Tier10 ソ連 重戦車 (略称:Obj. 705A / 日本語表記:オブイェークト 705A)
長砲身・大口径の152 mm M-51が怪物的な力強さを放っている。
Object 705から砲塔の形状がやや改良され、砲塔後部に外付けの機銃が装備された。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 2,450 |
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車体装甲厚(mm) | 175/100/60 |
最高速度(前/後)(km/h) | 40/15 |
重量(t) | 100 |
実用出力重量比(hp/t) | 15 |
本体価格(Cr) | 6,100,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
ロール | 攻撃的重戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
152 mm M-51 | 3.31 | AP HEAT HE | 256 317 90 | 650 650 840 | 2,155 | 0.44 | 2.8 | 900 900 900 | 30 | 1,610 6,000 1,190 | 4,370 | -5°/+20° |
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砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Object 705A | 330/150/120 | 28 | 390 | 18,000 |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
DM-45 | 1,500 | 15 | 2,500 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Object 705A | 105 | 24 | 15,000 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
10RK-26 | 720 | 160 |
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乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
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拡張パーツ
Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
× | × | Class1 | Class1 | Superheavy |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 6.16% | 0.83% |
移動時 | 3.08% | 0.42% |
派生車両
派生元 | Object 705(HT/162,300) |
---|---|
派生先 | なし |
開発ツリー
152 mm M-51 (初期/330,000) | |
Object 705A (初期/66,000) | |
10RK-26 (初期/51,600) | |
DM-45 (初期/132,000) | |
Object 705A (初期/82,500) |
車両に関する変更履歴
v0.9.22 | 新規実装 |
解説(v0.9.22)
- 火力
- 152 mm M-51
単発火力は650と高く、ターン制での撃ち合いで真価を発揮する。弱点を狙えれば着実に大火力を送り込めるため、砲塔装甲で防ぎつつしっかり絞って撃つことが大切になる。
一方で精度は0.44と前身の130mm砲から据え置きの劣悪さであり、弱点狙撃が難しくなっている。貫通力はAP弾は良好な部類だが、HEAT弾は317mmと頼りなく、精度と相まって確実に貫通させることが難しい。
狭い俯角にもこれまで通り注意しつつ射撃する必要がある。 - 体当たり
前進速度、装甲、重量が揃っているため体当たりの威力は高い。搭乗員パークの衝突の制御があると便利である。
ただし車体旋回が遅いので、相手が動いていると不発になりやすい。状況を見て使おう。
- 152 mm M-51
- 装甲
Object 705から車体・砲塔ともに装甲厚が増し、IS-7と互角の防御力を手にした。
後部砲塔であるため市街地での豚飯が可能。ただし履帯裏は100mmと大して厚くはなく、甘い角度は付けにくい。理想は車体全てを隠したハルダウンである。- 砲塔
最大330mm傾斜となっており極めて強固。前身に比べ正面の傾斜が減ったが、装甲厚が増し防御力は向上している。IS-7に同じくハルダウンは鉄壁に近い。
キューポラも見えにくい上に硬いため狙う価値はない。 - 車体
正面上部はAPで295mm相当、HEATで330mm相当。通常弾はシャットアウトしてくれるが、貫通力の高い課金弾や撃ち下ろしによって貫通されることがある。角度を加えるか、完全に障害物で隠すなどして対処したい。
正面下部は250mm相当の弱点であり、撃ち合いの際は必ず隠そう。
切り欠き状の傾斜部があるが150mmと厚く、車体下部を隠す豚飯を行っても弱点にはならない。
車体側面上部は30mmの空間装甲と傾斜装甲がありかなり硬い。一方下部は履帯があるとはいえ100mmの垂直装甲なので、角度を付け過ぎると貫通される。
- 砲塔
- 機動性
1,500馬力のエンジンを搭載しており、車重が100トンあるとは思えない機動力を見せる。IS-7程の速度は出ないが、陣地移動も概ね快適。
ただし旋回速度は超重戦車らしく非常に鈍いため、開けた場所での旋回戦などに持ち込まれないように注意。超信地旋回もできない。
- 総論
厚い装甲に高い単発、十分な機動性を備え、これらの性能に重戦車として不満はない。特に砲塔の硬さは全車輌中でもトップクラスであり、鉄壁といって差し支えない。ただし後部砲塔・狭俯角故の取り回しの独特さや、モジュール損傷率の高さなどの細かい欠点があり、見た目の印象とは裏腹にやや繊細な車輌である。
全体的に防衛に向いた特性をしており、障害物を挟んだ撃ち合いでは高単発と重装甲が活きるが、攻勢時には砲精度の悪さや砲塔位置などが足を引っ張り後れを取りやすい。
60TP Lewandowskiegoと比べると装甲、発射速度、照準時間、照準拡散では勝っているもののHP、単発火力、DPM、精度、俯角で劣っており、汎用性という点においては見劣りする。
史実
Object 705A(オブイェークト スィムソートゥ ピャーチ アー)は、
Object 705に火力・装甲強化を図った100トン級の超重戦車の計画案である。
大戦末期~戦後初期にかけて、Object 260がIS-7へと洗練されていったように、同時期にチェリャビンスク設計局で計画されていたObject 705も怪物的な戦車へと昇華されていった。
しかし、とうのIS-7が大重量ゆえのエンジン火災や脆弱な足回りなどの問題で不採用となり、それ以上の重量を有するObject 705Aは設計段階を出る事はなかった。
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