1934年 アメリカ合衆国 駆逐艦 ファラガット級
アメリカ合衆国ツリーの高ティア駆逐艦。
砲は単装砲だが装填速度は普通な為、駆逐狩りなら出来るだろう。魚雷の射程はアメリカ特有の射程の短さと高ランクと言う事もあって高性能とは言い難い。
小さい艦体が幸いしてか、隠蔽率と加減速性能はかなりのものである。敵弾を回避しながら特攻攻撃しよう。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
年代 | 1934 | 国家 | アメリカ合衆国 | ||||
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艦種 | 駆逐艦 | 対潜 | ○ | ||||
耐久値 | 21180 | 戦闘成績(BR) | 190 | ||||
無装甲排水量(t) | 977 | 無装甲速力(kt/h) | 38.9(34.7) | ||||
基準排水量(t) | 1383 | 最大速力(kt/h) | 35.6(31.7) | ||||
最大排水量(t) | 2064 | 最大舵角 | 36.0(33.0) | ||||
可視距離(km) | 8.2(7.5) | 絶対視認距離(km) | - | ||||
アンロック費 | 500000S | 購入費用 | 5000S | ||||
900G |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
※技術ツリー表示スペック準拠の場合。購入時は無装甲状態
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
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甲板部 | 0.2 | 0.2 | 0.2 | 20 | ||
舷側部 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 20 |
搭載武装
※購入時は非武装状態
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
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38口径 12.7cm Mark12 単装砲 | 500 | 15.5 | 5 | 25 | 18 | 60 | 120(AA)/120 | |||
38口径 12.7cm Mark30 単装砲 | 500 | 16.07 | 5.2 | 25 | 20 | 70 | 120(AA)/120 | |||
38口径 12.7cm Mark21 単装砲 | 500 | 16.07 | 4.5 | 25 | 20 | 67 | 120(AA)/120 | |||
魚雷 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 雷速(kt) | 基本弾数 | ||
53.3cm Mark8(8型) 四連装魚雷 | 3450 | 15.7 | 50 | 10 | 48 | 29 | 12 | |||
21インチ Mark15 四連装魚雷(Mod zero) | 3450 | 15.7 | 60 | 10 | 70 | 26.5 | 9 | |||
21インチ Mark15 四連装魚雷(Mod 3) | 3450 | 7.5 | 60 | 10 | 78 | 33.5 | 9 | |||
爆雷 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 沈降 速度(m/s) | 重量(t) | 最大深度(m) | 基本弾数 | ||
爆雷 | 2800 | 0.0 | 10 | 5 | 7 | 100 | 10 |
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
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Ⅰ | 射撃管制装置(主砲射程距離+8%) | 電波探信儀(理想発見距離+9%) | 制動機(後進加速度+5%) | 水密隔壁(浸水発生率-10%) | ||
Ⅱ | 魚雷発射管旋回装置(魚雷発射管旋回速度+12%) | 水中聴音機(水中聴音機アンロック+7km) | ビルジキール(安定速+10%) | 消火器(自艦火災継続時間-10%) | ||
Ⅲ | 新型魚雷(魚雷ダメージ+12%) | 逆探(スキル『対艦通信士』アンロック) | 舵輪(最大舵角+9%) | 鋼鉄甲板(榴弾被弾ダメージ-10%) | ||
Ⅳ | 強化魚雷弾頭(魚雷浸水時間+10%) | 発煙装置(スキル『煙幕』アンロック) | 変速機(加速性能+10%) | × | ||
Ⅴ | ジャイロスコープ(ジャイロスコープアンロック+60°) | 水中探信儀(スキル『水中探信儀』アンロック) | ボイラー(速度+12%) | × |
立ち回り方
主砲
そこそこ高性能の単装砲を五基搭載している。デフォルト砲であるMk.12でも充分戦えるが、換装候補の2種類は更に性能が上。
特に思い入れが無ければどちらかに変えてしまおう。Mk.21は速射性、Mk.30は貫通力に秀でている。
3種類とも砲旋回速度が極めて速いので、急旋回をしても容易く追従してくれる。
魚雷
四連装魚雷三種類から選んで装備可能だが、どれもこれも雷速が遅め。主兵装であるにも関わらず、はっきり言って使いにくいことこの上ない。
基本的にはMark8を中距離から流して敵艦隊の牽制とラッキーヒットを狙うか、Mark15(Mod 3)を装備して被弾覚悟で接近戦を挑むかのどちらかになるだろう。
特徴的な点として、本艦と次級のマハンは部品開発を進めていくと普通は潜水艦しか使用できないジャイロスコープを開発することができる。
その角度も左右60度とかなり広いため、多少無茶な姿勢からでも思った位置に向けて魚雷を発射することが可能。うまく活用しよう。
対空
3種類選択可能な主砲全てを対空砲として利用可能。
とは言え門数そのものが多くないので、効果的な弾幕を張ることは望めない。
装甲
駆逐艦なので当然だが当てにできる代物ではない。削れるだけ削って機動力向上に努めた方が良いだろう。
榴弾ダメージ減少効果のある部品を開発可能なので、完全に0にするよりは少しだけ残しておいた方が生存率は上がる。
機動性
デフォルト状態ボイラー込みで36ノット弱を発揮可能。装甲を削ればさらに速くなる。
が、本艦はいざという時に逃げられる『機関全速』をスキルとして持っておらず、さらに旋回反応も駆逐艦の中では鈍め。これは機動力命の駆逐艦としては致命的なので、特に接近戦となりそうな場合は慎重に戦況と周囲を見て動くようにしよう。
相手が悪いと判断したらさっさと撤退すべし。
総評
高い隠蔽率と機動力、駆逐艦相手には撃ち負けにくい優秀な砲性能、そこそこの雷装と性能そのものは手堅く纏まっている良艦ではあるが、同じアメリカツリーの同格駆逐艦であるマハンと比較すると少々使いにくい面が目立つ。特にスキルとして『機関全速』を持っていない点が大きく、いざという時の回避行動が取りにくいのは難点である。
現状では性能面でほぼマハンに後れを取ってしまっているので、本艦に明確な思い入れがなければ素直にマハンを使用した方がアメリカツリーを進める上では楽かも知れない。
歴史背景
ファラガット(Farragut)級駆逐艦は1934年から1935年にかけて就役したアメリカ海軍の駆逐艦である。クレムソン(Clemson)級建造開発ブームに触発されての建造であった。
ネームシップであるファラガットを含め、同型艦は8隻が建造された。前級であり平甲板型であったクレムソン級に比べて多くの面で大幅な性能向上がされ、その性能の良さから「金めっき艦」などという渾名が付けられた(もちろん本当に金めっきされていたではない)。
兵装としては「対空兵装」を強化され駆逐艦の射撃能力を大幅に向上させた。
就役当初から艦のトップヘビー=安定性の悪さが指摘されていたが、兵装を何度も変更されレーダーや爆雷などを次々に搭載していくに従い艦の安定性は更に悪化、その結果戦時中に同級2隻が台風に耐え切れず沈没した。
戦後は改修されることもなく速やかにスクラップ処分された。