Tier 8 中国 駆逐戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 180/80/60 |
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最高速度(km/h) | 35 |
マッチング範囲(戦闘Tier) | 8~10 |
本体価格(シルバー) | 2,520,000 |
派生元車輌 | T-34-2G FT |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 旋回速度 | 視認範囲 | |||||
初期状態 | 12150LSG | 122 mm D-25TG FT | WZ-111-1G FT | WZ-111-1G FT | 1,200 | A-220 | |
550 | 22 | --/--/-- | 600 | ||||
12.36 | 26 | 370 | |||||
122 mm 60-122TG FT開発時 | 12150LTG | 122 mm 60-122TG FT | WZ-111-1G FT model 2 | WZ-111-1G FT | 1,200 | A-220A | |
600 | 25 | --/--/-- | 750 | ||||
13.42 | 26 | 370 | |||||
130 mm 59-130JG FT開発時 | 12150LTG | 130 mm 59-130JG FT | WZ-111-1G FT model 2 | WZ-111-1G FT | 1,200 | A-220A | |
600 | 25 | --/--/-- | 750 | ||||
13.33 | 26 | 370 |
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
122 mm D-25TG FT | AP HEAT HE | 1,025 14G 608 | 192 250 61 | 390 390 530 | 6.9 | 2,691 | 2.90 | 0.38 | 30 | +15 -6 | |
122 mm 60-122TG FT | AP HEAT HE | 1,065 12G 630 | 248 310 61 | 440 440 530 | 4.96 | 2,182 | 2.90 | 0.38 | 30 | +15 -6 | |
130 mm 59-130JG FT | AP HEAT HE | 1,215 13G 1,020 | 271 340 65 | 560 560 660 | 4.29 | 2,402 | 2.80 | 0.36 | 25 | +15 -6 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier8の中国駆逐戦車。
WZ-111をベースにした対戦車自走砲の計画案である。 - 火力
- 122 mm D-25TG FT
前身から引き継ぐ初期砲。発射速度、精度、照準時間が改善されている。
DPMの高さは魅力的だが、Tier8TDの主砲としては力不足。 - 122 mm 60-122TG FT
本車両専用の中間砲。単発火力が上昇、貫通力も相応に強化された。初期砲とは打って変わりDPMが低くなっている。 - 130 mm 59-130JG FT
最終砲。単発火力はTier8車両としてはISU-152の152mm砲やRhm.-Borsig Waffenträgerの15cm砲に次ぐ高さを誇り、通常弾貫通力も3位、金弾貫通力は1位と恐るべき威力を有する。さらに精度や照準時間も122mm砲よりも向上しており、取り回しがよくなっている。
- 122 mm D-25TG FT
- 装甲
この車両から中国駆逐戦車ツリーは重装甲化が顕著になるが、ベース車両であるWZ-111からは全体的に防御力が低減している。一方正面に実装甲厚170mmを下回る箇所は無いため、格下に対しては頼りになるだろう。
戦闘室正面は180~200mm厚で換算200~230mmほどとそれなりの防御力を持つが、WZ-111の砲塔ほどの硬さは無い。
キューポラは当たれば抜けるものの、非常に小さく狙いにくい。
車体装甲はWZ-111よりも薄くなっていることに注意されたい。車体上部は100mmに減厚されており170~180mm相当、下部はベースから据え置きで120mm厚170mm相当。
側面は最上部の120mm部分が80mmに減厚されているが、そのほかは変化なし。空間装甲と裏のきつい傾斜装甲はそのままである。
最大俯角を取り車体下部を隠すハルダウンを行えば、貫通190mm程度の弾であればシャットアウト可能。とはいえ俯角が6度と微妙なため、積極的な活用は難しいかもしれない。
天板が25mmと薄く、自走砲の榴弾が貫通する危険性がある。 - 機動性
比較的軽快な機動性を持っていたこれまでの駆逐戦車から一転、重装甲化の代償に重戦車レベルにまで低下してしまった。重駆逐の中では速い方だが、最高速度の35km/hはある程度直進できる距離が無いと到達できず、平地では30km/h程度である。
旋回速度も相応になり中戦車などに纏わりつかれると一方的に撃破される危険性が高い。
一方で後退速度は優秀で18km/hもの速度で後退することができる。出力の問題があるため出足は遅れるものの、前後退による位置調整はしやすい。 - 総論
総合的に見れば火力に重きを置いた重駆逐戦車である。
砲威力は同格3位と強力であり、貫通力も高い為、格上にも正面から攻撃を通すことができる。
砲精度がやや悪いので必要に応じて距離を詰めよう。
防御面は、重駆逐として見れば弱点が大きくHPが低い代わりに、隠蔽率がTier8重駆逐の中ではT28に次いで高い。ついでにそちらよりは機動力もある。
バランスタイプになり損なった中途半端な特性の重駆逐戦車という印象も受けるが、戦闘室装甲は十分であるので、ハルダウンを駆使してこちらの火力を押し付けて行くことができれば、重駆逐として戦線を支えることができるだろう。
史実
WZ-111-1G FT 駆逐戦車の開発は、WZ-111 重戦車の開発経験に基づいて行われました。WZ-111 の試作車輌が 1960 年代前半に製造され、走行試験が実施された結果、その設計に多数の欠点があることが判明し、WZ-111 の開発は 1964 年に中止されました。WZ-111-1G FT の設計にはソ連の戦車製造技術の影響が見られましたが、試作車輌が製造されたという情報はありません。(ゲーム内説明より)