Tier 8 アメリカ 自走砲
↑ 155 mm Gun M1A1
初期状態。155mm榴弾砲を搭載したM40 GMC。
↑ 8-inch Howitzer M1
最終状態。M40の派生型のM43 HMC。
スペック(v1.13.0)
車体
耐久値 | 400 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 108/13/13 |
最高速度(前/後)(km/h) | 38.6/10 |
重量(初期/最終)(t) | 36.69/37.17 |
実用出力重量比(hp/t) | 13.45 |
主砲旋回速度(°/s) | 10 |
視界範囲(m) | 290 |
本体価格(Cr) | 2,700,000 |
修理費(Cr) | 約10,000 |
ロール | 自走砲 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | 爆発範囲(m) | スタン時間(s) | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
155 mm Gun M1A1 | 1.94 | HE HE AP | 39 49 218 | 600 750 420 | 7.2 4 - | 11.5~23 × × | 0.65 | 4.6 | 490 524 588 | 30 | 1,120 1,320 1,290 | 4,352 | -5°/+55° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8-inch Howitzer M1 | 1.3 | HE HE AP | 52 65 272 | 900 1,100 600 | 10.5 6 - | 12.6~28 × × | 0.77 | 5.3 | 440 471 528 | 16 | 1,870 2,310 2,190 | 4,645 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Wright Continental R-975C1 | 400 | 20 | 516 |
---|---|---|---|
Wright Continental R-975C4 | 460 | 20 | 550 |
Ford GAA early | 500 | 20 | 708 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
M40 | 37 | 20 | 15,000 |
---|---|---|---|
M43 | 39.5 | 22 | 15,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
SCR 510 | 325 | 80 |
---|---|---|
SCR 610 | 420 | 100 |
SCR 619 | 750 | 80 |
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader | 6 | Loader |
---|
拡張パーツ
× | Class1 | × | Class1 | × | × | ||||||
× | × | Class1 | × | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 10.55% | 0.91% |
移動時 | 5.3% | 0.46% |
派生車両
射界
射界 | 左18°/右18° |
---|
開発ツリー
155 mm Gun M1A1 (初期/96,500) | ━ | 8-inch Howitzer M1 (21,000/150,000) | ━ | M53/M55 (200,000/3,550,000) |
SCR 510 (初期/1,980) | ━ | SCR 610 (1,480/24,600) | ━ | SCR 619 (9,000/54,000) |
Wright Continental R-975C1 (初期/11,000) | ━ | Wright Continental R-975C4 (1,500/13,900) | ━ | Ford GAA early (5,100/29,000) |
M40 (初期/19,070) | ━ | M43 (16,300/32,000) |
車両に関する変更履歴
v0.8.6 | 車輌Tierを7から8に変更 |
v0.9.7 | 視認範囲を380mから340mに変更 |
v0.9.18 | 車両モデルをHD化 全ての主砲のAP弾を削除 M40サスペンションの移動時・車体旋回時の拡散を10%減少 M43サスペンションの移動時・車体旋回時の拡散を11%減少 155 mm Gun M1A1の精度を0.72から0.65に変更 8-inch Howitzer M1の精度を0.86から0.77に変更 155 mm Gun M1A1の砲旋回時の拡散を26%減少 8-inch Howitzer M1の砲旋回時の拡散を27%減少 155 mm Gun M1A1の装填時間を33秒から31秒に変更 8-inch Howitzer M1の装填時間を48.1秒から46秒に変更 155 mm Gun M1A1の照準時間を6.4秒から4.6秒に変更 8-inch Howitzer M1の照準時間を7.5秒から5.3秒に変更 155 mm Gun M1A1の通常弾の貫通を88mmから39mmに、課金弾の貫通を90mmから39mmに変更 8-inch Howitzer M1の通常弾・課金弾の貫通を102mmから52mmに変更 155 mm Gun M1A1の通常弾・課金弾のダメージを1,250から700に変更 8-inch Howitzer M1の通常弾・課金弾のダメージを1,850から1,050に変更 155 mm Gun M1A1にスタン効果を追加 8-inch Howitzer M1にスタン効果を追加 視認範囲を340mから290mに変更 |
v1.5.0 | 155 mm Gun M1A1の爆発範囲(m)を8/9から7.6/8.6に変更 155 mm Gun M1A1の最小スタン時間を12.65秒から11.5秒に変更 8-inch Howitzer M1の爆発範囲(m)を11.7/12.8から11.1/12.2に変更 8-inch Howitzer M1の最小スタン時間を14秒から12.6秒に変更 |
v1.13.0 | 155 mm Gun M1A1に戦術砲弾(AP)を追加 155 mm Gun M1A1の代替砲弾(HE)の弾速を490m/sから524m/sに変更 155 mm Gun M1A1の代替砲弾(HE)の貫通力を39mmから49mmに変更 155 mm Gun M1A1の標準砲弾(HE)のダメージ値を700HPから600HPに変更 155 mm Gun M1A1の代替砲弾(HE)のダメージ値を700HPから750HPに変更 155 mm Gun M1A1の標準砲弾(HE)の爆発範囲を7.6mから7.2mに変更(記載なし) 155 mm Gun M1A1の代替砲弾(HE)の爆発範囲を8.6mから4mに変更(記載なし) 155 mm Gun M1A1の代替砲弾(HE)の弾薬費を5,200Crから1,320Crに変更(記載なし) 8-inch Howitzer M1に戦術砲弾(AP)を追加 8-inch Howitzer M1の代替砲弾(HE)の弾速を440m/sから471m/sに変更 8-inch Howitzer M1の代替砲弾(HE)の貫通力を52mmから65mmに変更 8-inch Howitzer M1の標準砲弾(HE)のダメージ値を1,050HPから900HPに変更 8-inch Howitzer M1の代替砲弾(HE)のダメージ値を1,050HPから1,100HPに変更 8-inch Howitzer M1の標準砲弾(HE)の爆発範囲を11.1mから10.5mに変更(記載なし) 8-inch Howitzer M1の代替砲弾(HE)の爆発範囲を12.2mから6mに変更(記載なし) 8-inch Howitzer M1の代替砲弾(HE)の弾薬費を8,000Crから2,310Crに変更(記載なし) |
解説
- 概要
Tier8のアメリカ自走砲。
M4A3E8 Shermanの車体をベースにした重自走砲である。
- 火力
射界はM12から微強化され、左右18°ずつと良好。俯角も-5°取れるので詰めてきた敵に対処しやすい。- 155 mm Gun M1A1
M40の史実砲。
M12の最終砲から発射速度が若干劣化するものの、精度・照準時間が若干向上しており、同じ感覚で使っていける。
8-inch Howitzer M1よりも手数・精度重視の性能といったところである。
しかし、Tierが上がった事でダメージ量およびスタン時間がやや物足りない性能になっており、特に至近弾になった場合は目に見えて8-inch Howitzer M1よりも圧力に欠いている。
それでいて単発の割に装填が微妙に長く、プレイヤーによってはもどかしさを感じる事もあるだろう。
現状、手数型の榴弾砲としては中途半端な印象が否めない。 - 8-inch Howitzer M1
M43の史実砲。
火力と爆発範囲に優れた8インチ=203mmの大口径榴弾砲である。
155 mm Gun M1A1から精度・射程・発射速度・照準時間は劣化するものの、単発火力・スタン時間・爆発範囲が大きく強化される。
射程は1,300m強と155mm砲よりやや短いが、あくまで1,000mマップ対角線上の端から端までは届かないと言った程度であり、意識していれば困る事はないだろう。
加えて弾道が僅かに高めになっており、低い障害物なら遮られにくく、さらに敵の天板への命中も期待しやすい。- 通常榴弾
仕様変更で単発は下げられたが引き続きスタン効果を持つ。単発火力は900で純粋なダメージは200~400ほどと控えめだが、スタンアシストが狙えるためこの弾種がメインとなる。 - 高威力榴弾
ダメージは1100と貫通すれば同格以下の紙装甲駆逐をワンパンするだけの火力がある。
スタンはないものの純粋なダメージは300~500ほどに引き上げられる。スタンアシストが見込めない時、紙装甲戦車を撃つ時に使っていきたい。
ただし爆発範囲は6mと激減しており、少しでも目標を逸れると途端にダメージが入らなくなるため、快速で動き回る戦車には不向き。弾道も少し低めになるのに注意。 - AP
貫徹力は272mmと十分にあるが威力は600と控えめ。榴弾でないため、弾かれたり履帯に吸われたりしたら全く意味がないというリスクがつきまとう。アメリカ自走砲の悪い精度と合わせて使用頻度は少ないが、試合終盤自走砲狩りに来た敵に一泡吹かせることが出来るだろう。
また、弾道は極めて低くちょっとした起伏で撃てなくなる。しかし、それを利用して渡り廊下や橋下の敵を撃てることもある。
- 通常榴弾
- 155 mm Gun M1A1
- 装甲
M4A3E8 Shermanの車体をベースにしてるとはいえ、減厚されているので大半が13mmしかない紙装甲。
一応車体下部の丸い部分だけは108mmあり、そこならばHEの貫通を防ぐ事もある。
なお、Tier8自走砲の中ではHPが低く、単発火力390の主砲でも少しでも上振れすれば昇天する為、被弾覚悟で直射をする際は気を付けよう。
- 機動力
他国の同格重自走砲と比べるとまずまずの性能。
最高速度が38km/hと物足りないが、車体旋回性能は実はアメリカ自走砲の中でも屈指。
出力比は十分なため、野戦改修で最高速度を上げていきたい。
- 開発
エンジンと無線機はすべて前身のM12から引き継げ、初期履帯でも換装できる。
拡張パーツはガンレイといった100kgのパーツなら最終エンジン&初期履帯でも一つだけ積めるが、装填棒は改良履帯が必須。
ちなみに初期エンジン&中間以外の無線&拡張パーツなしなら初期履帯で8-inch Howitzer M1をぎりぎり搭載できる。フリー経験値で一気に8-inch砲を開発する場合には選択肢として有効。
- 総論
高い火力、広い射界、そして陣地転換に困らない程度の機動力を併せ持つ自走砲である。
この扱いやすさからTier8自走砲の中でも頻繁に見かけるだろう。
ただし、アメリカ自走砲特有の劣悪な精度は健在で思わぬところですっぽ抜けることもある。
史実
1943年12月、翌年に実施される連合軍のヨーロッパ侵攻作戦では、機甲師団の支援用に中口径自走砲を投入することが決定された。
当時、アメリカ陸軍にはM12 155mm自走加農砲があったが、主砲が第1次世界大戦型の旧式野砲で、車台もM3中戦車がベースで全体的に旧式化しており、台数もわずかであった。
そこで、当時の主力戦車であったM4中戦車の車台をベースに、新型の45口径155mm加農砲M2を搭載する自走砲が開発されることになった。
T83の開発番号が与えられ、1944年3月から開発が始められた同自走砲のベースとなったのは、水平渦巻スプリング・サスペンション(HVSS)と幅58.4cmの広幅履帯から成る足周りを持つM4中戦車後期型であるが、大口径砲を搭載するために車体幅は57cmも広げられ、エンジンも車体中央部に移されており、それまでの自走砲とは違って戦車の車台をベースにしたというより、同一コンポーネントを用いて整備上の共用性を図った全くの新規開発の車体であるというべきものだった。
M4中戦車ベースのため、M3中戦車ベースのM12自走加農砲に比べて装甲が厚くなっており、重量が10t近く増加しているが、155mm砲弾の携行数はM12自走加農砲が10発だったのに対し、T83自走加農砲では20発に倍増している。
主砲の155mm加農砲M2は、M12自走加農砲に搭載された第1次世界大戦以来の155mm加農砲M1918M1を更新するため1938年に開発された新鋭野砲で、通称「ロング・トム」(Long Tom)と呼ばれる。
重量43.4kgの榴弾を用いて、最大射程は23.5kmに達する。
牽引式の同砲は第2次世界大戦後、日本の陸上自衛隊にも供与されて長く使用された。
T83自走加農砲の最初の試作車は1944年7月に完成し、アバディーン兵器試験場で運行並びに射撃試験が実施された。
試験の結果は好評で、若干の内部配置の変更を経て、アメリカ陸軍より翌45年1月にプレスド・スティール・カー社に対し、304両の先行生産が発注された。
この時、同数の弾薬運搬車(T30)も発注されている。
そして、同年3月に「155mm Gun Motor Carriage M40」(M40 155mm自走加農砲)として制式採用されると、発注数は600両まで追加された。
結局、第2次世界大戦が終了したこともあり同自走砲の調達は1945年末をもって中断されたが、それまでに480両が生産されてアメリカ陸軍に引き渡された。
この内、大戦終了時までに完成したのは311両である。
また、M40 155mm自走加農砲と全く同じ車台に、25口径8インチ(203mm)榴弾砲M1を搭載した自走砲も開発・生産されている。
開発番号T89を与えられた同自走砲は、T83自走加農砲のアバディーン兵器試験場における試験を契機に、155mm加農砲M2に代えて8インチ榴弾砲M1を搭載することが提案されたもので、1945年1月に試作車が完成後、アバディーンで試験が実施されている。
主砲の8インチ榴弾砲M1は1935年に開発されたもので毎分3発の発射速度を持ち、重量90kgの榴弾を16.8kmまで飛ばすことができた。
試験結果が満足すべきものだったことから、T89自走榴弾砲もプレスド・スティール・カー社に対し、制式採用以前の段階で576両もの生産発注が行われたが、これも戦争の終了に伴いキャンセルされたため完成したのは48両であった。
「8" Howitzer Motor Carriage M43」(M43 8インチ自走榴弾砲)として制式採用されたのは、1945年8月になってからである。
M40、M43の両自走砲とも、制式採用以前のT83、T89の段階であった1945年2月に、第991野戦重砲兵大隊にM12自走加農砲と共に装備され、ヨーロッパ戦線で初陣を飾っている。
以後、両自走砲とも1950年6月に勃発した朝鮮戦争に投入された他、M40自走加農砲はNATO同盟国にも供与され、1960年代前半まで使用された。
<M40 155mm自走加農砲>
全長: 9.068m
車体長: 6.655m
全幅: 3.15m
全高: 3.302m
全備重量: 36.742t
乗員: 8名
エンジン: コンティネンタルR-975-C4 4ストローク星型9気筒空冷ガソリン
最大出力: 460hp/2,400rpm
最大速度: 38.62km/h
航続距離: 161km
武装: 45口径155mm加農砲M2×1 (20発)
装甲厚: 12.7~107.95mm
<M43 8インチ(203mm)自走榴弾砲>
全長: 6.274m
全幅: 3.15m
全高: 3.302m
全備重量: 36.288t
乗員: 8名
エンジン: コンティネンタルR-975-C4 4ストローク星型9気筒空冷ガソリン
最大出力: 460hp/2,400rpm
最大速度: 38.62km/h
航続距離: 161km
武装: 25口径8インチ榴弾砲M1×1 (16発)
装甲厚: 12.7~107.95mm
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