《民族》
『シー・メル』
- ノーサンバランドの歴史上の民族。神話でなく大昔に実在したと考えられている。ノーサンバランド人の乏しい歴史知識では『そういう名の人々が昔いて、理由はわからないが滅びた』程度にしか知られず、現在のノーサンバランド人と血縁上の系統関係はない。
- より詳しい知識を保存しているセラ人の末裔によると、かつてセラ人が支配していたノーサンバランドに侵攻してきたのがネヴェ人であり、セラ人は故郷を奪われこの地を去った。その後ほどなく、ネヴェ人は一人の生き残りを除いて災害によって死に絶えた*1。ネヴェ人がすでに死に絶えたにもかかわらず、故郷を追われたセラ人はネヴェへの憎悪と復讐心をその後二千年にわたって持ち続ける。
- 星界人「羊使い」が訪れたのは、ちょうどネヴェ人とセラ人の対立が起こった時期だった。その最後の時代のネヴェ人が同時代の出来事として羊使いの来訪を記している。羊使いの去った頃からネヴェとセラの争いは激化し、最終的にセラを駆逐するまでになったらしい。