作成者:雪樺ツインテール
分水嶺作成法
目次
地形モードにする
等高線を出す
縮尺を変えて、等高線が見える縮尺にする |
日本国外では等高線が見えないところもある 地形が平坦に近く曖昧な時もある その時は航空写真も併せて見ると良い 航空写真上の川の向きで分かる場合もある |
狭い範囲で考えるなら山の尾根≒稜線のところに引く
注意することは稜線≒分水嶺でありますが、谷、川≠分水嶺であることです。
これを履き間違えなければ簡単です!ただ、初心者は時々谷と間違えるらしいです。谷は川が流れているところなので、その逆に川が流れていないところが稜線です。
川と山の稜線を組み合わせた例
このうちの緑の線が稜線です。(水の流れる方向と並行に引いているため) 青は川なので分水嶺に入りません。 また、川を横切るものは分水嶺ではありません。 |
そもそも分水嶺とは?
広範囲の分水嶺を考える前にそもそも分水嶺は何なのかを理解する必要がある。
このような架空の地形があります。 | |
緑が石狩川流域です。 赤は天塩川流域です。 この2つの流域の境界線が(石狩川と天塩川の)分水嶺です。 | |
石狩川よりもっと狭い範囲で考えます。 黄色が石狩川の支流の富良野川の流域です。 赤が石狩川の支流の美瑛川の流域です。 (富良野川と美瑛川の)分水嶺です。 支流同士の間の流域の境界線もまた分水嶺です。 | |
逆に広い範囲で考えると、海や湾から流域を考え、その境目を分水嶺として考えることも出来ます。(※たまに流出川の無い特別な湖もあるが、一種の海と考えればよい。) | |
任意の2地点間で分水嶺のみで結べるルートは一つだけあると考えて良いです。(※1:島や中州は別。※2:たまに分水嶺を横切る人工的な運河があることもある。) | |
同じ川でもある地点より上流か下流かで分け、その境界線を(下流と上流の)分水嶺として考えることも出来ます。 ただし、川の横切るところで分水嶺が一旦途切れます。 なので両岸にある2地点を本当の分水嶺のみで結ぶ場合は緑の縁をずっと辿って行くべきです。 リアルの境界線は流域ごとに区分けするパターンが多いので、 上流へ上流へ回って行った方がより自然に見えやすいです。 多分、上流と下流は文化的につながりやすいからだと思います。 |
広い範囲を考えるなら高いところと低いところを見て、水がどちらに流れるかを想像し、線を引く
広い範囲を考えると迷路のように思えてくるが、地形を観察すればどこを引くかは分かる。
例:山形秋田宮城三県境 |
どちらに流れるのかわからない時は、下流まで辿って、どちら側に流れるかを見る |
分水嶺OKとNG
何がOKで何がNGなのかイメージをつかむのに活用してください。
分水嶺のOKとNG(空想地図)
分水嶺のOKとNGの説明(詳しくは上の空地ページ)
尾根の上はもちろんOKです。
←|→ OK!
等高線に垂直な方向に引くのも左の斜面と右の斜面を分ける分水界として見なせるためOKです。
↓|↓ OK!
谷底は分水嶺として見なすことは出来ません。
→|← NG!
斜面を横に進む場合や谷を横切る場合も分水嶺として見なすことは出来ません。
→|→ NG!
斜面を明らかに斜めなるように進むことも出来ません。
→|→ NG!
平地は基本的に細かく決める事出来ません。
?|? 細かく決められない