2022年7月30日 意見交換においてのRUSについて

Last-modified: 2023-05-26 (金) 21:48:57

感謝……!

お話に参加してくださった姉貴、兄貴達ありがとナス!

この概要は……?◇

ここは7月30日頃にだいぶスレにおいて登場した意見をまとめたものです。編集者としては戦争のエスカレーションからC. Schmittに代表されるような絶対戦争(absolute Krieg)が起きたらヤダ怖い!アイアンマン!となり、スレにおいて質問したものをサルベージしたものとなりまっす!それゆえ、なにかご指摘があれば、別のアーカイブなどに移しまっす!

絶対戦争というもの

絶対戦争とは互いを絶対的な敵とみなし、人間扱いなんてしねぇよ?(直球)という形で虐殺や捕虜を取らないのはなんの問題ですか?(レ♂)という考えで行われる戦争の形態。敵(FeindFremdだと間違えて書いちまったよ……)であるのか味方(Freund)であるのかという二元論の行き着く先に存在する考え。この戦争に至った場合、殺戮が状態化するゾ~(お前、独ソ戦みてぇだな?)

討論の提起

わし。がこの言葉を目にしたのは1963年にカール・シュミット先輩によって編まれたTHEORIE DES PARTISANEN -Zwischenbemerkung zum Begriff des Politischen, Dunker & Humblot Verlag, Berlin 1963.(新田邦夫訳 『パルチザンの理論 -政治的なものの概念における中間的な所見』筑摩書房(ちくま学芸文庫)1995=1999)を読んで、スレにおいて、UKR戦争が非常に理不尽で、非常に残虐になり、ナショナリズムがガンギマリになったばあい、この戦争が危険な領域に至ったら、こんな形態になったらどうする?となったことについてスレで質問したことに端を発しまっす!

スレでの進行

「パルチザンの遊撃性」がもたらす一般ノンケとガンギマリくんとの間の見分けのつきにくさ(侵略おじさん:非正規戦闘員・戦闘員との境界がどこにあるのだよ(困惑・恐怖))。そして、それに伴う戦闘対象・予防策の拡大における戦力の低下あるいは、やべえよやべえよ状態からの殲滅戦争の発生。次に「相手はオークだ、人間じゃねえ!」「❗バンデラ主義者だ」などのレッテルを貼り合い、いつの間にか信じることによって成立する、人倫(Sitte)において危険な領域に突入した「絶対戦争」の成立が起きていないか?(懸念)あるいは、RUSが虐殺を展開するのは殲滅戦争の発生なんじゃねーの?それっと、ドーナノ?という問題提起が起きる。
応答は次のとおりでっす!
(一部表記を改めております……)

246兄貴
ポは全く勉強中で助けにならないと思いますけどォ…

どちらかと言えば価値観対立による絶滅戦争というレベルではなくゥ…独裁国家特有の例外状態の恒常化、暴力的な国際法無視によるPutinの国内権威の絶対化(所謂「政治神学」の内容)の方が今回の戦争を理解する上では役立ちそう…役立ちそうじゃなぁい…?

247兄貴
どうなんでしょうねえ…RUS(PTN)の最終目標がUKRの殲滅とノヴォRUS化なのは薄々感じますけどぉ…UKR側はどうにか自制しようとしてる人たちがいると思うゾ
UKR側も開戦当初に比べて恨みがだいぶ溜まってんじゃんってのはわしも感じますけどそれでもRUSに関連する全てを恨むまでは行ってるんでしかね?
わしはもう中立で見れるような状態では無くなってしまったのでえ…他の兄貴達の太い意見が欲しい…!(強欲)
248兄貴
それにつけてもおやつはカール・シュミットだよ。ポが思うにィ…これはイデオロギー、価値観戦争などという水準のモノではなくてぇ…、2014年のCRMA戦争の成功体験による国際政治における力の過信が原因であってぇ…独裁者の権威維持を目指してドツボにハマった面もありつつ、WW1以降の外交でWW1以前の金!暴力!スウェックス!を貫徹して死んだ大日ペ帝国的な失敗のようにも思えますねぇ!やーい!お前の戦略思想大日ペ並~!情報が全部筒抜けな上補給線が腹筋ボコボコにされて悶絶するとかお前ら皇軍みたいだな!(罵倒)アレクサンドル・スヴェチン、トハチェフスキーを輩出した赤軍の末裔がこんな醜態を晒すなんて、PTNは地獄で鉄男にどう詫びるんですかねぇ!
と言った意見が現れ、桂冠学者の本からポが考えた展開、すなわち、「おっやべえ!絶対戦争だな!」という考え方はズレてる……ズレてない?ということになったゾ~

むしろ、この戦争ってPTNの独断専行すぎて、みんな引きずられてるよぉ!(例外状態の恒常化、また、権力に逆らえない状態が続き、その結果として順応しすぎた人々が戦争へ、はい、よーいスタート(棒読み))とかで麻痺しまくった一般ノンケが命令のままに虐殺する構図とかになっているということなんですかね?(ガチ無知)
あとは、(69)の自国の力を過信しすぎた(CRMA戦争)+ど臭いによる人気を維持しようとして、見事に破滅しつつあるというのが正しいのではないかな?と言った形になり、戦争の要因を探ることになってきました……

250兄貴
RSAって今のウンコジャガイモのヘナチン具合が示す通りィ…2014年までは資源輸出による外貨獲得については一定の成果があったじゃないすかぁ!
ポは不勉強で、通商や貿易などの経済的関係の破たん→国家間の対立の顕在化→最強雄筋肉チンポバトル、という関係と思っていてぇ…RSAが経済的な関係を無思慮に破壊するような暴挙に出ることは無いと思っていたんすけどぉ…ナチスは略奪しなきゃ国内は破綻したでしょうしぃ…日ペも経済的な利権を狙って大陸に進出したじゃないすかぁ…
でも今回のRSAは…????
歴史上、特に近代以降に国際上の権益や利権を無視して突然窓シコを始めるなんてことはあるんすかね…?
252兄貴
(人先生の論文を手がかりとして)
プロパガンダにだって、それを撒き散らす主体の世界観は反映されてるんだから、それを読み解こうとする努力に価値がないとは言えないわけですが、
その当のRSKの世界観ってのが、まあ別に全然整合性なんてカケラもないんで、あんまり真面目に考えてもなぁ、ってのは正直ありますあります
https://www.google.com/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=&ved=2ahUKEwjL3uSonqD5AhWfqVYBHRj0AdAQFnoECAYQAQ&url=https%3A%2F%2Fwww.jstage.jst.go.jp%2Farticle%2Fkokusaianzenhosho%2F45%2F4%2F45_32%2F_pdf&usg=AOvVaw2LV6J_D3ooKq4kuIMtRBUO
この頭PTNの「主権国家の定義」なんてのは、18-19世紀のドイツ国法学に近いんですが、そんな多国間主義とかいう概念が全くない時代の発想でやっていくつもりなら、それこそ国連から脱退してその言動に整合性つけろ、と思うわけですよ。でも当然RSKはそんなことしないわけです。既得権益はガッチリ握って離さない。そこがいじましく、みっともないと思うわけですヨォッ!。253の前提を踏まえて話半分で聞いてくださいね。結論から言えば、「先祖返りして、勝手に戦争を始めてしまった」という考えじゃないっすかね?PTNは自分の世界を旧帝国のようにアウタルキー(自給自足経済)できると勘違いしたんでしょうねえ!こうなってくると、18世紀以前とかの古い世界観を持っていることになりますなります
以下・陳述
250
(バーリンとフロムの考えを軸として)兄貴がおっしゃるのは「経済が戦争の延長上」という考えでありますねえ!その上では戦争を起こすのは非常に変な言い方ですけど、(ご勘弁を)経済的な対立・それらに伴う国内の不満を解消する上で「じゃけん戦争しましょうねえ~」という考えはありだと思うんですよ!と言うか、実際ありえないことはない!という感じっすPTNの戦争は本当の本当に⚠マジで国益どころか世界のシステムを損ねてます!原理的にはクレムリンの内部にはびこっていたK!G!B!などの引用する共産貴族たちの考えていた概念をそのまま現代に当てはめた考えなんですけど、世界システム論などで言われているように、アウタルキーは絶対不可能というのが実情なのが、いまのRUSとその体制です。世界は何かしらの形で依存しあって盛り合わないと崩壊するっていうことが、毎年見られる何らかの危機で散見できるはずですぞ。兄貴がおっしゃるように、こうした概念はありえるでしょう。しかし、ポッチャマはおそらく、RUSという存在を見誤りすぎていたのかも知れません。あるいは、独裁国家の内容をあまり深く追求しなかった可能性がありますあります。すなわち、「トップが言うことには絶対服従」という概念を国家権力という暴力!金!を握る存在が言い出せばあらゆるものも遂行され「ねばならない」という感じになるといえるでしょう
254
PDFを精読しました(ざっと読んでしまったのをユルシチョワ)執筆者がイズムィコ兄貴じゃないっすか……(驚愕)非常に新鮮で(EUR知識人のような)非常にウィットに富んでいて面白い(小並感)しっかり読んでみると、本当にこのとおりですねえ!それにしても、(ポッチャマの意見です!)狂人に刃物を地で行く先祖返りの国家って一体何なんでしかね(驚愕するわし。)
255兄貴
(先祖返りということへの指摘と「政治的なものの概念」への思想上の分析)Christ教が物理法則を超越する奇跡によってその絶対的な権威を象徴したようにィ…国内外の法規条約を無視することで誰が絶対権力者なのかを構成員に証明するのは古来枚挙に暇がないすけどぉ…しかしそれは一方で努めて合理的な判断であって、一種のリアリズムともいえるじゃないすかぁ!国内の政治権力の維持についてはリアリズムに基づいて行動できるのにぃ…一方でUKRIN側の戦意と戦力、自国の軍隊の実力をどう考えても完全に見誤っているのはァ…一体どういうことなんでしかね…?オーストリア生まれの伍長は軍事的冒険の果てに帰れる道を失いィ…大日ペは総力戦研究所の知見が示す通り、戦ったら負けるということが完全に分かった上でガバガバガバナンスの果てに開戦に至りましたけどぉ…善悪は抜きにして、この政治的、国家戦略上恐らく後世に至るまで歴史に残るであろう失敗の本質というのはァ…一体どこにあるんでしかね…?
256兄貴
(アガンベン兄貴みてぇな考えみてぇなむき出しの存在とアイデンティティの分析)先祖返りってのはありますねェ一応冷戦時代の大国としてレ帝としのぎを削ってきた時代が終わったら、そこには資源以外はまあ何にもない国が残った、と。これはツライ。軍事にリソース割り振り過ぎて民生技術はOMNK。それなりだった機械工業でも、すでに冷戦中に日ぺがCNC革命起こして全てを時代遅れにしてましたとさ。
まがりなりにも理想を掲げていた(それでもひでな国だったけど)糞連時代のRSKには「人類のよりよい未来のために自分たちは代償を支払っている。そして喜んでそうすべきだ」なんて意識のRUS人たちもそれなりにいたそうです。実際西側の研究者によると、冷戦時代を知る50代以上の年齢層には「過去と和解できていない」RUSが大量にいるらしいっスね。ちゃんと民主化ができていれば、違う世界線もあったんでしょうが、社会主義イデオロギーが完膚なきまで敗北した結果、空っぽになったオークの心を何かで埋めなきゃならなかったんでしょうねぇ。
だからって帝政時代までさかのぼるんじゃねえよ!何がルースキーミールだよバカかよ!
わし。
ポッチャマは253ですけどぉ、一応思想史がメインであった時期もあるので、その上で書きますと、永遠の課題だと思いますねえ!
ナナチのその考えはE. Fromm, Escape from Freedom, 1941.(日ペ語:日高昆布『自由からの逃走』東京創元社 クソ翻訳)みたいな本の中でよく議論されるんですが、「人々が自由に付随する自己責任を嫌がり、あらゆるものに、盲従することによって責任感を回避し、これによってファシズムなどの全体主義に走る」とはあるんですけどぉ……
「じゃあ、なんで戦争に行き着くんだよぉ!お前ん国い!」と言われると、Frommも挙げ句にはFriedrich August von Hayekの『隷属への道』さえも沈黙しているというか、グダグダになっていまっす!日ペのお気持ち戦争「太平洋戦争」をマジで構造的に理解し、あらゆる学問が一致して一つの純粋なエッセンスあるいは要因を導き出さないと、この世界を理解するのは不可能な気がしてきますねえ!
253兄貴
(フロム、アドルノのような考えからのアプローチ?)
ド臭い者に正確な情報が上がるのかという疑問があありますねえ!ありますあります。権力闘争が存在するうちは判断を誤ると国内の政敵に追い落とされる恐れがある以上、権力層も正確な情報がホシイイイイ(発狂)から誤った情報の提供者に対しては掴んだら×2な!するゾ。ただ一度完全に権力が集中してしまうと、たとえ誤っていてもトップにおもねる情報を提供した方が自身の保身につながるケースが増えることが推測されるねんな。結果としてメンタルがクソザコになったトップに誤った情報が蓄積され、およそ道理に合わない開戦に至った可能性があると思いますね、ええ
259兄貴
(データからの分析)
戦争やイデオロギー対立にボロ負けして完全に精神が崩壊して、倫理的頽廃、アノミー状態に至る例とか社会には多くありますけどぉ…ソヴィエト崩壊以降の自殺率の急上昇や犯罪文化の急激な勃興って、経済的な問題だけではとらえられなくて怖い…怖くなぁい…?お前らウォッカ飲んで適当にサボタージュするほどやる気無かったくせに、いざ国が亡んだら切なさで精神崩壊するとか乙女みたいだな!とか勝手に思ってましたけどォ…心のスキマとかいう意味不明且つ拓也のアナル並みに不安定なくせに国家の方向性や運命を決める要素って、一体何なんすかね…(宇宙的恐怖)

(更に兄貴は257兄貴への指摘について自殺率の統計と回復されうるRUSは何かという疑問を提起する)このスレでも定期的に上がるこの自殺率の推移、Putinkoの就任以降の急落を見ると強く感じるんですけどぉ…RSAの行動はどう考えてもキチゲェじみてて、事実その行動はRSAの将来に決定的かつ絶望的な影を落としていると確信できる一方ゥ…我々が観測できない彼らなりの合理性があり、それに支えられた戦争を貫徹する意志があることが怖い…怖くなぁい…?キチゲェなのかキチゲェでないのか、合理性に従っているのか衝動的に動いているのか、どっちなんだよォ!
お前ら独裁国家じゃないのかよ!PUTINは多重人格者か何か?

わし。の応答
思想史の観点からは H. Arendt, The Origins of Totalism,1946=1976(日ペ語ハンナ・アーレント『全体主義の起源』みすず書房(1972=1981))の中における「モッブ」(白人の中でキリスト世界に順応できず外へと出るしかなかった人々)の持つある種の「負い目」がキーポイントだと思いますねえ!自分たちの理想と現実の乖離に目を背けて、そして今、戦争によってまざまざと対峙せざるを得なくなり、相手を人間ではない(黒人たちへのモッブの非人道的行為)と考えるようになったRUSの政府・軍の対応がなんだか、既視感……感じるんですよね?|
ちなみに、負い目(コンプレックス)はFromm兄貴もやってるから読めよ読めよ(推奨)(オヌヌメは『希望の革命』の第四章 6:価値と規範 第五章 技術社会への人間化への諸段階 (これはすべて))希望的な展望はITの上ではマーシャル・マクルーハン兄貴の『メディア論』とかですねえ!どっちも若干の示唆に富みますねえ!
(なお、このころ、わし。はよりにもよってアドルノを読み込めていないという無知を晒していた……ベンツ並みの痛さです……)
参考文献の質問)兄貴姉貴のおすすめの本も知りたいな~俺もな~
264兄貴
(259兄貴への分析と応答)おもしろいデータっすねぇ

1、糞連崩壊後の経済や社会混乱を油価の上昇というチャンスを利用して収め、安定を回復した効果
2、自殺するまで悩むより、さっさと国外脱出した方がいいことに気づいた
3、頭PTNのプロパガンダでRUSの心が安定した
いろんな要素がありそうですけどねぇ

270兄貴
(今後への展望と進行)
実際ナショナリズムの高揚による効果が大きく、この点は合理性があったのだと思いますねぇ…。社会心理学には社会的アイデンティティ理論、自己高揚動機に基づく集団間差別とかそういう理論体系があるらしいすけどぉ…戦争が一息ついたらこういう人たちにもTVに出てきて欲しいですねぇ!|
:一方で偶然合理性があるかのように見えたため政権を維持できていた狂人がぁ…ある時突然馬脚を顕して国家を危機的状況に追いこんでる可能性もありますけどぉ…これはこれで怖い…怖くなぁい…?
(262兄貴への指摘)Putinが挽回不能な醜態を晒し、歴史上に暗君としての評価が確定したうえで政治的または身体的に死んだとき…RSA国民がどのような顔をするのか、添付する画像(捨て去られる悲しくもないレーニン像というコロッサス)の様な絶望の表情をするのか、三島由紀夫兄貴のいう敗戦を機にしても変わらぬ真夏の昼の日差しを感じるのか…その点は興味がありますねぇ…(暗黒微笑)

っしゃあ!キー・ワード!

アウタルキー(自給自足経済)
おそらく、PTNやRUSを巡る状況で「RUSは自給自足できるから死なないんだよな?」という考えとして一番、通ずるものでっす
要するに、「制裁なんて意味がねえんだよぉ!」「RUSアンチ乙。俺たちは国内ですべてまかなえるから。意味がいないってそれ一番言われているから」
というドグマがクレムリンでは支配的ですけど、結論から言えば、現代社会ではこの考えは通じないッピ!
理由としては、I. Wallerstein 兄貴が『世界システム論』などを通して、「世界の一体化」を紹介しているけれども
世界は基本的に国家同士が相互に生産・技術協力・文化サイドでのつながりを通して、依存するしかない状態を保っているゾ~
カリにPTNがこの考えを採用して、制裁を乗り切ろうとした場合にRUSはかなりの文化レベルを落とした19世紀以前の国家体制を構築せざるを得なくなり、
文化的なうまみを享受していた一般純真RUSの新世代兄貴姉貴たちがくソ連以下の生活レベルに身をやつせるのかというと、こ無ゾ……

(だいぶ溜まってんじゃん 59よりサルベージ中……編集中じゃないか!いい加減にしろ!)