意見交換ノート:凍結された戦争?2023年5月27日

Last-modified: 2023-05-27 (土) 22:00:10

はじめに

このノートはゲラシモフの思想についての意見交換としての諸兄の応答をまとめたものでっす!
テロやパルチザン戦争はゲラシモフの構想する戦争に非常に近くて、非常に危ない。ということから、以前、スレでは政治的な場所においての例外状態が話されていたぞ~^。ただ、今回の話し合いは現実世界においての思想的な側面というよりも、ドンバス紛争の性質とかについて話され、UKR戦争が一つの凍結された問題、宙吊りになった戦争を終わらせる鍵となるのではないかという形で話し合いは展開したゾ。

ゲラシモフの描く戦争とは?

今回の戦争を話し合う前に、ゲラシモフのことについていくつかのメルクマールを挙げておくぞ。
ゲラシモフの戦争とは(⚠編集中です!)

戦争の恒常化・全面戦争の起きない形態の戦争

ベルゴロドを巡る戦闘でUKR軍がRUSの領土に浸透したのは、戦争の輪が広がってないか?という問題提起が起き、ここでゲラシモフの構想などが挙げられる。すなわち、「対テロ戦争、並びに国境沿いの小競り合い」というのを前提に入れると良いんじゃねえかなあというやつである。そうなった場合全面戦争の起きない、ものが起きる。それはわかるよね?
では、ズルズルと戦争が長引く形で、それも本腰を入れない形で長引くとどうなるか?
政治面では戦争の起きる地域では戦争が例外状態として登場し、法律を乗り越えるものとなるゾ。
では、現実上の世界では?
互い(UKRvsRUS)が戦闘をする状態が恒常化することになり、ジリジリと押し合いへし合いが起きることになるゾ。ただ、こうなってくると、戦略目標の落とし所さん!?が分からなくなり、戦争が長引いて、ああ、終わらない!終われない!となってしまう。結果的に、ドンバスの戦いはひたすら続き、UKRの人々が戦死者を毎年数百人近く出してしまう泥沼状態に発展したぞ。さらに、戦争が日常に組み込まれることで、明確な存在がないまま、じりじりと続くことで戦争が国際社会から見て、かかわらんとこ…といった状態になりくすぶり続けていたぞ。

問題点

ゲラシモフのやり方の場合、クリミアのように、直ちに、遅滞なく作戦を遂行することでしか、物事を成し遂げられないのではないかという懸念が発生。そして、次のように。
これはポの私見なんすけど…RUS政府は多分「全面戦争」じゃないままイケる、と思っていたからこそこんな戦争を開始したと思うんすよね おっしゃる通りCRMAみたいに、DNBSみたいになったら逆に終わりで、仮面部隊による介入→凍結されない紛争→全面戦争。
と今回の戦争のシナリオみたいになる。そう思いませんでした?DNBS紛争あれUKR側毎年数百人くらい死んでたはずっす。こんなん沿ドニやGRJAと違って凍結できてないんすよね。
UKR戦争が始まるまでは、UKRへの恒常化した軍事支援とか色々あっても、それでもニ国間紛争の体裁は崩れてなかったですし、ポは数百人毎年死んでたことによってUKR側が戦争による戦死に対しての変な耐性出来たと思うんすよね。2014~22年初頭のDNBSは炭火が燻ってたようなイメージっすね 分かりやすい見た目の燃え方してないってだけで凍結してはいないと思いますう。
ポは凍結されてない紛争が凍結できずに全面的に火を噴いたゲラシモフドクトリンの失敗例と捉えてました。逆に成功例がCRMAです。そしてDNBSのシナリオの失敗がCRMAの不安定化にも繋がり売ると感じます

編集中です!