New Orleans

Last-modified: 2021-03-24 (水) 15:30:47

1900年 アメリカ合衆国 防護巡洋艦 ニューオーリンズ級

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アメリカ合衆国ツリーの初期艦。無料で購入することが可能。
チュートリアルを進めていく中で次級に相当する優秀な巡洋艦セントルイスが強制的にアンロックされ使用できるようになるため、本艦を使う人は多くないかもしれない。

他画像

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Ver.2.00.032以前の母港画像。

基本性能

※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】

年代1900国家アメリカ合衆国
艦種軽巡洋艦対潜×
耐久値13800戦闘成績(BR)85
無装甲排水量(t)2014無装甲速力(kt/h)25.6
基準排水量(t)3589最大速力(kt/h)22.4
最大排水量(t)5911最大舵角44.0(40.0)
可視距離(km)14.0(13.0)絶対視認距離(km)-
アンロック費無料購入費用無料

装甲防御

※単位はインチ(in)表示

防御区画前部中部後部装甲重量(t/0.1in)
甲板部3.53.53.57
舷側部3.53.53.58

搭載武装

主砲名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
50口径 15.2cm Mk.5 単装砲60014.61075050200/200
50口径 10.2cm Mk.9 高角砲40015.926.6102566200/200
51口径 12.7cm Mk.9 単装砲50019.66.593050450/450
51口径 12.7cm Mk.7 単装砲50017.197.592865450/450
50口径 12cm Mk.3 単装砲4709.055.5103550400/400
副砲名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
50口径 12cm Mk.3 単装砲4709.055.5103550400/400
魚雷名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)雷速(kt)基本弾数
45.7cm 水中魚雷30008.56010827.53

部品改修

改修段階火力索敵速度装甲
副砲装填装置(副砲装填時間-15%)新型望遠レンズ(望遠鏡拡大倍率+20%)スクリュー(エネルギー交換率-10%)消火器(自艦火災継続時間-10%)
砲塔旋回装置(主砲旋回速度+12%)電波探信儀(理想発見距離+4%)副舵輪(横滑り防止+9%)排水ポンプ(自艦浸水継続時間-10%)
主砲装填装置(主砲装填時間-8%)電波探信儀(理想発見距離+4%)新型艦首(旋回抵抗-12%)高品質装甲(徹甲弾被弾ダメージ-10%)
改式榴弾(榴弾発火率+15%)精密探信儀(強制発見距離+5%)変速機(加速性能+10%)×
新式榴弾(榴弾燃焼継続時間+16%)精密探信儀(強制発見距離+6%)舵輪(最大舵角+10%)×

立ち回り

基本的には、優秀な視界を活用した中~遠距離砲戦が主体となる。
本艦は速度面では振るわなくとも、その船体高の低さゆえに中距離以遠では高い砲弾回避率を誇っており、敵の砲撃に合わせて上手く舵を切れば結構な頻度で攻撃を空振りさせることが出来る。
後述する理由により近距離戦になってもかなり耐久力を発揮することが可能だが、主砲数そのものは多くない上に砲威力もそこまで高いわけではないので、砲門数や威力に勝る格上艦に充分な体力を残したまま接近されると撃ち負けてしまう可能性が高い。可能な限り遠距離戦で削っておくようにしよう。

主砲

単装砲を6基装備しているが、配置の関係上、一度に舷側方向に向けられるのは4基が限界である。
デフォルト砲は威力こそ高いものの装填速度が少々長く、今ひとつ取り回しが良くない。51口径 12.7cm(5インチ) Mk.7 単装砲が装填速度・貫通力・集弾性の全てでバランス良く優秀なので、こちらに換装すると良いだろう。
もし射程が足りていないと感じるなら、ケースメイト砲ゆえに多少見掛けが怪しくなるが51口径 12.7cm(5インチ) Mk.9 単装砲も装填速度と射程に優れており取り回しが良い。ただしこちらは貫通に関しては控えめで、前者に比べるとやや弾がばらけやすいのが欠点。
いずれも高弾道砲ということもあり、偏差が正確に取れていないと敵艦に命中させるのは難しいが、大抵の艦艇の弱点である甲板部に撃ち込めるため徹甲弾で戦艦相手でも比較的ダメージを通しやすいだろう。
もし相手が甲板も固めていて一向にダメージが通らないようなら、あるいは逆に装甲を割ってダメージが入り出したと感じたなら、弾種を徹甲弾から榴弾に切り替えよう。発火率向上と炎上時間延長の部品を持つ本艦は、相手に火災を引き起こしやすい。ダメコンを持っている艦がない低ティアでは、火災ダメージも結構な痛手となる。

副砲

射程の短い単装砲を片舷5基ずつ装備している。
副砲スロットに分類されていることで砲撃精度はカタログスペックから大きく低下しており、まともな命中弾は期待できない。
とは言え主砲だけでは駆逐艦などに接近された際に心許ないのも事実なので、放火兼御守り用として積んでおく方が良いかも知れない。

魚雷

水中魚雷発射管を左右舷側に1基ずつ、艦首部に1基の計3基搭載している。
射角が極めて狭い上に雷速が遅いため牽制以外にはほぼ役に立たないが、軽量なので積んでおいて損はないだろう。

装甲

デフォルト状態では甲板・舷側ともに3.5インチと、初期艦としては厚めだが巡洋艦としては平凡な防御力しか持っていない。
しかし、本領発揮はここからである。
本艦の装甲重量は何と0.1インチあたり舷側8トン、甲板7トンと異常に軽量。排水量に余裕があることも加わり、装甲を限界まで増厚すると初期艦とは思えない化け物染みた耐久力を発揮する。場合によっては、信じ難いことに弩級戦艦よりも装甲防御を充実させることが出来てしまう……お前のような初期艦がいるか!!
ただし装甲耐久に関しては旧式艦らしく低めに抑えられている模様なので、硬くできるからと調子に乗って格上艦に対して安易に接近戦を挑むと返り討ちに遭ってしまう。注意しよう。

機動性

速力は控えめだが、舵の効きはかなり良い部類に入る。魚雷回避には苦労しないだろう。
駆逐艦などを積極的に追い回すのは不可能なので、特にエキスパートモードでは陣地には気を配っておこう。敵と距離を取りすぎて陣地を占領され、撃沈が間に合わず敗北という事態は充分に想定し得る。

総評

デフォルト状態では初期艦だけあって控えめな性能である。
極めて使いやすい次級のセントルイスがチュートリアルでアンロックされることもあり、戦場で見かける確率は高くはない。
……が、上述の通り、装甲を限界まで強化することにより本艦は準弩級戦艦クラス相手なら撃ち合いが成立してしまうレベルのとんでもない防御力を手にすることが可能。ただし攻撃面はパッとしないので、真っ向勝負をすると敗北を喫する可能性が高い。使いこなそうとするならば相応の技倆が要求される。
基本的には次級のセントルイスの方が初心者ベテラン問わず使い勝手が良いので、ニューオーリンズは艦としては趣味的な要素が強い。

ゲームを始めたばかりのあなたに取って、本艦は単なる通過点に過ぎないかも知れない。しかし、いつの日かプレイヤーとして充分に経験を積んだ暁にあなたが再びこのニューオーリンズに目を留めたならば、本艦はその経験を裏切らない活躍を見せ付けてくれることだろう。


歴史背景

ニューオーリンズ級防護巡洋艦 (New Orleans class protected cruisers) は、アメリカ海軍の防護巡洋艦の艦級。
本級はアームストロング・ミッチェル社で建造されたブラジル海軍の防護巡洋艦であったが、アメリカ海軍によって購入された。米西戦争および第一次世界大戦で使用された。当初は砲艦として分類されたが、後に巡洋艦へ艦種変更された。 日本ではニューオリンズとも表記される。
同型艦は
ニューオーリンズ (USS New Orleans, 1896):CL-22に変更
オールバニ (USS Albany, 1899):CL-23に変更


コメント

  • ーTESTー -- 2017-05-15 (月) 22:03:28