SU-85I

Last-modified: 2024-03-10 (日) 11:28:02

ussr.su-85i.png

Tier 5 ソビエト連邦 駆逐戦車(課金戦車)

公式紹介ページ

スペック

HP530
車体装甲厚(mm)60/30/50
最高速度(km/h)50
重量/最大積載量(t)22.38/24.38
実用出力重量比(hp/t)13.42
本体価格(ゴールド)2,300G

戦車パッケージ

SU-85I
(2,300G)

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
SU-85IMaybach HL 120 TRM85 mm D-5S-85ASU-85ISU-85I5309RM
300AP
APCR
HE
119
161
43
160
160
280
58109
7G
98
13.33
2.30
0.42
48--/--/--44330525

解説

  • 概要
    Tier5ソ連プレミアム駆逐戦車
    マッチング域内でバランスの取れたTDである。
    マッチング優遇があり、Tier6までとしか当たらない。
    ただし、マッチング上ではHTと同等の扱いを受け、必然的にHTの相手をすることが多くなるので、弱点はしっかりと把握しておこう。
     
  • 火力
    • 85 mm D-5S-85A
      マッチング優遇があるのでそれなりに使えるが、同格と比較した場合、TDとしての性能は不足気味。
      SU-85の中間砲程度の性能で、APCRを使ってようやくTDらしい貫通力を得れるので、重装甲の車輌への有効射は厳しい。
      隠蔽率は高めなので待ち伏せしてじっくり弱点を狙いたい、だがソ連戦車らしく俯角5度で精度もイマイチなので扱い辛く、精密射撃は難しい。
      正面からでは敵戦車を貫通できない場面も現れる為、その際には機動力を生かして、敵戦車に回り込んで側背面への射撃を考えるべきだろう。
      幸い単発火力は160と同格でも高めで、DPMもそれなりにあるため、貫通さえできれば敵のHPをガンガン削っていくことが出来る。
       
  • 装甲
    前面は車体がおよそ50mm、戦闘室は傾斜込みでおよそ60mmとなっている。
    SU-85と同じく正面に限れば最低限の防御力は持っており、10榴が貫通しない程度は有る。
    またオープントップではないため、気休め程度ではあるが自走砲からの砲撃に対する防御もある。
    とはいえ、側背面や目立つキューポラは薄く、決してあてにしてはいけない。
     
  • 機動性
    加速は鈍いが旋回性能が高く、駆逐戦車としては優秀な部類だと言える。
    元となったIII号戦車にはやや劣るが、移動する分には十分、咄嗟の回避もそこそここなせる。
     
  • 視界
    SU-85との最大の差異。
    あちらは視界が280mと狭く索敵は味方に頼るしかなかったが、本車の視界範囲は330mと平均的な値。
    プレミアム車輌なので弱体化される心配も少ない
    そのためある程度は単独でも戦え、特に味方の少ない後半戦ではこの視界に助けられる場合もあるだろう。
     
  • 総論
    敵との距離感が重要な車輌である。
    近すぎると容赦なく弱点を狙われ、かといって遠距離から一方的に狙撃する精度はない。
    そのため待ち伏せよりは、不足気味の貫通力を補うために、視界や機動力を生かして回り込んでからの攻撃をすることによって、優秀なDPMを発揮することができると言える。

史実

スターリングラードの戦いでドイツ軍が壊滅した際に、300両ほど鹵獲したドイツのIII号戦車を改造したもので、砲塔を取り去った跡に固定式戦闘室を設け、76.2mm戦車砲F-34を右にオフセットして搭載する軽自走砲へと改造したものです。
実際に製造されたものは76.2mm砲搭載モデルのSU-76Iのみで、全長6.3m、車体長5.38m、全幅2.91m、全高2.375m、重量22.5t、装甲厚は10~50mm、エンジンはマイバッハHL120TRMガソリンエンジン(300馬力)で、最大速度50km/h、航続距離180kmを発揮しました。

計画上はこの85mm砲搭載する改造案のSU-85Iも存在していましたが、SU-85同様、85mmD-5砲の生産が手間取って、KV-85やSU-85への供給で手一杯だったために、机上プランのみで終わり、量産も実戦配備もされませんでした。
さらに、122mm榴弾砲M-30を搭載したSU-122Iも計画されました、こちらは図面はあるものの、写真は残っていないそうです。
また、G.I.カシタノフ技師による設計チームが、SG-122の名称で122mm榴弾砲M-30を搭載した中型突撃砲を開発、1942年7月に車両審査を受けましたが不採用となっています。
ゲーム中では、SU-85Iの方が、SU-76Iに先がけて登場しています。

SU-76Iは200両前後がキーロフ市の第38工場で改造されて1943年4月、最初の生産車5輌がスベルドルブスクの自走砲連隊訓練所に送られた後に、更に20輌が加えられ、翌月には早くも実戦に投入されました。
その後クルスクの戦いにも第13軍所属の16輌が投入され、半数(うち3輌炎上で全損)を失っています。
そして、16輌のSU-76Iと指揮用の鹵獲III号戦車1輌(または指揮車型を含むSU-76Iが15輌)による自走砲連隊が複数編成され、1943年秋のウクライナ戦線から本格的に登場しましたが、その間に、少なくとも1両がドイツ軍に再度鹵獲されて使用されているという記録があります。
その後、終戦まで使用され続けましたが、戦後は順次退役させられました。
ただ、1輌がクビンカ基地で稼動していたのですが、1968年に廃棄されました。
現在でも、カレリア地峡の川底から引き上げられた1輌が、ウクライナで記念碑として展示され、別の1輌がモスクワの博物館に現存しています。

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