〇〇〇〇は 魔法のじゅうたんを
ひろげようとした。
しかし じゅうたんは まるまったままだ。
DQ7(PS版)
メッセージの一つ。
本来は、DISC2で神様(【オルゴ・デミーラ】が化けている)によって世界各地が闇に閉ざされている時に、町中やフィールドで【魔法のじゅうたん】を使おうとすると表示される。
物理的に広げられなくなってしまうとは、さすが魔法のじゅうたん。丸まったまま広げられないのは確かに不気味だが、別に怖いわけではない。
ところが、このメッセージの本当の恐怖はDISC1で登場する。
【人魚の月】と交換して手に入る本物の魔法のじゅうたんを使用した際にも、まれにこのメッセージが現れるのである。
実はこれ、致命的なバグであり、こうなってしまうとストーリーを進めることができず【ハマり】となってしまう。
この時点では本来はこのメッセージは出ないため、いわば死刑宣告である。
現代が闇に閉ざされていない場合ならば、「ひろげようとした」ではなく
〇〇〇〇は 魔法のじゅうたんを
ひろげた。
という明確なメッセージが表示される。
本物の絨毯をフィールドの広い地形で使うと、このメッセージの後に飛び立つことができる。
反対に、本物をそれ以外の場所で使ったり偽物を使ったりすると「ひろげた」の後に下記のエラーメッセージが表示される。
エラーメッセージ | 条件 |
---|---|
ここでは ひろげられない! | 本物を現代・過去の町中や狭い地形で使う 本物を過去の広い地形で使う |
ここでは ひろげられない。 | 偽物を現代・過去の町中で使う |
しかし じゅうたんに乗っても 飛ぶことはできなかった。 | 偽物を現代・過去のフィールドで使う |
前作でも入手イベントと使用可能フラグが連動していた魔法のじゅうたんだが、本作ではじゅうたんそのものがデータ上に本物と偽物の2種類あるため、バグで取替えされていないのが原因だと思われる。
プレイヤーが特定の行動を取った結果、発生するようなバグではなく、起こる時は起こるし、起こらない時は起こらないという意味では本当にタチが悪いバグである。このバグといい、頻発する【フリーズ】といい、【学者増殖バグ】などDQ7ではなぜかゲームの進行に影響を及ぼす問題が多い。
廉価版(販売元がスクエニ)では修正されているようだが、中古などで販売元がエニックスのソフトでプレイする場合には、じゅうたんを貰う直前にセーブをお忘れなく。
なお、ハマってしまったデータが入っているメモリーカードをスクエニに送るとデータを修正してもらえたらしいが、PS版発売からかなりの期間が経過した2021年現在でも対応しているかは不明。
当たり前だが3DS版では修正されているのでご安心を。