M7 Priest

Last-modified: 2024-01-05 (金) 22:01:06

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Tier 3 アメリカ 自走砲

公式紹介ページ

スペック

車体

HP300
車体装甲厚(mm)102/38/13
最高速度(km/h)39
重量/最大積載量(t)22.9/23.1
本体価格(シルバー)47,00

パッケージ

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
初期状態Wright Continental R-975C1105 mm Howitzer M3VVSS T49M7D1300395
400HE
HEAT
53
101.59
410
350
69166
10G
4.72
5.00
0.74
18--/--/--16330
105 mm Howitzer M2A1開発時Ford GAA early105 mm Howitzer M2A1VVSS T51M7D1745
500HE
HEAT
53
101.59
410
350
69166
10G
4.84
5.00
0.72
20--/--/--16330

解説

  • 概要
    Tier3アメリカ自走砲
    • 火力
      射程は初期砲で約640m、後期砲で約980m。
      攻撃性能はほとんど一緒なので、射程を取るか命中率を取るかは自分の考えで決めていいだろう。
      ただし隠蔽率は劣悪で装甲も硬い所はあるが頼りにくい場所にあるので、敵に近づくという事は相応のリスクを抱えていることには気を付けよう。
      砲の選択は、リスクを負ってでも攻撃効率を取るか、自衛能力の低さを考慮して安全を取るかとも言い換えることができるだろう。
    • 105 mm Howitzer M3
      初期砲だが攻撃性能は最終砲とほぼ同一であり、射程のみが大きく異なる。
      射程は短い方だが、射程が短いということにはメリットもある。
      それは、恵まれた機動力を活かして積極的に陣地転換し射程ぎりぎりに敵を捉えて撃つことにより、山なり弾道を活かした障害物越えの射撃が狙いやすいという点だ。天板を撃ち抜く可能性も高くなる。
      また射撃距離が短いことは着弾までの時間が短いという事であり、命中率の向上にも繋がる。
      ただしこのTier帯は動きの速い戦車が多く試合のテンポも速いので、ちょっと欲張ったらもう敵に近づかれてるなんて言う事もあり得るのには注意。
    • 105 mm Howitzer M2A1
      初期砲の射程強化版。精度や発射速度も微強化されている。
      長射程になったことでより安全に攻撃できるようになったが、その分着弾までに時間がかかるようにもなっている。
      上述のように動きの速い戦車が多いTier帯なので、着弾までの間に逃げられることもある。
       
  • 装甲
    車体前面下部は101mm傾斜装甲というTierに比してオーバースペックにもほどがある。
    また側面も38mmとそこそこ厚く、機関砲くらいなら意外と弾く。
    SPGの性質上あまり活かせる場面は多くないが、敵に肉薄された際に命を拾うことが度々ある。
     
  • 機動力
    もう一つの特筆すべき点として、高馬力を誇る大出力エンジンを搭載できることが挙げられる。
    最高速度こそ平凡な値に収まっているものの、僅かな時間で最高速に達するため総合的な機動力は高い部類に入る。
    素早い射撃地点への移動や、敵に発見された際の回避運動(※車高の低い軽戦車との近距離タイマンなら、正面を向けるだけでかなりの砲撃を無効化できる)、車重と前面装甲を活かした体当たりなど様々な利用法があるため、工夫して活用していきたい。
     
  • 総論
    軽やかな動きが特徴の自走砲。
    快速さから射撃位置に陣取りやすく、素早く援護体制を整えたり、危険を察知したら素早く逃げ出すことができるなど自走砲初心者にも扱いやすい部類。
    自走砲のスタート地点としては申し分ない性能と言えるだろう。

史実

第二次大戦中、アメリカ軍の主力自走榴弾砲として、3,490両生産され重用されたのがM7プリースト自走砲です。
1941年10月、主力戦車として生産されていたM3中戦車に、オープントップの戦闘室を設け、そこに105mm榴弾砲を搭載する自走砲の開発指示を出され、T32の名称で2両のプロトタイプが完成しました。
T32の完成度は当初より高く、ほぼそのままの形で1942年4月にはM7自走砲として正式化され、即、量産に移されました。
M7は、M3中戦車ベースの車体を機関室より前にかけてオープントップ化した広々とした戦闘室を持つ構造にした為、左に15度、右に30度の視界を持つ105mmM2A1榴弾砲を搭載し、69発の砲弾と7名の搭乗員を載せることが出来るほどの余裕を持っていました。
M7の生産が進むにつれて、主力戦車もM3中戦車からM4中戦車へと移行するのに従い、M4と部品の共用化が進み、M7B1として、M4A3の車体をベースにしたものも並行生産されるようになりました。
M7B1は戦後も使用され、仰角を65度まで取れるように搭載位置を高くしたM7B2という改修型も登場しました。

また、主砲を撤去して、切り欠き部分を装甲兼乗降用スロープで補強した、プリースト・カンガルーという兵員輸送車がイギリスで運用されていました。 M7もしくはM7B1を改造して20名ほど搭乗可能、102両ほどカンガルーへ改造されたと言われています。

コメント

  • 側面装甲が38mmもあるのね。Pz.1cで弾かれまくってたまげた。 -- 2016-11-19 (土) 16:51:06
    • 正面装甲なんて102mmもあるんだぜww。 -- 2016-11-19 (土) 21:15:49
      • 車体だけね、戦闘室は薄いから同格には普通に抜かれるよ -- 2016-11-19 (土) 21:51:37
  • 機関砲をぶっ放して突撃してくる軽戦を焦らずに狙い撃ちやな。 それなりの装甲が有ってこそ。 -- 2017-01-04 (水) 13:15:34
  • 敵の位置みて転地、観測情報貰ってから狙って撃って当てられる。旋回時の減速くらいしか欠点らしい欠点がない -- 2017-01-20 (金) 06:47:16