内向的感覚(Si)

Last-modified: 2022-04-18 (月) 00:35:24

内向的感覚 (Introverted Sensing, Si)

私たちは、眼、耳、鼻、舌、肌のそれぞれの感覚器官を通して、 視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感を得ることができ、外部の情報を受け取ります。 また、体内から様々な情報を受けとり、自分自身の肉体の存在に気がついています。 そして、経験したことを記憶しています。

その記憶は、現在の体験と関連する過去の体験を比較するときに必要となります。 今現在の経験はすぐに前回の経験と結び付けられ、 似ている点や異なる点が新たに記憶され整理されます。

各時点での経験と記憶を繰り返し比較することで、 この世界についてのイメージがより鮮明で広がりをもったものになってゆきます。 個人的な経験によって蓄積された記憶は知識の源となり、日常的に「すべきこと」を思い起こさせます。

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習慣、馴染み、歴史、伝統、文化、既存、規範、信頼、粘り強い、仕事を終わらせる、詳細、記憶、連想、現実、イメージ、 経験、過ちを繰り返さない、注意深い、ミスを避ける、慎重、データをよく見る、保存、備え、蓄え、 安定、郷愁、懐かしさ、いつもと同じ道、質実剛健、義務、誠実、忠誠、従順、保護、守備、安全、 ガイドライン、古くからの親友、身体感覚、自己の存在感覚

内向的感覚が第一心理機能であるタイプは、ISFJ, ISTJです。
内向的感覚が第二心理機能であるタイプは、ESFJ, ESTJです。

内向的感覚は、身体の内部からの情報を感受します。 体内の感覚を敏感に感じ取ります。例えば、疼痛、餓え、渇き、体温、筋肉の緊張などです。 これら身体的な感覚に敏感であること、そして身体の異変に気がつくことは、 生命の維持において大変重要だったことは想像に難くありません。

身体の内部に注意を向ける医療やスポーツは特に東洋で発達しました。 このタイプが、そういった伝統的な健康法に興味をもち実行していることがよくあります。

内向的感覚の主な働きは記憶の維持と活用にあります。

あるものは食べると腹痛を催すから避けるべきであるとか、 ある場所は雨が降ると危険で近づいてはならないとか、 どのあたりに食べ物を隠してあるといった記憶は生物にとって大切な情報です。

過去に経験したこと学習したことは記憶として蓄えられ、 折りにふれて、その情報を脳内から受け取ることになります。

内的に蓄えられたデータや記憶は経験のたびに比較検討されしまい込まれます。 内向的感覚が発達しているタイプは、記憶に優れ、詳細なデータをきちんと分類整理します。 また、何か昔の得た記憶を連想させるような出来事に出くわすと、過去の記憶が次々に蘇ります。

内向的感覚は、情報受容の心理機能であるので、能動的に働かすものではなく、自然と起こるものです。 そのため、記憶の想起や連想はときになんら意志とは関係なく制御されないまま現れてくることがあります。

大量のデータを何の意味付けも得られないまま抱えていることがよくあります。

他者の蓄えた有益な情報も知識の源になります。 そのため、よく本を読み、文献を調べ、細かい点まで注意して見ています。 また、歴史的なことにも興味を持ちます。

記憶中心の学習を求められる学生やホワイトカラーの職業人では、この物覚えの良さが強みになります。 それゆえ、テストで良い点を取ることができ、仕事場では頼りになる同僚になることでしょう。

一方、関連性を見出したりや意味づけを行ったりせず、ありのままの状態を具体的に想起するので、 抽象的で具体性に欠くアイデアやその着想に基づいた話には興味が持てません。 また、背後にある意味にまで考えが及んでいないことがあります。

対比を繰り返し、経験から学ぶ態度が確立されます。 繰り返せば繰り返すほど、馴染み深く感じるようになり、信頼を置くようになります。 繰り返しと比較検討によって、詳細で緻密なことろにまで意識をゆき届かせることができるようになります。 特定の仕事において、一通りの過程を習熟しすると、その後は脇道に逸れることなく粘り強く繰り返すことができます。 細かいところまでよく気づき、記憶力がよく、仕事を最後まで終わらせようとするので、非常に信頼されます。

身なりや食生活はあまり変化がなく、質素になる傾向があります。 目新しい商品に興味を持つことはあまりないでしょう。 物を買うときは注意深く、本当に必要なものだけ選び、好奇心で買うことは控えます。 そのため、生活全体が華美になることはありません。 貯蓄を大切にし、もしもの時に備えます。

習慣を信頼し、既に確立された方法を好みます。 なぜなら、それらは多くの経験に基づいて効果、実用性が実証されたものであると考えられるからです。

古くからの人間関係、古くからの方法などをとても大切にします。 その一方、新しい人間関係、別の手順などを受け入れることには消極的で閉鎖的になってしまい、 新しい可能性とそのインパクトについて考えが及ばないことがあります。 その場合、柔軟な発想がない頑固な人である受け取られることになります。

規範、伝統、ルールを身につけ、歴史的価値観や作法、熟成した文化など、末永く続くと期待できることを信頼します。 そのことから安定感のある方法、組織、制度に対して惹きつけられ、それらを担い維持する役割を負うようになります。

コメント

  • 16タイプの比率とか見てたけど、実は国内外問わずSiを第一又は第二機能で持ってる人は多いみたいですね。特にESFJが多いみたい -- 2020-06-04 (木) 23:59:47
    • あ -- 2022-02-14 (月) 21:14:30
  • 自由を嫌い、ルール作ったり我慢させたがる内向的感覚者の方がむしろ規範型的に見える、すなわちINTJ、INFJよりINTP、INFPの方がJっぽい。そうやって我慢させることで、鬱憤が溜まった若者が社会を破壊することに繋がる。 -- INTJ 2021-03-29 (月) 03:41:47
    • このサイトのJとPの説明は、間違っていると思います。まず、4文字目のJとPは、2文字目の知覚機能と、3文字目の判断機能のどちらが外向されているかを表していて、主にその人の、他の人から見た印象に影響します。 Jは結論付けや計画立てを好み、決め付けてかかる様に見え、Pは結論を急ぐ事を嫌い、判断の為の情報収集を好み、優柔不断に見えます。 -- INFP 2021-04-26 (月) 18:50:14
  • 真面目じめじめカビ臭い -- INTJ 2021-04-14 (水) 21:36:00
    • 真面目なら、的確な指示を出して上手く利用してやればいいんじゃないの、って思うじゃないですか。  でも新しいものを受け入れてくれない、理屈通ってない理由で真っ当な指示を突っぱねた上で本人が慣れ親しんでる変なやり方で真面目に続けられるなら真面目が仇になりますね。   カビ臭いのはまぁ新鮮ではないですしカビも生えそうかも? -- 同じくSi持ってないタイプだよ? 2021-05-04 (火) 23:22:17
  • すべての機能のうち、よく使うものでタイプが決定されるだけであって基本的にすべての人間が全種類の機能を使っています。 したがって”持っていない機能”というものはありません。 初心者にありがちな勘違いですね -- 2022-02-21 (月) 14:40:18
  • 最終的にはintjの人も必要になる感覚だから、もしSiを使ってる人がかび臭いというならintjもちょっとだけかび臭いんだよなあ -- 2022-04-18 (月) 00:35:24