1910年 中華民国 防護巡洋艦 應瑞
中国ツリーの低ティア軽巡洋艦。
本級の艦名は「應瑞」だが、実は肇和級巡洋艦の妹艦。ただし造船所が違うためスペックに差がある
初期艦の海圻とはまた違う尖った強みがある。
左舷側から。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
年代 | 1910 | 国家 | 中華人民共和国 | ||||
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艦種 | 軽巡洋艦 | 対潜 | × | ||||
耐久値 | 15800 | 戦闘成績(BR) | 105 | ||||
無装甲排水量(t) | 1423 | 無装甲速力(kt/h) | 30.7(28.2) | ||||
基準排水量(t) | 2460 | 最大速力(kt/h) | 24.6(22.6) | ||||
最大排水量(t) | 2500 | 最大舵角 | 84.0(75.0) | ||||
可視距離(km) | 12.0 | 絶対視認距離(km) | - | ||||
アンロック費 | 120000S | 購入費用 | 1200S | ||||
245G |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
甲板部 | 1.0 | 1.0 | 1.0 | 15 | ||
舷側部 | 1.5 | 1.5 | 1.5 | 15 |
搭載武装
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
40口径 15.2cm 速射砲 | 600 | 12.15 | 4.3 | 7 | 73 (23+5/50) | 55 | 250/250 | |||
45口径 12cm アームストロング Mk.Y カノン砲 | 500 | 7.2 | 6 | 10 | 35 (15+1/50) | 50 | 500/500 | |||
40口径 10.2cm 速射砲 | 400 | 12.15 | 2.9 | 10 | 51 (1+5/20) | 55 | 100/100 | |||
50口径 15.2cm 速射砲 | 600 | 15.1 | 5.5 | 7 | 38 (28+1/20) | 70 | 100/100 | |||
副砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
40口径 7.6cm 単装高角砲 | 300 | 10.8 | 3.5 | 15 | 31 (15+1/50) | 60 | 400/400 | |||
45口径 12cm アームストロング Mk.Y カノン砲 | 500 | 7.2 | 6 | 10 | 35 (15+1/50) | 50 | 500/500 | |||
40口径 10.2cm 速射砲 | 400 | 12.15 | 2.9 | 10 | 51 (1+5/20) | 55 | 100/100 | |||
魚雷 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 雷速(knt) | 基本弾数 | ||
18インチ 水中魚雷 | 2000 | 5.5 | 50 | 10 | 8 (5+1/1) | 27.5 | 3 |
※試験的に重量の詳細を表示(兵装自体の重量+1単位あたりの弾薬の重量/1単位の弾数)
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
Ⅰ | 照準システム(主砲射撃精度+9%) | 特殊塗装(隠蔽性+6%) | 制動機(後進加速度+12%) | 消火器(自艦火災継続時間-10%) | ||
Ⅱ | 主砲装填装置(主砲装填時間-9%) | 精密探信儀(強制発見距離+5%) | 新型艦首(旋回抵抗-9%) | 排水ポンプ(自艦浸水継続時間-12%) | ||
Ⅲ | 射撃管制装置(主砲射程距離+10%) | 精密探信儀(強制発見距離+7%) | 変速機(加速性能+10%) | 鋼鉄甲板(榴弾被弾ダメージ-10%) | ||
Ⅳ | 改式榴弾(榴弾発火率+15%) | × | 舵輪(最大舵角+12%) | × | ||
Ⅴ | 新式炸裂榴弾(榴弾ダメージ+15%) | × | ボイラー(巡航速度+9%) | × |
立ち回り方
中国艦らしいカスタマイズを前提とした艦である。
デフォルト状態では一見海圻より貧弱にも見えるが、しっかり砲を換装すれば驚くべき手数型の艦と化す。また舵角については75度、部品を付ければ84度という、もはや異次元の数値を誇っている。
ビギナーモードが削除されたことに加え副砲の精度が全体的に大幅低下した煽りをモロに受けてしまい、現環境では立ち回りにかなり気を遣う必要が生じている。残念ながら以前のような活躍は期待しづらくなった。
主砲
単装砲を6門搭載可能。砲配置の関係上、片舷に指向できる最大数は4門が限界である。
史実砲でもある40口径15.2cm砲は性能が低く、あまり役に立たない。射程と威力のバランスが取れた50口径15.2cm砲を搭載しよう。
部品開発で榴弾の発火率およびダメージが大幅に伸びるため、基本的には対駆逐・対戦艦のどちらでも榴弾運用の方が良い。一方で、多少装甲を張ってあると思しき巡洋艦相手には徹甲弾を撃ち込んで装甲を破壊してから榴弾で大打撃を与えるという戦術の方が奏功する場合もある。
副砲
片舷4基ずつ、合計8基の単装砲を装備できる。
数はそこそこ多いものの、副砲射撃精度が著しく低下した現環境では中距離以遠で頼れる数ではない(そもそも射程も足りない)。
これを補うのが手数ということになるので、2.9秒で装填可能かつ副砲の中では最も射程が長い10.2cm砲を搭載するのがベスト。
射程に入ればビギナーモードの時と動き方は変わらない。主砲→副砲→副砲→主砲、とテンポよく射撃していこう。
巡洋艦以下の相手に対しては直接打撃もそれなりに期待できる。そうでなくとも火災を起こせれば儲けもの。
魚雷
前級である海圻同様、射程5km強の水中魚雷のみ装備可能。
片舷1本ずつともはや牽制としても役に立つ場面が来るかどうか疑問であり、少しでも重量軽減に回したいなら外す手もある。
もっとも全廃したとしても装甲0.1インチぶんの重量にしかならない上に、ビギナーモードよりも危険な動きをせざるを得ない現状、気休めでもお守りとして持っておいた方が良いかもしれない。
装甲
軽巡洋艦の常として、あまり当てにはできない。
とはいえ、砲射程の関係で敵艦に対して接近する必要がある本艦の装甲を0にするというのは自殺行為である。
速度との兼ね合いも考えつつ、被弾確率の高い箇所を重点的に強化しておこう。
機動性
旧式の防護巡洋艦であるので、速度に関しては鈍足気味。装甲を剥がして弾数もやりくりすれば30ノット台で走り回ることも可能だが、前述のように被弾時のダメージが非常に大きくなるのでおすすめはできない。20ノット台後半を目安にしておくと良いだろう。
旋回性能については申し分ない。異様に広い舵角と高い旋回反応のおかげで、魚雷回避はお手のものである。
この高い旋回性能を最大限活用して敵弾を避けつつ、自艦の射程まで入り込めるかが鍵。
総評
火砲・防御・速度と全体として控えめな性能であり、防護巡洋艦らしい船。
戦場で主役を張るのは少々無理があるが、味方の支援や同格巡洋艦との砲戦においては射程に入れさえすれば活躍も見込める。
ただし、主砲射程が短いからと距離を詰めようとしてうっかり最前線に出てしまうと、集中砲火を浴びてたちまち爆散する。戦闘開始直後は一歩引いた立ち位置にいるのが望ましい。敵戦艦が味方艦隊との砲戦に突入してからが本艦の本領発揮である。
主砲・副砲
デフォルト砲は他国巡洋艦に比べてもかなり低性能であり、本wiki等で事前情報を知らなければゲーム内の表面だけの情報で購入するプレイヤーは少ないであろう。初期艦である海圻の超長射程8インチ砲も没収されている。
しかし、主砲を50口径 6インチ 速射砲、副砲を40口径 4インチ 速射砲にそれぞれ換装するだけで、本艦はその本性を表す。
換装した主砲は巡洋艦にして単発600を誇りながら装填5.5s、副砲も単発400と平均的だが装填2.9sと、とにかく鬼のように早い装填スピードによる弾数の暴力が本艦の強みである。
撃ち方は、ターゲットとなる敵艦に副砲の射程が届くまで接近し、あえて最大斉射数となる真横を見せてオートエイム*1→主砲→副砲→副砲→主砲→副砲→副砲→(繰り返し)とテンポよく砲を切り替えては斉射を放つことで、敵艦の耐久力をゴリゴリ削ることが可能なのである。
ただし、敵がいつまでもこちらを黙って見ているかと思えばそうでもないので、防御に弱い本艦が撃たれ始めればすぐ沈んでしまう。少しでも反撃をもらったらすぐさま撤退することをおすすめする。
尚、基本的にこのような戦法をとる際は主砲をAP、副砲をHEで撃つのがダメージを稼ぎやすいが、流石に舵側装甲の極厚な戦艦カイザー等に貫通はほぼないので、主砲の弾種は敵艦を見極めて随時切り替えよう。
魚雷
砲力で圧倒すべき本艦は魚雷を撃つ暇など無い。ましてや射程は極めて産廃レベルで短く、遠目から撃ったところで途中で消えてしまうだろう。
重量を積むくらいなら外してしまった方がいい。
装甲
巡洋艦としては薄いと言わざるを得ない。魚雷を外したり砲の弾数を上手く調整して最低限強化するのも悪くないが、逆に0にして機動的に動けるようにした方が本艦との相性は良いと言えるかもしれない。
機動性
まずは砲の射程に入らなければ始まらないので、敵に接近及び撤退がなるべく素早くできるくらい欲しいところ。装甲0、魚雷を外して弾薬も上手く調整すれば26ノット程度、満載では22ノット弱と差はそこそこ出る。
転蛇性能は中国艦らしく満載でも良好。その小回りの効く機動を活かして敵弾の回避にも十分使える。
その他
策敵範囲が広かった海圻とは違い、低ランク巡洋艦中最低の視界となってしまっている。砲の射程がそれほど長くないことを考えるとあまり必要ではないかもしれないが、隠蔽率の高い駆逐艦等は見えない(=オートエイムできない)こともある。
アップデートにより多くの艦の可視距離が弱体化された中、本艦はたった0.5キロしか短くならなかったため、相対的にマッチングするランク帯では平均以上の視界にまで格上げされた。
特に戦艦に対してはこちらが確実に先に発見できるようになったのはでかく、より強みの手数を早い段階から押し付けることが可能になったのである。オートエイムさえできればこちらのものだ
尚、隠蔽率は中国艦らしく高め。
耐久力はやや低く、やはり防御面は弱い。
総評
本艦は海圻のような長射程を持つわけでもなければ防御面が高い訳でもなく、中国艦らしく初心者に扱いやすいとは言えないピーキーな性能だが、主砲、副砲のいずれもそれなりの火力と素早い装填によりダメージを蓄積させて一気に撃沈させる戦法が他には無い本艦の最大の長所である。
また、視界もそれなりの広さを持つようになり、手動で撃たれない限りは先制攻撃で最初からこちらの流れに出来る点も見逃せない。
最大主砲4門+副砲4門の斉射が休むことなく撃たれ続ければ、たとえ戦艦であってもひとたまりも無いはずだ。
できるだけ味方に注意を向けさせ本艦が撃たれなければ、恐るべきキルタイムが勝利へと導いてくれるだろう。
歴史背景
肇和級防護巡洋艦 (ちょうわ きゅう ぼうごじゅんようかん) とは清国海軍が第一次世界大戦前に取得した防護巡洋艦の艦級である。
本級は清国海軍が日本海軍に対抗して1909年にイギリスに発注した艦級である。発注先は姉妹艦それぞれ異なっており、肇和はアームストロング社で210,000ポンドで発注、應瑞はヴィッカーズ社で204,000ポンドで発注された為に同型艦でありながら細部の寸法や機関の構成が異なっていた。
~同型艦~
●肇和(Chao Ho)
イギリス・アームストロング造船所にて1910年11月7日起工、1911年10月23日進水、1912年12月1日竣工。1937年9月28日に広東省虎門にて自沈処分。
●應瑞(Ying Swei)
イギリス・ヴィッカーズ造船所にて1910年12月起工、1911年7月14日進水、1911年12月1日竣工。1937年10月25日に南京にて自沈処分。
コメント
- 雑×ごった煮の解説ですが、とりあえず作成しておきました。 -- 2017-08-27 (日) 18:27:04
- 愛がすげぇや -- 2017-08-27 (日) 23:37:15
- 実際これでビギナー戦乗り回して毎戦60000~80000ダメくらいとれますしね…。個人的に低ランク巡洋艦の中では最強だと思っているのデス -- 編集主? 2017-08-29 (火) 00:20:38
- アプデにより射程の短さがあまり気にならなくなり、より凶悪な艦と化しましたね…。ビギナー戦では100000ダメージ超えはほぼ余裕になりました。 -- 2017-10-08 (日) 03:04:48