BLT情勢ノート(首相姉貴と議会対立)

Last-modified: 2023-05-17 (水) 13:15:18

このノートの目的は……◇

まず今年はエストニア国会(リーギコグ)で総選挙があってぇ……カヤス姉貴率いる中道右派の与党改革党が勝利したゾ~。

現状において何が起きているのか

しかし問題はこれまでの伝統的な議会政党が次々と敗れ、新興政党が大勝利を収めた(例:中央党 第二党→第三党、社会民主党 第四党→第五党)ことで連立交渉は難航。結局今年誕生した新党エストニア200(中道左派)と社会民主党(左派)と改革党(中道右派)の連立政権が成立しましたぁぁぁ……

で、何で揉めてるのかと言うと、カヤス政権は選挙前に公約していなかった一連の家族手当の削減、所得と付加価値税の引き上げ、そして付加価値税の導入を突然提言し、自動車税の引き上げに加えて結婚の定義並行も強行採決してしまいましたゾ。これに「約束と違ぇだろオラァン!?」と第二党に躍進した保守人民党(右派)と「用済みじゃ、失せろ。」ばりに連立から放り出された中央党(中道左派)がマジ切れ。議会は停滞状態にありまッス。

なおカヤス姉貴がこれに「憲法上の危機」と言う大袈裟?な言い方をしたせいで炎上。更にさらに国防軍が計画中の演習場建設計画反対運動を巡って軍部も乱入。もうめちゃくちゃや。気が狂う!

なお改革党はクッソ議席持ってるので恐らく無理やり通されて終わると思われる(個人の意見です!)

編集者並みの感想
まるでビスマルク兄貴のVerfassungskonfliktみたいだぁ(直喩)
補足:プロイセンの憲法改革においての軍制改革を巡る混乱を指す。自由主義者が攻勢をかけまくっていたのでBSMRCが首相としてことの収拾に当たり、結局憲法の穴♂を付く形で軍隊の改革と予算案を強行した事件。

クソース
Posttimeより
https://arvamus.postimees.ee/7771930/juhtkiri-riigikogu-peab-joudma-kompromissile
2023年5月11日参照