解説
主に駆逐艦に搭載され、潜水艦を攻撃する目的で使用される。
艦砲などとは異なり積極的な直撃弾を狙った武装ではなく、水中爆発時の爆圧で潜水艦の外殻を損傷させて浸水・圧壊を誘発させるのが目的だった(ヘッジホッグは異なる)。
本ゲームにおいては、至近距離で爆発すると直撃弾扱いとなって潜水艦にダメージが入り、確率で浸水の状態異常を与える仕組みとなっている。
適当にばら撒けば当たる訳ではなく、敵艦の潜んでいる位置に爆発深度調整を施しての攻撃が必要不可欠。
ゲームでもこの仕様は同様だが、10m程度の誤差であればダメージを与えられる。
対潜兵装は概して射程が短いため、潜水艦からの反撃も考慮して攻撃を行う必要がある。
対潜兵器一覧
爆雷
対潜 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 散布界(X/Y) | 装填 速度(s) | 沈降 速度(m/s) | 重量(t) | 最大深度(m) | 基本弾数 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
爆雷 | 2800 | 0.0 | 0/0 | 10 | 5 | 7 | 100 | 10 | |||
搭載可能艦艇 | 全ての高ティア駆逐艦 | ||||||||||
アメリカ | 巡洋艦 | Atlanta | |||||||||
ソ連 | 巡洋艦 | Kirov |
- 解説
最も基本的な対潜装備。
射程は0、つまり攻撃するには潜水艦の直上を通過する必要がある。
敵潜から反撃をもらう可能性が極めて高いが、ダメージも大きい諸刃の剣。
先に相手に魚雷を撃たせて回避し、再装填中に接近して攻撃するなどのテクニックが必要になる。
もちろん潜水艦の側もこうした事情を把握していることがほとんどなので、1対1の爆雷戦は読み合いになることが多い。
味方駆逐艦が複数隻いるなら、一隻が囮になっている間にもう一隻が攻撃するなど連携すれば比較的安全に攻撃が可能。
対潜 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 散布界(X/Y) | 装填 速度(s) | 沈降 速度(m/s) | 重量(t) | 最大深度(m) | 基本弾数 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
100KG B TG Scot. 爆雷投射機 | 800 | 1.6 | 0/0 | 15 | 5.8 | 5 | 100 | 20 | |||
搭載可能艦艇 | ドイツ | 駆逐艦 | 1936A/Z52 | ||||||||
イタリア | 駆逐艦 | Oriani? |
- 解説
欧州枢軸国で利用された投射型の爆雷。通常の爆雷とは違い、より遠方を攻撃可能。
ただし単発式なので、これだけで敵潜水艦を追い詰めるのは少々難しい。通常の爆雷と併用するのが良いだろう。
ヘッジホッグ
対潜 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 散布界(X/Y) | 装填 速度(s) | 沈降 速度(m/s) | 重量(t) | 最大深度(m) | 基本弾数 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Mark11 | 220 | 1.8 | 0/0 | 75 | 3.5 | 4 | 100 | 48 | |||
搭載可能艦艇 | アメリカ | 駆逐艦 | Farragut/Mahan/Halford/Gearing | ||||||||
巡洋艦 | Atlanta | ||||||||||
フランス | 駆逐艦 | Vauquelin/Le Terrible | |||||||||
中国 | 駆逐艦 | 洛陽/安陽/岳陽 |
対潜 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 散布界(X/Y) | 装填 速度(s) | 沈降 速度(m/s) | 重量(t) | 最大深度(m) | 基本弾数 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Mark15 | 220 | 1.8 | 0/0 | 125 | 3.5 | 17 | 100 | 48 | |||
搭載可能艦艇 | アメリカ | 駆逐艦 | Halford/Gearing |
- 解説
前方多段投射式の小型爆雷。ただし通常の爆雷とは異なり、起爆には潜水艦への接触を必要とするため対潜迫撃砲に分類する向きもある。
24発の小型弾頭を投網を行うように一斉発射して円形にバラ撒き、一発でも敵潜水艦に接触すると全ての弾頭が一斉に起爆する。
この兵器の開発によって対潜戦闘は飛躍的に進歩し、また対潜攻撃を担える艦艇の増加や攻撃時の安全性の向上にも大きく貢献した。
本来は英国で開発されアメリカ・フランスなどの連合国全体で使用された兵器だが、ゲームではアメリカ・フランスおよび一部中国の艦艇で使用可能。
史実とは異なり、爆発には深度調整を行う必要がある。また、単発で発射することも可能。
ゲーム的には威力を落として大量発射が可能な爆雷といった使い方になるが、いずれにせよ通常の爆雷とは違い前方~斜め前方に向けて発射可能で、非常に使い勝手が良い。
駆逐艦の安全性向上には史実通り一役買っている。
Mark11、Mark15ともに使用感はほとんど変わらないが、Mark15は主砲との交換装備となるため留意が必要。
対潜迫撃砲
対潜 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 散布界(X/Y) | 装填 速度(s) | 沈降 速度(m/s) | 重量(t) | 最大深度(m) | 基本弾数 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
スキッド MarkⅣ | 950 | 2.15 | 0/0 | 20 | 8 | 16 | 100 | 30 | |||
搭載可能艦艇 | イギリス | 駆逐艦 | Tribal/O class |
- 解説
英国の開発した対潜迫撃砲。
ソナーと連動しており、目標を探知するとその周囲に向けて、着弾点が三角形を描くように自動で発射。スキッドを二基搭載していた場合、敵潜を囲むように六角形の形で着弾する。
直撃を狙った兵器ではなく、爆圧で敵潜水艦を破壊することが目的の兵器である。
ゲームでは特にソナーと連動してくれるというような便利な機能はないので、自身で深度調整をして発射しなければならない。
発射弾数は少ないものの、威力は通常型爆雷に次ぐ上に射程もそこそこあり、装填速度も速いためかなり使い勝手は良い。
なお他の対潜兵器は爆雷に追加する形で装備可能だが、スキッドのみ爆雷との交換になるため注意しよう。
対潜ロケット
対潜 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 散布界(X/Y) | 装填 速度(s) | 沈降 速度(m/s) | 重量(t) | 最大深度(m) | 基本弾数 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
15cm 九連装 対潜噴進砲 | 230 | 2.3 | 27.1/20.2 | 25 | 4 | 7 | 100 | 72 | |||
搭載可能艦艇 | 日本 | 駆逐艦 | 白露/島風/秋月 | ||||||||
巡洋艦 | 大淀 | ||||||||||
攻撃空母 | 瑞鳳 | ||||||||||
中国 | 駆逐艦 | 丹陽 |
- 解説
日本で試作された対潜ロケット砲。九連装という名の通り、最大九発まで連続発射可能。
元ネタは峯風型駆逐艦「澤風」が試験的に装備した噴進爆雷砲と思われる。和製ヘッジホッグとも呼ばれるが詳しいことは分かっておらず、運用実績もない。
史実では200mが精々だったヘッジホッグと比較すると噴進爆雷の射程は2kmと非常に長いが、この差は前者が発射システム的に迫撃砲であり、こちらがロケット兵器であることによる。
その特性上、浮上中もしくは潜望鏡深度を航行中の潜水艦を攻撃するための兵器だったと推測されている。
ゲームでは有難いことに他の爆雷同様、深度100mまで攻撃できる対潜兵装となっている。
砲塔との互換形式であるため装備するには主砲ないし副砲を撤去する必要があるが、その代わり艦砲同様の砲旋回が可能であり狙いが付けやすい。