Tier V 中国 中戦車
スペック
車体
HP | 575 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 45/45/40 |
最高速度(km/h) | 55 |
重量/最大積載量(t) | 28.64/29.0 |
本体価格(シルバー) | 430,000 |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
初期状態 | V-2 | 76 mm F-34 | Type T-34 | Type T-34 | 575 | 325 | |||||||
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480 | AP APCR HE | 86 102 38 | 110 110 156 | 100 | 56 6G 56 | 15.79 2.29 0.46 | 40 | 52/52/45 | 46 | 320 | |||
57 mm 55-57FG開発時 | V-2-34 | 57 mm 55-57FG | Type T-34M | Type T-34M | 450 | 525 | |||||||
500 | AP APCR HE | 112 189 29 | 85 85 95 | 100 | 56 7G 28 | 26.09 2.29 0.34 | 42 | 52/52/45 | 48 | 350 |
解説
- 概要
Tier5中国中戦車。
原型車両であるソ連製T-34にTypeが付いただけで、形状もあまり変わらないように見えるが、細かいところが少しずつ違っている。
その中で比較的大きい変化が、俯角が3°も減っている事、そして車重が少し増していることだ。
- 主砲
ラインナップはソ連製T-34の初期砲と最終砲が無いものとなっている。初期砲では貫通力が不十分なので、最終砲を装備してからが本領発揮となる。- 76mmF-34(初期砲)
発射速度やDPMは十分だが、課金弾でも貫通力が102mmしかなく、同格以上の重装甲の車両と正面から戦わざるを得ない状況では厳しい。また、弱点を狙うにしても、肝心の精度が0.46と劣悪なのが足を引っ張る。 - 57mm55-57FG(最終砲)
仰俯角を除く性能は本家と同じである。発射速度、貫通力、精度、DPM、どれも高く、地形にさえ気を配れば間違いない活躍が出来るだろう。弾速も初期砲に比べて速く、高精度と相まって、遠距離でも偏差射撃を命中させやすい。また、課金弾の貫通力が189mmもあり、弱点を狙い撃てば、マッチングされるほとんどの車両にダメージを与えることが出来る。隙のない正面装甲をもつO-IやSherman Jumboでも近距離から垂直に当てれば貫通できる。
ただし、ハルダウンしたT29、豚飯したBlack Princeなどは貫通不可能なので、側面に回れない状況では大人しくそこから撤退して、他の敵を撃つ方が得策と言える。
さらに付け加えるならば、両砲の共に総弾数が100発まで拡充されている。このため通常弾と課金弾の配分に気を使うことも、残弾を気にすることも無く戦闘に専念できるだろう。
ただし、俯角の問題は大きく、よく話に出るAMX 12 tの4°と比べても1°しか優っていないのである。
その為複雑な地形を走りながらの射撃は難しく、基本は主力の少し後ろから援護射撃を行う形となる。
しかしそれだけでは中戦車としての仕事ができないので、場合によっては一応有る機動力を駆使して敵を殲滅しよう。
- 76mmF-34(初期砲)
- 装甲
ソ連製T-34と同一である。車体正面は、角度をつければ同格以下の攻撃をある程度防いでくれる。ただし、改良砲塔正面の大部分は、実質50~70mm程度しかなく、ここを撃たれたらあっさり抜かれてしまうことにも注意したい。
- 車体
履帯の部分を除き傾斜装甲が採用されているため、スペック以上の防御力がある。しかし、同格の最終砲全般や格下TDでも通常弾の貫通力が100mmを越えているものが多いため、角度をつけないと割と簡単に抜かれてしまうだろう。また、単純な装甲厚が薄い分、榴弾による非貫通ダメージをもらいやすく、着弾角度に関係なくダメージを受けることも頭に入れておこう。特に、同Tier帯は10榴はじめ、榴弾砲を装備した車両が多いため、できるだけ被弾しない立ち回りが求められる。
正面上部、下部ともに45mmで60度傾斜しているため実質90mmある。正面の機銃口とハッチは周囲と同様45mm判定となっている。ただし、機銃口は傾斜が約17~27度しかないため、実質47~51mmと貫通されやすい。
上部と下部の中間に上下範囲は非常に狭いが、25度傾斜した80mm(実質88mm)の部分がある。
側面上部は40度傾斜の40mmで実質52mm、履帯裏は垂直の45mm、履帯は20mm判定となっている。- 初期砲塔
防盾の厚さは52mmあるが、中央部は垂直に近く、裏に装甲がないため、ほぼスペック通りの厚さしかない。上下の部分は、裏の装甲の傾斜がきついため、格上の攻撃も防げることもあるが、範囲はかなり狭いためあてにならない。運よくここに当たって防いでくれたら、ラッキーだと思おう。防盾脇の丸みを帯びた部分は、52mmあるが、中央に近い部分は角度が垂直に近いため、貫通力60~70mm程度でも抜かれやすい。
一番外側の部分は30度の80mm傾斜で実質92mmある。
しかし、砲塔付け根の部分は、垂直の52mmしかなく、上下範囲は狭いがかなり危うい。しかも、ここを抜かれると、砲塔旋回装置が破損または大破してしまうこともある。 - 改良砲塔
防盾と周囲の丸みを帯びた部分は初期砲塔と同じだが、外側の部分が52mm(傾斜込で60mm)と薄くなっている。しかし、初期砲塔では最終砲を使えないので、交換せざるを得ない。キューポラは垂直の52mmで特に弱点ではない。他の部分でも難なく抜けるので、わざわざキューポラを撃つ必要性も薄い。
- 初期砲塔
- 機動性
本車の足を引っ張るのが鈍い加速である。
大元のソ連製T-34の瞬発力が低い上に更に低くなっているため、飛び出し撃ちも厳しく、移動中も撃たれやすい。
幸い旋回能力については低いというわけでもなく、装甲も傾斜45mmと悪くないので、大胆な移動と小刻みな移動を使い分け、そして敵に対して向ける車体の角度に気を使うことで被ダメージを軽減しよう。
- 総論
このように、ソ連製T-34のチャイナコピーということで悪いイメージが先行しそうではあるが、いざ蓋を開けてみれば、かなり使いやすい戦車に収まっている。言わば、腐っても鯛である。
うまく動けばそれなりに弾き、撃てば良く貫通させられるので、器用貧乏にならないように活躍していこう。
史実
1950年代初頭に、数百両のT-34-76戦車がソ連から中国に輸出された。
その後、新型エンジンや近代化されたサスペンションなど、中国での設計改良により実用性の向上が図られた。
コメント
- TYPE59-16ロック解除に57戦、意外と手こずった。 -- 2021-01-13 (水) 22:00:58
- 最終砲はダメージ少ないが、貫通力、装填早いので、うまく回り込んでガンガン打ち込めばティアボトムでも十分活躍できる。 -- 2022-10-26 (水) 14:14:59