Tier 3 ドイツ 自走砲
スペック
車体
HP | 295 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 30/15/15 |
最高速度(km/h) | 40 |
重量/最大積載量(t) | 10.85/11 |
本体価格(シルバー) | 48,000 |
修理費(シルバー) |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
初期状態 | Maybach HL 57 TR | 10.5 cm leFH 16 L/22 | Wespe-Ketten Ausf. A | Wespe-Turm | 295 | FuG 5 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
130 | HE HEAT | 53 104 | 410 350 | 32 | 128 10G | 4.88 5 0.70 | 22 | --/--/-- | 16 | 330 | 310 | ||
10.5 cm leFH 18 L/28開発時 | Maybach HL 45 P | 10.5 cm leFH 18 L/28 | Wespe verstärkte ketten | Wespe-Turm | 295 | FuG Spr. 1 | |||||||
150 | HE HEAT AP | 53 104 64 | 410 350 350 | 32 | 128 10G 120 | 4.88 5 0.66 | 24 | --/--/-- | 16 | 330 | 455 |
解説
- 概要
Tier3ドイツ自走砲。
II号戦車の車体に10.5cm砲を搭載した車両。
ドイツ自走砲ルートの始まり。 - 火力
射角が広いので扱いやすい。- 10.5 cm le.F.H. 16 L/22
初期砲。
HE貫通力53mmは直撃させれば貫通して一撃撃破もあり得る。
金弾はHEAT、至近弾による爆風ダメージは望めないが、重装甲車の前面を貫通させるには有効。接近戦用に数発持っておこう。
精度・照準時間共に良好。ただしこのTire帯は全体的に機動力が高めなため、当てるのに少し難儀する。 - 10.5 cm le.F.H. 18 L/28
最終砲。
射程は約1000m弱に延びるので、射程不足に悩む場面は減るだろう。ただし攻撃力は据え置き。
新たにAP弾が搭載可能になったが、貫通力はあまり上がらない上に威力は減少している。
特攻者対策でもなければ使う機会はまずない。
- 10.5 cm le.F.H. 16 L/22
- 装甲
装甲は多分にもれず紙。
車体正面は30mmあるので同Tier以下の機関砲程度なら運が良ければ跳弾できるかもしれない。
隠蔽率は駆逐戦車並みに高い。 - 機動性
カタログ上の最高速度は40km/hと優れるものの、加速が非常に遅いため実質的な移動速度は20km/h程度。ちょっとした段差や旋回に足を取られやすい。
一度敵に見つかると、多くの自走砲がそうであるように逃走は困難を極める。背の高い障害物が遍在するマップでは、射線が通る狙撃ポイントを事前に抑えて素早く移動したい。 - 総論
同Tier帯の自走砲の中では癖が無く、精度に優れた扱いやすい車両。
自走砲の入門用にも向いており、自走砲初心者にも優しい優良車両と言える。
史実
Sd.Kfz.124。ドイツ軍の10.5cm自走榴弾砲で、制式名称はLeichte Feldhaubotze 18/2 auf Fahrgestell PanzerkampfwagenII (Sf)(leFH18/2搭載II号戦車車台・自走式)である。
Ⅱ号戦車F型を改造した車体に28口径10.5cm榴弾砲leFH18/2を搭載したもので、当初はHummelまでの繋ぎとして開発されたが、使い勝手が良かったので大量生産された、スタイリングもミニフンメル然としている。
1942年に開発が始められ、Marder IIと共にII号戦車を改造することが決定した。
車体をMAN社が、戦闘室をアルケット社が担当し開発が進められた。
試作車は1942年秋頃に完成して、試験の結果が非常に優れていた為、翌年2月にはFAMO社に対して100両の大量発注が行われた。
当初は、マルダーIIと並行生産していたが、1943年6月からはマルダーIIの生産を終了し、本車に生産を集中させた。
同年末には専用の弾薬運搬車と併せて835両に受注が削減、生産終了する1944年7月までにヴェスペ676両、弾薬運搬車159両が完成している。
車体前部左側に操縦室、右側に変速機、車体中央部に機関室、やや延長された後部に戦闘区画を設けている。車体前面上部の傾斜装甲は上部構造物前面まで延長された。
冷却器や通風口蓋なども機関室の移動に伴い改造されており、機関室左側面にはスリット状のエンジン冷却用インテークがあり、右側面にはラジエター排出口がある、車体が後部を延長し、エンジンを中央に移動している。
重量がII号戦車より1t余り増加したため、第1、2、5転輪のアームにダンパーが追加された。上部転輪は3個で、履帯は300mm幅のものを使用。
戦闘区画上部にオープントップ式の戦闘室を設けてleFH18/2を搭載しており、後面の装甲板は一部倒してプラットフォームにすることができる。
戦闘室前の機関室上面と戦闘室最後部床面にはトラベリングクランプが装備されている。
全長4.81m、全幅2.28m、全高2.3m、重量11.48t。
旋回俯仰操作は手動式、旋回角は左右20度、俯仰角はマイナス5度からプラス42度で、FHGr(14.81kg)のチャージ6で最大射程10,650m、砲口初速毎秒470m。
弾薬搭載量は30発、装薬薬莢はチャージ1~5合わせて30発、チャージ6が15発。
弾種はFHGr(榴弾),10cmPzgr(徹甲弾),、10cmGr39rotHI/A・B・C(成型炸薬弾),照明弾,発煙弾で、対装甲弾の貫徹力はPzgrのチャージ5で52mm(射距離500m/衝角30度),Gr39rotHI/Cのチャージ5で100mm(射距離500m/衝角30度)である。対装甲弾の最大射程はPzgrのチャージ5で1,500m,Gr39rotHI/A・B・Cのチャージ6で1,500m。通常、AZ.23ヒューズ付きFHGr18発、二重ヒューズ付きFHGr4発、Gr39rotHI/A・B・Cいずれか8発を搭載する。また、乗員の自衛用にMG34機関銃1丁、MP38短機関銃2丁を搭載する。
エンジンはII号戦車C型と同じマイバッハ製HL62TR(140馬力)で、変速機は6速のZF製SSG46。最大速度40km/h。
乗員5名で、各乗員はインターコムを標準装備する。
1944年型機甲師団の編成では砲兵連隊第1大隊の1個中隊に6両配備されることになっていた。1943年1月から1944年6月までに676両が生産され、前線から引き上げられたII号戦車を使用して1945年1月までに57両が完成した。部隊配備は1943年5月で、クルスクの戦いを皮切りに終戦まで第一線で使用された傑作自走砲である。
ヴェスペ弾薬輸送車が随伴として行動しており、ヴェスペの主砲を外して開口部を装甲板で塞ぎ、戦闘区画に90発の弾薬を搭載できるようにしたタイプである。乗員は3名に減った。
いざという時には、野戦修理場などでヴェスペ自走榴弾砲への再改造が行えるようになっている。
ヴェスペはドイツ語でスズメバチを意味する。
コメント
- 射角が広いのは本当に助かる -- 2016-08-15 (月) 01:42:50
- bisonよりこいつかな( ^∀^) -- 2018-05-05 (土) 20:46:11
- 数戦使ったが、鈍足以外はFV304より優秀 -- 2020-12-27 (日) 15:05:07
- ティアが段違いな304とこいつで性能比較するのはちょっと意味わかんない。しかも環境がガラリと変わって304の長所がさらに特化して性能からなおさらね。 -- 2020-12-27 (日) 21:30:48
- どっちが今の戦場で活躍出来るかって事じゃないの -- 2020-12-27 (日) 22:38:48
- そんなもんティアが違うから環境も違うしプレイヤーの腕次第でも変わってくるからなおさら比較にならんやんけアホか!純粋な比較対象になるのは車輌性能やけど、そもそもマッチングすらせんティア同士やのに比べてなんになんねん!比べるんやったらせめて同じティア帯の自走にしとけっちゅーねん -- 2020-12-28 (月) 00:10:55
- うざ -- 2020-12-28 (月) 12:12:42