1939年 大日本帝国 空母 飛龍
日本ツリーの高ティア中型空母。
実装された中では初のシルバー購入可能な空母である。
ミッドウェー海戦では第一航空艦隊が壊滅した後も単艦で奮闘し、最終的には撃沈されたものの空母ヨークタウン(初代)を撃破して一矢報いた活躍で有名。
飛龍と言えば飛行甲板の日の丸と『ヒ』印。日の丸はゲームでは格好の的にはならないのでご安心を
シルバー消費で使用可能な迷彩であり、有効時間は短いものの、火災発生率を大幅に減少させる効果を持つ。
現在は同じ内容で永久バージョンも販売されているので、ゴールドに余裕があればそちらを買うと安上がりになる。
飛龍のエレベーター配置。
格納庫容量は前部が9機、中部が9機、後部が6機である。
複数のエレベーターを同時に使用することで、多数の機体の発艦が可能。
艦載機発艦準備中。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
年代 | 1939 | 国家 | 大日本帝国 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
艦種 | 空母 | 対潜 | × | ||||
耐久値 | 23576(21050) | 戦闘成績(BR) | 420 | ||||
無装甲排水量(t) | 7276 | 無装甲速力(kt/h) | 40.2(36.5) | ||||
基準排水量(t) | 20312 | 最大速力(kt/h) | 34.9(31.8) | ||||
最大排水量(t) | 21887 | 最大舵角 | 27.5(25.0) | ||||
可視距離(km) | 13.4(12.5) | 格納庫容量 | 7200 | ||||
最大搭載機数 | 72 | 編隊数 | 8 | ||||
アンロック費 | 1720000S | 購入費用 | 17200S | ||||
3000G |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
甲板部 | 1.9 | 1.9 | 5.5 | 70 | ||
舷側部 | 3.5 | 5.5 | 3.5 | 50 |
搭載武装
※購入時は非武装状態
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
40口径 八九式 一二糎七 連装高角砲 | 280 | 14.8 | 4.3 | 7 | 60 | 10 | 425(AA)/425 |
艦載機
機種 | 名称 | 攻/防 | 航続時間 (sec.) | 巡航速度 (km/h) | 機体重量 (t) | 格納庫容量 | 装備 | 火力 | 装備重量 (kg) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
艦戦 | A5M4 九六式艦上戦闘機 | 90/200 | 1150 | 440 | 1 | 80 | - | - | - | ||
A6M2 零式艦上戦闘機二一型 | 310/210 | 1062 | 533.4 | 1 | 100 | 30kg 爆弾 | 300 | 30 | |||
A6M3 mod.22 零式艦上戦闘機二二型 | 320/210 | 1008 | 540 | 1 | 115 | 30kg 爆弾 | 300 | 30 | |||
A6M3 零式艦上戦闘機三二型 | 320/210 | 594 | 546 | 1 | 120 | - | - | - | |||
A6M5 零式艦上戦闘機五二型 | 320/280 | 1385 | 564 | 1 | 120 | 30kg 爆弾 | 300 | 30 | |||
艦爆 | D3A2 九九式艦上爆撃機 | 90/305 | 710 | 455 | 2 | 100 | 250kg 通常(AP)爆弾 | 2135 | 250 | ||
250kg 陸用(HE)爆弾 | 1650 | 250 | |||||||||
艦攻 | B5N2 九七式艦上攻撃機 | 50/245 | 960 | 428 | 2 | 80 | 九一式航空魚雷改一 | 1518 | 784 | ||
800kg 爆弾 | 2700 | 800 | |||||||||
艦偵 | D4Y1-c 二式艦上偵察機(彗星偵察型) | 25/295 | 750 | 533 | 2 | 110 | - | - | - |
※パイロット数は8名。
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
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Ⅰ | 射撃管制装置(主砲射程距離+13%) | 電波探信儀(理想発見距離+7%) | 方向舵(転舵反応時間-14%) | 消火器(自艦火災継続時間-20%) | ||
Ⅱ | 新式榴弾(榴弾燃焼継続時間+10%) | 精密探信儀(強制発見距離+6%) | 副舵輪(横滑り防止+10%) | 排水ポンプ(自艦浸水継続時間-15%) | ||
Ⅲ | × | 特殊塗装(隠蔽性+7%) | 変速機(加速性能+10%) | 側面装甲帯(被雷ダメージ-12%) | ||
Ⅳ | × | × | 舵輪(最大舵角+10%) | 船体強化(HP+12%) | ||
Ⅴ | × | × | ボイラー(速度+10%) | ダメージコントロールシステム(スキル『応急修理』アンロック) |
立ち回り方
他の空母同様、戦線後方から敵艦隊を攻撃しよう。
本艦は攻防速と適度にバランスの取れた性能を誇っているが、空母としては特に機動力に優れるため、一定箇所に留まらずに動き回っていた方が敵の攻撃から逃れやすい場合もある。その際、急降下爆撃機の標的になりやすい直線航行は極力しないように心がけよう。
ただし単独行動が過ぎると駆逐艦などに襲われた際に対処できなくなる。どの空母にも言えることだが、味方の護衛艦から離れすぎないようにしよう。高速艦とは言え、砲戦に秀でた敵艦に先回りされたりして接近を許してしまったらひとたまりもない。
航空兵装
最大72機の航空機を搭載可能。
瑞鶴同様に一度に3部隊の発艦準備が可能だが、機数は前部9機、中部9機、後部6機とやや少なくなっている。
- 艦戦
零戦シリーズを二一型から五二型まで、さらに攻撃力は低く速度も遅いものの視界と旋回性能に秀でた九六式艦戦を搭載することが出来る。持ち味の違う機体を混載することで対応力が高くなるが、基本的に性能が高くなるほど容量を食う。格納庫の状況と相談しつつ搭載機種と機数を選定しよう。
横転性能に優れ乱戦に強い零戦三二型はいくらか積んでおきたい。
- 艦爆
九九式艦爆を搭載している。徹甲爆弾(通常爆弾)とHE爆弾(陸用爆弾)を選択可能であり、徹甲爆弾を装備した場合は甲板装甲が厚い相手に対しても有効打を与えられる。また、巡洋艦など雷撃を避けられやすい中型艦艇に対してもオート爆撃でそこそこ命中弾を見込むことが可能。
- 艦攻
九七式艦攻を搭載可能。格納庫容量をあまり食わないのは有難い仕様であり、容量を食う新型機を艦戦として大量配備した場合など、対艦攻撃役を九七式艦攻に絞ることで総機体数の減少と打撃力低下を抑えられる。
また、史実ネタか本艦は彗星偵察型もとい二式艦上偵察機の搭載も可能。速度はそこそこだが視界が非常に広い優秀な偵察機なので、一部隊上げておくだけで敵情把握が一気に楽になる。
飛龍は航空機の総搭載数で他の空母に後れを取りやすいだけに、情報面でアドバンテージを握りつつ無駄のない艦載機運用を心掛けたい。
主砲
おなじみ八九式連装高角砲である。貫通力・威力が共に最低レベルであり、対艦では放火程度にしか役に立たない。
駆逐艦相手なら多少打撃を与えられる場合もあるが、御守り以上の期待は持たないようにしよう。
対空
敵航空機を何機も墜とせるほど高いわけではない。
手動対空砲火を使用してもそもそもの高角砲の門数が少ないので、あまり効果的な弾幕を張ることは出来ない。威嚇用か、迂闊に接近してきた敵観測機を墜とせるくらいと思っておいた方が良いだろう。
敵機に対しては基本的に艦戦で対処するようにしよう。
装甲
空母の中ではやや厚い部類だが、デフォルト状態の装甲では下手をすると艦爆一編隊の爆撃で瀕死状態に陥る可能性がある。積み増しすれば一撃爆沈は無くなるだろう。
とは言え排水量制限に加えて装甲が嵩張るためカチカチには出来ず、装甲耐久自体もそこまで高くない模様。戦艦クラスの主砲砲撃をモロに食らおうものなら、あっという間に沈められる可能性も高い。
中型空母である本艦は、いっそのこと最低限を残して装甲を削り、回避能力を底上げした方が有効かも知れない。
最高速度を上げると機動性も向上するため雷撃機の魚雷回避はしやすくなるが、艦爆に関しては進入角度によってオートでもそれなりに命中弾を出してくるため、制空戦に余裕があれば直掩機を2小隊くらい貼り付けて警戒に当たらせておいた方が良い。
機動性
前述の通り空母の中でも高い機動力を持つ。排水量ギリギリまで装甲を載せても32knotは確保出来るため味方艦(後方)について行く事も容易であり、艦載魚雷は回避しやすい。
最大舵角が狭いため旋回半径は大きいものの、舵の反応は悪いわけではないので、速度が乗っていればそれなりに曲がってくれる。
総評
特にこれといったクセがない為、初心者が空母のノウハウを学ぶのにはうってつけの空母である。空母始める人はまずこれ!
空母としては戦闘成績も低めなので、味方に強艦を呼びやすいのも長所。
搭載機数に勝る米空母には苦戦を強いられる事もあるが、旋回戦に引き摺り込みつつパイロット数の優位を活かして立ち回ることが出来れば、格上相手でも一矢報いることが可能。逆に米空・独空が得意とする一撃離脱に釣られてしまうと、為す術なく壊滅するので注意が必要。
本艦の天敵は同様の艦載機を同数以上搭載可能な加賀や瑞鶴、信濃といった格上日本空母である。
歴史背景
飛龍は日本海軍が就役させた中型正規空母。
元々は蒼龍型の二番艦として計画されたが、起工前に日本が軍縮条約を破棄したことに伴い、飛行甲板の幅を1m広げるなど大幅に設計を変更。排水量も大きく増え準同型艦として就役した。赤城とともに艦橋が左舷中央部にある世界的にも珍しい配置を採っているが、着艦の難しさからパイロットの評判は良くなかった。そのため、後に飛龍の船体設計に範を取って建造された雲龍型空母においては、艦橋は右舷側に戻されている。
竣工後、昭和16(1941)年に飛龍は南部仏印進駐の支援を行い、日米開戦の際には第一航空艦隊に所属。第二航空戦隊旗艦として真珠湾攻撃で活躍した。翌年のセイロン島沖海戦でもイギリス海軍東洋艦隊に対し飛龍の急降下爆撃隊は大きな戦果を挙げた。
快進撃を続けた飛龍だったが、赤城・加賀・蒼龍と共に参加した同年6月のミッドウェー海戦が最後の戦場となった。連敗で後がないアメリカ太平洋艦隊が送り出したヨークタウン級空母三隻の艦載機による攻撃を前に、戦闘に参加した飛龍以外の日本側主力空母三隻は早々に被爆し壊滅。離れた場所にいたためただ一隻被害を免れた飛龍は単艦で反撃を行い、空母ヨークタウンを大破に追い込むなど善戦したものの衆寡敵せず、爆撃を受けて大破炎上し沈没した。