車両の正式名称は「Spähpanzer Ru 251」ですが、IEの文字化け対策で、ページ名を「Spahpanzer Ru 251」にしています。
Tier 9 ドイツ 軽戦車
スペック
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 旋回速度 | 視認範囲 | |||||
初期状態 | MB 837 Aa | 90 mm Rheinmetall DM1 | Spähpanzer Ru 251 Proto I | Spähpanzer Ru 251 Drehturm 360° | 1,400 | AN/GRC-4 | |
700 | 42 | 20/20/20 | 720 | ||||
27.49 | 44 | 410 | |||||
開発完了時 | MB 837 Ea 600 | 90 mm Rheinmetall DM1 | Spähpanzer Ru 251 Proto II | Spähpanzer Ru 251 Drehturm 360° | 1,400 | AN/GRC-7 | |
900 | 46 | 20/20/20 | 745 | ||||
35.26 | 44 | 410 |
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
90 mm Rheinmetall DM1 | APCR HEAT HEP | 390 10G 350 | 215 250 102 | 240 240 320 | 9.84 | 2,362 | 2.00 | 0.36 | 41 | +18 -10 | |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 火力
HWK 12から引き続き初期砲のみ。
泣いても笑ってもこれで戦うしかないが、逆に言えば砲にかける経験値は必要ない。- 90 mm Rheinmetall DM1
アップデートで通常弾の貫通力が215mmにあがり、扱いやすくなった。金弾は変わらず貫通力250mmのHEATで、Tier8、9車輌が相手の場合でも弱点であれば正面からでも貫徹できるようになっている。
照準時間は短めであり後述の砲の俯角制限に気を付けてさえいえば俯角も10度まで取れるため扱いやすい砲となっている。
また、本車輌の榴弾は102mmの高貫通を誇るHEP*1となっているため、
背面の薄い英、米、仏重戦車や一部のソ連重戦車、軽戦車、装甲の薄い駆逐戦車用に数発用意しておくとよい。
正面を向いている時の俯角は5.8°だが、左右に36°(車体の角に砲が来る角度)から10°取れる様になる。
逆に左右に140度から強制的に1°の仰角が掛かる。
その事を忘れ6時方向に照準を合わせようとし、俯角が取れず困惑する様な事態が無い様に気を付けておこう。
- 90 mm Rheinmetall DM1
- 装甲
車体前面で25mm、車体の傾斜はきつ目だが、このTierにもなると無意味も同然である。
ドイツ戦車らしくHPは高く、Tier9LTとしてはT49に並んでトップだが、マッチングを考えると安心は出来無い。
幸い良好な隠蔽と走力があるので、被弾しない立ち回りを意識しよう。
相変わらず榴弾が貫通する装甲だが、ここまで来ればもはや慣れっこだろう。
- 機動性
最高速力は以前の80km/hから70Km/hに下がってしまったが、エンジン出力が大きく上昇し、上り坂も上りやすくなった。
- 隠蔽
Tier9LTの中でもフランスのAMX 13 90と並びトップ。
とはいえTierが上がって周りの戦車の視認範囲も上がっているため油断は禁物。
- 開発
開発するモジュールは僅か3つ。砲どころか改良砲塔すらない。
このため開発は割とすぐ終わる。
- 総論
隠蔽率と走力が非常に優秀だが装甲は無い久々の「純粋な軽戦車」となっている。
砲は優秀なので、観測ダメージを取りながらチクチクと嫌がらせをすると良いだろう。
史実
RU251(Spähpanzer RU251 (SpPz RU251):偵察戦車 RU251)は、ドイツ連邦共和国(西ドイツ)が開発した軽戦車である。
1960年に連邦軍参謀本部によりM41軽戦車及びSPz1を置き換えるための車両として計画され、ハノマーグ社によって開発された。ドイツ連邦軍向けの偵察車両としての他に、同様にM41 Walker BulldogやM24 Chaffeeといったアメリカ製軽戦車を導入した西側諸国へ両車の更新用として売り込むことも構想されていた。
1963年には一次試作車であるRU25-1(RU251)が完成したが、想定敵であるワルシャワ条約機構軍は既に偵察部隊にもT-54、T-55といった中戦車を配備していることが判明し、それらに対しては90mm砲は威力不足であり、戦闘を想定した偵察任務に用いるには105mm砲装備の中戦車が必要と結論された為、本車の開発計画は中止された。
RU251の構成は同時期に開発されたレオパルトIに酷似しており、レオパルトIをそのまま一回りほど小型化したといって良い構成となっている。砲塔の大まかな形状、武装や走行装置の配置、乗員構成等も同様である。
砲塔は防弾鋳鋼製の一体構造で、同じく防弾鋳鋼製の防盾を持つ。装甲厚は全周20mm、防盾部30mm、天面部が8mmとなっている。
主砲はラインメタル社製 BK90 40口径90mmライフル砲で、副武装にはラインメタル MG3 7.62mm機関銃を主砲同軸及び砲塔上ハッチの銃架に装備した。この他、4連装煙幕弾発射器を砲塔側面後部の左右に装備する。主砲基部には赤外線/白色光サーチライトの装備が可能となっていた。尚、照準装置は主砲同軸の望遠鏡式、及び砲塔上面右側に装備された潜望鏡式のもののみで、レオパルトIのようなステレオ式測距儀は装備されていない。
車体は防弾鋼板の溶接構造で、装甲厚は前面30mm、側面20mm、上/底面8mmであった。前部左側に操縦席、前部右側には車体弾薬庫がある。エンジン及び変速機は後部にあり、起動輪が最後部にある後輪駆動方式で、片側5個の中口径転輪と4個の上部支持輪を持つ。転輪には中央の第5/6輪以外にはダンパーが備えられている。履帯はダブルピン・ダブルブロック構造である。
乗員は車長・砲手・装填手・操縦手の4名であった。
RU251は2013年現在ドイツが開発した最後の軽戦車である。製作された試作車は現在もドイツ国内の博物館に展示されている。
コメント
- 速力はあるもののレオパルド以降のドイツLTの宿命として旋回性が悪い、前身SPICよりはエンジンパワーがあるためマシなものの最高速で側面を取りそのままNDKをしようとすると、曲がりきれず敵から離れてしまうなんてこともありえるので注意すること -- 2016-08-05 (金) 21:08:31
- ドイツ軽戦車の中ではルクスの次に楽しいと思う。 -- 2016-10-18 (火) 20:24:09
- 最速の足に良好な隠蔽と俯角が備わってるから丁寧に扱えればtier8LTでAMX1390と肩を並べるくらい強いね。 -- 2016-10-18 (火) 23:46:18
- みんなは、この子の榴弾何発持参してる?使った感じだと数発じゃ足らない事が多いゾイ。 -- 2017-01-04 (水) 11:34:29
- 狙撃する戦車じゃないし、走りながら撃つことが多いから榴弾たくさん積んでるよ。 -- 2017-01-23 (月) 10:02:35
- やっぱりそうか~AP減らして榴弾増やすよ。ありがとー♪ -- 2017-01-24 (火) 04:14:35
- 狙撃する戦車じゃないし、走りながら撃つことが多いから榴弾たくさん積んでるよ。 -- 2017-01-23 (月) 10:02:35
- 一発目の被弾で燃える事結構ない? -- 2021-02-24 (水) 20:22:48
- 後部エンジンだからお尻撃たれたか履帯後部の横から貫通されたんじゃない?消火器あったほうがいいよ。ドイツは燃えやすいからね -- 2021-03-03 (水) 21:04:24