Nation/LA/Lemuria

Last-modified: 2016-02-23 (火) 16:45:56

概要

Ermorの第二の滅亡によって、古代帝国の残滓であるSceleriaにはようやく希望が訪れました。
死者への恐怖は拭い去られ、死霊の軍団はもはや必要ありませんでした。
その代わりに、Soullessは単純労働に用いられるようになりました。
しかし、Thaumaturgはその興味を他に向け、一般市民は不満を抱き始めました。
いくらかのSoullessの奴隷はまだ土地を耕していましたが、Thaumaturgが民のために奴隷を蘇らせる気がないことから、一般市民は見捨てられたと感じていました。
王国を動かし続けるため、Thaumaturgは奴隷を供給せねばならないという要求はなされました。
対立は拡大し、最終的にThaumaturgは途方もなく傲慢な行為を以って、この問題を永久に解決することを決定しました。
王国のすべてのThaumaturgは大きな式典でCommunionに加わり、彼らの下等なる魂を冥界への門を開く儀式に注ぎました。これにより、死者は労働者や農民として現世に望んで戻ると期待していました。
ある意味では、儀式は成功しました。
門は開かれました。しかし、Thaumaturgの下等なる魂は引き裂かれ、門へと吸い込まれました。
そして門から出てきたのは、死者の使用人ではなく、霊体の軍団兵と影でした。
現在、この地は徐々に衰え、闇の神の支配圏へと落ちつつあります。
幽霊と霊体の軍団兵はかつて彼らのものだった地を取り戻そうとし、かつてのThaumaturgの砕かれた魂は、栄えある過去の影と記憶を呼び集めています。

Lemuria, Soul Gates
種族幽霊と影。食料不要、水中に侵入可能
軍事霊体の軍団兵、幽霊、影、引き剥がされた魂の大群
魔法死、星、多少の風、水
聖職者強力、不死性。影や霊を召喚可能
支配力幽霊や影を召喚。住人を殺害。自国のアンデッドではない兵の士気も低下させる
要塞技術レベル3(Citadel)
初期宝石死8or15or22(ゲーム全体設定の税収倍率依存)
魔法土地Campus Sceleris

指揮官

名称コスト制限雇用条件解説
Shadow Tribune0g,0r自動生産寺院聖職者:レベル1の聖職者。指揮上限80、アンデッド指揮80、マップ移動力3

兵士

名称コスト制限雇用条件解説
Dispossessed Spirit0g,0r自動生産郊外軽歩兵:敵を麻痺させる現世を離れ損ねた霊。HPは1しかない。統制不能。死体がないと出てこない
Shadow Soldier0g,0r自動生産寺院and地上軽歩兵:敵を麻痺させる影の世界に囚われた霊。闇の中でより強力。マップ移動力3
Shadow Soldier0g,0r自動生産寺院and水中軽歩兵:AtlantianのShadow。HPがちょっぴり高い以外の違いはない。マップ移動力3
Shadow Triton0g,0r自動生産寺院and水中軽歩兵:TritonのShadow。戦闘時の移動が早い以外の違いはない。マップ移動力3
Shade Beast0g,0r自動生産寺院軽歩兵:有毒な牙を持ち、殺した敵をゾンビ化させる影の世界の犬。闇の中でより強力。水中は苦手。マップ移動力3
Shade0g,0r自動生産寺院軽歩兵:敵の筋力を永久に低下させる攻撃を行う影の世界の住人。闇の中でより強力。マップ移動力3
Ghost0g,0r自動生産寺院軽歩兵:生命力吸収攻撃を行う霊。敵を恐怖させる。水中戦はやや苦手。マップ移動力3
Apparition0g,0r自動生産寺院軽歩兵:敵を病気にする攻撃を行い、近付くだけでも病気を伝染させる霊。マップ移動力3
Spectral Velite0g,0r自動生産寺院and要塞軽歩兵:実体のない槍と投槍、盾を持つ霊。攻撃は魔法武器扱いだが、抵抗もされる。マップ移動力3
Spectral Hastatus0g,0r自動生産寺院and要塞軽歩兵:実体のない槍と投槍、盾を持つ霊。よりHPや戦闘技能が高い。マップ移動力3
Spectral Principe0g,0r自動生産寺院and要塞軽歩兵:実体のない剣と投槍、盾を持つ霊。HPや戦闘技能がさらに上がり、接近戦の攻撃力も上がっている。マップ移動力3
Spectral Triarius0g,0r自動生産寺院and要塞軽歩兵:実体のない長槍と盾を持つ霊。防御力0とはいえ、HPが高い上に霊体の回避と長槍の迎撃とかなりしぶとい
Praetorian Spectre0g,0r自動生産寺院and要塞軽歩兵:実体のない剣と盾を持つ霊。高いHPと戦闘技能を持ち、生前と同じく護衛も得意
Spectral Standard0g,0r自動生産寺院and要塞軽歩兵:実体のない剣と投槍、盾、軍旗を持つ霊。HPや戦闘技能は平凡だが、敵に恐怖を与える。マップ移動力3

地方守備隊

種別指揮官兵士備考
全域下位Lemur AcolyteSpectral Velite:10 Spectral Hastatus:10
地上上位Shadow TribuneSpectral Principe:10

魔法技能

条件名称固定変動備考
自動生産or召喚Shadow TribuneHoly1Sacred
召喚Lemur SenatorHoly2Sacred
召喚Lemur ConsulHoly3Sacred
召喚Lemur AcolyteDeath1Holy1Sacred
召喚Lemur ThaumaturgAstral1Death2Holy2Sacred
召喚Grand LemurAstral2Death3Holy3AirWaterAstralDeath+1:100%Sacred

固有魔法

領域使用名称主属性副属性宝石解説
Conjuration Lv0儀式Revive Shadow TribuneDeath18下級聖職者である護民官の霊Shadow Tribuneを召喚します
Conjuration Lv0儀式Revive Lemur CenturionDeath15優れた指揮能力を持つ霊Lemur Centurionを召喚します
Conjuration Lv0儀式Revive Lemur SenatorDeath215聖職者である元老院議員の霊Lemur Senatorを召喚します
Conjuration Lv0儀式Revive Lemur AcolyteDeath215死の魔法を使う下級聖職者の霊Lemur Acolyteを召喚します
Conjuration Lv0儀式Revive Lemur ConsulDeath325高位聖職者であり不死性を持つ執政官の霊Lemur Consulを召喚します
Conjuration Lv0儀式Revive Lemur ThaumaturgDeath330死と星の魔法を使い不死性も持つ聖職者の霊Lemur Thaumaturgを召喚します
Conjuration Lv0儀式Revive Grand LemurDeath350死と星を中心とした魔法を使い不死性も持つ高位聖職者の霊Grand Lemurを召喚します
Divine Lv0戦闘Unholy CommandHoly1敵のアンデッド1体を支配しようと試みます
Divine Lv0戦闘Unholy ProtectionHoly1小範囲の味方アンデッドの魔法抵抗を向上させます
Divine Lv0戦闘Unholy BlessingHoly1小範囲の神聖なアンデッドに祝福を与えます
Divine Lv0戦闘Unholy PowerHoly1小範囲の味方アンデッドの攻撃技能と移動速度を向上させます
Divine Lv0戦闘AnathemaHoly2小範囲の敵の神聖なユニットに永続する呪いをかけ、負傷率を増加させます
Divine Lv0戦闘Unholy ProtectionHoly2一定範囲の味方アンデッドの魔法抵抗を向上させます
Divine Lv0戦闘Unholy BlessingHoly2一定範囲の神聖なアンデッドに祝福を与えます
Divine Lv0戦闘ApostasyHoly3敵の神聖なユニット1体を味方にしようと試みます
Divine Lv0戦闘Unholy PowerHoly3一定範囲の味方アンデッドの攻撃技能と移動速度を向上させます
Divine Lv0戦闘Unholy BlessingHoly3すべての神聖なアンデッドに祝福を与えます
Divine Lv0戦闘Protection of the ShadelandsHoly3すべての味方アンデッドの魔法抵抗を向上させようと試みます
Divine Lv0戦闘Power of the ShadelandsHoly4すべての味方アンデッドの攻撃技能と移動速度を向上させます

※通常のDivine系魔法はすべて使用不可

Tips

正規軍

  • 雇用できるユニットが全く居らず、兵力の増強は自動生産や召喚に依存する。有力な兵の確保には寺院が非常に重要で、要塞も併設すればさらに安定した数と性能の兵を得られる
  • 何もない州で生産されるのは、極めて弱い上に死体がない限り出てこないDispossessed Spiritのみ。数もさほど多くなく、期待できる戦力ではない
  • 寺院を建てるとターンごとに1、2体程度のより強力な兵が出現する。質は悪くないが生産数が少なく、これだけで十分な数を得るには時間がかかる
  • さらに要塞を建設すると軍団兵の霊が出現する。生産数が他に比べ圧倒的に多いので、軍の大半は彼らが構成することになる
    • 彼らの生産には寺院も必要だが、要塞がある州では寺院固有の兵の生産速度はむしろ遅くなる
  • 特徴的な攻撃を持つものが多い。単純な攻撃力、防御力はあまり高くないものが多いが、Etherealによる回避で粘り、ChillやFear、攻撃の特殊効果で徐々に絞め殺していくような形になる
    • 一方で要塞の兵を中心に抵抗可能な攻撃が多く、高い魔法抵抗力を持つものに対峙すると攻撃の効率が著しく低下する。とくにAntimagicを擁する星魔法を使える国は苦手
    • また防御面がEtherealに強く依存しており、耐性で無効化できない魔法攻撃には極めて弱い。魔法抵抗はそれなりにあるとはいえ、聖職者が多く出てくるだけでも被害が大きくなる
  • アンデッドの国ではあるものの、兵にはMindlessを持つものは一切含まれない。士気は高い水準にはあるが、無理をさせすぎれば逃げてしまう可能性は十分にある
    • これは要塞の防衛時には利点にもなり、Mindlessによる大きな防衛ペナルティを受けずにいつまでも城門を維持できる。人口の減少もあって、Lemuriaが本気で護る要塞を強引に落とすのは非常に難しい
  • 全員がEthereal能力を持つことから、要塞内部での戦闘では城壁を完全に無視して動ける。城門で詰まるということがないので、数の暴力を野戦と同じように活かすことができる
  • 多様な兵を持つものの、その中にSacredを持つものは含まれていない。祝福は指揮官や魔術師にしか役立たないものと思っておいたほうが良い
  • 元々利用機会は少ないものの、アンデッドではない兵は自国支配圏内でも士気がむしろ低下する。元の士気にもよるが、元から弱いものはさらに逃げやすくなるので非常に頼りない

魔法

  • 指揮官は基本的なものを除いて召喚によって確保することになる。研究所と魔術師、そして十分な宝石さえあれば好きなところで呼び出せるのが利点
  • 聖職者兼任の指揮官、魔術師が大半を占め、固有の聖魔法の利用には全く苦労しない。さらに上位のものはImmortal能力を備え、支配圏内であれば倒されても首都の要塞内で復活する能力まで持つ
    • ただしその分はコストが高く、とくに最上位魔術師と聖職者を兼任する不死者Grand Lemurは1体で50個もの宝石を要求してくる。無駄な損失は絶対に出してはならない
  • 指揮官も霊体のアンデッドばかりで、小型ながら身体能力は人間を遥かに凌ぐ。適切な装備を与えれば戦闘型指揮官として十分に通用する
  • Immortalは優秀な能力だが、倒された際に装備していたアイテムは戦場に残され、また復活場所は首都に固定されている。装備の製造や前線への移動の手間を考慮すると、安易に頼りすぎるのは好ましくない
  • 魔術師は最も安価なLemur Acolyteでさえ宝石消費が重い。研究を円滑に進めたければRevenantを早期に呼べるように進めたほうが良い

その他

  • 支配圏による人口減少の速度はかなり速く、Growth天秤を選択した程度では緩和することもできない。最初から経済は捨て、破滅的な天秤を採用するのが賢明
    • ただしLuck天秤だけは捨ててはならない。TurmoilとMisfortuneの組み合わせは自殺行為に等しく、またLuckは貴重な臨時収入を期待できる重要な天秤でもある
  • Chill能力や冷気耐性を持つことから、気候天秤はCold側に傾けるのが一般的。ただし敵国が開始前から明らかで、Cold天秤を好む国が明らかに多い場合はあえてHeat側に傾けておくのも手
    • とくにCaelumRaghaAtlantisの3国は、一般兵でも魔法武器を持つ上にCold天秤で防御力が上がる兵を持つので警戒が必要
  • この国の聖職者は特殊なReanimateであるCall Spiritsを行える。中でもShadowとShade Beastは何も消費せずに呼べるので便利
    • Dispossessed Spiritは生産効率が良いが死体を要求し、Apparitionに至ってはまだ生きている住人を消費する。無駄な作業に時間を費やさないように注意
  • 極端な性質ゆえに、チーム戦には全く適性がない。神を担当すると同盟国の経済があっという間に破綻し、かといって使徒に回ると自動生産がなくなってしまう
    • C'tisは使徒としてある程度はやっていけそうに見えるが、実際は気候の都合や必要な宝石の重複などの理由で他国よりはマシという程度に落ち着いてしまう。いずれにせよ推奨できるものではない
    • 有力な固有召喚が多くAlchemistを保有するAgarthaも候補になるが、研究員の雇用・維持の難しさは大差ない。死の宝石の要求量に加え、火、地の宝石を換金と召喚の両方に求められるのも苦しい
    • Bogarusは召喚で優秀な魔術師を確保でき、Alchemistも保有する。使う魔法属性の幅広さ、適正気候などの相性も良い。ただし最初の召喚の多くは使徒に依存せざるを得ず、血魔法の運用も難しくなる
  • 上記のように自分が使徒になると兵の自動生産がなくなる。ただし人口減少もないので、金銭的には他国と同じように余裕ができ、Call Spiritsによる兵の生産はそのまま行える。初期戦力でも十分に拡張できるのも救い
    • 問題は固有召喚魔法のコストの高さ。十分な数の魔術師・聖職者の用意には相当な数の宝石が必要になる。戦闘も含めた様々な面で彼らが中核になるので、宝石の増産は急務
    • 序盤のうちは対策が容易なアンデッドと、他国の精鋭には遠く及ばない中立の兵が軍を構成することになる。彼らだけで他国とやりあっていくのは苦しい
    • また首都の初期人口が格段に少なく、初期の税収は他国よりも明らかに劣る。十分な領土を得るまでは浪費は避けるべき
    • 使徒の場合でも標準的な聖魔法は使えないまま。通常はあまり問題にならないが、使徒に同行する部隊以外はアンデッドではないSacred兵を祝福してやれない点に注意
    • アンデッド以外への士気ペナルティも残るため、他国軍に比べると、たとえ同程度の質で比較しても粘り強さを欠く。少しでも有能な指揮官を利用するなどの対策が欠かせない
    • それでもこの国の使徒に回された国よりは真っ当なプレイができる。上手くやれば勝てないこともない

前作からの変更点

・前作のLate Age ErmorからSoul Gateのテーマを分離し、単一の国として独立

パッチ変更点

4.03

・人口が0であっても、1だけは守備隊を雇用可能になった(Lemur Acolyteが現れるので、自動生産の兵が即撤退に陥らない)

4.23

・アンデッド以外のユニットは、自国支配圏内でも士気が1低下するようになった

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