Kolberg

Last-modified: 2021-03-16 (火) 19:25:16

1915年 ドイツ帝国 軽巡洋艦 コルベルク級

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ドイツツリーの中ティア軽巡洋艦。
建造そのものは1908年に遡るので、軽巡洋艦なのか防護巡洋艦なのか怪しいところ。
本艦はWWBに実装されている全艦艇の中でもぶっちぎりの苦行艦である。

基本性能

※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】

年代1915国家ドイツ帝国
艦種軽巡洋艦対潜×
耐久値18150(16500)戦闘成績(BR)130
無装甲排水量(t)1902無装甲速力(kt/h)31.7(27.6)
基準排水量(t)4362最大速力(kt/h)25.6(22.3)
最大排水量(t)4915最大舵角53.0(50.0)
可視距離(km)10.0絶対視認距離(km)-
アンロック費120000S購入費用1200S
450G

装甲防御

※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態

防御区画前部中部後部装甲重量(t/0.1in)
甲板部3.13.13.120
舷側部1.01.01.020

搭載武装

主砲名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
45口径 10.5cm SK l4 単装砲41016.07101965250/250
65口径 10.5cm SK l40 単装砲41015.07101965250/250
魚雷名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)雷速(kt)基本弾数
45.7cm 水中魚雷30006.460108353

部品改修

改修段階火力索敵速度装甲
主砲装填装置(主砲装填時間-8%)特殊塗装(隠蔽性+6%)制動機(後進加速度+6%)消火器(自艦火災継続時間-10%)
射撃管制装置(主砲射程距離+8%)精密探信儀(強制発見距離+5%)新型艦首(旋回抵抗-7%)排水ポンプ(自艦浸水継続時間-10%)
改式榴弾(榴弾発火率+13%)精密探信儀(強制発見距離+6%)変速機(加速性能+9%)高品質装甲(徹甲弾被弾ダメージ-10%)
新式炸裂榴弾(榴弾ダメージ+13%)×舵輪(最大舵角+6%)船体強化(HP+10%)
新式徹甲榴弾(徹甲弾ダメージ+10%)×ボイラー(巡航速度+15%)×

立ち回り方

駆逐艦相手以外、近距離戦は絶対厳禁である。最大射程付近からの遠距離砲戦に徹しよう。
本艦はとにかく狙われたら脆いので、可能な限りヘイトを稼がない立ち回りが重要になる。だからと言って後方に引きこもっていては何ら戦局に関与出来ずに終わるため注意。
味方の援護こそが本分……というか、余程運が良くなければ基本的にそれしか出来ない。

主砲

信じ難いことに砲のバリエーションは前級のエムデンから全く変化がないままである。自国の駆逐艦ですら15cm砲を積めるというのに……
幸いと言うべきか、搭載砲門数は片舷6基ずつ計12基。こちらは順当に強化されており、射角制限こそあるものの全方位に隙が少ない。また、部品の『射撃管制装置』を開発すれば自前で17キロ先までは狙えるようにはなる。
高弾道性を利用して、最大射程付近から絶え間なく弾を敵艦甲板にデリバリーしよう。ガツェレやエムデンに乗ったことのある艦長なら、弾道特性は全く同じなので偏差射撃の勘は掴みやすいだろう。
ただし、中ティアということもあって会敵する同格軽巡は機動力に富むものばかり。回避を繰り返す高速艦に当てるのは至難の業なので、まずは動きの鈍い戦艦相手に榴弾を撃ち込み、火災を発生させたら次々に目標を切り替えていこう。巡洋艦以下を狙うのは、向こうから接近してきた時が良い。未来位置が読みやすくなる。

魚雷

世の巡洋艦は皆して流行のマウント型の魚雷発射管を装備していると言うのに、本艦は未だに射角制限がキツい水中魚雷発射管のまま。つまり主砲だけでなく魚雷も低ティアから全く変化がない。使いにくいことこの上なく、肝心の射程もお察しである。
コルベルク自体が遠距離戦型の巡洋艦ということもあり、はっきり言って真っ当に戦っていたら使う場面は殆ど来ないだろうが、降ろしたところで重量的なアドバンテージは無いに等しい。
御守り感覚で積んでおけば、もしかしたら何かの役に立つ時もある……かも。

装甲

現在、購入時は無装甲となっている。
Ver.2.00.028まではデフォルト装甲厚・装甲配置共にエムデンと同じだった。つまり甲板が心なしか厚めで舷側はスカスカの紙装甲。
機動力が損なわれる上にそもそもの排水量に余裕が無いため、積み増しする意義は薄い。低ティア帯と比較して会敵する相手の砲性能が全般的に向上していることも相まって、多少厚くしたところで最早気休めにも何にもならない。
駆逐艦の砲撃に耐えられる程度の最低限に留めて、機動力強化に充てた方が良いかも知れない。

機動性

舵角も広く、旋回反応も良好。思った通りに動いてくれるため、挙動にストレスを感じることはまず無いだろう。
しかし大問題はここから。本艦は軽巡洋艦としては頭を抱えたくなるレベルで足が遅い。実質防護巡洋艦だからね、仕方ないね
その速度、史実準拠の装甲ではあろうことか驚異の22ノット台。ボイラーを搭載しても25ノット強が関の山で、装甲を全て取り払ってようやく30ノットに手が届くという有様。他国の同格軽巡洋艦を相手にした場合、接近を許したらまず逃げ切れないので、とにかく一貫して距離を保つことを徹底しよう。

総評

鈍足・紙装甲・貧弱な火力・おまけに低HPの四重苦である。しかもエムデンでは頼りにできた視界すらも然程よろしくない。
低ティア時代に建造されたにも関わらず中ティアで戦わなくてはならない旧式巡洋艦の悲哀を一身に背負っており、ベテランですら使いこなすには血の滲むような努力を必要とする。しかも使いこなせたからと言って試合で活躍できるかは運次第。縛り大好きマゾ艦長には持ってこいの逸品だが、間違いなく初心者向けの艦ではない。
戦闘成績が低めなのと、駆逐艦を相手にした時の制圧力がそれなりに高いのだけがせめてもの慰めだろうか。


歴史背景

[添付]



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