バルト三国(BLT三国)情勢ノート

Last-modified: 2023-03-07 (火) 08:25:46

こ↑こ↓はBLT三国の選挙や細かいことを載せた報告のような場所でっす!

エストニアにおいての政治情勢メモ
2023年にESTNAにおいて選挙が行われたんですって。その時の情勢をホモの一人が執筆して報告してくれたので載せますね。

各政党の紹介

改革党
:現首相カーヤ・カラス女史を出している中道右派の改革党。伝統的な保守政党だけどあらゆる勢力を内包しているので、ちょっと自民っぽくもありますよこいつは!!今回の選挙では議席を微増させ、与党を堅持。現政権への国民の支持を明らかにしたゾ~これ。

保守人民党
:右派強硬派の保守人民党。ポピュリスト政党とも言われるヤベー奴。戦間期の独裁者パッツの政敵、ファシスト団体VAPSとの繋がりは無いのかなぁ?(疑念)
とはいえ自然保護やEUに懐疑的ではあるけど、他のポピュリスト共よりわかりやすい主張してるから安心しろよ~?すなわち、R S K 見 つ け 次 第 殺 す。ってことだからね、わかりやすいね。まぁ隣でキチゲ振り切ってる奴いるし、残当。(民主主義が壊れるなあ……)

中央党
:中道左派の連立与党で改革党となかよし。この選挙の前までは改革等につぐ有力な政党だったゾ。

エストニア200
:去年結成された新党で「現代的なリベラル」を自称する左派政党。環境保護や同性愛者の権利保護を訴えつつ、所得税引き下げやNATO全面支持という中々キャラ立ってますよこいつぅ!地方の知事が立ち上げた新党。

社会民主党
:戦前からある伝統的な左派政党。

isamaa
:「イサーマー(isamaa)」で意味は「故地」とか「我らが土地」とか「故郷」って訳せばいいんすかね?(無能)こいつは改革党よりは右派より、保守人民党よりは左派の中道右派。

選挙結果と展望

エストニア国会(リーギコグ)選挙結果

1:連立与党の改革党、中央党ともに与党を保持。よかったね。

2:右翼強硬派の保守人民党が第2党に大躍進。凄いわね。ヤバいわね。

3:伝統的な左派政党は議席を大きく減らし、新たに結成された新党エストニア200が第4党に大躍進!

あのさ!これからは「モダンリベラル」の指導者エストニア200が左派の時代なんだよね!社会民主党くんとかっている?(辛辣)また、興味深いことに親露政党であったエストニアのRUS系住民の代表政党である「エストニア統一左派運動」は支持率2%に低下。挙げ句にロシア系住民たちからも見放されたとのこと。

結果とクソースについては次のURLを参照。メディアはESTNAの伝統メディアであるpostmee。すっげえ老舗だぜ?
URL:https://www.postimees.ee/7725398/valimised-2023-riigikogu-valimiste-tulemused

分析:ナルヴァ県を通して

ナルヴァはESTNAではRUS系統の住民が多く住み、国家の中でも保守左派が多い地域として知られる場所でっす。そのため、今回の選挙でHTNとなった中央党の議員の大半はナルヴァからの出身が多いですねえ!親RUS政党が今回のUKR戦争で半ば負い目を負う存在に転落したため、RUS系住民からしたら「RUS系政党に入れたくないけど、祖国とがっつり敵対する保守系もなぁ…」って感じで躍進することになった模様。受け皿としての票を獲得した側面がありますあります。あるいはエストニア200も同様のかたちで躍進したと思われる。

付記:エストニアの国籍についてお話します……。エストニアではね、すぐに国籍がもらえるわけじゃないんだ。国籍を取得するにはエストニア語検定で一定の点数をおさめる必要があるんだ。ちなみに、DeuではB1レベルであればそこそこ住むことができるので、この基準はかなり厳しいゾ。そのため、エストニアでRUS系であってもみんなエストニア語が話せるんだよな!?とならないと、国民として扱ってもらえないので、エストニアの国籍基準ってチョーS(schwierig)だよな!さらに、RUS語が教科から取り消されるなど、全体的にESTNAでは新たな道の模索が始まったと思われる。