LT-432

Last-modified: 2024-04-23 (火) 08:23:28

Tier 8 ソ連 軽戦車 LT-432

LT-432_top.jpg
 

ソ連のTier8プレミアム軽戦車。T-64(Object 432)の軽量版とされる計画案の車両。
軽戦車らしく良好な機動力と低車高による高い隠蔽率が特徴で、偵察を主とする軽戦車らしい一両となっている。

 
性能の変更点
ver.8.5
  • 耐久値が1150から1200に増加
  • 100mでの着弾分布が0.384から0.364に減少
 

直近90日の平均勝率:54.28%(2023年8月30日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。

この車両の購入を検討している初心者の方へ

この車両の購入を検討している初心者の方へ
豚飯などの車両テクニックやマップ、味方の構成など基本的なことを把握できていないうちはこの車両を購入することをおすすめしない。
なぜなら購入(課金)したからといって勝ちやすくなるわけではないため、自分も勝てずにイライラするし、味方にも迷惑をかけてしまう
購入するときは自分にとってふさわしいか、使いこなせるか否かをよく考えよう。

 

基本性能(v8.5.0)

※以下の数値は最終装備、搭乗員100%時の数値

車両名Tier国籍タイプ耐久値
(hp)
車体装甲厚
前面/側面/背面
(mm)
最高
速度
(km/時)
重量
(t)
超信地
旋回
射界
(度)
隠蔽率
静止中/移動時/発砲時
(%)
本体価格
(ゴールド)
LT-432VIIIソ連軽戦車120070/35/3570/3027.00情報待ち全周32.60/32.60/7.34情報待ちgda.png
実用出力重量比(hp/t)24.8
 

主砲

Tier名称装填時間
(秒)
発射速度
(発/分)
弾種平均
ダメージ
(hp)
平均貫通力
(mm)
DPM
(hp/分)
弾速
(m/秒)
着弾分布
(m)
照準時間
(秒)
仰俯角
(度)
総弾数
VIII100 mm D-338.826.80APCR
AP
HE
280
240
350
175
235
50
1905
1633
2381
1150
1012
700
0.3642.11+15°/-5°00
 

※「着弾分布」:100mでの着弾分布。
※「照準時間」:照準円が最大まで広がった状態から、3分の1の大きさへ収束するまでにかかる時間。ゲーム内では最小の大きさへ収束するまでにかかる時間が表示されています。

 

砲塔

Tier名称装甲厚
前面/側面/背面
(mm)
旋回速度
(度/秒)
視認範囲
(m)
VIIILT-432100/50/4050.06250
 

エンジン

Tier名称出力
(馬力)
VIII5TDF-S670
 

履帯

Tier名称旋回速度
(度/秒)
VIIILT-43254.24
 

解説

ソ連のTier8プレミアム軽戦車。T-64(Object 432)の軽量版とされる計画案である。
非常に低い車高による被弾面積の少なさと高い隠蔽率に加え、軽戦車には十分な装甲が備わっている。

車体

正面上部の装甲厚は70mmだが、65度近くの非常に鋭い傾斜がかかっており、実質170mm前後と軽戦車にしては強固な防御力を持つ。下部は大体85mm程度と弱点で基本的に隠すことが必要。APの標準化を加味すれば実質140~150mm程度とあくまで軽戦車の域を出るものではないが、T49のHEATを貫通を安定して防ぐことが出来るほか、格下相手ならばある程度までは装甲を信頼して攻めることは出来る。
ただし、本車両は車高が低いため撃ち下ろしの形にされやすく、自慢の装甲も傾斜が殺されてしまえばそれ程脅威ではない。上手に地形を使って正面装甲の角度を増して見かけの装甲を稼いだり、強制跳弾を誘発させたりとしっかり地形を利用して立ち回ろう。車体装甲に限って言えばObject 140にやや似ている*1ため、そちらを運用したことのある者は装甲を活かしやすいだろう。

側面は35mmの垂直装甲と60mm装甲のT-54 ltwt.よりも薄く、跳弾を狙うことは不可能だが、フェンダーが12mmの空間装甲になっているうえに車高が極めて低いため、安定して榴弾を貫通させることは難しくなっている。
背面は垂直の35mmのままのため榴弾が易々と貫通する。

 

砲塔

お椀型の形状で避弾経始に優れている・・・ように見えるが、装甲厚が本家よりから60mmも減厚されて100mmしかない。このため200mmを超える強固な部分は砲塔上部のごくわずかな部分しかなく、砲塔正面は大部分が実質130mm程度と格下戦車の通常弾ですら余裕で抜かれてしまう。
防盾脇は実質110mm程度とさらに防御力が低下しているうえに、砲塔上部は60mmのレンジファインダーとキューポラがほぼ垂直装甲で鎮座しており最悪15榴が正面から貫通する。他のお椀型砲塔のソ連戦車のようにハルダウンで相手の弾を跳弾して反撃という芸当は不可能であるので気を付けよう。
''もっとも、砲塔が尋常じゃなく小さいのでそもそもここに被弾することが少ないのだが
体力も1200と軽戦車の中ですら低い部類なので、跳弾を狙うのではなく極めて小さいシルエットと機動力を活かして被弾そのものを回避する戦いを心掛けよう。
ちなみにサーチライトに当たり判定はない。

 

主砲

  • 100 mm D-33
    T-54 ltwt.の100mm砲に近い性能をした砲。DPMと精度はT-54 ltwt.から若干落ちて同格軽戦車中最下位レベルだが、同格軽戦車の中でも一際高い単発ダメージ280はやはり魅力的である。
    砲精度こそ悪めなものの、砲の拡散が小さく機動力を活かした戦い方は得意であり、優秀な単発と機動力を活かしてヒットアンドアウェイ戦法でせこせこと相手にダメージを与えていこう。本車両は体力が低く相手戦車との殴り合いは非常に苦手なので乱戦は基本的に避けること。
    通常弾はAPCRで貫通力は175mm、APCRであるため標準化も小さく同格重装甲の戦車相手には貫通力がやや心許ない。中戦車とのタイマンで貫通力が不足するということは少ないが、ChimeraT-54 mod.1等が相手になると課金弾の使用を強いられる。貫通が見込めない場合は軽戦車らしく機動性を活かして積極的に敵の側面に回り込んでいくか、後述する課金弾を使おう。
    この戦車の特徴として課金弾が強化APである、貫通力は235mmと控えめであるものの、標準化のお陰で傾斜装甲の戦車相手には数値以上の貫通力を発揮する。この為傾斜装甲持ちが多いこのtiar帯では、重装甲と呼ばれる相手でも案外ストレスなくダメージを与えていける場合が多い。
     

機動性

出力重量比は軽戦車の中では低く、他の軽戦車と比べると加速がもっさり気味であるが、最高速度は70km/hまで出せる上に旋回性能は悪くない為軽戦車としての役割に支障が出ることは特にない。
特徴として後退速度が30kmも出すことが出来るため、偵察が露見した時も速やかな後退が可能である。

 

隠蔽率

本車両最大の特徴。移動時及び静止時の隠蔽率32.60%(迷彩等なしの状態で)はTier8戦車中2位(1位はブーラスク)であり、偵察でその性能を遺憾なく発揮する。ちなみに、本車より小柄なType 62よりも隠蔽率が高い。(あちら側の隠蔽率は静止時・移動時で28.80%)
この高隠蔽率は序盤のスポットの取り合い・終盤での掃討時に特に大きな力を発揮するのでしっかりと味方チームの目となって戦おう。
ただし、体力は控えめである上に装甲も頼れるものではないので、スポットを取られた時は稜線や物陰に隠れてスポットが切れた後に再び偵察に回ろう。

 

立ち回り方

序盤は軽戦車らしく偵察に徹しよう。中盤以降はヘイトと体力をしっかりと管理し、極めて高い隠蔽率と高めの単発力を活かし裏取りはもちろん、ワンパン圏内や孤立した相手を率先して撃破するなど神出鬼没で戦場の隙を的確に突いた立ち回りが出来ると理想的である。終盤でもしっかり体力を残しておけば、満身創痍の重戦車相手や優勢戦などでは高い隠蔽率がかなり優位に働くだろう。

 

総論

総合的に見て軽手越よりも防御力・火力共に低下しているため、同じのように扱うとそちらの劣化版となってしまう。そのため、高い隠蔽率・高めの単発火力・装甲配置をどれだけ活かすことが出来るかが本車両を運用するうえでカギとなってくるだろう。とにかく味方が動きやすいようにサポートに徹し、相手の意識外から攻撃する軽戦車として洗練された立ち回りが求められる。

 

特徴

長所

  • 軽戦車にしては高い単発火力280
  • 移動時の照準拡散が非常に小さい
  • 低車高故隠蔽率が非常に高い(本車より小柄なType 62よりも隠蔽率が高い)
  • 優れた装甲配置
  • 低車高故にちょっとした起伏でも身を隠せる
  • 被弾面積の少ない砲塔
  • 優秀な最高速度
  • 後退速度が30km/hも出る

短所

  • 体力が1200と低い(同格でこれ以下の体力なのはFV301と駆逐戦車のみ)
  • 軽戦車にしてはやや悪い加速性能
  • 軽戦車とはいえ低すぎる通常弾貫徹力
  • 壊滅的なDPM
  • 悪い砲精度
  • ソ連戦車らしく劣悪な俯角(5度)
  • 見た目に反して軽戦車らしくペラペラな装甲

歴史背景

本家Wikiより
第100研究所は、1960年代の前半にオブイェークト(Object)432をベースとしたいくつかの計画を開発しました。本案では、搭乗員に加え、兵員を輸送することも可能でしたが、設計案のみに終わりました。

T-64の説明(おまけ)

1950年代に入るとソビエト連邦軍は新世代の戦車砲(滑腔砲)と対戦車砲弾(APFSDS*2)の開発を始めた。開発は順調に進み、これを搭載する次期新型戦車の開発に着手した。なお、この新型戦車開発に並行して行われた「量産中のT-55にこの砲システムを搭載した改良型の計画」の結果として生み出されたのがT-62である。
一方、次期新型戦車はT-62と同じ戦車砲を搭載したObject 430に次いで、複合装甲や光像合致式(ステレオ式)測遠器、自動装填装置など後のトレンドを先取りしたかのような当時の最新技術がふんだんに盛り込まれたObject 432を開発し、T-64として正式採用された。
しかし新機軸を盛り込んだ故にコストがかさんでしまい、また複雑さから故障や事故が頻発した。ソ連軍はT-64の不調と高コストを補うためT-62などの従来の技術とT-64の新技術を掛け合わせたT-72を開発しT-64に代わって大量に配備されることになる。
様々な問題が噴出したT-64だが、技術開発や基礎設計においては非常に有意義であったとされ、のちに設計思想はT-80へと発展しT-72とのハイ・ローミックス*3戦略という現代ロシア軍が行う戦車運用の大きな流れを作ったのであった。

 

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  • コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
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上のように、関連するコメントを子要素にすることを「ツリー化」「枝化」などと言います。
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*1 正面上部の傾斜角度がほぼ同じ
*2 装弾筒付翼安定徹甲弾
*3 高価で高性能な兵器と低価格で低い性能に抑えた兵器を組み合わせて運用すること