4周年振り返り+α

Last-modified: 2023-01-02 (月) 23:44:59

LoA2スタートから2021.01に4周年となるので、これまでのチーム編成を思い出しつつ振り返る
(ついでに5年目、6年目も追記してみた)

1年目 ヴィクトリア時代
スタート後、しばらくして実装されたUR英雄ヴィクトリアの特化育成が主流となった。
ヴィクトリアのパニシングライツ/ディバインゲイツ(全体攻撃)、マインズアイ(ダメージ無効)は強力で、何も考えずにヴィクトリアを入手して特化育成していればよかった。
1年目の目新しさ(スタートダッシュ)、課金から直結した強化の単純さ、資源取得連鎖の楽しさ、そしてヴィクトリアが美人さんでかっこよかったというのもあって、LoA2人気は高まり、当時はコンテンツも少ないのにみんな夜遅くまでワイワイ話しながらやっていた。(コンテンツが少ないから時間に追われることもなかったというのもあるが)
限界突破も実装されて、ヴィクトリア優位の状態はもうしばらく続くこととなった。
対抗としては主人公特化、アマリア特化があった。
主人公特化と霊装(破滅の刃)の組み合わせは強力ではあったが、主人公と霊装に投じた資源は戻らないため、引退覚悟の人がやるものという位置づけだった。
アマリアはPvPには有利であったが、深淵の道や挑戦の道などのPvEでゴールするまでの道のりがまだまだ遠かった時代であるため、主流にはならなかった。

2年目 スピカ時代
ジーナ、イゾルデ、イーシャ、ルルとGR英雄が実装されてヴィクトリア特化も廃れていたが、先行して実装されたGR英雄にはヴィクトリアほどの強力さはなかったためチーム構成の決定版はなく、しばらく模索が続くこととなった。
が、満を持してスピカ実装。これまでのファンタジー路線からいきなりSF路線(MS少女風)、ツインテール、アニメ声(CV水森るかさん)で喋りはボクキャラ、と、これで人気が出ないはずがない。
ビームカッター(前列)、スターバレージ(全体)のダメージは強力で、パッシブでバリアもある、これ一体で攻防こなせる便利なキャラだった。
この頃には1英雄特化育成も頭打ち気味になり、2英雄特化に移っていた。
スピカと組み合わせる英雄として、主人公(ある程度育成済みであるため2英雄特化へ移行しやすい)、またはシルビアを多くの人が選択した。
シルビアはスピカと並んで強力な英雄ではあったが後列のみの攻撃であるため、シルビア単体で組むよりも前列攻撃主体のスピカとの組み合わせが理にかなっていた。

3年目 イザエル時代
イザエルの初実装時、パッシブ不死スキルはそれほど注目されていなかったように思う。覚醒等の上限突破が実装され、不死状態からのデストラクション(全体攻撃+HP回復)で戦力大小をひっくり返して戦力上位を容易に倒せることがわかると一気に広まった。
この頃には3英雄以上を戦力主体として運用できるほどに育成資源が普及しており、イザエルを前列に置いて核とし、スピカ、シルビア、主人公で補っていくスタイルになっていった。イザエルは運用するのにHPが不要というかHPが邪魔になるので、微課金者であっても複数英雄育成への移行がしやすかった。
GR英雄最後期実装のギルフォードも、組み込んでおくだけで全出撃英雄の1ラウンド目の不死化が保証されるので、戦力化しやすかった。
また、前年実装のシードラゴンの特徴がこっそり認知されたのもこの頃であった。最初期仕様は強すぎたので一度修正されたのだが、それでも「あれ、おかしいぞ」と。この仕様は確率頼みで戦闘内容も称賛を受けるようなものではなかったため、真面目に課金して育成した人たちからは嫌われていた。
どSでいくぜの複数キャラによるBlackRoseXXXへのチャット攻撃がつづき、みんなからうざがられたのもこの頃。根底に上位ギルドによる聖地鉱区の独占とマウントがあった。(思い出してみると、第1波のどSによるチャット荒らしは前年で、第2波は別人だったかもしれない)
チーム構成と育成進度の多様性が広がったため、これまでのような課金力だけで物を言わすやり方では強さを維持できなくなり、重課金者の引退が多く出た時代でもあった。中の人は減っても、複数サーバーへのサブキャラ作成は常態化し、全サーバーにキャラを持つ者までいたため、見た目上はそれほど人が減ったようにはみえなかった。

4年目 LR英雄時代の幕開け
LRマウントの実装、LR使い魔の実装、と続き、ついにLR英雄のアストリッドが期待とともに実装となった。
しかし、育成にはレア資材(英雄超進化核、星光のクリスタル)が大量に必要であり、実装直後は全サバ通じても重課金者数名が使用するにとどまる、期待ハズレで残念なデビューとなった。
その後、星光のクリスタルはイベントにより大量にばらまかれて逆に価値が激減し、今まで高額ダイヤで購入してきたのは何だったのか?という不満にもつながった。
アストリッド自体はスピカ後継のビジュアルで出来がよくダメージソースとしても有能なのだが、いかんせん、前年からの流れでイザエルの不死スキルが幅を利かせすぎていた。アストリッドを育成してトップに据えて先制攻撃したところで、イザエルの不死スキルがすぐに発動して反撃されるのだから。。。
そんなわけで、アストリッドが活躍するのはその後のLR英雄エンバー、オーロラと続く実装によりチーム全体の戦力底上げがなされるとともに、英雄超進化核が行き渡ってからであった。
前年から続く育成要素の上限突破により素材の必要数が激増し、素材を貯めるのにストイックな作業を強いられるようになったため、課金者からは「もっと素材を買わせろ」という、他のゲームのプレイヤーからしたら信じられないだろう不満さえあたりまえになった(この不満は以前から重課金者のあいだですでにあった。自分も含めて、このゲームに生き残った人たちは運営に飼いならされてしまったのだ)。
また、行き場をなくした課金資金はサブキャラ育成の強化資金に流れ、サブによるマルチサーバーイベント(各種ランキング、ギルド遠征、国戦)での荒らし、嫌がらせ的行為も目立つようになった。(サブの増加は、コロナの流行によって平日でも自宅で遊べる/時間的に余裕のある人が多かったことも一因であった)
flashのサポート終了は2020年末に実施されると告知済であり、以降のブラウザログイン、同時ログインは大きく制限されるため、引退者続出とサブキャラ整理による混乱が予想される中で4年目が終了した。

5年目 岩盤層による放置ゲー化(2021)
前年末の観覧車イベントでの運営による理不尽な制裁措置への嫌気、年初のflash終了(スマホ利用不可)による区切り、によるプレイヤー数減に続けて、長期に渡ってLoA2を先導していた1鯖トップ2人の年初の引退は、LoA2の終末を感じさせるに十分であった。
ここで、旧来の「コミュニティの一生」コピペからすれば、"面白い人が見切りをつけて居なくなる → 残った凡人が面白くないことをする"となった段階であり、確かに、残った古参がサブ絡みでつまらないことをやらかしていた。
だが、この頃になるとソロで黙々とこなす人が大半を占めるようになっており、つまらないことをする人は相手にしない、という空気をもった岩盤層が出来上がっていたため、盛り上がってないけどそれほど盛り下がってもいない、という安定期に入っていった。
彼ら物言わぬ人々の願いは、ログイン時間に見合う報酬を穏便に受けつつ、英雄たちの日々の僅かづつの成長を見守りながら育成することにあり、闘争や協力などで少しでも多くの報酬獲得を目指すスタイルは浅ましいと冷ややかに受け止めるのだ。実際のところ、度重なる上限突破による必要資源量の増大から労力に対し得られるものは微妙であり、逆にこの時代ではヘイトを生むなどマイナス面が生じていた。
LoA2運営もそんな状況を知ってか、スケジュールサイクルに従った定期イベントの実施、新キャラリリースを淡々と繰り返すにとどまり、LR英雄リリースの打ち止めをもってこの年を終了した。

6年目 静かなる変動(仮題)(2022)
静かに物事が動く時代が続く。年初にユーミルがこっそりとバグ修正され、いままで趣味的にしか使う人がいなかったユーミルが、いわゆる"人権キャラ"といえるまでに昇格してしまった。
しかし、この修正にすぐに気づいた人は少数で、彼らはバグ利用だなんだと誹りを受けつつも黙して語らず、数ヶ月かけて実態がその戦績によって明らかにされていった。
またMR英雄がリリース開始となったのもこの年からであった。
第一弾はヘカテーであったが、イラストはすでにイベント画に利用されていたため新鮮さに乏しく、インパクトを与えるような強さでもなかったため、静かなデビューとなった。
後続のMR英雄(ジョアン、エオス、モラナ)についても、原画はLoA3からの持ち込みであるため、開発元の入れ込み感不足を感じさせるだけであった。
しかし開発のやる気のなさが目立ちはするものの、英雄、アバター、マウント、使い魔、ビーナスの新MRキャラリリースだけは律儀に実施され(途中バグ対応で一時停滞したこともあったが)、"どーでもいいキャラ"の量産が続く結果となった。
これには、ゲーム内で唯一まともな育成要素である"絆"(キャラの新規獲得に応じた育成要素)をシステムの延命措置として維持させる意味合いがあったのであろう。それまで有名無実であったビーナススロットでのLR英雄欠片20枚獲得までをも開放して、無課金者であっても育成を実感できるように改変していった。
他の育成要素の改変もやっていないわけではなかった。聖物の新章開放、MR武器防具進化があったのだが、トップ層においては各種育成項目がほぼカンスト状態になっていたためすぐにガツガツ食べ尽くされてしまい、重課金者の飢餓感を煽るだけのものであった(MR武器防具についてはこの年での実装は未完成ではあるが)。