【オルゴ・デミーラ】

Last-modified: 2024-10-12 (土) 15:24:09

概要

「万物の王にして天地をたばねる者」を自称する【ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち】【ラスボス】。後述の第3形態の外見で紛らわしいが「デミーラ」であって「デミイラ」や「マミーラ」ではない。
 
神をも倒し、世界のほぼ全てを闇に沈めた凄まじい力を持つ大魔王で、ゆえに外伝であるバトルロードシリーズなどでは「天魔王」と呼ばれる。
しかしこれはあくまで「通称」であり、普通に呼称する際は単に「魔王」オルゴ・デミーラとなる。
BGMはそのまま『オルゴ・デミーラ』
なおその曲名の英語表記はOrgo Demilaだが、英語版のゲーム内ではOrgodemirと一続きの単語になっている。
おそらく、【メディルの使い】に合わせたのだろう。
 
その姿は人頭を持つムカデとドラゴンを合成したような怪物。最終形態がこの姿に似た(後述)形態であることから、これが彼本来の姿なのだろう。
3つの瞳と剥き出しの脳を持つ醜い姿であり、さらにその奥には第4の瞳が隠されている。
PS版ではマダンテ以外の呪文や【いてつく冷気】で、リメイク版では【マダンテ】のモーションで脳から第4の目が開くというグロテスクなモーションがある。
こんなものを眼前で見せられても何事もなかったかのように戦闘を続行する主人公一行は偉い。
 
その邪悪でおぞましい本性はまさに破壊とチカラの象徴と言えるが、美を好む彼はこの姿を嫌って普段は美しい男性の姿をとっているらしい。
…といってもその姿は三つ目で悪魔のような翼を生やした香水愛用のビジュアル系オカマ、美しいのかどうかすら危ういのだが……。
 
また、シリーズでは既にお約束となったDQ3でいう【バラモス】のような代表的な手下が存在せず、「大ボス」としての役割も(【魔空間の神殿】にて)自らが務めている。
そのため、DQ9の【大魔王の地図】や外伝作品に登場する際も、DQ7からはオルゴ・デミーラだけがソロで出演することが多い。
 
なお、魔空間の神殿での戦闘時は2形態、【ダークパレス】での戦闘時は4形態あり、ダークパレスでの第二形態まで(つまり魔空間の神殿とダークパレスでの共通の姿)しか他作品への出演の機会が与えられていなかったが、星ドラで六形態全てが登場した。その後はライバルズにもダークパレスでの全形態が登場。
 
DQ11(3DS版)・DQ11Sの【追憶の神殿】には、オルゴ・デミーラをモチーフとした【モンス・デミーラ】が登場する。

DQ7

概略

太古の昔、世界を切り取って闇に封じ込め、我が物にしようとしていた大魔王。
その手段は「様々な災いの種をまき、人間たちが絶望したところを一気に闇に引きずり込む」というえげつないもの。
そのことに気付いた【神さま】との戦いが始まり、【ほのおのせいれい】【だいちのせいれい】【かぜのせいれい】【みずのせいれい】【四精霊】や、人間の英雄【メルビン】をも巻き込み数百年にもおよぶ死闘を繰り広げた。
その間にも手下を使い、世界を切り取り続けていたと言われている。
その末に神に辛勝するも、深い傷を負った身体を回復させるために【魔空間の神殿】に身を潜めていた。
本格的に登場するのは全石版世界のクリア後、つまり終盤以降なのだが、上記の伝説はメモリアリーフ地方の【沼地の宿屋の酒場の老人】から聞くことができる。
また、

……など、序盤から物語の至る所で存在自体は匂わせていた。
2周目以降だと随所に散りばめられた伏線に気付けるため、ニヤリとすること請け合いだ。
劇中、主人公一行は【ふしぎな石版?】の力で過去に戻り、神との戦いで手負いのオルゴ・デミーラと勝負し無事倒したかのように見えた。
だが、彼は息絶えておらず、世界中の部下に力を与えて各大陸を封印、世界征服に王手を掛ける。
その後はユバール族と大地のトゥーラの儀式に乗じて神を騙り、【クリスタルパレス】に復活。
大衆の情報操作を図りつつ、同時に邪魔な存在である四精霊および【ダーマ神殿】を大陸ごと封印し再び世界を征服せんと企てるがそれも失敗に終わり、さらに四精霊の攻撃を受けて神への擬態が解かれると、居城を【ダークパレス】へと変貌させる。
こうして主人公達は正真正銘の最終決戦に臨むのだった。

魔空間の神殿

Disc1におけるラストバトルであり、バトルメンバーは主人公・ガボ・メルビン・アイラで固定。
全2形態の連戦で、形態間でこちらの補助は継続する。

第一形態

HP:3000 MP:∞ 攻撃力:182 守備力:127 素早さ:107
●1~4回行動(※)
Aパート:メラゾーマ→打撃→【マグマ】→いてつくはどう→かまいたち→Bパートへ移行
Bパート:打撃、念じボール、いなずま、イオナズン、あやしいひとみ、Aパートへ移行
※Aパート、Bパート共に1~2回行動。移行を挟むと最大4回行動
 
記念すべき初登場は赤い服を着た怪人の姿。
これまでのボスとは格が違う攻撃を仕掛けてくる強敵で、単体、全体攻撃ともにかなり強力なので回復アイテムの充実はもちろん装備も整えておこう。
他にはあやしいひとみが危険。通常攻撃をすることがあまりないので、目の覚めない全体攻撃でどんどんダメージを受けてしまう。
キアリクなどの解除手段が乏しい場合は袋の中に【まんげつそう】があるかを確認し、もしあれば解除手段を持たないキャラに優先して持たせておきたいところ。
この後にすぐ第二形態との戦いが待っているため、戦闘を長引かせるのは得策ではない。
パーティーの持ちうる最強の攻撃手段で応戦しよう。
ちなみに、パート移行を選択した場合は行動回数が0にリセットされ、再び1か2回行動かが選択されるという仕様がある。これが何を意味するかというと、2回行動を引いた時に(パート移行以外→パート移行)となった場合、既に1回行動したにも関わらず行動回数が0になるため、その後のガチャで再び2回行動を引くと、その2回+パート以降前の1回で合計3回行動されることになる。さらに後の2回行動が(パート移行以外→パート移行)であり、その後のガチャで再び2回行動を引いた場合(行動→パート移行→行動→パート移行→行動→行動)と、なんと合計4回行動されることになってしまう。まあこの行動はかまいたちからスタート時に、2回行動を引く(1/2)→パート移行により行動回数リセット→2回行動を引く(1/2)→パート移行以外を引く(5/6)→パート移行を引く(1/6)→パート移行により行動回数リセット→2回行動を引く(1/2)。これらの分数を全てかけると(5/(2☓2☓6☓6☓2)=5/288)、1.7361111…%と極めて低い確率であるが、イオナズン、念じボール、メラゾーマ、打撃といった高威力の技が重なるとひとたまりもない。ここまでの爆発力があることは覚えておこう。
 
ちなみに、こいつに話しかけても「今一度考える時間を与えよう…それぞれの生ける場にて苦痛を受け入れつつ人生を閉じるもよい…今すぐこの場で死ぬもよい…」と問いかけをされる。
再度話しかけなければ戦闘にはならず、そのまま帰ることもできる。
威厳のある余裕にも聞こえるし、あるいは衰弱しているがゆえ、回復を優先したくて撤退する選択肢を与えたようにも聞こえる。双方メリットになることを考える小狡いところもあったようだ。
 
この形態は中々再登場の機会に恵まれなかったが、星ドラのDQ7イベントでようやく再登場できた。

第二形態

HP:4200 MP:0 攻撃力:230 守備力:90 素早さ:82
●1~2回行動
打撃、はげしいほのお、こおりのいき、しんくうは、肩を怒らせ突進(3DS版では突き刺し)、いてつくはどう
 
ムカデとドラゴンの中間のような外見と剥き出しの脳というお馴染みの姿の色違い。傷が癒えきっていないということなのかこちらは茶色ベース。
ちなみにリメイク版では人間型である第一形態が背を向けると同時に、口から第二形態を吐き出すというかなりグロテスクな変身演出となっている(吐き出し終えた後、第一形態は倒れ込んでそのまま消滅)。
技のラインナップが第一形態より明らかにヌルく、フバーハで息攻撃を軽減すれば楽に戦える。
真空波も使うが、彼自身のレベルはたった10相当しかないため威力がショボい。
ただし一人が180近いダメージを受ける突進には要注意。前作のデスタムーア第2形態が使用したものと同じ攻撃であり、仮に生き残っても突進+αを食らうとあっさり逝ってしまう。
HPは常に満タン程度を保つといいが、危なくなったら突進をも軽減できる防御が一番いい。
複数人が蘇生ができるとベスト。
最悪でもメルビンがザオラルを習得しているはずなので、彼の作戦を「いのちだいじに」にしておけば誰かが倒れればザオラル・HPが減ったキャラにはベホイミ、と的確に回復を行ってくれることを覚えておこう。
第一形態と合わせるとかなりの長期戦となるので、MPの回復手段も用意しておきたい。
 
リメイク版では真空波の威力が+20された上、バギ耐性のある防具が減っているため大分厄介に。ブレスと共に毎ターン放ってきて全滅させられるパターンが増えた。
 
順当にメダルが集まっていれば賢者の石も入手できるため、ガボかメルビンに持たせておこう。
ベホマラーの使えるキャラが複数いるとより安全。
 
他作品では後述のバトルロードビクトリーのレジェンドクエスト7と星ドラで再登場した。

ダークパレス

Disc2かつ全編通じてのラストバトルであり、バトルメンバーは主人公(固定)+任意の3人。
全4形態にもおよぶ長期戦であり、前回同様に各形態間でこちらの補助は継続する。
時の砂を使った場合は、それが最終形態との戦闘中であろうと第一形態からやり直しとなるので誤爆に注意。

第一形態

HP:3500 MP:0 攻撃力:330 守備力:200 素早さ:80
●1回行動
打撃、しゃくねつ、こごえるふぶき、尻尾を振り回す
 
魔空間の神殿で戦った第二形態の色違い。肉体をちゃんと再生させたためか鮮やかな緑色の体となっている。
この形態はDQ9の大魔王の地図、モンスターズシリーズやバトルロードでも登場する。
ソフビ人形などの立体物のグッズ化もこの形態であり、恐らく最も有名な姿であろう。
 
息攻撃によるダメージはなかなか大きいが、波動不使用且つ完全1回行動なのでフバーハを掛けておけばまず苦戦することはない。
【れんごくまちょう】【ギガントドラゴン】が同等以上のブレスを吐いてくるので、もはやしゃくねつ程度では物珍しくもない。
PS版では【どとうのひつじ】【とおぼえ】も有効。さっさと倒して第二形態に進んでしまおう。
 
モンスターズでは基本的に????系で出ているが、実はこの形態は【ドラゴン系】
そのため【ドラゴンキラー】【ドラゴン斬り】を駆使すれば大ダメージを与えられる。
ちなみに、これら(+後述のゾンビ系)の設定がスピンアウトで使われたのはライバルズのみ。

第二形態

HP:3300 MP:∞ 攻撃力:330 守備力:200 素早さ:135
●1~3回行動(※)
Aパート:(打撃+メラゾーマ)→(イオナズン+かまいたち)→(あやしいひとみ+Bパートへ移行)
Bパート:激しく燃え盛る炎→打撃→念じボール→いてつくはどう→せいけんづき→Aパートへ移行
※Aが完全2回行動、Bが1~2回行動。移行時に3回行動することがある。
 
今度は魔空間の神殿時の第一形態の色違い。魔力を凝縮させ、純度を高めることで小柄になった姿。
体色が変わるのは復活の影響だろうが、なぜか服の色まで変わっている。
この服の色は魔空間の神殿時の第一形態もこの形態もドラゴン形態の脳と同じ色なので、まさか脳が変化したものなのだろうか?
また、たいてい後の形態になるほど大型化・異形化するのが定番である中で、このような「魔物型→人間型」の変身は他に例がなく、プレイヤーの印象に残る。
強いて言うなら【ピサロ】【ダークマター(必殺技)】や、漫画作品のロトの紋章【異魔神】くらいか。
変身パターンはPS版だと変形、3DS版は第一形態の口から吐き出され空中一回転。吐き終えた第一形態は消滅し、そして出現した第二形態が着地するのだが、ここで下記のセリフを言う。
それはなんと【オホホホ。それで わたしを たおしたつもり?】という迷言。
色違いで同じ姿だった魔空間の神殿時の第一形態と違い、一人称が「われ」ではないのだ。この後も、形態変化毎に一人称が変わる。
性格まで複数持ち合わせるとはなかなか特異なやつである。
以前戦った見覚えのある姿になるのはわかるが、そこへ仰天もののセリフを持ってきた展開に、度肝を抜かれるのはまず間違いない。
 
スタッフの狂気が伺える登場シーンだが、戦闘力はなかなか高く、攻撃が激しい上に最大3回行動と実力は侮れない。
攻撃手段が物理・呪文・防御無視とバランス良く揃っているため、ローテーションを計算し、いてつくはどうの直後にスクルトとマジックバリアを張るといい。
この形態は素早さが全形態で最も高く、先手を取るのが難しい反面安定して後攻することができる点も考慮しよう。
ちなみにこの形態だけは弱点が無い。とはいえ耐性も大したことないので攻め手にはあまり困らないはず。
山場となるのは間違いないので、回復用のMPはケチらないようにしたい。

第三形態

HP:3000 MP:0 攻撃力:350 守備力:170 素早さ:116
●1~2回行動、自然回復20
(マグマorおぞましい雄叫び)→(混乱攻撃orいてつくはどう)→(たたきつけor【もうどくのきり】
 
身体が腐敗して【くさったしたい】じみた状態になっており、その形相はさながら人型とモンスター型の中間めいた出来損ないとでもいうべき代物。一応本人もかなり疲弊しているようだ。
戦闘前にガボが臭いに過剰反応して嫌がっていたのはこれの伏線。腐臭を誤魔化すために香水を使っていたともとれる。
3DS版では第二形態が胸元を激しく掻き毟りつつ変態する演出となっており、第二形態より数段体格も上がっているが、一応人型であり余計な表面積は少ないため、インファイトには向いていそうではある。
 
前述したどっちつかずな形態の見た目の上、腐敗までしているのが災いしてか本作以降外伝作品での出演はなかったが、星ドラでようやく登場した。腐敗していない形態で戦うことはできないのだろうか?
ダメージを負いながらも筋力を極限まで高めた結果このような姿になったらしいので、もう少し早くこの姿になっていれば人型形態がマッチョになったような格好だったのかもしれない。
ちなみに一人称は「オレさま」。
 
この形態の行動パターンは全形態で唯一3段階ローテーションになっており、それ故に強さが不安定な面がある。
全形態の中でも一番攻撃力が高く、本編中の敵では最高値。その上全体攻撃に加えて無属性規定ダメージ攻撃のおぞましい雄叫びや、単体攻撃だが200近いダメージを受ける叩きつけが怖い。「そろそろ終わりにしよう」という文句は口先だけではないようだ。
反面、マグマやもうどくのきりは今さら食らっても全然怖くないという難儀な形態。
叩きつけ+おぞましい雄叫びなどのどうしようもないコンボもあれば、1回行動でヌルい行動を取ってばかりであまり苦戦しないこともある。
戦況が運に大きく左右されるため、勝てないと思ったら試行回数を増やしてゴリ押ししてもいいかもしれない。
復活に手を取られジリ貧になるのを避けるため、叩きつけで即死しないようにHPにマイナス補正のかからない職に就いておきたい。
叩きつけ→雄叫びのコンボに耐えられる【ザオリク】使いがいると大分安定する。大体HP340程度。
リメイク版はダークパレスに入る前にザオリクを引き継げる【ダークビショップ心】が拾える。★2にしてザオリクを覚えさせよう。
前情報なしに挑む場合は混乱攻撃も危険。
解除手段に乏しいため、自然治癒かわざと殺して解除する「荒療治」に頼ることになる。
直後の叩きつけに打撃性能は一応あるのだが、この攻撃力で混乱攻撃→叩きつけのコンボを食らうと下手すると即死しかねず、仮に踏みとどまったとしても回復が間に合わず、次のターンのマグマやおぞましい雄叫びを浴びて結局潰されかねない。
ストーリー上必ず入手する【人魚の月】には道具使用で味方1人の混乱を解除する効果があるので、混乱耐性のある防具を装備しているキャラに優先して持たせておこう。
回復役はガボ、メルビン、マリベルに任せる。レベル30~40台前半の主人公やアイラだと相手の素早さでは先攻、後攻が安定しない可能性が高いからだ。
なおこの形態から【ゾンビ系】の属性が付与されるようになり、【ゾンビキラー】【ゾンビ斬り】の特効が輝く。
ゾンビキラー装備で【つるぎのまい】を放ったり、ゾンビ斬りに【バイキルト】を併せたりして使えばかなりのダメージとなる。
また、岩石耐性がなぜか1段階低下するためせいけんづきが当たりやすくなる。

第四形態

HP:4500 MP:254 攻撃力:300 守備力:140 素早さ:85
●1~3回行動(※)、自然回復50
Aパート:麻痺攻撃、押しつぶす、しゃくねつ、凍てつく冷気、いてつくはどう、Bパートへ移行
Bパート:めいそう、肉片を飛ばす、マジックバリア、いてつくはどう、Cパートへ移行
Cパート:マダンテ→いのり→いてつくはどう→巻き付く→ラリホー→Aパートへ移行
※AパートおよびBパートは1~2回行動、Cパートは1回行動。移行を挟むと最大3回行動
 
第三形態からさらに身体が腐り落ちドロドロのゾンビと化した姿で、第一形態の姿に近い…というよりも身体が溶解した第一形態のそれ。肉体が崩壊しきるぎりぎり寸前の状態を維持できているのは、主人公一行への憎悪によるものらしい。
 
ここで再び一人称が「われ」に戻る。
死にかけのような状態での喋り方で意識して演技ができるとも思えず、性格はこれが本来のものだと思われる。
 
形態変化というより最後の悪足掻きのような有様であり、ストーリー演出上は「倒したと思ったらインターバル抜きでしつこく食らいついてきた」と言った方が正しい。
もはや単純な見た目は弱そうなのが祟ってか外伝作品での出演はなかったが、同じくお呼びのかからずにいた第三形態共々、ついに星ドラで再登場した。
 
ただし、虫の息同然の姿をしていながら、相対するとかなりしぶといのが厄介。まさしくゾンビである。
非常に高いHP、それを支える自然回復、頻繁に使うめいそう、耐性強化のマジックバリアが特徴。
しかし本人の口ぶりからもわかるように実際に満身創痍のようで、攻撃力も守備力も全形態中最低、素早さもかなり落ち込んでいる。
第二~第三形態と比べると攻撃自体はあまり激しくないが、全体攻撃が中心なので連続で畳み掛けられるとさすがに厳しい。
それに、これまでの形態相手にMPを消費しすぎて攻撃特技につぎこむ分がなくなってしまうと、こいつのしぶとさも相まってかなり戦闘が長引いてしまう。
危険な攻撃を連続して放つ可能性はそこまで高くはないものの、油断せずHPは常に高めに保っておこう。
ちなみにローテーションはA(攻撃パート)→B(守備パート)→C(マダンテパート)と明確に区分され、非常にわかりやすいものとなっている。
 
ダメージが大きい灼熱に対してはフバーハを唱えておくといい。同じくダメージが大きいいてつく冷気はフバーハで軽減できず、対策が難しい。食らっても耐えられるだけのHPは保とう。
「肉片飛ばし」は分身を作り出すいわゆる仲間呼び。【ドゴロク】または【ブロブロス】が生成される。どちらもステータスは低いが、【つるぎのまい】などの対象を選択できない攻撃に対する囮として機能する。
危険な行動がないドゴロクはまだマシだが、ブロブロスについてはなめまわし・ルカナン・スカラと地味に嫌らしい補助行動をとってくるのですばやく始末した方がよい。
本体の行動については、まず麻痺攻撃が地味ながら危険なので、キアリクやまんげつそうの準備は忘れずに。
ラリホーはローテーションを読んでにおうだち+マホカンタやマジックバリアで対処しよう。
巻きつきはヘルバイパーが使うものと同様の1.25倍の強化攻撃。
こんならドロドロの体で巻きつかれたら精神的にダメージが大きそうだが、第一形態の尻尾を振ると同倍率なので気にしなくていい。
 
彼の代名詞とも言える、切り札のマダンテは炎属性で200以上のダメージを食らう強烈な攻撃。
だが直前のBパートに攻撃行動がないため消耗したところにいきなり喰らう心配は少なく、マダンテ後にもしばらくヌルい行動が続くため全滅さえしなければ立て直しは容易。
炎耐性の装備やマジックバリアで軽減も可能なため、Aパートで灼熱や凍てつく冷気を連発されるよりはマシだったりする。
とは言えAパートの直後に間髪入れずに食らったり、あるいはこれまでの戦いで回復のMPも尽きてきた所へトドメの一手となることもあり得るため、決して警戒は怠らないこと。
 
なお、この形態に限りルカニ系が効くので守備力を下げ、また第三形態に引き続きゾンビ系属性持ちの弱点を突きながら、同様の攻撃で片付けてしまおう。
そしてなぜか岩石耐性も消えてしまう。気合い溜めせいけんづきが直撃するので使えるならこちらも有効。
攻め手を緩めると瞑想と自然回復の合わせ技で一気に回復されてしまう。最強の攻撃手段を用いて一気にケリをつけよう。

リメイク版

戦闘パターンはほとんどPS版と変わらない。
相違点といえば、魔空間の神殿の第一形態、ダークパレスの第二形態は1~2回行動に固定されて多少弱体化した。ただし、ダークパレスの第四形態はルカニに完全耐性を持つようになったなど強化点もある。
最終決戦時の第二形態の「名言」も健在。ただし戦闘中の会話廃止によりメルビンの「名言」は無い。
だが、第四形態で出てくるドゴロク、ブロブロスはデミーラが倒れても消えなくなったのでしっかり倒す必要がある。
 
ちなみに変身時の演出が大きく変わっており、魔空間の神殿での人間形態→モンスター形態のときには、人間形態が背を向けたあと、口からモンスター形態の体を吐き出すというようになっている。
ダークパレスでの最終決戦でも、モンスター形態→人間形態のときはモンスター形態が人間形態の体を吐き出している。それ以降はPS版とほぼ同じ。
体の構造を変えるよりかは、魂の居場所を変えているようになっている。インパクトは【恐怖のムービー】の後継といえるほど。
攻撃のモーションはPS版から大きく変更されたものも多く、特に第四形態の挙動は「死に物狂い」と表現するのが相応しいほどの荒々しいものになっている。
第四形態は変身時の演出も非常に気持ち悪いものにグレードアップしており、【ガルマッゾ】ともいい勝負ができそうである。
 
余談だが、クリア後に【神さま】のところに行って話しかけると、その後の行動はどうあれ、彼の目の前まで飛ばしてくれる。
「奇妙な奴ら」と驚きこそしたが、現実をあっさりと受け入れ自己紹介している。ある意味前作を彷彿させる展開だが、前作と違いエンディングが変わるわけではない。
とはいえ、彼の反応は前作のラスボスに比べればえらい違う対応である。
もっとも、双方の性格や経緯など全く違うし、彼は一度倒された経験がある。だから自身の目の前にそのような客人が来てもそこまでうろたえなかったのだろう。

評価

功績としては、ゲーム開始時点で既に【エスタード島】を除いた全ての征服が完了していることが真っ先に挙げられる。
同時に、無人島のエスタード島に目をつけていなかった理由や、各地を切り取る際の手段が回りくどいものが多かった理由も、人間をターゲットにした世界征服であることの裏返しと言える。
つまり彼が領土を目的として、大地も動物も全てを征服しようと考えていたら、エスタード島も征服されていたのであろうし、そもそも殲滅を目的としていたら対策の余地なく滅ぼされていた可能性もある。
したがって、これはエスタード島を見逃してしまうというデメリットと引き換えに、知的生命体のみを標的にした効率のよい世界征服事業だった。
キーとなる石版の1枚はご丁寧に海へ放り投げられており、これさえ見つからなければ【ウッドパルナ地方】を起点に各地の封印を解かれることもなかったという事実も大きい。
無人島だったはずのエスタード島に人が流れ着いて集落を築き、広い大海に捨てたはずの石版を「潮目が調子いいのでちょっと足を延ばしてみる」といった全くの偶然で漁師が引き揚げ、それがピンポイントで最も手にしてはいけない人物の手に渡ったという彼にとっては信じ難い不幸(言い換えれば人間にとっては信じられない程の奇跡)が重なった結果すべてを台無しにされただけであり、基本的に彼の世界征服事業はすでに完遂していたものである。
物語終盤になってからは新たに大陸の封印を再び施すが、今度は精霊の居場所(【エスタード島】【エンゴウ地方】【砂漠地方】【聖風の谷地方】)とダーマ神殿をピンポイントで狙ったもの。やはり効率を考えた行動である。それ以前に【クレージュ】で間接的に【世界樹】を無くそうとしたり、【コスタール】【マール・デ・ドラゴーン】を氷漬けにしたのも評価できる。
過去の世界を封印する際のあまりにもえげつない手法、神に勝った点、神に成り済ましたカリスマ性などもよく言及される。
魔空間の神殿における戦闘前の台詞は主人公たちに戦うだけでなく、敢えてその場から逃走するという選択肢を与えており、同時に「お前たちの命はお前たちのもの、神のために使うべきものではない」という哲学的なことも語ってくる。このことから彼の目的は支配であり、殲滅ではないことを窺わせる。この場面は魔王としての威厳があり、評価が高い。
 
撃破し帰還する際には「たとえ 一度は絶えようともふたたび目覚めくる 神に代わりてこの者たちに 祝福をあたえん…」という声と共に主人公たちは帰還する。
本来なら「ふたたび目覚めくる神に代わりて」との文章を読めば「魔王によって滅びた神は再び復活できる」という意味となり、この声は神配下の存在だったと想定できる。しかし、「一度は絶えようともふたたび目覚めくる。神に代わりて…」を文脈を区切った場合、目覚める対象が神ではなくつい先ほど滅びた魔王オルゴ・デミーラにも十分当てはまる内容に早変わりしてしまう。後に復活したのは魔王であり、そもそも神は死んでいなかったことも相まって、この言葉は「魔王が自身の復活に関する意思表示と同時に、(消耗していたとはいえ)自身を討ち破った主人公たちへの称賛」との考察もある。
小説版においてこの言葉はオルゴ・デミーラ自身の発言となっている。
 
また、「激闘の末、神と決着をつけた直後の時間」だった初戦に加え、2戦目も第三形態以降の外見からある程度回復してはいたが決して万全なコンディションではなく、あくまで「体が元に戻りかけの状況」だったとする考察もある。
神と互角の死闘を繰り広げた事実もあり、もし彼が完璧な状態だったらどれほどの強さだったのかは不明。
まさに「神のみぞ知る」と言える。
とはいえ、当時の神もオルゴ・デミーラにかなりの深手を負わせることには成功している。
そこから「ずいぶんと鍛えた」らしい裏ボスとしての神に本気を出させた上で完勝(=19ターン以内撃破)してもなお苦戦するほどの強さとは流石に考えにくいが。
また、そもそも復活してから主人公達と戦うまでにはそれなりの日数が経過している。
そこからなぜ戦うことになったのかというと結局オルゴ・デミーラ側が世界の再封印という大きな行動に出たのが原因であり、2戦目も万全ではなかった説自体に疑問の声もある。
 
本調子ではなかったと仮定する場合、彼の真の強さを推し量る要素が無いわけではない。それは、過去【マーディラス】において【ゼッペル】が行使し魔物と化した究極呪文【マナスティス】である。
マナスティスを行使し禍々しいオーラに包まれるゼッペル王を見たメルビンは、それを「まだ小さいが魔王そのもの」という評価を下した。
そしてその僅か後に始まるのが本作最後の負けバトルである。この段階でもマナスティスは未完成であり、マーディラス城に辿り着いた後さらに強大化している。
このことから、完成したマナスティス、そして全盛期のオルゴ・デミーラの強さは推して量るべき…と言えなくもないが、結局負けバトル故の特殊仕様と言ってしまえばそれまでであり、これをどこまでアテにできるかは微妙なところである。
 
ちなみに再封印直前にクリスタルパレスからメルビンを取り逃した件は普通にミスであり、これがエスタード島に閉じ込めた主人公達の自由を許す結果に繋がっている。
この辺りはほぼ勝ち確の状況だっただけに多少の慢心が出たのだろうか。
他にも、第二形態のオカマ、それ以降の「腐敗」などが、彼の威厳の失墜に繋がってしまったのであった。
これらのインパクトが強すぎたためあまり良い印象を持たないプレイヤーも多いようだが、歴代で最も世界征服に近付いた魔王であることには変わりないため、一定以上の評価は得ている様子。
 
体感的な強さに関しては、転職と育成次第で割れやすいところだが、歴代のラストボスの中では強豪の部類に入る。
全四形態+各形態のHPが非常に高いこともあってHP合計は14300になる。これは裏ボスの【神さま】(HP12400)を上回る。
ちなみに2回以上変身する連中のうち、【デスタムーア】は11200、デミーラと同じく3回変身する【エビルプリースト】(進化後)は9600、史上最多の6回の変身をやってのけた【デスピサロ】でさえオリジナル版は5696、リメイク版は12300。
 
その上第三形態~第四形態は自動回復まであるので数値以上にしぶとく、火力も高い。加えて状態異常攻撃も多彩で、睡眠だけでなくマヒや混乱と鬱陶しいものばかり。
そのため他作品のラスボスたち以上にこちらの総合力が問われることになる。
ただ、多少時間をかけるなら全員でゴッドハンドを極めてアルテマソードでゴリ押しなどの安直な攻略法も通用するので、手段を問わないなら(あまり面白い絵面ではないが)倒す手段はいくらでもある。
「人は誰かになれる」という本作のメインテーマ通りここまでの旅で「誰に」なろうとしてきたのかがオルゴ・デミーラを倒す鍵となるだろう。
 
なお神に成りすまして登場したときの姿が本物の神と違ってかなり威厳ある姿だった理由は不明。
メルビンの回想における「かつての神と魔王の対決」の様子では本物の神も威厳ある方の姿をしていたので、本物の神の方が姿を演出していたのか後から小太りになったのかはともかく、魔王が異なる姿を作り上げたという訳ではないようだ。
 
もっとも、「万物の長たるはわれ以外にはなし」などの発言は傲慢なタイプの神にも似ており、神に成りすましたのも完全にデタラメとは言えず、主人公たちに止められなかったら本気で偽神として君臨していたのかもしれない。
また、世界を支配するためにとった方法が、人々の感情を振り回して利用したり、不和などに陥れたりした点から、「人間という生き物」の特徴を知り尽くし、言葉の通りに「神」を気取って「デク人形」のように人を操ろうとした魔王とも言える。
 
このように、世界の崩壊一歩手前まで近付いたため【ゾーマ】同様評価自体は高いのだが、後にDQ11にて【魔王ウルノーガ】が本当に世界を崩壊させることになった。

考察

歴代魔王と比べても異色な点が多く、謎の多いラスボスである。
 
モデルおよび名前の由来となったのは、旧約聖書偽典に登場するデミウルゴス(現実世界を創造したという偽神。ヤルダバオトとも呼ばれる)という説が一般的。
DQ7自体が聖書をモチーフにしている点、神の名を騙った点などが根拠とされる。
また、Arrogo(オルゴ)はラテン語で「傲慢」を意味するため、七つの大罪で傲慢を司り、同じくラテン語を名の起源としている魔王ルシファーをルーツとする説もある。
 
また一部では「【キーファ】=オルゴ・デミーラ」説も有名である。
当初は「勇者として成長した主人公vs絶望の果てに魔王となってしまった親友」という物語であったものが、それでは鬱すぎてあんまりだということから、発売日を遅らせて急遽手直ししたというものである。
もしそうだとすれば、中途半端なタイミングで完全離脱してしまう主要キャラ、ラストダンジョンに大した使い道もないのにひっそりと置かれていた【ラーのかがみ】、エンディングで拾うキーファのメッセージ、エスタード島だけが残っていた理由などが、どれも意味を持ってくる。
ただし、公式からの明言はないため、あくまで「憶測の域を越えない」ことを忘れてはいけない。
 
ちなみに、堀井雄二曰く「ビジュアル系」らしい。だから服装に気を使ったり、香水まで使用して、身だしなみに気を使っているのだろうか。

漫画版

漫画版では存在を仄めかされた原作とは違い、【エンゴウ】編の最後に【グレン】から初めてその名前を聞くことになる。
 
心に闇を抱えた人間を唆すことで魔人化を促し、【魔界】に来た元人間たちに指令を出している。
現在は神との戦いで動くことができず、【メディルの使い】がオルゴ・デミーラの代わりに動いている。
 
連載がストーリーの途中で終了してしまったため、最終的に主人公らと相まみえることはなかったが、存在そのものはウッドパルナ編の段階でマチルダの口から「あのお方」という呼び名で言及されている他、幼少時代のマチルダの前にオカマ姿で現れ、兄の元へ連れて行ってやると唆して連れ去ってしまう一部始終をアルスが夢に見るという形でちらりと登場している。

小説版

小説版における設定では、その正体は【四精霊】と共に生み出された「闇の精霊」。
本来は、夜がもたらす安らぎや人間の精神を司る存在であった。
しかし人間が持つ負の感情が強大になったためにその影響を大きく受け、全ての人間を憎む大魔王へと変貌してしまったという。
「人は誰かになれる」という本作のメインテーマに象徴されるように、神は人間に無限の可能性を与えたが、その「可能性」がマイナスの形に進んだものもあっただろう。
オルゴ・デミーラはそんな人間が生み出したともいえる存在なのだ。
大魔王と化した後は糧となる人間の負の感情を増やしつつ、自らを強化すべく多くの魔物を生み出し世界を封印していった。
 
逆説的に「人間の負の感情がなければそもそも存在を維持できない」ため、これがエスタード島を残し人間を全部封印しなかった理由づけとなっている。
小説版独自の設定として、「各地の石版は新しい方から古い方に並んでいる」というものがあり、このことから、【コスタール】のように古い時代の石版世界は「人間が多い=魔王の力が強い」ため魔物も強く、【ウッドパルナ】のように新しい時代の石版世界は「人間が少ない=魔王の力が弱い」ため魔物も弱くなっている。そして、現代の異変後は主人公が世界の全てを復活させたがために人口も過去とは比較にならないほど増えており、魔王の力は最大限高まっている。
ゲームではよくある「物語が進むほど敵が強くなる理由」をキチンと説明している稀有な例だが……実はこの設定、ゲームとは矛盾する。グリンフレークとリートルードのように時系列的に前の世界に先に訪れることもゲームではあるからだ。また、【ルーメン】ではこれまでいくつもの封印された世界を渡り歩いてきたはずの主人公一行が怯むほど闇の力が強く、「封印されようとしている」というより「封印されて数百年がたっている」といった描写が為されており、そもそも封印完了=その地方の人間が滅んでいるということでもないらしい。しかし小説版ではこれらの時系列の順序がズレることが確実にわかる場所の話はほとんど書かれておらず、小説内では矛盾のないようになっている。
 
変貌したとはいえ「闇の精霊」であることに変わりはなく、決して滅ぶことのない不死身の魂を持っている。そのため大魔王としての彼を倒したところで一時的に力を失うのみであり、時が経てばいずれ元通りの力を取り戻してしまう。一度は過去の世界で倒れたにもかかわらず、今再び現代で復活を果たしたように。
しかし、それまでの間に負へと傾きすぎてしまった人々の心を正の方向へ導いていくことができれば、いずれは健やかな姿を見せてくれるだろうと決戦後に語られている。
 
なお、さすがに威厳を欠くためかオカマ口調は描写されていない。

DQ9

宝の地図の大魔王の一種として登場。
詳細はこちらを参照。

モンスターズシリーズ

モンスターズシリーズには、今のところ最終決戦の第一形態のムカデ型と、第二形態の人型のみが登場している。ただしモンスターズでは第一形態が人型、第二形態がムカデ型となっている。
モンスターズに登場するムカデ型については、【魔王オルゴ・デミーラ】で扱う。

DQM1(PS版)、DQM2

人型とムカデ型の2種類が登場している。
人型は【サイコピサロ】【ナイトリッチ】を配合するとできる。
覚える特技は【イオ】【せいしんとういつ】【まじんぎり】とそれほど強力ではないが、能力や耐性はかなりのもの。特にかしこさの伸びは【わたぼう】と並んで最高クラス。
そもそもモンスターズシリーズの性質上、こいつを作る頃にはいくらでも強力な特技を受け継いでいるだろうから特に問題はないだろう。
会心の一撃をよく出すので変身させないでこのまま使ってもいいかもしれない。
説明には「紳士的な姿と裏腹に恐るべき力を秘めた恐怖の魔人」と書いてあるが、DQ7での台詞を聞くと笑わざるをえない。
 
ちなみに【1ターン休み系】が弱耐性でそこそこ効いてしまう。つまり、
 
【おたけび】でショックをうけ、
【さそうおどり】でつられて踊り、
♀の【ぱふぱふ】で、気持ちよさそうだ!ぼーっとしている!
 
……見てらんない。魔王としての威厳はどこへやら…
 
GB版DQM2では【メタル化】が可能。
GB版では人型デミーラが【????系】(隠しモンスターの【かくれんぼう】除く)で最も会心率が高いため、公式大会でも多くのプレイヤーに採用されていた。素でも対応する系統特効特技なし、【麻痺系】【ラリホー系】【メダパニ系】【ザキ系】完全耐性と、一概に耐性が悪いとは言い切れなかった。毒や呪いの耐性が完璧では無いほか、上記の通り休み系が弱耐性などの問題はあるが…

攻略本ではシルエットだけしか公開されていなかった。当時ナンバリングの完全新作だったDQ7のラスボスなだけあってネタバレを防止するためだろう(リメイク作品を含めるのならGBC版のDQ3が当時の最新作)。
なお前作には居なかった????系であるが、今作が初登場ではない為か、力の鍵や惑わしの鍵の入手条件には含まれていない。

ジョーカー1

オルゴ・デミーラ名義だが、ムカデ型なので【魔王オルゴ・デミーラ】に記載。

テリワン3D

変身前のオカマのほうも「オルゴ・デミーラ」として???系のランクAで登場。
【コスモファントム】×【ユニコーン】の配合で生まれる。
どちらも位階最高のモンスターなので、揃えるのには苦労はしない。
AI1~2回行動で、連続(3回)、+25でいてつく波動、+50でカウンターを特性に持つ。
【ダークドレアム】とは特性が全く同じ。
複数回行動の割に攻撃力や賢さが高いが、MPは268しかなく呪文や特技を使うのには不向き。
連続を生かした物理攻撃…特に状態異常がメインになるだろう。
フォロボス、又は配信されている【フォロボシータ】を配合すれば魔王オルゴ・デミーラが、【デッドマスカー】【大魔王の右手】が生み出せる。
ちなみにこのオカマ形態は炎と吹雪耐性が激減で、全ガード1個で無効。
他にもマインド、マヒ、眠りは半減、混乱は+値で無効化と、1枠の中でもかなりの耐性の高さを誇る。
ダークドレアムに攻撃こそ劣るがブレス無効と優れた状態異常耐性を持つので見劣りしない。
ぶっちゃけムカデ形態よりよほど使いやすい。
 
また、性別は基本的に♂しか存在しない。【めぐりあいの扉】【きんだんのバイブル】を使えば雄雌同体にできるが…オカマ

イルルカ

ランクや系統は前作と変わらず。
配合方法は変わらないが、錬金カギの報酬で手に入れることができるようになった。
オカマの方は、【新生配合】【メラブレイク】【メガボディ】化で【イオブレイク】【ギガボディ】化で【デインブレイク】を習得。
 
今回も物理でも呪文でも立ち回れるステータス・特性と恵まれた耐性に加え、どんな新生配合をしてもデメリット特性が付与されないという強みを持ったことで汎用性の高いモンスター。
(AI1~2回行動以外の特性の「不利な特性のつきやすさ」の総和が-6となり、不安定な行動回数も気軽に消せる)。
…まあ相変わらずMPは終わっているので物理メインになるのだが。
しかしようやく追加されたブレイクが物理系に思いっきり向かないメラブレイクなのは嫌がらせなのだろうか。
サイズアップした場合もやたらとブレイクばかり追加されるがそんなにあっても困るので一枠のままの方が優秀。
というかサイズアップすると状態異常耐性が埋まる都合、サイズアップの特性に優れるダークドレアムの劣化にしかならない。
 
相性がいいのは前作に引き続き全ガード+だが、【メタルボディ】系が前作と違い大幅に強化されているので行動回数を消すならこちらも候補。今作ではこれら+武器の追加特性だけですべての状態異常を無効化できてしまう。
ただ素のMPが終わっているので【超ハードメタルボディ】なんか付けた日にはほぼ素手とカウンターが主力のステゴロ化する。
また、【こうどう おそい】も1つで状態異常を全て無効にできる。
…しかし相変わらずムカデのときより人型の方が強い。原作再現だろうか?
 
ちなみにそんな原作再現の一環か、ライブラリの豆知識に「美しさにも自信があり、美とは何かを教えてくれる」とある。

ジョーカー3・3プロ

今回は他の魔王と同じく【魔王オルゴ・デミーラ】のみ参戦。

バトルロード2レジェンド

レジェンド1章「よみがえる伝説」より登場。
魔王枠としては変身前人間形態のオルゴ・デミーラが登場。肩書きは「魔王」。
ステータスはHP:4200(2人プレイ:6000) ちから:206 かしこさ:153 みのまもり:46 すばやさ:68。
打撃攻撃の「魔拳」、「おぞましいカマ」、特技の「デビルズソウル」、呪文の「メラゾーマ」、「イオナズン」、補助として「いてつくはどう」といった様々な攻撃を仕掛けてくる。
HPや守備力は魔王クラスでは低めだが、回避率がやや高い。風・雷属性が効果的。
またカマをあえてカタカナ表記で表しているのでかまをオカマと掛けていると感じる人もいるだろう。
現に技を使うときの挙動がオカマっぽい気がするし…。
レジェンド第三章「逆襲の魔王」ではレジェンド魔王カードで登場し、こちらで使用可能となった。
使える技は、オーラを纏って敵全体を攻撃してたまに怯ませる「デビルズソウル」と、カマの斬撃で敵全体を攻撃してたまに防御力を下げる「おぞましいカマ」。
威力や回避率は申し分ないが、やはり耐久面が非常に不安なので気をつけよう。
 
変身後の形態が大魔王枠として登場。肩書きは「天魔王」。
ステータスはHP:5900(2人プレイ:7400) ちから:582 かしこさ:648(163?) みのまもり:71 すばやさ:92。
破壊力は大魔王としては低めだが、行動不能の追加効果付きの攻撃を多く仕掛けてくるのが特徴。
特に「身も凍るおたけび」は相手のHP回復の効果があるので注意。
主人公が行動不能になってとどめの一撃を打たれないように注意して戦うこと。
装備品は状態異常つき攻撃をガードできる天空の盾がおすすめ。
弱点は灼熱、爆発呪文。弱点ではないが、みのまもりが低めなので打撃攻撃も有効。
また、【レジェンドクエストVII】では、こいつをSPカード【天使の歌】の効果を発動させた上で倒さないといけない。
上記の通り、火力が中途半端で、加えて状態異常を付加した攻撃を多用するのでかなり難しい。
 
さらに討伐カウントが30になった稼体では目が赤くなり体が赤みを帯びた姿の真オルゴ・デミーラが出現するようになる。
HPは1Pプレイでは6900、2Pプレイでは7800。
通常と同様に行動不能の追加効果付き攻撃が多い。
真大魔王恒例の2回攻撃も健在で、たたきつけるの強化版の「たたきふせる」は威力が高く、マヒの追加効果付きである。
他にも身も凍るおたけびの代わりに「もうどくの波動」が加わった。
怯み効果は無いものの、追加ダメージを与え、おまけに本人のHPを回復するという嫌らしい技である。
 
また、マヒャドの代わりに5、6ターン目には「ザラキ」を使用してくる。
命中率は低いものの、食らったら即死…ではないが食らったキャラのHP分のダメージを受けるので怖いことに変わりない。
バトル後半に使用してくることもあり、こちらのHPが減っているので食らったら敗北濃厚。
HPも高く5ターン目以降までバトルが続くことが多いので使ってきたら食らわないことを祈ろう。
幸いにも、魔法職なら【セラフィムのローブ】で主人公は一切ダメージを受けないので、あえて魔法職で挑むのもいい。
そして耐性が変化しており、灼熱呪文は耐性、氷の呪文が弱点になっている点も注意。
 
とどめの一撃は両形態共に【マダンテ】。人間形態がモンスター形態に変身し、その後マダンテを使うという演出。
このときの変身時の挙動がこれまたオカマっぽい…。
 
なお、DQ9との【すれちがい通信】を行うとDQ9で【オルゴ・デミーラの地図】を入手できた。
今までの大魔王と同様に通常だとLv1、真だとLv30の地図が手に入ったのだ。
 
レジェンドクエストVIIをSランク以上でクリアすることで、プレイヤーが使うことも可能。
【レジェンド6体合体】の組み合わせは【くさった死体】【しのどれい】
【ヘルビースト】【ナイトリッチ】【レッサーデーモン】【ドラゴンゾンビ】
ナイトリッチは間違いなくマチルダで、ヘルビーストは多分ゼッペル。
レッサーデーモンは、部下が子供を魔物にしたときのことだろうか。
半数がゾンビ系なのは第3・第4形態を意識しているのは想像に難くない。
 
なお、このクエストがプレイ可能になった「勇者たちの挑戦」ではレジェンド大魔王カードで彼もすでに登場しており、
排出率は1/200とレアカードの中では出やすい部類のため、解禁するまでもなく使用可能になることもしばしば。
また、カードに記載されているかしこさの数値は648と、様々な書籍に記載されていた163という数値に比べて異常に上昇したが、マヒャドのダメージがかしこさ124のエスタークのマヒャドと同じ程度と非常に低く、これはカードの誤表記なのではないかとスクエニに問い合わせたユーザーによると、スクエニの回答は誤表記ではないというものだった。
しかし、かしこさ648とはとても思えないマヒャドのダメージから、かしこさ163が正しいという見方が強い。
仮に、163のままカード化したらステータスが合体モンスター並のため、本当に表記だけ648なのかもしれない。

バトルロードビクトリー

レジェンドクエストVIIの六章ではDISC1の変身形態が再登場した。

バトルスキャナー

ロケテ時で先行登場し、冥動の天魔王編 第3章から正式に登場。肩書きは人型は魔王で、変身形態は引き続き「天魔王」。
 
人型はゴルメの祠のクエスト「闇の胎動」と【偽りの神の地図】で登場。
ドルマやバギ系など呪文中心で攻めるが、モーションがガニ股、女の子走りとオカマっぽさがより強調されている。
 
変身形態はフェイムの塔のクエスト「天を覆う闇」と【天魔王の地図】【天を覆う絶望】で登場。
前者はHP3996。後者はHPが10000を超えており、3ターンで削りきれるかどうか。
 
【スペシャルチケット】に人型には【バギムーチョ】、変身形態には【天地邪砲】【天地を統べるもの】が存在する。

モンパレ

DISC2の第二形態と第一形態が登場。
後者はかいしん率が高めで、パレードスキルに「自分が倒された時味方全員のテンションが2段階上がる」を持つ。

星ドラ

ドラゴンクエストVIIイベント後半のほか、神々の系譜イベントでも戦える。本作での肩書は全形態一貫して「天魔王」。
出現時、原作再現のセリフの「我こそは…!」の後に名前表示がされる演出になっている。
魔空間の神殿、ダークパレス版の両方が出演しているほか、ダークパレス版は第四形態までしっかり再現。ドゴロクとブロブロスもちゃんと出現する。
形態が変わったりゲージをまたぐたびに反撃をおこなってくるほか、第三形態と第四形態は通常攻撃が闇ブレスという個性派のボス。
眠り、猛毒、粘着、マヒ、休みと状態異常も多いため、各形態に応じた立ち回りが必要となる。

ライバルズ

第4弾カードパックにて共通レジェンドレアカードとして登場。

オルゴ・デミーラ
4/4/4
死亡時:オルゴ・デミーラは第2形態に変身して自分の手札に加わる。
魔王系

変身して手札に加わる能力を持っている点を除けば平凡な能力で、のちの形態に比べて特筆すべき点はない。
むしろ、この形態が平凡であることがこのカードの唯一の弱点といってもよい。
ちなみに、魔王系は召喚時にカメラアングルが切り替わる演出が入るが、ゲームテンポを考慮してかその演出があるのはこの形態のみ。
またバランス調整においてコストやステータスが変化しなかった唯一の形態でもある。

オルゴ・デミーラ:第2形態
5/3/5
2回攻撃
死亡時:オルゴ・デミーラは第3形態に変身して自分の手札に加わる。
魔王系

バランス調整前は4/4/5。
PS版では最大3回行動をしたことを反映してか2回攻撃を持つ。
弱体化を受ける前は4コストとして最高の能力値に2回攻撃までも備える異常なパフォーマンスのカードであった。
全形態のうち最も脅威と言われていたのも原作通りか。

オルゴ・デミーラ:第3形態
6/6/3
召喚時:このユニットを除くすべてのユニットに2ダメージ
死亡時:オルゴ・デミーラは第4形態に変身して自分の手札に加わる。
魔王系

バランス調整前は4/6/3。

原作の高攻撃力、低耐久力を反映したステータスとなっており、さらに全体攻撃をも持ち合わせている。
第2形態同様、標準的な4コストのステータスを備えたカードに付与される効果としては異常と言えるレベルで強力な効果である。
カードイラストにはマグマと思しき物が描かれており、召喚時にはマグマを使うのかと思いきや、実際には口から何かおぞましい紫色の息を吐き出してダメージを与えている。

オルゴ・デミーラ:第4形態
7/3/9
におうだち
攻撃対象の上下にいるユニットにもダメージを与える
魔王系

バランス調整前は4/3/9。
原作でのしぶとさを反映してか、体力が9ととんでもない値になっている。
攻撃が上下への範囲攻撃に効果は第2形態や第3形態のそれと比べるとやや地味だが、4コストで体力9のにおうだちを出されてはたまったものではなく、強力だった。
 
ダークパレスでの全形態が登場。
倒されるたび変身して手札に戻る機能を備えており、原作での多様な姿が再現された。
 
その性能は、ライバルズ史に残るほど強力というほかない。
第1形態こそ平凡だが、第2形態以降は4コストで5~6コスト相当のパフォーマンスを備えた強力無比なユニットが手札に加わり続ける。
この手のゲームの常識からいって、手札の補充はそれなりのコストを支払わないとできない行為なのだが、なんと強力なカードが3枚も手札に加わることが保証されるのだ。
多少のタイムラグがあるとはいっても、カードゲームの常識から逸脱していると言っていいレベルの強力な効果を備えており、ありとあらゆるデッキに採用されてこれ1枚で多くのゲームを決定づけた。
復活デッキやドラゴンデッキとの相性もよく、特に復活デッキであれば手札がオルゴデミーラで溢れかえって逆に困ることすらあるレベル。
長らく猛威を振るい続けたものの、ナーフされたのはようやく見られなくなってきた頃であり、ユーザーからは「遅すぎる」との声が相次いだ。
 
ちなみに、以前は外伝作品としては唯一、各形態での系統が違う(第1形態がドラゴン、第3、4形態がゾンビ)という設定も再現されていたが、第7弾のカードパック追加時に全形態とも魔王系に変更された。

マリベルが相手の場に出ると「相変わらずキモいわね」と言われる。

ライバルズエース

真3弾にて、「天魔王オルゴ・デミーラ」名義で共通拡張カードとして実装。姿形はよりによって一番不気味な最終形態のもの。

4/3/6 におうだち 魔王系
れんけい:残りMPを全て消費する
他の全てのユニットに消費したMPの数分ダメージを与える

同作のサービス終了が決定した後で実装された、最後の拡張カードの1枚。
勇者イレブンなどの、れんけい軸を強化する1枚になっている。
 
効果はマダンテを再現したもの。こいつ自体結構軽いので状況次第では不利を一気に覆す大ダメージを振りまくことができる。
ただし、【バーバラ】と違いリーダーを攻撃できない、味方を巻き添えにする、れんけい効果なためイレブンのレベル2かテンション3の事前確保が必要・・・などの注意点も多いため、あえてMPを使ってダメージを抑えるなどプレイングには気を遣う必要がある。
頑丈なにおうだちとしての側面もあるため、あえてれんけいを発動させず単なる壁か魔王系と割り切って使うのも一つの手。

ウォーク

DQ7イベントにおいて、2021年4月9日より登場。
モンスターズシリーズに則り、第一形態が人型、第二形態がムカデ型となっている。
クエスト5章4話にてボスとして登場。ここではHPをある程度減らすと第二形態へと変化する。変化のしかたはリメイク版と同様。場所は魔空間の神殿だが、カラーはダークパレスと同じ。その後のクエスト6章4話では第二形態のみがボスとして登場する。
 
また、4月12日からは第二形態をイメージした天魔王装備のふくびきが登場。
「天魔王のつえ」は無属性呪文ダメージ2回の【念じボール】と、全体ドルマ系呪文ダメージの【天地邪砲】が使用できる。

第一形態

クエスト5章4話クリア後に強敵モンスターとして各地に出現するようになる。なお、DQ7イベント終了後も5月13日まで登場し続ける。
弱点はヒャド系だが、実はそれ以上にドルマ系が有効。【究極エビルプリースト】もそうだが魔王なのに闇に弱いのはどういうことなのだろうか…。
 
DQ7のラスボスだけあってHPが他の強敵モンスターと比べて高く、最大のレベル30では64000にもなる。なお、強敵のオルゴ・デミーラは第二形態へは変化しない。
メラゾーマやイオナズンといった強力な呪文による攻撃が中心。
1ターン目によく使用するいなずまには【ヘルクラウダー】のものと同様にマヒ効果があるので、必要であればまもりのたてを使用すること。
最大の脅威は約250程度の無属性呪文ダメージが2回襲い、攻撃呪文耐性を下げることがある【念じボール】。1人のキャラが同時に2発受けると場合によっては即死級になる。
メラゾーマと併せて対策のためにパラディンを入れると安定的な攻略が可能。3ターンおきに3回行動するので耐えられなさそうなら海賊の咆哮や防御で身を守るといい。
ちなみに毒が有効なため、冥獣のツメのデーモンハントで猛毒にしてさらに高威力を狙う戦い方も通用する。
 
強敵プラスでは【あくましんかん】が登場。
ベギラゴンやイオラなどの様々な呪文で攻撃する他、ふしぎなじゅもんで呪文耐性を低下させてくる。
 
こころは紫色でコストは104。
MPと攻撃魔力が高く、他も力以外は紫のこころとしては軒並み高性能。
高グレードではドルマ系とギラ系の呪文ダメージを増加させ、ジバリア系と魅了に耐性が付く。

第二形態

こちらは2021年4月12日よりメガモンスターとして登場。こちらもDQ7イベント終了後の5月13日まで登場を続ける。
推奨レベルは上級職レベル60で、実装時点では最高レベルとなる。
HPは145000程度で、ヒャド系とドルマ系が弱点。第一形態はドルマ系のほうが有効だったが、こちらはヒャド系のほうが有効。
イベント終了後はHPは13万程度に低下する。
 
開始時にはげしいおたけびを使用し怯えで動きを止めてくるので、最初はまもりのたてでしのぐこと。
その後も約600ダメージにものぼる【ドルマドン】、約400ダメージの突き刺しの猛烈な威力の単体攻撃に加え、
いずれも約250ダメージのはげしいほのおとこごえるふぶき、不気味にほほえむ前兆の後に約450ダメージのおぞましいおたけびを使うなど、
いずれの攻撃も凄まじい威力があり、700近いHPがないととても耐え切れない。
はげしいおたけび、ドルマドン、おぞましいおたけびの3つを使うときは基本的に1回行動になるので、可能なら防御するなどして凌ぎたい。
6章クリア後に1日1回だけダメージを軽減できる「偽神封じのオーブ」が手に入るので、挑むなら持っておきたい。
 
その後、2021年8月の2周年直前イベントで他の魔王などと共に復刻。
 
こころは赤色でコストは107。
高いHPと攻撃力を両立しており、他の能力も不要な魔力を除けば軒並み高水準の万能なこころ。
高グレードではとりわけヒャド系とギラ系の斬撃ダメージを強化し、不利な状態変化に耐性がつく。

タクト

2021年4月26日開催の「ドラゴンクエストVIIイベント」にて、ダークパレス戦の第1形態・第2形態が登場。
「オルゴ・デミーラSPスカウト」のAランク枠は【ウイングタイガー】。「魔王オルゴ・デミーラSPスカウト」のAランク枠は【マッドファルコン】

第1形態「魔王オルゴ・デミーラ」

???系Sランク、こうげきタイプ。
リーダー特性「敵のこうげき力-20%」基本特性「天に坐す王」
とくぎは「もえさかる魔爪」【天地邪砲】「おぞましい衝撃」
覚醒スキル 10Pで「いどう力+1」

第2形態「オルゴ・デミーラ」

???系Sランク、まほうタイプ。
リーダー特性「呪文消費MP-15%」基本特性「不滅の美」(戦闘開始時、または行動開始時、自分のHPが100%の場合、敵に与えるダメージが20%上昇する)
とくぎは「デビルズハート」「魔界の獄炎」「サイコスパーク」
覚醒スキル 10Pで「天魔のめいそう」(自分のHPが20%以下になると、自分のHPを全回復する)30P/50Pで「呪文威力+5%」
才能開花で才能開花とくぎ「デビルズサクション」才能開花特性「美とは何か」(自分がこうげきをした時、ごくまれに魅了にする)「永劫の闇」(HPが0になった時、1回だけHP1の状態で踏みとどまる 戦闘中1回のみ発動する)「おぞましい反撃」(敵からこうげきを受けた時、敵が射程2~4の射程内にいる場合、デビルズサクションでこうげきする)などを習得できる。

ドラけし!

イベント「魔王オルゴ・デミーラの復活」でDISC2の第一&第二形態が登場。名前はどちらもオルゴ・デミーラ。
敵としてはバトケシ!の通常ボス&レアボス。
物理攻撃に弱く、中でも水竜の剣と羊飼いマリベルが効果大。
イベント後半ではクエストを進めていくと魔空間の神殿で第一&第二形態と戦うことになるのだが、やはり色はDISC2と同じであり、BGMも強き者ども。
これを倒すと第二形態と戦う強敵チャレンジが解放される。
レベルは60~80までの5刻みであり、属性は赤で弱点は呪文。
しかし当時の星5の青属性呪文攻撃は【アリーナ】、ゴッドハンドアルス、海賊ガボ等しか無かった。

ドラ消しは人型が星4の赤属性で、スキルは円形範囲の敵の攻撃を遅延させる「あやしいひとみ」。
変身は星5の赤属性で、スキルは長方形の範囲を呪文攻撃する「天地邪砲」。
前者はバトケシ!、後者はレアボスLv70撃破で入手可能。
人型はともかく、変身は多少威力は低めだが攻撃範囲が広くて使いやすく、高いハードルを乗り越えた対価はもたらしてくれる。
なお人型はクエストに「700以上のダメージを与える」があるのだが、スキルが攻撃じゃないので達成しづらい。
その後はDQ9イベント「光の竜グレイナルと闇の竜バルボロス」のクエスト中盤にて手に入るオルゴ・デミーラの地図で戦うこととなる。

DQ7イベントの続き「異世界への挑戦」ではOPのナレーションで片付けられた。

サービス終了決定後、難敵チャレンジ魔王級で変身形態が再登場。期間は6月6日~6月13日。
呪文とブレスに弱く、尻尾部分にも当たり判定があるので横長の攻撃範囲でも多少は役に立つ。

クロスブレイド

真4弾で【シークレット】として登場。
超4弾ではコレクション2にて原作のDISC1での第一形態が登場した。

蒼天のソウラ

13巻で【魔公王イシュラース】が装備する<三日月の深淵(アビスモ・デ・クレシエンテ)>から呼び出される魔王・魔神の一柱として登場。
【紅天のシャクラ】【大幻魔 地甲大漢】と激しい戦いを繰り広げた。