Tier 8 フランス 軽戦車 AMX 13 90/日本語表記:AMX社製13t級戦車90mm
フランスのTier8軽戦車。
AMX 13 75に90mm砲を搭載した火力強化型である。新たなエンジンや改善された仰角のおかげで前身よりストレスフリーに戦える・・・と思いきやそうでもない。
特に自動装填砲の装填時間が長く、再装填時の大きな隙をいかに上手くカバーできるかプレイヤーの腕が試される車両である。
↑PBR化以前
直近90日の平均勝率:49.36%(2023年8月30日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
基本性能(v8.6.0)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 (クレジット) |
AMX 13 90 | VIII | フランス | 軽戦車 | 1250 | 40/20/15 | 64/23 | 14.09 | 2,370,000 |
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武装
自動装填砲
Tier | 名称 | 連射弾数/間隔(s) | 弾倉装填速度(s) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | 弾倉合計攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 弾倉/総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
VI | 75 mm SA50 | 1/2.00 | 11.0 | AP APCR HE | 144 202 38 | 160 135 175 | 480 405 525 | 1920 1620 2100 | 0.36 | 1.9 | 3/48 | 100 2800 7 98 | 1,740 | +13° -6° | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VII | 90 mm F3 | 1/2.50 | 16.0 | AP APCR HE | 170 248 45 | 225 190 270 | 675 570 810 | 1928 1628 2314 | 0.36 | 1.9 | 3/48 | 255 4000 10 255 | 2,200 |
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視堺範囲(m) | 重量(kg) |
VIII | FL 10 Type D | 40/20/20 | 46 | 250 | 2,670 |
---|
射堺 | 全周 |
---|
エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
V | SOFAM 8 Gxb | 240 | 20 | 400 |
---|---|---|---|---|
VI | Baudouin 6F 11 SRY | 280 | 15 | 400 |
VII | Detroit Diesel 6V53T | 310 | 15 | 770 |
VII | Detroit Diesel 6V53T-S | 350 | 12 | 770 |
履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
VI | AMX 13 Type 2R | 17.84 | 32 | 1,400 |
---|---|---|---|---|
VIII | AMX 13 Type 2D | 17.84 | 37 | 1,400 |
乖員
- Commander
- Driver
- Gunner
派生東両
派生元:AMX 13 75
派生先:Bat.-Chatillon 25 t AP
開発ツリー
AMX 13 75 | ━ | AMX 13 90 113,000 | ━ | 75mm SA50 | ━ | 90mm F3 15,000 | ━ | Bat.-Chatillon 25 t AP 175,100 3,450,000 |
━ | FL 10 type D | |||||||
━ | SOFAM 8 Gxb | ━ | Baudouin 6F 11 SRY 8,000 | ━ | Detroit Diesel 6V53T 11,000 | |||
━ | AMX 13 Type 2R | ━ | AMX 13 Type 2D 18,200 |
:必要経験値
:必要クレジット
解説
外見は前身とほぼ変わらないが、90mm砲を搭載しているため単発・マガジン火力が向上している。
装甲
AMX 13 75から進歩した部分はなく相変わらずの紙装甲。加えて車体正面のエンジンの当たり判定は本車でも健在であるので、相手によっては一撃でエンジン・履帯が同時大破する事も有り得る。被弾は極力避ける立ち回りを心掛けよう。
また、車重も軽いままであり、足の速い中戦車(主にP.44 Pantera,E 50等)のラムアタックをモロに喰らってしまうと体力の大半を持っていかれてしまう、以上より1人での突出行為は厳禁である。
主砲
初期砲の貫通力不足が著しく、課金弾を使用しても貫通が苦しくなる状況が多い。他に開発するモジュールも少ないため最優先で最終砲を開発しよう。
- 90 mm F3
この砲は自動装填砲となっているものの、ARL 44の中間砲と同じ砲扱いであり、あちらで開発を進めていれば最初から搭載可能である。
初期砲から単発火力が225と強化され、1弾倉3発で675ダメージの瞬間火力を叩き出すことが出来るのが最大のウリ。しかしながら、ローダー砲の発射間隔が2.5秒と前身から1秒も増えており、撃ちきりに約5秒の時間が掛かる。Tierが上がったことも相まって5秒も身を晒してくれる相手は中々おらず瞬間火力が発揮できる場面は思ったほど多くはない。加えて、Tierの上昇に伴って敵の一発もかなり大きくなる為、単発交換をするにも躊躇われる場面も多い。
また、マガジンの再装填も最速で14.51秒(搭乗員100%+食料2種+換気装置装備時)とやや長めで隙が大きい。安易に再装填ボタンを押してしまい、絶好の射撃チャンスを逃してしまった・・・とならないよう再装填のタイミングには注意が必要。(自動装填砲のためラマーを積んだりアドレナリンで誤魔化すことも不可能)
貫通面は通常弾の貫通が170mmと非常に低く*1、金弾は多めに持っておくと良い。幸い金弾の貫通力は248mmと最低限の値は確保されている。
仰角は13度まで改善されたが、俯角は6度と据え置きで依然として狭く、相変わらず地形対応力も高いとはいえない。
機動性
最終エンジンを装備時の出力重量比は23.47(hp/t)。出力比が落ちたものの最高速度は上がっており、前身に引き続き軽戦車らしいスピードで戦場を縦断する事が可能。ただし、旋回の低さ、障害物とぶつかったときの減速しやすさは相変わらずなので注意が必要。
戦車自体が軽量でちょっとした段差もジャンプしやすく、履帯が切れてしまう事も多いので気をつけておこう。
同格軽戦車と比べると出力重量比が若干落ちるため、助走なしの登坂などは軽戦車にしてはやや鈍いので注意。
隠蔽率
隠蔽性能は前身よりごく僅かに低下した程度で大差は無く、依然優秀である。
ただし、敵戦車の視界が伸びており、前身では見つからなかった距離でも見つかることがあるので注意。(特に格上軽戦車のVickers CRは素でも視界が270mあるため要注意)
総論
AMX 13 75に引き続き軽戦車らしく高速で走り回ることが可能。圧倒的な瞬間火力による強攻はもちろん、隠蔽性能も優秀なので斥候役も問題なくこなせる。
しかし、カタログスペックでは分かりにくい欠点が機つかあり、使いこなすには十分な慣れが必要である。
さらにライバルに強力な大口径砲をもつLTやオートリローダーのMTがいる為、格闘戦では苦しい状況となることが多々ある。
同じ火力系軽戦車であるT49に対しては砲精度やAPによる安定したダメージによって、オートリローダーであるP.44 Pantera等には軽戦車の強みであるの隠蔽や機動力を活かして差別化を図ろう。
総じてプレイヤースキルと繊細な立ち回りが要求され、扱いの難しい車両である。
豆知識︰VK100.01PやMäuschen等の車高の高い戦車は側面にピッタリと並ぶと俯角が足りず撃てなくなり、こちらから一方的に攻撃することができる。
いざという時役に立つ戦法なので、頭の片隅に入れておこう。
特徴
長所
- 1マガジン675dmgの高い瞬間火力
- 前身より若干強化された最高速度(+2km/h)
- 優秀な隠蔽性能
- 非常に小さいサイズ(4.19m×1.81m×1.31m)
- 特殊消耗品「再装填ブースト」を使うことができる
- 特殊常備品「スポールライナー」を積むことができる
短所
- Tier8最低のAP弾貫通力(170mm)
- 紙装甲
- 自動装填砲の癖が強い(撃ちきりに5秒、再装填に最速で14.51秒必要)※T49にタイマンを仕掛けるのはおやめください
- 依然狭い砲の可動範囲(+13°~-6°)
- 低いクレジット係数
初期の研究
改良砲塔が存在しない上に、エンジンも前身から引き継いだものを使い続けるため、前身でしっかり開発を終わらせていれば最終砲と履帯のみの開発で済む。
- 初期砲は単発と貫通が不足している為、最終砲を最優先で開発しよう。ちなみに最終砲はARL 44の中間砲と同じ砲であるので重戦車ルートを並行して進めていれば開発が非常にラク。
- その後は履帯の開発を行おう。
歴史背景
AMX-13の概要と基本的な構成に関しては既に触れたため、ここではその代表的な派生型を二つ紹介する。
AMX-13/90 Modèle 52
F3 90mm低圧砲(浅いライフリングのある砲腔で有翼弾を使用する)を装備したFL-10砲塔を搭載している。AMX-13/75が装備する75mm砲の砲腔をボーリングして内径を拡大することで、より強力なHEAT弾を使用出来るようになった。砲塔や車体の設計は大きく変更されていない。
AMX-13/105 Modèle 58
AMX-30のCN-105Fを少し短くしたCN-105-57ライフル砲を装備する派生型。フランス陸軍では採用されなかったが、諸外国に輸出されている。火力が向上した一方で、発砲時の反動により砲塔に亀裂が入るなど幾つかの問題点を抱えていた。改良により諸問題は解決し砲後座装置の改良や追加装甲といった様々な改良が加えられ続け、現在も一部の国で運用されている。
※AMX-13/90とAMX-13/105に搭載された砲のライフリングが浅い理由
ライフル砲というのは砲腔に施された螺旋状の溝(ライフリング)によって砲弾に回転力をもたせて直進性を高める効果を利用している。このライフリングの溝に必要なスペースと、砲撃時にかかるライフリングへの負荷に耐えるためライフル砲は実際の口径よりも大きくそして肉厚に作らなければならず、ライフル砲の大型化は戦車の大型化にも直結していた。
戦後フランスにて主力戦車(MBT)の開発が始まると敵弾を避けるためには前面投影面積を小さくする必要があるとされMBTの小型化が求められた。そこでライフリングをあえて浅くすることで戦車砲を小型・軽量化し戦車のサイズを抑える方法を選択した。砲弾の回転力が低くなるので安定翼つきのAPFSDS弾を使用して命中精度の低下は回避している。また、ライフリングによって砲弾にかかる抵抗が減少したので薬莢を大きくせずとも高い初速を発揮した。この戦車砲はCN-105Fとして完成し小型MBTのAMX-30に採用されフランス戦車の主力砲となった。
長くなってしまったがつまりAMX-13/90は上述したCN-105Fと同じ方法を利用することでFL-10砲塔のまま75mm口径から90mm口径への拡張を可能にしたのだ。後にAMX-13の火力向上案としてCN-105Fを短縮したCN-105-57が採用されAMX-13/105としてさらなる進化を遂げた。
こういった様々な技術的工夫によりAMX-13は今もなお改良が続けられる戦後のベストセラー軽戦車として大成功を収めたのである。
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ツリー化、枝化とは?
- コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
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