Tier8 ドイツ 重戦車 / 略称: VK 45.02 A
↑ VK 45.02 (P) Ausf. A + 8,8 cm Kw.K. 36 L/56
初期状態。
↑ VK 45.02 (P) Ausf. A Schwerer Turm + 10,5 cm Kw.K. L/52
最終状態。Tiger IIに似ているが、砲塔がかなり前寄り。見る人によっては違和感を覚える外見。
スペック(v1.22.0)
車体
耐久値 | 1,500⇒1,600 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 150/80/80 |
最高速度(前/後)(km/h) | 38/16 |
重量(初期/最終)(t) | 53.57/57 |
実用出力重量比(hp/t) | 14.74 |
本体価格(Cr) | 2,435,000 |
修理費(Cr) | 12,434~ |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 万能型重戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
8,8 cm Kw.K. 36 L/56 | 9.23 | AP APCR HE | 145 194 44 | 220 220 270 | 2,031 | 0.38 | 2.3 | 773 966 773 | 92 | 252 3,200 252 | 2,050 | -8°/+15° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8,8 cm Kw.K. 43 L/71 | 7.32 ⇒7.79 | AP APCR HE | 203 237 44 | 240 240 295 | 1,756 ⇒1,870 | 0.34 | 2.9 | 1,000 1,250 1,000 | 72 | 252 4,400 252 | 2,562 | |
10,5 cm Kw.K. L/52 | 5.5 ⇒6.74 | AP APCR HE | 200 244 60 | 320 320 420 | 1,761 ⇒2,157 | 0.35 | 2 | 950 1,188 950 | 42 | 1,030 4,800 650 | 3,000 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
VK 45.02 (P) Ausf. A | 100/80/80 | 30 | 380 | 11,200 |
---|---|---|---|---|
VK 45.02 (P) Ausf. A Schwerer Turm | 255/120/80 | 25 | 390 | 13,550 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
2x Porsche Typ 100/1 | 600 | 20 | 670 |
---|---|---|---|
2x Porsche Typ 100/3 | 670 | 20 | 720 |
Porsche Deutz Typ 180/2 | 840 | 15 | 720 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
VK 45.02 (P) Ausf. A | 54.18 | 25 | 7,600 |
---|---|---|---|
VK 45.02 (P) Ausf. A verstärkteketten | 59.2 | 28 | 7,600 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
FuG 7 | 415 | 70 |
---|---|---|
FuG 12 | 710 | 150 |
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
× | × | Class1 | Class1 | Heavy |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 4.56%⇒4.12% | 0.86% |
移動時 | 2.28%⇒2.06% | 0.43% |
派生車両
派生元 | Tiger (P)(HT/90,000) |
---|---|
派生先 | VK 45.02 (P) Ausf. B(HT/168,720) |
開発ツリー
8,8 cm Kw.K. 36 L/56 (初期/66,000) | ━ | 8,8 cm Kw.K. 43 L/71 (16,500/112,180) | ━ | 10,5 cm Kw.K. L/52 (16,800/116,490) |
VK 45.02 (P) Ausf. A (初期/18,500) | ━ | VK 45.02 (P) Ausf. A Schwerer Turm (15,520/33,550) | ━ | VK 45.02 (P) Ausf. B (168,720/3,598,000) |
FuG 7 (初期/8,160) | ━ | FuG 12 (7,200/43,200) | ||
2x Porsche Typ 100/1 (初期/29,900) | ━ | 2x Porsche Typ 100/3 (12,000/39,850) | ━ | Porsche Deutz Typ 180/2 (31,000/45,300) |
VK 45.02 (P) Ausf. A (初期/16,550) | ━ | VK 45.02 (P) Ausf. A verstärkteketten (14,650/33,400) |
車両に関する変更履歴
v0.9.15 | 8,8 cm Kw.K. 36 L/56のAP弾の貫通力を132mmから145mmに変更 |
v0.9.17.1 | HDモデル化 車体正面装甲を120mmから150mmに変更 8,8 cm Kw.K. 36 L/56のAPCR弾の貫通力を171mmから194mmに変更 俯仰角を-6°/+17°から-8°/+15°に変更 |
v1.22.0 | VK 45.02 (P) Ausf. Aサスペンションを搭載した際の移動および車体旋回に伴う散布界の拡大を9%軽減 VK 45.02 (P) Ausf. A verstärktekettenサスペンションを搭載した際の移動および車体旋回に伴う散布界の拡大を10%軽減 VK 45.02 (P) Ausf. A Schwerer Turm砲塔に10,5 cm Kw.K. L/52砲を搭載した際の散布界を0.37 mから0.35 mに縮小 VK 45.02 (P) Ausf. A Schwerer Turm砲塔に10,5 cm Kw.K. L/52砲を搭載した際の装填時間を10.1秒から8.9秒に短縮 VK 45.02 (P) Ausf. A Schwerer Turm砲塔に10,5 cm Kw.K. L/52砲を搭載した際の照準時間を2.3秒から2秒に短縮 VK 45.02 (P) Ausf. A砲塔を搭載した際の車輌HPを1,470ポイントから1,500ポイントに上昇 VK 45.02 (P) Ausf. A Schwerer Turm砲塔を搭載した際の車輌HPを1,570ポイントから1,600ポイントに上昇 砲塔装甲を強化 車体に新たな装甲部分を追加 |
解説
- 概要
v0.6.6で追加されたTier8のドイツ重戦車。
Tiger Iの後継車両としてポルシェ社が提案した計画案の一つである。
特徴的な形状の車体や全体が剥き出しの履帯、車体前方に配置された巨大な砲塔等、個性的な外観を持つ。
- 火力
砲塔配置が前身と変わらず前方寄りであり、飛び出し撃ちやハルダウンがしやすい点はスペックに現れない長所だろう。なお俯角は-8°まで取ることができ、地形対応力はそれなり。- 8,8 cm Kw.K. 36 L/56
購入状態の初期砲であるが、普通は中間砲のL/71をTiger (P)で開発済みであると思われるためまず使用しない。Tier6相当の装備なのでこの砲で出撃してはいけない。 - 8,8 cm Kw.K. 43 L/71
Tiger (P)で長らく使用した砲だが、このTierとなるとさすがに単発火力が物足りなくなる。また精度こそ良好だが、照準速度は下記の10,5cm砲よりも遅く、金弾貫通力の伸びも悪いため総合的な火力はイマイチである。
開発中の繋ぎとしては使えるが、主砲開発後は10,5cm砲に載せ替えた方が無難だろう。 - 10,5 cm Kw.K. L/52
VK 100.01 (P)の初期砲と互換性がある本車輌の最終砲。
精度、照準時間、照準拡散は良好。単発は320と平均的だが、DPMは改良砲塔で2,100オーバーとかなり高く、M-III-Yと同じく単発とDPMを両立している。
欠点としては、貫通力が200mm/244mmとTier8重戦車の中でもかなり低い(一部の同格中戦車を下回ってしまっている)。課金弾に頼らざるを得ない場面もしばしばあるだろう。
- 8,8 cm Kw.K. 36 L/56
- 装甲
装甲はTiger IIよりもやや厚く、後述の機動力を考慮すればかなり優秀である。- 車体
Tiger (P)と比べて単純な装甲厚は減少(150mm)したが、傾斜でカバーする形になった。実質的な防御力は220mm前後(HEATで250mm前後)とTier8HTとしては平均的。
車体正面下部は120mm+40度(≒186mm)で同TierのTiger IIよりも硬くエンジン判定が無い。ただし弾薬庫判定があるので抜かれると危険な事に変わりはない。
側面装甲は80mmとこのTier帯としては普通程度だが、Tiger (P)で問題だった切り欠きはなくなっているため昼飯の角度は取りやすくなった。ただし砲塔位置が前寄りなので豚飯にはあまり向いていない。
車体の履帯上傾斜部は20mmときわめて薄い。榴弾の爆風はおろか徹甲弾がやすやすと貫通してしまう上、履帯も同時に切られる危険性がある重大な弱点である。あまり知られているとは言えないのが救いか。 - 砲塔
- 初期砲塔
曲面装甲で一見硬そうだが正面でもわずか100mmと非常に薄く、Tier6にも簡単に抜かれてしまう。
- 改良砲塔
正面255mm、側面120mmに大幅強化され、同格の貫通力の低い課金弾までなら正面から弾くことができるようになった。
キューポラは120mm円筒だが、上半分に限ればきつい傾斜が掛かっており弱点ではない。
ただし天板は40mmのままなので、HEATや口径122mm以上のAP系に対しては弱点となっている。
俯角は-8°取れるため、ハルダウンは有効。天板を隠すために角度を付けるとより良い。
- 初期砲塔
- 車体
- 機動性
E 75 TSと並び、ドイツ戦中重戦車としては最高の機動力を誇る。
最高速度こそ平均的だが、加速性と旋回性は重戦車としてはかなり良好であり、機動力に関しての不満は一切感じないだろう。
- 開発
最終砲10,5 cm Kw.K. L/52はVK 100.01 (P)の初期砲なので、前身でそちらを研究しておくと自動で開発済みとなる。
10,5cm砲は初期砲塔にも搭載可能であり、火力面の心配はあまりない。
本車輌はとにかく機動力が要なので、エンジンは優先して開発・搭載したい。搭載するエンジンは全てFerdinandと共通なので、(あちらは主砲開発が大変にはなるが)向こうで開発するのも一つの手段である。
- 総論
個性的なデザインとドイツ戦車らしからぬスペックに目を奪われがちだが、実際には柔軟な運用が可能な扱いやすい重戦車となっている。
機動性の割に装甲が厚く、格下に対しては装甲で、格上に対しては機動性で優位を作ることができる。
貫通力が不足しているため、重装甲車輌との睨み合いは苦手。中戦車に近い運用・重戦車らしい振る舞いの両方が可能なので、戦況を見て動き、着実にダメージを与えていくことが出来れば、チームの勝利に貢献できるだろう。
史実
(ティーガー2の車体に搭載されたVK4502(P)の砲塔。Bovington戦車博物館にて。)
後のPz.Kpfw. VI Tigerがまだ開発中の頃、ポルシェ社は現在開発中の戦車(VK4501(P))よりもさらに強力な戦車を提案し、VK4502(P)(またはVK4501(P2))として開発が許可された。社内での開発コードは「タイプ180/181」である。
武装はティーガーの8,8cm砲よりもさらに強力な8,8cm Kw.K. 43 L/71を搭載し、また装甲も最大で正面150mm、側面で80mmとさらに厚くなっているうえ、車体はT-34の影響を受けた傾斜装甲を採用し、砲塔は曲面を組み合わせたものとなっていた。
変速・操行にはVK 30.01 (P)からの伝統である電気モーターを採用し、全体のレイアウトには砲塔を前に置くものと後ろに置くものの2種類が存在した。本車は砲塔を前方に置いたモデルである。
しかし砲塔はともかく車体がエンジンやサスペンションの問題からなかなか完成せず、さらに結局ヘンシェル社の案がティーガーとして採用されたため、後継戦車についても信頼性などの点からヘンシェル社の設計したVK4503(H)がPz.Kpfw. Tiger IIとして採用されることとなり、本車の開発は中止された。しかし例によって政治力から採用を期待したポルシェ社によって既にクルップ社製の砲塔が50基完成していたため、これらはティーガー2に搭載された。
参考資料
「ドイツ計画戦車」『グランドパワー 2010年8月号』
『PANZER TRACTS No.20-1:Paper Panzers』
上記雑誌記事のベースとなった英語本。
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- こいつは俯角がなぁ・・・ 俯角がKTと同じ7゜あったらよかったんだが -- 2014-06-25 (水) 07:28:20
- 車高が高いくせに俯角が足りないせいで「くそ、うてねえ!」って状況が頻繁に起きるよな… 足が速くてよく丘を登ったりするからなおさらそう感じる -- 2014-06-27 (金) 02:13:37
- 砲塔が前寄りで側面が傾斜していて、後進が早いから、市街戦での尻向け豚飯がほんと強い ただし、少しでも角度甘くするとペネ175にも抜かれる。15度ぐらいて豚飯するのがおすすめです -- 2014-07-11 (金) 18:51:14
- こいつでケツ飯すると虎Pの切り欠きっぽい部分の下側に20mm部分があるのがちょっと不安。 -- 2014-07-11 (金) 19:33:00
- 9.17.1で性能変更があったのでコメ欄開放しました -- 2017-03-06 (月) 04:45:27
- 貫通200mm以上の砲も結構弾くようになって生き残りやすくなったのに加え、俯角buffで射撃機会が増えたことで結果として与ダメも伸びやすくなった感じだね。装甲厚と俯角が虎Ⅱと同等になって、貫通の虎Ⅱ対足回りのVKAで棲み分けできそう……ではあるけどすぐお隣の枝とソ連の課金に固いのが来ちゃったので、金弾多めならなんとかという感じかな。砲性能まで虎Ⅱと同等にしたら虎Ⅱがいらない子になっちゃうけれど、buffのタイミングが悪すぎてかわいそうに。 -- 2017-03-06 (月) 21:35:02
- ソ連の新課金戦車とよく遭遇するおかげでBuff後も厳しい感じなのは変わらずだねぇ。どうせなら砲塔正面もBuffしてほしい。 -- 2017-03-10 (金) 06:58:01
- mle.49やT26E5の実装や、他重戦車の装甲バフでこいつは昔より辛くなってるまである -- 2017-03-10 (金) 12:52:42
- それでも装甲が虎Ⅱと互角になったのは大きいと思うよ。buff前よりも明らかに弾くようになったし、以前のイメージで薄いと思って適当に車体を撃って弾かれる奴がかなりいる。後は、金弾だけでもいいので貫通を上げてくれればいいんだが。 -- 2017-03-16 (木) 01:34:55
- 車体上部は虎Ⅱより傾斜が5度位強いみたいだから虎Ⅱよりも防御あるっぽい(tanks.ggで確認 -- 2017-03-21 (火) 15:09:10
- ひょっとするとtier8ドイツ重戦車で一番柔らかいのがこいつから虎Ⅱになったような気が・・・ -- 2017-03-22 (水) 00:18:35
- 8,8㎝ KwK L/100が積めればなぁ・・・ -- 2017-03-10 (金) 14:26:01
- 解説の「この砲で出撃してはいけない」って、声出して笑った -- 2017-03-20 (月) 21:43:33
- この砲でくるったように榴弾撃ってるアホを見たら笑えなくなるよ・・・ -- 2017-03-21 (火) 15:21:17
- ヤクパンでピッタリくっついたら披ダメ0で倒しきれてしまった... -- 2017-04-07 (金) 04:23:09
- 恐ろしい事に、実際居るんだよな。 この砲で出撃してる奴。 虎でL71開発できるのに何故・・・ -- 2017-04-07 (金) 08:08:38
- 前はなんかパッとしなくて扱いづらいから放置してたけど今回のアプデでアホみたいに使いやすくなった気がする。 -- 2017-04-14 (金) 06:09:29
- アプデ前がひどすぎたんや・・・。 -- 2017-04-14 (金) 06:13:04
- 本当はもうちょっとでいいから貫通とエンジン出力ほしいけど、アプデ前がひどすぎたせいでいまでも十分幸せ -- 2017-04-28 (金) 22:06:35
- 何も考えずにAP撃ってたら全く抜けなくて?って感じだったんだが9.18でかなり硬くなってたんね...ドイツ重ルートも苦行がほぼなくなってしまったなぁ... -- 2017-05-21 (日) 17:44:07
- TigerⅡは砲塔の天板が50mmに増圧されたのに、コイツはまだ40mmのままなのか……貫通力の低さも相まって今の課金重戦車があふれた戦場で真っ向勝負は本当に無理だね… -- 2023-12-07 (木) 21:32:20
- 強みと言える部分が存在して、それを生かせるだけ同格通常の中ではマシな方ではあると思うけどね。真っ向勝負に関しては……元からそういう戦車じゃないしな…… -- 2023-12-08 (金) 00:01:43