Pain of Her

Last-modified: 2022-11-16 (水) 01:33:09
作曲者玲瓏リネィノ
難易度EASY3ノーツ数440
NORMAL6700
HARD8937
EXTRA101099
EXTRA+111466
BPM220
演奏時間

ジャンルは「Hardcore」
曲名の意味は「彼女の苦痛」と思われる。

攻略

EASY:
 基本的なリズムにノッてノーツを叩けばいい譜面ではあるが、BPM220から繰り出されるノーツは非常に速いため注意する必要がある。
NORMAL:
 基本的には8分を安定して処理できるかが試されている譜面であるものの、中盤にはリズムの取りづらい配置があったり、リズムが取りづらいかつ非常に叩きにくい配置(12分)がある。また、8分自体にも取りづらい配置が施されているためなかなかの実力が求められる。
HARD:
 同時押し混じり8分に混ざっている16分が目立つ譜面である。また、中盤にある16分はリズムが非常に取りづらい。さらにこの譜面の16分にはトリルという配置があり、BADハマりを起こしやすい。同時押し混じり8分にも体力が持っていかれやすいと言う点で注意する必要がある。
EXTRA:
 同単押しやトリル、同時押し混じり8分などに配置が目立ったり、16分の部分においてリズムが取りづらかったりするもののLV.10としてみるとそこまで脅威にはならない譜面である。ただ、終盤にあるトリル気味の16分はBADハマりを起こしやすい配置であるため、叩くタイミングをしっかり把握しておきたいところである。
EXTRA+:ver.4皆伝4曲目。
 隙のない総合譜面。ver.4皆伝追加と同時に追加された譜面であるが、ver.4皆伝の中でも圧倒的な強さを誇り、EXTRAと比べても物量面において魔改造されている。

EXTRA+譜面の解説

EXTRA+譜面の解説
⊙譜面構成
冒頭→間奏→遠配置→8分同時押し→同時押し混じり乱打→同時押し混じり16分(リズム難)→12分主体→遠配置→総合配置→軸あり16分混じり→ウイニングラン

⊙解説
・リズム難ではあるもののノンストップ譜面である。
・冒頭の部分に関しては少しずつ難しくなり、やがて8分同時押し→階段16分と言うように現れる。特に階段16分は配置自体取りにくい構造になっている。
・間奏は特に問題ない。
・サビに入るとまず遠配置がお出迎えをする。2本指で挑む人だとこの遠配置は指を大きく動かさなければならず、大きな体力の消耗になる。さらに段位に挑戦している人だと3曲目までの体力の消耗が蓄積している影響でさらに難化する。しかし、この後の配置の面目を見てみると強者ばかりで揃うため、ここで体力を消耗するのはなるべく抑えたいところである。対策としては2つある。1つ目は遠配置を脱力(叩く力を最小限に抑えて指の持久力を長引かせる方法)をしながら叩けるようになることである。この方法は2本指で挑む場合に特に有効である。2つ目は多指(たくさんの指)で処理をすることである。タブレットを使っている人ならばこの方法で処理をした方が体力の消耗を抑えやすいであろう。
・次にある8分同時押しも遠配置の時とコンセプトは同じであり、脱力するか多指で挑むかである。しかし、この配置は遠配置よりも指が忙しくなる上に体力の消耗には注意したいところである。
・間髪入れずに同時押し混じり乱打が現れる。この部分は16分16連に同時押しを一定間隔で3回混ぜた配置になっている。この部分が非常に難しく、一気にゲージが削れると言うこともあるであろう。この部分については他のLV.11の譜面で同時押し混じり16分を安定してたたけるようになることが望ましいが、それでも研究を行なっておかないとより処理に手こずるであろう。
・その後に同時押し混じり16分(リズム難)がある。文字通りリズムが取りづらい配置をなしている。そのため事前にこの曲のメロディを聴き込むことが必要になるが、それでもBPM220から繰り出される同時押し混じり16分そのものが処理をしづらいため最終的には慣れるしかないであろう。また、ノーツにスライドが混ざっているところもある。スライドの関しては片手2本指で処理を行えばいいもののスライドの近くにあるノーツの巻き込みを食らいやすいことに注意が必要である。この部分も指が非常に忙しく、体力が削られやすい。しかもここは体力が確実に削れる箇所であるため、体力譜面を回して慣れるか、この楽曲の叩くタイミングをあらかじめ把握しておくしかないであろう。
・その後は12分主体に入るが、ここが第1関門である。ただでさえリズムが取りづらいBPM220の12分に24分や同時押しが混ざっていたり、BADハマりを起こしやすい横長12分ノーツがあったり、仕上げとしてこれらの配置を3回連続で通さないといけない。それに加えてここまでの体力の消耗により、指がもつれやすくなっていて、リズムが崩れやすい。結果としてBADハマりがさらに起きやすくなっていることが非常に高難度となっている要因である。24分に関しては12分同時押しと見なして餡蜜を使うといいであろう。また、この部分のリズムを事前に把握しておきたいところである。横長12分ノーツについてはこの楽曲のEXTRAにもあるためこちらで一度叩くタイミングの間隔を掴んでおくといいであろう。その後にある同時押し混じり16分のリズムの切り替えにも注意したいところである。
・12分主体を乗り越えると再び遠配置が待ち構えている。ここは冒頭に言った時と同じように、脱力か多指で体力を温存しよう。
・その後には第2関門がある総合配置が待ち構えている。この部分は同時押し混じり16分や小トリル、スライド混じりなど、あらゆる要素が詰め込まれている。しかもリズムもやや取りづらい。しかし、これらの配置よりも恐ろしい配置がある。それが同時押し混じり乱打(第2関門)である。これが2回襲いかかる。1回目はBPM220の非交互の乱打に同時押しが混ざっていて、その部分が比較的長く続くため大量の消耗も相まって、ここで一気にゲージが削られやすくなっている。その後の8分混じりスライドで体制が崩れやすいことにも注意したいところである。2回目は8分同時押しが続いた後に、16分→ノーツ混じりスライド→同時押し混じり16分が流れてくる。特に同時押し混じり16分は非常に処理をしづらい配置であり、HARDゲージ、段位ゲージで挑んでいる人は、これまでのゲージの消耗も相まってここで落ちる可能性が一番高いので警戒すべし。
・その後の軸あり16分混じり(トリル気味)でも、癖のある配置であり、トリルと同じくBADハマりを起こしやすくなっているため注意すべし。また、同時押し混じり16分が1つあるのでここでも油断はしないように。
・それらを乗り越えればウイニングランである。お疲れ様でした。

⊙主に必要な要素
・体力
 この譜面の大黒柱。ノンストップであるこの譜面は体力がないと、たとえ技量が完璧にあったとしてもその力を発揮することができない。例えば、12分やトリル自体は叩ける実力があっても体力がない状態で12分やトリルを処理しようとするとリズムが崩れやすくなり、かえってBADハマりを起こしやすくなるため、まずは体力をつけることが最優先である。対策の例としてはあらゆる体力譜面(今回はBPM200~220がいい)を連続でプレイして体力をつけると言う方法(段位の人はこの譜面が4曲目にやるのもあるため必須工程である)がある。
・高速
 体力だけでなくBPM220から繰り出される(同時押し混じり)16分を叩く技術も必要になる。対策の例としてはBPM200~220の譜面を回して練習すると自然と高速処理能力がつきやすくなる(対策としては体力をつけるのと同時並行でやる方法である)。
・脱力
 この譜面をやり通すには膨大な体力が求められるが、遠配置(8分同時押し多発)脱力ができると要求される体力も一気に減るであろう。Dangerous Sweeeeeeets???????(EXTRA)やDon’t forget Blue Rose(EXTRA)、Umlaut(EXTRA+)などの8分同時押し多発で指の力を抜いてたたけるようになることが主に脱力の練習になるであろう。最終的にはこれらの譜面をやっても少ししか疲れないぐらいの実力をつけるといいであろう。また、少し背伸びをしたい人にはApophyllite(EXTRA+)やChronomia(EXTRA)で脱力の練習をしてみてもいいであろう。
・スライド処理
 ノーツ混じりスライドにおいてスライドを片手2本指で処理することができれば新たな脱力法が獲得できる。特に蝶は光を越えようとした(EXTRA)やStrelitzia(EXTRA)はノーツ混じりスライドの基本的な練習になりやすい。ただ、Pain of Her(EXTRA+)はスライドの後にノーツがすぐに配置(応用パターン)されていて、巻き込み判定を食らってBADハマりを起こしやすい。それでもこのようなノーツ混じりスライドはよく譜面に出てくるため出てきた都度で練習を行い、徐々に慣れていこう。

⊙総評
 とにかく取りづらいBPM220での乱打に遠配置、それから非常に高度な同時押し混じり16分の処理、全体的にリズムの取りづらい配置、そして何よりもこれらをノンストップで裁かなければならない究極の総合譜面である。何かしらの苦手な要素が一つでもあると苦戦しかねないため、地力上げ、譜面研究などの事前準備は万全に施そう。通常ゲージ、HARDゲージ、段位ゲージで挑んでも全てが難所であると言っても過言ではないだろう。特にHARDゲージは、「ノンストップ譜面による体力消耗」と「地味な難所の連続」とが絡まって、LV.11の中でも5本指に入る可能性があるレベルで難しいため要注意。譜面の見た目に反して予想していなかったが

試聴

後半部分において、ChainBeeTと音源が異なります(具体的にはシンセサイザーの音の16分が8分に簡略されています)。

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