Object 907

Last-modified: 2024-04-27 (土) 10:17:53

Tier 10 ソ連 中戦車 Object 907 ( オブイェークト907)

907.jpg
 
伝説迷彩「無慈悲」
Ruthless.jpg
Ruthless_.jpg
obj907_1111.JPG
2550 gda.pngで購入可能。
適用中は車両名が「Object 907 Ruthless」となる。
 

Tier10のソ連中戦車、加速力がObject 140並みに高い上に最高速度も60km/hまで出せ、機動力が非常に良好。 
装甲もいつものソ連らしく、避弾経始に優れたおわん型の砲塔、側面も車体上部はT-22 mediumの様に傾斜が掛かっており甘い狙いの弾をある程度弾くことが可能。ただしT-22 medium程装甲は完璧ではなく、下部は傾斜が掛かっていないのでしっかりと狙われると普通に撃ち抜かれてしまう。
総論としてはT-22 mediumの機動力と火力を改善した代わりに装甲を落とした車両と考えると良い。

 
車両性能に関する変更点
v10.3.0AP/HEAT/HE 弾の平均ダメージを 310/260/420 HP から 320/270/420 HP に上昇
照準時間を 4.1 秒から 3.7 秒に短縮
出力重力比を 19.5 馬力/t から 20.9 馬力/t に上昇
特殊メカニズムに「追跡弾」を追加
車体下部の装甲の下部を 65 mm から 60 mm に弱体化
車体下部の装甲の下部を 90 mm から 85 mm に弱体化
車体上部の装甲を 100 mm から 94 mm に弱体化
砲塔の前面装甲を 208 mm から 180 mm に弱体化
主砲防盾裏の砲塔の前面装甲を 288 mm から 224 mm に弱体化
キューポラの前面装甲を 170 mm から 140 mm に弱体化
v9.0100 m での散布界を 0.345 m から 0.288 m に縮小
通常弾の平均貫通力を 240 mm から 245 mm に強化
APCR 弾を AP 弾に変更 (主砲を「D54 M1」に変更)
搭載できる消耗品に「照準調整」、常備品に「改良型火薬」をそれぞれ追加
車輌の耐久性を 1,900 HP から 1,800 HP に低下
この車両の購入を検討している初心者の方へ

豚飯などの車両テクニックやマップ、味方の構成など基本的なことを把握できていないうちはTierXの車両を購入することは絶対におすすめできない。
なぜなら購入(課金)したからといって勝ちやすくなるようなことは一切ないため、自分も勝てずにイライラするし、味方にも迷惑をかけてしまうだろう
購入するときは自分の実力に合ったTierの戦車か否かをよく考えて購入しよう。

 

基本性能(v10.3.0)

※以下の数値は最終装備、搭乗員100%時の数値

車両名Tier国籍タイプ耐久値
(hp)
車体装甲厚
前面/側面/背面
(mm)
最高速度
前進/後退
(km/h)
重量
(t)
超信地
旋回
射界
(度)
隠蔽率
静止中/移動時/発砲時
(%)
本体価格
(ゴールド)
Object 907Xソ連中戦車180094/60/4060/2536.00全周30/23/60,000,000gda.png
 

主砲

砲塔:Object 907

Tier名称装填時間
(秒)
発射速度
(発/分)
弾種平均
ダメージ
(hp)
平均貫通力
(mm)
DPM
(hp/分)
弾速
(m/秒)
着弾分布
(m)
照準時間
(秒)
仰俯角
(度)
X100 mm D54 M16.239.63AP
APCR
HE
320
270
420
245
300
50
3081
2599
4044
1015
900
1015
0.2881.92+16/-7
 

※「着弾分布」:100mでの着弾分布。
※「照準時間」:照準円が最大まで広がった状態から、3分の1の大きさへ収束するまでにかかる時間。ゲーム内では最小の大きさへ収束するまでにかかる時間が表示されています。

 

砲塔

Tier名称装甲厚
前面/側面/背面
(mm)
旋回速度
(度/秒)
視界範囲
(m)
XObject 907180/160/4650.06260
 

エンジン

Tier名称出力
(馬力)
XV-12=5U750
 

履帯

Tier名称旋回速度
(度/秒)
XObject 90756.32
 

解説

車体

本家(wot)ではOP代表格と言われた装甲はBlitz実装にあたって車体形状含めて大幅に変更された。簡潔に言うと、ほぼ全周MTの通常弾で抜ける装甲に変化している。
車体正面は丸みを帯びた形状によって、ソ連MTでよく使われる車体フリフリが意味をなさない。
車体側面は本家WOTではT-22 mediumのように側面全てが傾斜していたのだが、WOTBでは車体側面の下部分が垂直の車体装甲判定扱いに変わっている。車体下部は垂直の40mm装甲であり、履帯を避けて撃たれると大半の戦車の榴弾が貫通してしまうので要注意。上部にある箱は10mmの空間装甲判定なのでHEATの貫通力を減衰してくれたり、HEの貫通を防いでくれる。そもそも側面を撃つときは大抵APかAPCRなのでさほど恩恵は受けづらいが・・・
背面はほぼ垂直の40mmで大口径の榴弾やHESHが貫通する。車体後部にはエンジンや燃料タンクなど大量の可燃物があるので炎上する可能性が非常に高い。15cmクラスの榴弾を貰った日には目も当てられないので大口径砲を持つ戦車の位置には気を付けよう。

 

砲塔

前述した車体装甲が薄い代わりに砲塔装甲が厚いかと言われるとそうでも無い。一応、砲塔はソ連お家芸のおわん型で防御力は数値よりはある。
またVer.10.3.0にて大幅に弱体化された。主砲脇やキューポラ、おでこの部分などの広範囲が同格MTの通常弾で貫通可能で、HTの課金弾となれば傾斜が鋭い砲塔脇に当たらない限り貫通する。
最大俯角を取った状態のハルダウンだとしてもキューポラが貫通可能なのでハルダウンする際は慢心せず、しっかり不規則な前後運動など相手に狙いを絞らせない動きをしよう。

 

主砲

  • 100 mm D54 M1
    T-22 mediumと同じ主砲であったがv9.0で100 mm D54 M1に置き換えられ、弾種とダメージは同じだが若干性能が異なる。具体的には、精度が0.326⇒0.288、照準速度が2.21秒⇒1.92秒、照準の拡散はT-22より若干大きくなっている。

    ソ連MTにしてはDPMは控えめであったが、単発火力が310から320にバフされた事で最大3508にまで強化された。T-22 mediumやT-62AのDPMがナーフされた事もあり、ソ連Tier10MT4両の中ではObject 140に次いで2番目の値となった。
    単発火力は前述したように通常弾が310→320、課金弾が260→270へとバフ受けて、100mm砲としては少し高めの数値となった。榴弾はバフを受けなかったものの、元から420ダメージと高かったので依然伸びは良い(この通常弾火力だと普通は400ダメージ)。
    貫通力は通常弾APが245mmと平均的。課金弾HEATは300mmと優れており、貫通力に関しては問題ない。
    精度は先程述べたように非常に優秀で、食料2つで0.272にも達する。これはLeopard 1と並んでゲーム内1位の精度でありストレスフリーな射撃ができるだろう。照準速度も優秀たが、照準拡散は平均値。とは言え精度がこれだけ優れているので走り撃ちも卒なくこなせる。しかも本車両はここから照準調整が使える。その使用時の精度は先程と同条件で0.163にもなり、文字通り針の穴を通すような精密射撃が可能となり中距離でも100凸の機銃塔にも易々と当てることができるだろう。ただ気をつけなければならないのが通常弾の弾速で、1015m/sとやや遅いことである。幸い強化火薬が搭載できるためせっかくなので装備しておこう。*1なお、課金弾は900m/s、榴弾は1015m/sと平均的。
    俯角はT-22 mediumより1°多い-7°まで取れるので、ソ連中戦車に慣れた戦車長なら運用に不便を感じることは少ないだろう。ただし、後方150°からは徐々に俯角制限がかかり、真後ろでは俯角は-2°まで減ってまう。撤退の際などは気をつけよう。

    また、Ver.10.3.0にて特殊メカニズムとして「追跡弾」が追加された。MTでありながら味方の視界をサポートし、戦況を有利にするという役割が求められる。

     

機動力

最高速度も60km/hと優秀だが、後退速度が25km/hと特に優れている。相手が鈍足の場合は後退で逃げることも可能であり、非常に強力。
加速力も非常に優れており、中戦車としてはObject 140に次いで2番目の値である。車体及び砲塔旋回速度も速く、砲塔旋回速度では同格中戦車トップ。機動戦はお手のものであり、もはや軽戦車に近い走り心地である。
しかし、水辺での履帯の設置抵抗は劣悪に設定されており、水辺に入ると加速も旋回も同格中戦車ワーストクラスにまで落ち込む。幸い範囲は限られているものの、水辺には気をつけたい。

 

立ち回り方

他の多くの中戦車同様、ハルダウンが有効で基本戦術となる。ただハルダウンではどっしり構えるのではなく、有り余る精度を活かして戦いたい。すなわち、こちらが前後運動で狙わせづらくしている間に、キューポラなどの弱点を的確に抜いて戦うのである。敵の弱点の把握や的確な射撃能力、そしてそもそも撃ち合って良いのかの判断が求められるなど簡単な事ではないが、これが出来れば極めて便利かつ強力。まだ難しいという方はObject 140のように、高い機動力と同格MTトップの隠蔽率を活かし戦況に応じて敵の攻撃や味方の援護に回る、遊撃の運用を中心にして活躍しよう。

他にも、優れた機動力、隠蔽率、特殊メカニズム追跡弾を持っているため、軽戦車並みの偵察性能も有する。軽戦車が居ない時や死んでしまった時などは代わって、積極的に味方の目となりたい(そのためには他の戦車にも言える事だが、生き残ることも重要である)。追跡砲弾は当てるだけ(弾かれても良い)で効果を発揮する。撤退していたり遠距離狙撃している戦車に当てることで、動きを止めさせたり、味方が射撃できるチャンスが増えるので積極的に狙っていくべきである。ただし、榴弾の爆風ダメージでは追跡砲弾は効力を持たない点には注意したい。

 

総評

見た目や機動力の点からObject 140によく似ているが、装甲や主砲性能で差別化されている。
あちらにはDPMや加速力で劣るが、そこそこ弾ける砲塔装甲と、7度の俯角に全車両中1位の精度に照準調整を併せ持ち、地形を活かしたハルダウンは有効。同時に隠蔽率や機動力、追跡砲弾などから軽戦車的な動きも出来る。時と場合に合わせて中戦車的な動きと軽戦車的な動きを使い分けられれば、活躍出来るだろう。

本車両は大きな弱点がほとんど無く、走攻守がハイスペックにまとまっている。その反面、DPMや精度、機動力、特殊メカニズムなど長所の多くは誰にでも引き出せるものではない。扱いはやや難しく、不安な方は、まずはSTB-1などの扱いやすい中戦車で練習してから購入・乗車することをおすすめする。
逆にこれを使いこなせる程の十分な腕があるのならば、あなたにとって非常に強力な、又唯一無二の中戦車になる事は請け合いだ。

 

特徴

長所

  • 車体側面は空間装甲が点在しており、HEAT・HE耐性がある
  • 高いDPM
  • ゲーム内1位の砲精度と優れた照準速度
  • ソ連戦車としては俯角が取れる(-7°)
  • 軽戦車並みの機動力(特に後退速度と砲塔旋回速度は同格中戦車トップ)
  • 優秀な隠蔽率と少ない被弾面積
  • 特殊メカニズムの追跡砲弾を搭載
  • 上記3つの理由から、軽戦車並みに偵察性能が高い
  • 強化火薬と照準調整が搭載可能
  • 優秀なクレジット係数
     

短所

  • キューポラ・天板・防楯脇とやや隙のある砲塔装甲
  • あまり頼りにならない車体装甲
  • 低めの単発火力
  • 遅めの通常弾弾速(強化火薬で改善可能)
  • 湿地地盤で大きく落ちる機動力
     

歴史背景

1953 年 7 月 13 日、新世代の中戦車の開発開始が決定され、第 100 研究所により開発が行なわれました。計画案は 1954 年 3 月に提出され、1955 年の初めには新車輌の車体の防弾性試験が実施されました。しかしながらその後、計画は中止されました。


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