Tradition/クレミエール

Last-modified: 2020-01-21 (火) 21:50:41

基本情報

  • イデア名:Cremier(クレミエール)
  • フルネーム(生前):クレミエール・ロンダルキア
  • 身分:魔法使い 剣術の始祖

伝承の力「イデア」を、現象として引き起こす《剣術》にした魔法使い。
人間と魔法使いのパワーバランスを保つ為、《剣術使い》を束ねて《ローズ/Rose》を設立した。
プレイヤーも《ローズ》に所属する《剣術使い(ソーディア)》である。
Blade Rondoシリーズの中心人物であり、事の発端でもある。

 

《ローズ》は、Blade Rondo AdventureおよびBlade Rondo Storyにおいては、不死の伝承と化したヴェロニカに悪意を持って運用されてしまっている。
クレミエールに依頼されたプレイヤーの役割は《ローズ》の陰謀を暴き阻止することである。
なお、Story3までのAdventureで無茶振りをしてきた上、Story4にあたるBlade Rondo(無印)では今一度実力を測り直そうとしたり、
剣としてもイデアとしても「攻撃力を上げて物理で殴る」スタイルだったりと、お茶目かつ脳筋な部分があるように見える。

 

Blade Rondo(無印)の「初めての戦い」や、Night Theaterでの使用を鑑みるに、マリアのお気に入りの剣であることも匂わせる。
ソーディアとしてのマリアも(ソロプレイのシステム上仕方ない部分もあるが)「攻撃力を上げて物理で殴る」を主体とした剣を多く使う為、比較的似通っているように見えなくもない。

収録弾

Tradition

No.01 斬撃剣(クレミエール)

 

かつて魔法使いたちが人間であるという自認を捨てたように、クレミエール・ロンダルキアもまた魔法使いであるという自認を捨てる。彼女が親しんだ人間社会は、魔法使いたちの脅威に怯えていた。クレミエールは人間たちを助けたいと思った。そのために、伝承に生きる存在「イデア」に目をつけて大規模な魔法の儀式を執り行う。儀式が創り上げたのは《剣術》なる新しい力だ。イデアと通じることでさまざまな現象を引き起こせる、人間にも使える力。彼女の設計した《剣術》は人界にばらまかれると、これを使いこなす《剣術使い》が次々と誕生し、魔法使いに対抗できるほどにまで発展した。人間と魔法使いの武力が拮抗したところでクレミエールは争いを調停し、共存繁栄および世界秩序維持を目的とした組織《ローズ/Rose》を設立する。クレミエールの死後、あなたが読んだこの記述がそのまま伝承に、彼女自身はイデアとなる。

 

彼女を呼び出す剣の名は《斬撃剣》。

No.21 夜想剣(クレミエール)

 

風這い蛇の森に棲む大魔女クレミエールの暗殺は、いつも夢から覚める形で失敗する。暗殺者はひとつ思いつく。その夜は暗殺を中断し、寝ている自分を起こしに戻ってみた。寝台で眠る自分には顔がない。それで男は自分に心がないことを思い出す。木偶人形だけが残る。使い魔を創り出すマリオネットの秘術を打ち破ったのは魔除けの鈴のうちの一つだ。クレミエールの寝室の壁には鈴が並んでいる。さまざまな形のものがびっしりと。それは陰湿な魔法使い至上主義者たちからの、考えうる限りの嫌がらせを想定した対策だ。彼女を殺し損ねたいくつもの計画がちりんちりんと鈴を鳴らし、魔女の見る夢は豊かになる。