Tier2 ドイツ 軽戦車 / 略称:Pz. I / 日本語表記: I号戦車
↑ Pz.Kpfw. I Breda + 2 cm Breda (i)
改良砲塔はスペイン内戦時の改造タイプとなる。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 305⇒320 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 13/13/13 |
最高速度(前/後)(km/h) | 40/15 |
重量(初期/最終)(t) | 5.59/5.87 |
実用出力重量比(hp/t) | 17.04 |
本体価格(Cr) | 3,600 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
武装
名称 | 連射弾数/間隔(s) | 弾倉交換時間(s) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | 弾倉合計攻撃力 | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 弾倉/総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
2 cm Kw.K. 30 | 2/0.21 | 4.3 ⇒3.9 | AP APCR | 23 46 | 11 11 | 110 | 0.59 | 1.7 | 780 975 | 10/480 | 3 400 | 70 | -10°/+20° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2 cm Kw.K. 38 | 2/0.13 | 4.3 ⇒3.9 | AP APCR | 23 46 | 11 11 | 110 | 0.57 | 1.6 | 780 975 | 10/480 | 3 400 | 70 | |
2 cm Breda (i) | 3/0.25 | 3.7 ⇒3.3 | AP APCR | 30 47 | 11 11 | 132 | 0.53 ⇒0.51 | 1.6 ⇒1.5 | 830 1,038 | 12/552 | 3 400 | 70 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
L.K.A. 2 | 14/13/13 | 24 | 310 | 600 |
---|---|---|---|---|
Pz.Kpfw. I Breda | 14/13/13 | 24 | 320 | 600 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Krupp M305 | 60 | 20 | 220 |
---|---|---|---|
Maybach HL 38 TR | 100 | 20 | 500 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Pz.Kpfw. I Ausf. A | 5.8 | 36 | 2,000 |
---|---|---|---|
Pz.Kpfw. I Ausf. B | 8 | 38 | 2,000 |
無線
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
FuG 5 | 310 | 50 |
---|
乗員
1 | Commander(Gunner/Radio Operator/Loader) | 2 | Driver |
---|
拡張パーツ
Class3 | × | × | × | × | Class3 | ||||||
× | × | × | Class3 | × |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 16.64%⇒16.16% | 3.85% |
移動時 | 12.48%⇒12.12% | 2.88% |
開発ツリー
2 cm Kw.K. 30 (初期/1,910) | ┳ ┃ | 2 cm Kw.K. 38 (35/1,920) |
┃ ┗ | 2 cm Breda (i) (35/1,970) | |
Verbesserter Turm (初期/310) | ━ | Pz.Kpfw. I Breda (320/1,580) |
FuG 5 (初期/630) | ||
Krupp M305 (初期/290) | ━ | Maybach HL 38 TR (80/700) |
Pz.Kpfw. I Ausf. A (初期/300) | ━ | Pz.Kpfw. I Ausf. B (100/600) |
車両に関する変更履歴
v0.9.14 | 一部モジュールの削除 |
v0.9.18 | HDモデル化 |
v1.9.0 | 2 cm Breda (i)の総弾数を240発から552発に変更 2 cm Kw.K. 30の総弾数を240発から480発に変更 2 cm Kw.K. 38の総弾数を240発から480発に変更 修理費用を50%ダウン 収益性を16%ダウン L.K.A. 2砲塔時のHPを145から305に変更 Pz.Kpfw. I Breda砲塔時のHPを160から320に変更 コレクション車輌に移行 |
解説
- 概要
v0.8.4で追加されたTier2のドイツ軽戦車。(コレクション車輌)
第一次大戦後のドイツが初めて量産した、生産技術習得および訓練用の戦車である。
常時Tierトップになる特殊なマッチング優遇があり、Tier3戦車とはマッチングしない。通常のTier2戦車と小隊を組んだ場合、優遇が無効化されるので注意。
- 火力
俯角は-10°と優秀。- 2 cm Kw.K. 30/2 cm Kw.K. 38
Tier1のLeichttraktor以下の性能なので早急に換装したい。 - 2 cm Breda (i)
1セット12発の機関砲。
単発火力11×3連射を4回に分けて射撃でき、全弾貫通時の弾倉合計攻撃力は132となる。
Leichttraktorの2 cm Bredaから弾倉交換時間・照準時間が雀の涙レベルに強化されているが、ほぼ同じ性能である。
Tier1相当の機関砲のままTier2戦車と確実に対面するため、貫通力の厳しさが目立つ。Tier2フランス軽戦車群、T-60、T-45、Pz. II、M2 Lightといった同格の重装甲戦車を正面から相手取るのは非常に厳しい。格下でもRenault Otsuの正面は分が悪い。
基本的に敵の側背面を突いたり、重装甲の目標は他の味方に任せて軽装甲の敵を優先的に狙うのが良いだろう。
軽装甲車相手なら、至近距離で叩き込めばそこそこダメージを与えられる為、常に撃たれない立ち回りを意識しつつ近接戦闘の機会を狙っていこう。
- 2 cm Kw.K. 30/2 cm Kw.K. 38
- 装甲
Leichttraktorからほぼ据え置きの紙装甲。相対する敵戦車の砲弾は、すべて貫通するものと考えて間違いない。
障害物や地形などを利用、あるいは小刻みな動きで極力被弾しないようにしよう。
- 機動性
Leichttraktorから最高速度・出力重量比はやや改善されたが、Tier2軽戦車としては平凡。
旋回は良好であり、機関砲を活かしたドッグファイトも苦にならない。
- その他
視認範囲は320mと良好であり、隠蔽も十分。
- 総論
特殊なマッチング優遇を強みとする軽戦車である。
装甲・貫通力が低く、同格のTier2戦車はもちろん格下のTier1戦車であっても正面からの安易な撃ち合いは禁物。
他の戦車以上に「どの相手のどの部位なら撃ち抜く事ができるか」「相手の主砲が誰を狙っているのか」を考えて行動する必要があり、これ自体は中・高Tierにも通ずる重要な考え方だ。苦しさはあるだろうが、ここでしっかりと基礎を学んでおくと後々役立つ事だろう。
なお、数少ない長所は視界・隠蔽を活かした偵察性能なのだが、悲しいかなこのTierでマッチングする戦場は、殆ど偵察の必要のない狭いマップばかりである。
史実
ヴェルサイユ条約によって戦車の開発を禁じられていたドイツだがLeichttraktorといった試作車を制作し、ソ連の実験場でテストを行った。
しかし、どれも制式採用には至らなかった。
1932年、開発の参考用として当時、戦車先進国であったイギリスのヴィッカース=アームストロング社より、同社製軽戦車の足回りを持つ、トラクター車台3輌が輸入された。
開発は秘匿のため「農業用トラクター(Landwirtschaftlicher Schlepper, 略号:LaS)」の偽装名称で始まった。
これは今までの欠点を踏まえた新型戦車で、ラインメタル社やクルップ社の五社に試作車を発注。
先のイギリス製輸入車両の設計に影響を色濃く受け継いだクルップ社の試作車が軍のお眼鏡に叶い、軍は更なる改良をクルップ社に命令した。その仕様は以下の通り。
農業用トラクター(LaS)の要求仕様
・全周型(360度回転)の砲塔に、二挺の機関銃を備え付けること。
・機関銃の弾丸を弾き返す装甲を備えること。
・全重量は5トンを超えないこと。
この仕様に応えるべく、クルップ社はLaSにさらに改良を重ね、翌年の1933年には改良型の1A LaS Kruppが完成する。
1934年、上部車体のない訓練用車輌が生産開始。同年7月からは戦闘室・砲塔を持つ戦車型の生産が開始された。
これらは当初、MGパンツァーワーゲン(機関銃戦車)と呼ばれたが、再軍備宣言後の1936年4月には、Sd.Kfz.101の特殊車輌番号と共に、Panzerkampfwagen I Ausf A(I 号戦車A型)の制式名称が与えられた。
I 号戦車は本来、訓練と戦車生産技術の習得を目的としたもので、すぐにPz.Kpfw. IIの開発が行われた。
機銃しか武装がなく並の戦車や対戦車砲に対抗できなかったが、I 号戦車はドイツ軍の戦車不足を補うためにオーストリア合併やスペイン内戦といったナチス初期の主な軍事行動には全て投入された。
第二次大戦開戦時、ドイツ戦車部隊の半数がI 号戦車で占められており緒戦のポーランド侵攻、フランスの戦いだけでなく、独ソ戦、北アフリカ戦線などあらゆる戦場で非力ながらも使用された。
Pz.Kpfw. IIIやPz.Kpfw. IVが補充されると、ようやく本来の用途である訓練や後方警備に回されるようになった。
また、エンジンを変更し車体を延長したB型(ゲームに登場するのはこのB型である)に続き、全く異なる設計の偵察型戦車であるC型も生産されている。
その他、Sturmpanzer I BisonやPanzerjäger Iなどの制式化された改造車両のほか、スペイン内戦においてT-26やBT-5に対抗するため、砲塔を大型化し(これがゲーム中の改良砲塔)2 cm Breda機関砲を搭載した車両など、現地改造の車両も数多く誕生している。
また、中華民国へ輸出された車両の内、4両が日本軍に捕獲された。
「クルップ軽戦車」及び「独国一号戦車」の名称で陸軍技術本部に送られ試験に供された後、ソ連戦車として靖国神社で展示されたり、陸軍で運用された記録があるという。
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