タイトル | GRAND HEAT |
対応機種 | PlayStation2 GameCube Xbox |
発売元 | セガ |
開発元 | Criterion Games |
発売予定日 | 2002年9月19日 ※発売中止 |
シリアル | PS2:SLPM-65166 NGC:DOL-P-GGHJ Xbox:M88-00001 |
セガ初の3機種同時リリースするレースゲーム、その名も「GRAND HEAT(グランドヒート)」。既に発売されている欧米では大ヒットを記録しています。
米国、ヨーロッパの一般道路(高速道路、市街地、郊外など)を舞台に、ライバル車と決められた周回数でタイムを競います。普通のレースゲームと一味違うのは、ドリフトや反対車線走行、ニアミスなどをするほどスコアがあがることです。迫力あふれるクラッシュシーンは必見!
- 美麗なグラフィック、迫力のクラッシュシーン
「GRAND HEAT」の最大の特徴は、衝撃的でリアリティ溢れるクラッシュシーンです。
コース上には300台を越えるタクシーや一般車、バンや大型トラックなどが存在。市街地では信号も存在し、ラップごとに交通の流れが異なります。
クラッシュ時の車の衝撃は物理学的に計算され、車の強度に応じて破損の度合いが決定します。
クラッシュシーンでは様々なカメラ視点から事故の様子がリプレイされ、そのクラッシュによる被害額が表示されます。また、レース終了後にはクラッシュシーンのリプレイを再生・セーブすることができます。
完成度の高いグラフィックは、ライバル車の巻き起こす砂塵や排ガスも表現。また、リアルタイムの照明効果によって描写される光の反射により、車体をよりリアルに浮き彫りにし、日中、夜間、降雨などを再現します。
- やりこむごとに増える多様なモード
レースは最大3台までのCPUと対戦する1プレイモードと、2分割画面で他プレイヤー+最大2台のCPU車とプレイする2プレイモードを楽しむことができます。
「Championship」、「Single Race」、「Versus」、「Time Attack」モードなどでは、危険な走りをするほどスコアが上がっていきます。「Championship」を勝ち進むことにより、クラッシュシーンの鑑賞ができる“Crash Replay”、スペシャルライバルカーと1対1で戦う“Duel”、一度もクラッシュすることなく周回することが目的の“Suvival”など、さまざまなスペシャルコンテンツが増えていきます。
(公式サイトより引用)
目次
概要
日本で発売される予定だった初代「バーンアウト」。
セガがライセンスを獲得し、東京ゲームショウ2002にて本作が展示されており実際にプレイする事が可能だった。
更には3機種版のホームページまで用意するほか、ゲームメディアにグランドヒートに関する記事が掲載されていたにも関わらず、どういう訳かセガから告知が一切なく発売が中止となってしまった悲劇のタイトル。
初代バーンアウトの内容はあまりよく知らないけど、国内でグランドヒートの名前で発売する予定が中止になった事だけは知っている日本のバーンアウトファンも多いのではないだろうか。
因みに、名称が変更されていたのはサクセスから既に「SuperLite 1500 シリーズ BURN OUT」というPS1用ゲームが発売されていたからだと思われる。
無論、この作品はバーンアウトシリーズとは一切関係ない。たまたまジャンルまで被ってしまってる為混同される事も。
判明している内容
- ジャンルは「スリルドライビングアクション」。あれ、どっかで見たような・・・
- 価格は6800円(税別)。
- PS2はGT-Forceステアリングコントローラ対応。
- Xbox版はDolby Digital(5.1ch)対応。
- スピードメーターがMPHからKPH表記。
- 「Head To Head?」が「Versus」表記。
- 「Face Off?」が「Duel」表記。
動画
- SEGA ENTERTAINMENT STADIUM TOKYO GAMESHOW 2002 OFFICIAL PREMIUM DVD
東京ゲームショウ2002セガブースにて配布されたプロモーション用DVDの映像。
12分17秒からグランドヒートの映像が流れる。loading...
- Xbox Works 2002.7 Microsoft product video for retailers
Microsoft流通向け受注用DVD-VIDEOの映像。
8分3秒からグランドヒートの映像が流れる。loading...
- Tokyo Game Show 2002 Gamepro 2002/12
9分55秒に一瞬だけグランドヒートが映っている。loading...
何故発売中止になった?
誰もが一度何故発売中止になったのかと考えただろう。
真相は一切不明なので様々な説を考えてみました。
- アクレイムとモメた説
セガが海外版の発売元であるアクレイム社となんらかのトラブルになった説。
アクレイムといえば、主にマーケティングに関するトラブルを幾つか起こしており、度々訴訟されていた。
恐らく「現実で交通事故や違反を犯したら何らかの保障を行わせる」という、無理なキャンペーンをセガに仕向けていたのかもしれない。
無論、それが事実だとしたら次回の「バーンアウト2」の日本語版はまず発売されなかっただろう。
- サミーからの買収の件で中止になった説
次回作の「バーンアウト2」の日本語版は後にセガを買収したサミーから発売されている。
そこで何等かの関係があったのかもしれない。
- コナミからクレームを受けた説
恐らく最も有力であろう説。
そもそも「バーンアウト」自体、コナミが1998年に稼働開始した「スリルドライブ」とシステムそのものが酷似していた。
セガもその事を把握していたのか、グランドヒートのジャンルを「スリルドライビングアクション」としていた。
前述の通り、グランドヒートを東京ゲームショウ2002に展示していたのだが、コナミも東京ゲームショウに参加しており、スリルドライブを知る関係者が目にして後にクレームを付けて中止にさせたのか、あるいはインターネットで知ってクレームを付けたのではないか、と言われている。
なお、当時はセガとコナミは非常に仲が悪かったらしく、発売中止に追い込ませる程脅しをかけられていたのかもしれない。
発売後に訴訟を起こすつもりだったのだろうか?
その後
グランドヒートの2002年9月19日発売予定日から20年経過した2022年9月、何ともう一つの日本語版バーンアウトが発見された。
→ヘブンズドライブ
外部リンク
[SEGA]プレイステーション2:GRAND HEAT (archive.org)
[SEGA]ニンテンドーゲームキューブ:GRAND HEAT (archive.org)
[SEGA]Xbox:GRAND HEAT (archive.org)
東京ゲームショウ2002出展社ブース内容(セガ)
【東京ゲームショウ2002】ハードを選ばない恐怖のゲーム、『GRAND HEAT』 | レスポンス(Response.jp)
ブースレポート~セガ編~PS2「電脳戦記バーチャロン マーズ」など話題作を多数出展 (impress.co.jp)
セガ、3機種同時発売の『GRANDHEAT』紹介ページにプロモーションムービーを追加 - 電撃オンライン (dengekionline.com)
SOFTBANK GAMES 「TOKYO GAME SHOW 2002」セガ最新スクリーンショット「GRAND HEAT」INDEX (itmedia.co.jp)
セガ:2003年3月期事業報告書IR資料
グランドヒートに関する記述あり。
コメント欄
- グランドヒートについての内容をセガに聞いても返答は来ないから問い合わせないでくれよ。 -- 管理者 2024-01-09 (火) 15:54:23
(C)1998-2002 CRITERION SOFTWARE LTD.
GRAND HEAT is a Trademark of SEGA CORPORATION.
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