Tier 6 ソ連 中戦車 Loza's M4-A2 Sherman
Churchill IIIのように、レンドリース法によってソビエト連邦に貸与されたM4シャーマン。
ゲーム内3位の並外れた精度を持つ主砲が特徴的であるが、装甲と機動性はイージーエイトより劣化しており、敵戦車との間合いをしっかりと取れる上級者向けの車両である。
2018年11月9日に一時的にショップに並んだ(少しした後にショップから削除されAMX 30 1er prot.が販売されたためミスで短時間販売されたものと思われる)。
ver5.6.2でプレミアム車両として実装された。
基本性能(v5.6.2)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高速度 前進/後退 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 (クレジット) |
Loza's M4-A2 Sherman | VI | ソ連 | 中戦車 | 920 | 63/38/38 | 48/21 | 30.09 | 7,000 |
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実用出力重量比(hp/t) | 13.96 |
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武装
砲塔:砲塔名
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
VI | 76 mm M1A2 gun | 10.53 | AP APCR HE | 128 177 20 | 160 135 200 | 1684 1421 2106 | 0.32 | 2.0 | 90 | 96 2800 7 68 | 1,590 | +20° -10° |
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砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
VI | Loza's M4-A2 Sherman | 64/64/64 | 42 | 245 | 4,800 |
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射界 | 全周 |
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エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
V | GMC 6046A | 420 | 15 | 549 |
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履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
VI | Loza's M4-A2 Sherman | 34.50 | 40 | 8,300 |
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乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
- Radio Operator
- Loader
解説
概要
ソビエトにレンドリースされたシャーマン。同じTierのシャーマンのようなバランスの良さは鳴りを潜め、かなりピーキーな車両となっている。
並外れた精度とM4A3E8より高いRPMを持つ主砲が特徴であるが、装甲はイージーエイトよりわずかに劣化し機動性もやや低めとなっており上級者向けの車両である。
装甲
形状は砲塔、車体共にM4A3E8とほぼ同じ*1だが、装甲厚がわずかに異なる。
- 砲塔
砲塔でイージーエイトより増厚されているのはキューポラのみ。アメリカ譲りの強固な防盾に見えるが、防盾裏の本装甲は80mmから63mmに、防盾の空間装甲は89mmから76mmに減厚されてしまっており防盾自体の実質装甲厚は140mmほどしかなく同格中戦車の通常弾を安定して跳弾することは難しくなってしまった。
防盾横は100mm程度と格下相手でも高確率で抜かれるため、ハルダウンはあくまで被弾面積を減らすためと割り切ろう。 - 車体
車体に関しては大部分が据え置きで、63mm装甲に傾斜が掛かり90mm程度と格下通常弾でも易々と貫通される。
また、なぜか車体下部の装甲厚が上部と下部の2つに分けられており、上部はイージーエイトと同じ101mmであるものの、下部がゴッソリ減厚されわずか19mm装甲となってしまっている。
車体上部ですら普通に格下からでも容易に抜かれるためそこまで気にすることは無いが、大口径砲はおろか中口径砲の榴弾ですら貫通する(傾斜を含めても20mm~45mmの装甲)点はしっかりと頭に入れておきたい。
主砲
- 76 mm M1A2 gun
イージーエイトの76mm砲と同様に、低い貫通力と平均的な単発火力を持ち、手数型の主砲である。なおあちらの最終砲より俯角は少し控え目。
AP128mm, APCR177mmと貫通力は本家イージーエイトと同じであるものの、DPMがわずかに高くなってる上に照準速度が改善されている。
そして精度が劇的に向上している点が本車最大の特徴の一つである、その数値はなんとLeopard PTAと同等であり、堂々のTier6トップである。(あのVK 28.01やSherman Fireflyよりもはるかに高い)
アメリカ特有の砲拡散の低さも相まって精度関連はかなりのハイスペックであるものの、イージーエイトから据え置きの低い貫通力が最大のネックとなっている。地味に射撃後の拡散が悪いが、アドレナリンを使用しても次発装填までには収縮が完了しているのであまり気にすることではないだろう。
また榴弾の貫通力が元の38mmから20mmと低くなっている。
砲の性能的には問題ないが、装甲と機動力の関係で近距離での撃ち合いは苦手であり、高い精度を活かすためにもイージーエイトの時よりも相手から距離を置いて戦うことが求められる。
機動性
M4A3E8と比べ車重は僅かに軽いのだが、履帯性能が大幅に悪化しており旋回も加速もあちらと比べてかなり鈍い。
数値を比較すると、あちらが最終状態でP/W比17、旋回54°/sなのに対しこちらはP/W13.9、旋回41.7°/sとなる。
一方前進速度は同じ48km/hで、後退速度ではあちらが18km/hなのに対しこちらは21km/hとなぜかここだけ勝っている。
機動性に関してはネタ車両のRudolphにすら加速力で負けており、咄嗟の回避には苦しい性能となっている。
この車両で戦闘中に敵の側面を取るのは容易ではないので、初動で射線を通せる位置取りが重要。
総論
砲性能以外はイージーエイトに多くの部分が劣り、高い精度を活かせないと、近距離のハルダウン時には抜かれる防盾横と低下した加速力のせいでただのイージーエイトの下位互換となってしまう上、Rudolph以上に苦戦する事が多い。
間合いを詰められないようにしつつ、上手く相手戦車を狙えるポジションをキープし自慢の精度で相手戦車の弱点をしっかり抜いていこう。
無論、中戦車であるので敵大口径戦車の再装填中や前線の敵戦車の砲塔がこちらを向いてない隙を突いて側面から攻撃する事も求められ、時にはハルダウン時に相手の照準を向けられても当たるか当たらないかのギリギリで粘り、照準を縛る事で味方が動きやすいようにしなければならない。
同格以上の戦車に対して強く出れる性能ではなく、孤立するとほとんどの車両に対して分が悪いので、
マッチするTier帯の戦車の特性や各マップの地形を把握し、相手の進軍ルートと動きを的確に予測しなければ十分な戦果を挙げにくい。
総論として、上級者が扱って相応の活躍が見込める扱いの難しい車両である。
特徴
長所
- 米戦車特有の俯角10度
- 非常に高い精度(Tier6戦車中トップ)
- 知名度が低く印象に残らない性能の為ヘイトが低い
- 課金戦車故に収支が良い
扱いづらい性能のおかげで乗り手が少ない為Mバッジが取りやすい
短所
- M4A3E8よりも加速、旋回性能が劣化しており近距離戦が苦手
- M4A3E8よりも薄くなった防盾部の装甲
- Y5 Fireflyの出現、同じM4シャーマンの課金戦車Furyの強化で立ち位置がさらに苦しい
歴史背景
Loza’s M4-A2 Sherman(ロザーズ エムチィトゥィリ-アードヴァー シェールマン)とは、
ソ連のエース戦車兵ドミトリー・フョードロヴィチ・ロザー
(Dmitriy Fedorovich Loza /Дмитрий Фёдорович Лоза)が搭乗したM4-A2 Shermanである。
ドミトリー・ロザー(1922~2001)はウクライナ出身のソ連戦車兵であり、最終階級は赤軍大佐。
ロザーはサラトフ戦車学校を卒業後、1943年8月に初めての戦闘を体験しました。1945年、ソ連のエース戦車兵となったロザーはレンドリースされたM4-A2 Shermanに乗り、ウィーン攻略で陣頭指揮を執った。
彼の大隊がハンガリーからウィーンに前進する途中、電車や倉庫、ドイツの兵器でいっぱいの作業所などを占領した。占領物の中には弾薬・大砲、そして4輌の無傷のPantherも含まれていた。同じ日、彼らはドイツ戦車隊を破った。
4月初旬、大隊はウィーンに至り、他の旅団が安全に到達できるようにその地を固守した。
ロザーはオーストリアのウィーン攻略戦や極東の満州侵攻で活躍し、特にウィーン攻略での指揮を称えられ、ソ連邦英雄およびレーニン勲章が授与された。
戦後、彼はモスクワのフルンゼ軍事大学(M.V. Frunze Military Academy)を卒業し、そこで上級講師として勤めて1967年に退役した。
M4A2型とM4A3型の違いについてはこちら
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ツリー化、枝化とは?
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- コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00
上のように、関連するコメントを子要素にすることを「ツリー化」「枝化」などと言います。
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