Tier 9 アメリカ 自走砲
スペック
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
初期状態 | Ford GAC | 155 mm Gun M46 | T97/T108 | M53/M55 | 450 | AN/PRC-10 | |
770 | 22 | --/--/-- | 500 | ||||
17.26 | 1.3/1.5/2.5 | 10 | 350 | ||||
8-inch Howitzer M47開発時 | Continental AV-1790-7B | 8-inch Howitzer M47 | M53/M55 | M53/M55 | 450 | AN/PRC-25 | |
810 | 24 | --/--/-- | 750 | ||||
18.22 | 1.2/1.4/2.3 | 10 | 350 |
主砲性能 | ||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 爆発範囲 | 発射速度 | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | 射程 | |
155 mm Gun M46 | HE HE | 1,120 13G | 88 90 | 930 930 | 3.97 5.34 | 3.14 | 5.00 | 0.58 14.55 1.97 | 54 | +65 -5 | 1,412 | |
8-inch Howitzer M47 | HE AP HE | 1,870 1,765 20G | 102 241 102 | 1,100 870 1,100 | 6.07 -- 8.49 | 2.65 | 5.80 | 0.74 17.97 2.26 | 34 | 65 -5 | 1,290 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier9アメリカ自走砲。
アメリカ自走砲としては唯一密閉砲塔を持ち、換気扇を装備できる。 - 火力
初期砲・最終砲ともにM40/M43から攻撃力・貫通力・爆発範囲の向上は無い。
代わりに射界の拡大、精度の向上、照準時間の減少によって扱いやすく改善されている。
特に左右30°ずつ、計60°の射界は同格自走砲の中でも2番目の広さ(トップは仏自走砲の360°)で、また前車よりも拡大したことで幅広く支援を行える。
照準時に車体旋回を伴うことが極めて少ないためガンレイとの相性も良い。- 155mm Gun M46
単発火力は低いが装填速度と精度に優れる。M12の最終砲を順当に強化したものと考えていいだろう。
相対するHTは装甲が厚く、内張り装甲を装備していることもあるため重戦車や重駆逐戦車には小ダメージしか入らないことがある。
だが、広い射角と短い装填時間を上手に活用し、戦況に応じて的確な支援砲撃を行えば初期砲でも十分に活躍することはできる。
APやHEATが撃てないため接近された際の自衛戦闘は苦手。 - 8-inch Howitzer M47
重装甲相手にダメージ効率が良い高火力を持つ。精度は0.74と悪く見えるが、爆発範囲が広いため照準が正確であれば何らかのダメージは見込める。
装甲の厚い重戦車も車体底部は薄いものが多いため、車体上部への直撃よりも車体下部への至近弾の方がダメージが大きい場合もある。
戦友+新型装填装置+換気扇+迅速な装填の組み合わせで、装填時間を約16.2秒まで短縮可能。装弾数も8発増えているので射撃機会は多くなるだろう。
- 155mm Gun M46
- 装甲
自走砲のお約束で、非装甲に等しいレベル。
マッチング相手のHEはもれなく貫通してしまう。
車高が高くなったことで隠蔽率が低下しているため発見されやすくなっている。隠れる場所はしっかり選ぼう。 - 機動性
初期状態でも前車の最終状態と遜色ない。
車体がM4A3E8 ShermanからM26 Pershingに変わり、加速・最高速・旋回速度が向上した。
カタログスペックの最高速56.3km/hは自走砲としては破格。実地でも平地なら35~40km/h程度で走行可能。
特に走り出しの加速は自走砲とは思えないほど軽快で、他国の重自走砲と比べてストレスを感じにくい。
陣地転換やカウンター攻撃回避も容易に行える。 - 総論
これまでの米SPGの正統進化形で、バランス良くまとまった性能。あらゆる面で癖がなく扱いやすい車両と言えるだろう。
砲がTier8から威力据え置きなのは気にかかるが、広い射角と優れた足回りで射撃の回数を増やすことでフォローしよう。
次のT92 HMCは癖のある車両なので、バランスの取れた自走砲が欲しければ残しておいても良いだろう。
史実
M26 Pershingの車体前部にエンジンとトランスミッション、後部に砲塔プラットフォームを置き、操向装置はM46/47のものを流用。起動輪は前部に配置され、後部の誘導輪は接地式として射撃時の安定を増しています。
車体前面にガントラベルロックが装備され、その下にトランスミッション用点検孔が3つあり、側面前・後部にはエアエグゾーストダクトが配置されました。
車体装甲厚は前面25mm、側面・後面・上面・下面13mmで、車体側面前半部のみを覆うスカートを持ち、車体後面にスペードアーマーを装着しています。
砲塔は左右30度の限定旋回式で、砲塔装甲厚は全周13mm、砲塔左前部に4個のペリスコープ付き操縦手用ハッチ、右に車長用キューポラを持ち、砲塔両側面に乗降用ドア、後面に上下2枚に分かれた大型ドアがある密閉式ですがNBC(核・生体化学兵器)防護能力は無く、操縦手含め乗員6名全員が収容されます。
主砲は隔螺式閉鎖機を持つ155mm榴弾砲M46で、マズルブレーキは無く、M86砲架に取り付けられ、仰角65度、俯角5度、最大チャージでHEの初速853m、最大射程23.46mで、砲弾の装填は人力及び動力ラマーで行われます。
照準装置はM100パノラミックテレスコープ、方位角指示器、砲手用象限儀などで、直接照準用にM99テレスコープを砲身右上に装着することもできます。
砲塔最後部に弾薬ラックが置かれ、20発の砲弾を収納しますが、弾数が少ないので砲塔後部ドアを上下に開いて給弾しつつ射撃を行います。
車長用キューポラに12.7mm機銃を装備し、個人携行用としてM3A1サブマシンガン1挺、M2カービン5挺を装備しています。
エンジンはAV-1790-7Bガソリンエンジンで、CD-850-4トランスミッションと組み合わされましたが、後にCD-850-4Bに変更され、操向装置がレバー式からハンドル式に変更されました。
1952年8月から1955年4月まで生産されましたが、陸軍では制式化後の不具合を改修した際に、主砲をマズルブレーキ無しの203mm榴弾砲M47に換え、搭載弾数が10発に減っている他はほぼ同じ構造のM55にされました。 海兵隊ではそのままM53が使用され、1969年からM107に更新されています。
1951年4月にM55の試作が発注され、1952年8月から引き渡されました、砲弾重量が91kgに増えたため、砲塔内にはホイストが設置されました。
生産途中でトランスミッションと操向装置が変更されたのもM53と同じです。
エンジンは12気筒空冷ガソリンエンジン(810馬力)で、2両が燃料直噴式エンジン搭載車に改造されました。
西ドイツにも引き渡され、1958~66年に使用されていました。
コメント
- イージーでゲームしたい負け犬用戦車 -- 2020-10-15 (木) 18:35:04
- こいつマジで害悪 -- 2020-12-29 (火) 22:04:52
- しつこく狙ってこられると、ろくに稼げん -- 2020-12-29 (火) 22:06:52
- 射界と機動力が十分有って火力、DPM、精度がほぼソ連の212Aと同じっていう優遇っぷり。ここまでの開発も楽なら運用も楽っていうボクノカンガエタサイキョウノジソウホウ -- 2021-01-19 (火) 23:37:56
- 見た目が好きで頑張って作ったけど素敵な使い心地。射角に機動力、火力も良しとか最高。 -- 2022-03-06 (日) 16:23:32
- 課金戦車クランの重戦車、駆逐戦車に榴弾で粘着するのたのしいーw -- 2023-08-17 (木) 09:18:08