砲の搭載には改良履帯か改良型装甲材が必須。
射界は左10°/右11°で前身からほぼ据え置きだが、俯角が-5°とT25 ATから大幅に劣化しており、少しの起伏でもうまく狙えなくなる事がある。- 105 mm AT Gun T5E1
前身から引き継ぐ本車における中間砲。
120mm砲より照準時間は早いが、流石にこれでは単発火力・貫通力共に駆逐戦車としては厳しく、早急に120mm砲を開発すべきである。 - 120 mm AT Gun T53
T28 Prototypeと互換性があり、両ルートを進めているならば先に砲塔の回るあちらで本砲を開発した方が楽かと思われる。
それまでの主砲から貫通力・発射速度が強化され、同格・格上の重装甲車輌にも対処可能になる。課金弾貫通の伸びも良好なので、Tier10相手にも貫通できる相手が多いのは強みである。
また、DPMは2,637と同格駆逐戦車の中でも高めで、後述する重装甲であることも合わせて力押しも可能。
T28 Prototypeの同砲と比較した場合、精度・発射速度で優れている。が、精度があまり良いと言える値ではないので、狙撃能力は低めである。
- 105 mm AT Gun T5E1
- 装甲
Tier相応の防御力であったT25 ATから一変、T95譲りの同格最強レベルの正面装甲を手にした。
v0.9.21のHD化によって形状・装甲配置が大きく変化し、以前のようなスペック詐欺*1は解消された。全体的な防御力は以前よりも大幅に向上している。
耐久値も同格HTにも劣らない優秀な数値を誇る。
地形によっては重戦車のように前線を張ることも可能だが、やはり左右射界や旋回速度の面で制約の多い運用になる事は避けられない。
基本的には最前線から1歩引いた位置で、正面装甲を活用して戦うのが望ましい。
その扁平な車体形状から曲射砲撃が天板に命中しやすいので、敵自走砲への警戒は怠らないようにしよう。- 正面
防盾部分はやや丸みのある254mm厚に加えて、裏装甲も垂直254mmもしくは丸みのある127mmの部位がほとんどであり、極めて硬い。
正面垂直部も254mm厚を有しており、Tier8車輌としては非常に頑丈である。ただし垂直装甲なので貫通力で負けると一転して狙いやすい弱点部位となる。HEAT弾には特に弱い。
戦闘室左右の傾斜部は203mm厚で正面からは340mm程となるが、斜め前からは傾斜が相殺されて正面より薄くなるため注意。
正面下部は127mm+傾斜で250mm程度(APで230mm程度)。同格重戦車の通常弾では貫通しにくい上に地形で隠しやすいので、顕著な弱点とはいえない。
基本的に格下からの弾のほとんどは防いでくれるが、戦闘室上部には大き目のコマンダーキューポラも乗っており、このキューポラはT95やT34、及びT28 Prototypeのものよりもかなり脆いので過信は禁物。v0.9.21より装甲配置が複雑化したが、大体152mm~165mm程度と弱点であることに変わりはない。車体を小刻みに揺らしたり、砲身でキューポラを隠すなどして少しでも抗いたい。
また天板部分が38.1mm*2しかなく、口径114mmを超えるAP・APCR弾が3倍ルールによって貫通してしまうという無視できない弱点がある。
そのため、T28の天板より高い位置に砲身がある大口径砲車両とはお互いが接触するほどの接近戦はしないように気をつけよう。 - 側面
戦闘室側面下部および履帯裏は101.6mm垂直。Tier8TDの側面装甲としてはAT 15に次いで厚いが、T95のような空間装甲や分厚い履帯判定は無いため、同格以上の相手には基本的に通用しない。
角度によっては格下の攻撃やHEAT弾の攻撃を防いでくれる事もある。
天板に向かって傾斜した部分は63.5mmとHD化以前より厚くなり、正面45°程度までなら大口径砲でもAP・APCRは強制跳弾で防いでくれる。
弱点となるキューポラの位置が左右非対称な点には注意が必要。
無駄撃ちを誘う場合は、可能なら左側面を使うようにしよう。 - 背面
上部は38.1mmと非常に薄いものの、73°ほどの傾斜装甲になっており小柄な車輌の小口径弾であれば跳弾出来る。
とはいえ、少し撃ち下ろされる形になるか距離が開いて放物線を描くかすれば70°を切るため、真後ろからの攻撃に対してはあまりあてにできない。後ろに回られた際にはなるべく斜めに弾を受けよう。
下部は50.8mmの垂直装甲であり、Tier6軽戦車にも余裕で貫通される。
- 正面
- 機動性
機動力はその重装甲相応に低い。くれぐれも快速車輌に回り込まれないように注意しよう。
v0.9.17.1より、前進速度18km/h→22km/h、後退速度8km/h→10km/h、エンジン馬力と旋回速度が強化された。他国の重駆逐戦車に劣ることの無い機動性を手にし、似たような運用もできるようになったと言える。
- その他
分厚い正面装甲と同時に優秀な隠蔽性能と視認範囲を併せ持つ点もT95と共通である。あちらと比べ最前線を張るのはやや厳しいため、カモスキル等の優先度は相対的に高いと言える。
- 総論
高めの機動力を持っていた前身までとは打って変わり、重装甲の重駆逐戦車に移行する最初の車輌である。
v0.9.21より装甲が大きく強化されたことで重駆逐戦車らしく前線を張れるものとなったが、キューポラ等の弱点もあるため、決して万全と言える程ではない。敵車輌に弱点を狙われるほど接近してしまわないように気を配ろう。
足は遅いが隠蔽率は非常に高く、火力と装甲に優れるT28に遠距離から敵対されれば非常に厄介である。HPとDPMの高さからごり押しも可能だが、距離が狭まれば弱点を貫かれてあっさり撃破されることも少なくない。相手にとって不利な状況になるポジショニングを常に考え慎重に立ち回ろう。
履帯を除く全てのパーツが先のT95で流用可能なので、ここで開発を済ませておくと多少楽になる。
史実
T28重戦車(T28 Super Heavy Tank)/T95戦車駆逐車(T95 Gun Motor Carriage)は、第二次世界大戦末期に開発されたアメリカの試作重戦車である。
ただし、その構造は駆逐戦車のそれに近く、日本語訳としては、Super Heavy Tankを直訳した超重戦車、Gun Motor Carriageを意訳した対戦車自走砲といった語が充てられる場合が多い。
本車は当初、ジークフリート線においてドイツ軍の防御陣地を突破することを主眼として設計されており、後には日本本土の侵攻作戦へ投入することが計画された。本車は超重戦車として開発が開始されたが、T28は1945年にT95戦車駆逐車へ改称しており、さらに1946年には超重戦車へと再改称された。
情報提供
愚痴や日記など生産性のない話題は外部総合掲示板をご利用ください。
マスター(M)バッジ報告は専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブ、スペック、解説に表記されています。
※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。