Last-modified: 2023-07-01 (土) 08:50:03

思想

島

島という概念。
しばしばAMのゲームの舞台となる、周りを海で囲まれた箱庭の空間。宇宙船VIRGIN?であることもある。その他、固有の名をもっている海島は地名より参照。

『自給自足』

『ライヂング☆スター・レジェンド』

ようこそ。へ。
私は、島そのものだ。
私の名前……、即ち、この島の名前は、無い。
私は、君が冒険者である事を願っている。
君がもし冒険者なら、必ずやこの島を攻略できるはずだ。
間違っても……、何をすればいいのか分からない……とか
ろくに知恵も絞らずに、運にのみ左右されている……とか
神経を尖らせれば見つかる些細なヒントを見落とし、
状況も把握できぬままに痛手を負ったと思い込み、
ああ、この島は理解できない、理解不能な物として
精神的安定のため、防衛のため、この島を否定しよう……とか、
思うような低レベルな凡人ではない事を私は願っている。
いや、君が冒険者なら、間違ってもそんな凡人ではないはずだ。
君は非凡であり、特異であり、
私という島へ流れ着いた運命の人であるはずだ。
よし、私と結婚しよう。
そのためには、君に証明してもらいたいのだ……
……私を攻略することで。
さあ、説明はもう十分だろう。
余興はこの辺にしよう。
見たまえ、この島の左上……遥か上空の異次元を。
『得点』という二文字が見えるはずだ。
冒険者である君ならば、この文字を見て、その身が騒がぬわけがない。
そうだろ? ホーシオ
リトライ? 当然、君はそんな幼稚な言葉とは無縁なはずだ。
人生はいつだって巻き戻し不可能の一発勝負だとも。
この島には幾つもの死がある。その時のリロードだけでいい。
この旅は前途洋々……、何が起ころうとも自らのみを信じることだ。
君が正しいのなら、答えは必然だ。
さあ、羽ばたきたまえ。もう冒険は始まっている。
臆病者に向かって手を振ろう。
彼らを蔑み哀れもう。
さらば凡人達よ。我は島。真の冒険者を待つ者である

『ぢきゅうぢそく』

……ここは無人島である
人は誰も住んでいない。
ところが、何がどうなったのか、
ある日、二人の彼ら彼女らが、この島に落ちた
この二人はそれぞれ、全く違う次元の世界から、呼び寄せられて
この島で偶然出会うことになった。
この島というのは、実は曰くつきの島だ。
いつか、誘拐犯が立て篭もったこともあれば、
この島自身と結婚した冒険者がいたこともあった。
この島は、ある時は宇宙を旅する歌劇船であり、
ある時は、宇宙家出少年の船であった。
しかし今は、再びこの海の上でひっそりと佇んでいる。
そこへ、その二人がやってきたのだ。
さて、
この物語は酷く面倒で、険しい道になることは間違いない。
今までこの島で起きたほとんどのことがそうだったからだ。
時には、
物語半ばで突然終わりを迎えることになるかもしれない。
いや、最初はむしろそんな終わり方ばかりを強いられるだろう。
しかし、これはあくまでそういう素っ気無い物語なのだ。
もしその時は、諦めて、別の二人を選びなおすなり、
様々な過去を持つこの島自体を見捨ててしまうなり、
君の好きなようにしたらいい。
そんなところだ。
じゃあ、そろそろこの島と
この島に落ちた二人に会いに行くとしよう。

『Sea Tree』

シーツリーの舞台になる海木世界にはいくつかの名前のついた島々がある。名前のない小島は無数にある。……ハム島、バージン島、小春島

  • ややこしいのがバージン島で、「バージン地方」の広域の地方名にもなっているが、これが宇宙船VIRGINを指しているかというと、なんともいえない。バージン島内には「歌劇海岸」や過激な何とかのアイテムが分布していて、歌劇船VIRGINを思わせるものの、自給自足を連想させる「誰もいない浜辺」はイリアの北の海岸に別にあり、全然遠い。
  • セブンがいるのは「誰もいない浜辺」の方で、プリンス捜索イベントの際には、実際にセブンの足元に宇宙船が隠してあった。プリンス一行はさらに北の海中にある「無人島」へ移動してしまった。この無名の無人島のほうに、火の実とか不思実が採れる。
  • さらにそれらとは別に、海の中にある「ファトマ?」地方一帯はごく少数のマップのみで独立した辺境区となっていたが、これがRSLの島と関係があるのか、何の意味があったのかは謎として残った。

『きみの島 Your Island -KIMI NO SIMA-』

『きみの島』における「島」は、

  • 無人性……原生林が広がる無人の島に、もともと動物しか住んでいない。裸同然の4~10人程度が漂着する
  • 閉塞性……島の小さな面積の四方は海に囲まれている。半島や大陸というものはない。島に生まれた島民は一生を島でくらし、島で世代を重ねる
  • 箱庭性……島民の自給自足のサバイバルと建設は、その生活欲求も、必要な資源も、島の空間内でほぼ完結する
  • 並列性……歴史的にほとんど孤立して独自のタイムラインを営む、同じような島が、海上に複数、または無数に点在している。プレイヤーはゲームをくり返すたびに新しい名前と地形に特徴づけられた島を発見する。多島海にあるそれらの島々は港を訪れる船乗りや冒険者を介してわずかに連絡しており、島どうしの交流は乏しいが、チャレンジクリアによる発明品や、過去の実績という形で緩やかな文明圏を共有している
  • 島の起源の謎……島の表土の下からは、現在は滅びた古代文明の遺跡がたびたび発見される。中には地球塔聖山ユグドラシルのような固有の重要遺産が見つかるが、それにもかかわらず、その島が過去に一体どういう場所だったのかは明らかでない。島自体が宇宙船VIRGINであるとも明言されていない

『World End Diner ~世界の終わりのレストラン~』