概要 
ここで述べるのは「面白すぎて没頭してしまう」という意味ではなく、「ゲームを進められなくなってしまう状態に陥ること」。
まぎらわしいので「詰み」とも呼ばれる。
DQに限った話ではないが、この項ではDQにおけるハマりについてのみ詳述する。
ハマりには原因や結果などの違いにより、いくつかのタイプがある。
1:バグ 
ゲームのシステムに予想しえないことが起こり、ゲームを進められなくなってしまうケース。
致命的な結果になってしまうことが多い。
PARによる改造で異常な状態を無理やり作り出した場合は言うまでもなく、既存のバグ技を使ってゲームを意図的に異常な方向へ進めた結果ハマるのは自業自得の部分があるが、通常のプレイで普通にあり得る手順で起こってしまう場合は問題となる。
こういった現象があまりに酷い場合は製品回収・交換の騒ぎの原因にもなることがあるが、バグのお詫びと回避方法を公式サイトにアップするだけで交換はしないというケースもままある。
DQ7は特にバグが多く、代表的なのは【魔法のじゅうたんバグ】や【学者増殖バグ】など。
これらはPS版でのみ起こるバグなのでリメイク版では起こらないが、3DS版はパッチ未適用の場合【リートルードでフリーズするバグ】がある。わざわざその状態でプレイするメリットなど皆無なのでさっさと更新しておこう。
他には、SFC版DQ2でローレシア城入口通過後に【ラーのかがみ】を使うと
ムーンブルク王女が仲間になるイベントが発生
↓
鏡消失
↓
実際には王女仲間にならず
↓
【ムーンブルク西のほこら】を通れずルプガナに行けない……
という状況に陥る致命的なバグなどがある。
SFC版DQ5でも、重要アイテムを持てない設定のヘンリーが1つ以上のアイテムを所持した状態で一人で【神の塔】を攻略し、ラーの鏡を取ろうとしたときの「何か捨てますか?」のメッセージで捨てるアイテムを選択すると
選択したアイテムもラーの鏡も消滅する
↓
【ニセたいこう】と戦えない……
という状況に陥ってしまい、この状態でセーブしてしまうとハマってしまう。
ラーの鏡関連は、なぜかバグが多い。
DQ5でもう一つ、【猛毒】のバグを利用して普通はやらないような特殊な手順をとると起きるハマりもある。
変わった事例ではGBC版DQ3で【おうごんのつめ】とピラミッドの組み合わせで
「黄金の爪を取った後ピラミッド内で全滅したときにパーティの手持ち・袋のいずれにも黄金の爪が無いと復活できなくなる」という、盗まれた爪を取り戻せなくてブチキレたファラオの呪いという演出にも見える絶妙なバグがあったりする。
ちなみにこれ、普通は黄金の爪が所持アイテムから消えてピラミッド内の棺に戻り、高エンカウント状態も一旦収まるはずなのだ。
PS版DQM1では【しんじつのとびら】のボスの【ダンジョンえび】戦で一度全滅すると、その後再戦しに行っても女神が反応してくれず戦えなくなるバグがある。このとき【キメラのつばさ】を持っていないとボス部屋から脱出できなくなりハマってしまう。逆に持っていればハマりから脱出できるが、再戦できない状態でセーブしてしまうと【わたぼう】も仲間にできなくなるため、いずれにしても問題になる。
特定の手順を踏んだときのみ起こるバグは原因を知っていれば回避できるが、そうでないものもある。
特にDQ7の絨毯のバグは気をつけようにも、どうプレイしても確率で起こってしまい、回避不能なのでどうしようもない。
いざバグが起こってハマってしまったらリセットしてやり直すしか無いのだが、そうなったときに数時間のプレイが水の泡になってしまわないように、普段から冒険の書をこまめに書く癖をつけよう。
また、バグの原因となるポイントを通過した瞬間にバグの有無に気付けるものはまだいいが、バグってないときと表面上は全く同様に進み、少ししてからバグの有無を判別できる現象が起こるものもある。
上記の魔法のじゅうたんの場合、魔法のじゅうたんを受け取った時点でバグったかどうか決まっているのだが、外に出て魔法のじゅうたんを広げようとするまでバグっているとはわからない。
その場合、バグが起きてしまっていることに気づかずにセーブしてしまい、詰みが確定した状況から戻れなくなって最初からやり直す以外になくなることもある。
万が一間違ってハマった状態でセーブしてしまってもやり直しできるようにするためにも定期的に複数の冒険の書のコピーを作成しておき、いつもの癖で上書きセーブしてしまってもハマる前のデータが残るように対策を立てておくと良い。
DQB2の初期バージョンでは、「ストーリー進行を無視して特定のアイテムを先行入手すると、そのアイテムが必要になった場面で入手フラグが立たなくなる」等のハマりを引き起こすバグが多数存在したが、アップデートにより修正された。
こちらも、バグが起きてしまっていることに気づかずにセーブしてしまい詰みが確定した状況から戻れなくなるケースが相次いだ。
この他、SFC版DQ5の【HP無限バグ】のような、設定の消し忘れに伴う偶然の一致でハマってしまう例も存在する。
こちらは設定そのものは仕様として作られたものだが、この存在が残っていること自体が開発者の想定外なので、これも広義にはバグの部類に入るだろう。
また、【フリーズ】やビジー状態なども広義のバグによるハマりと言える。
2:仕様の裏 
ゲームシステムの裏をついて起こってしまうハマり。
バグと違い、ハマりを起こす要素それぞれは仕様として作られたものだが、組み合わさることでゲームの進行ができない状態になってしまうもの。
DQ2(FC・SFC版) 鍵無しロンダルキアのほこら 
特定の状況でロンダルキアの台地から出られなくなるというハマり。
- 主人公たちが【ロンダルキア】(ロンダルキアへの洞窟とその周辺を含む)にいる
- 最後に復活の呪文を聞いた(セーブした)のが【ロンダルキアのほこら】である
- 【ろうやのカギ】を持っていない
(捨てている、または売ったり預かり所に預けたり(SFC版)してからルーラで戻っている) - ムーンブルクの王女が【アバカム】を覚えていない
以上の4つの条件を満たすと牢屋の扉を開けられないため、ロンダルキアから出られなくなる(厳密にはベラヌールの旅の扉から出られなくなる)。
また、【ハーゴンの神殿】1Fにも途中に開ける必要のある牢屋の扉があるので、そこから先に進むこともできなくなる。すなわちシドーとも戦えない。
エンディング前ならば、頑張ってレベルを上げてアバカムを習得すれば脱出できるので、大変ではあるが厳密にはハマりではない。
しかし、ハーゴンの神殿1Fの牢屋の扉を突破した以降にろうやのカギを捨てて、シドーを倒してエンディングに突入した後に上記の4条件を満たしてしまうと、敵が出現せずレベルを上げてアバカムを習得することもできなくなるので、本当にハマる。
アバカムを覚えていてもMPを使い切ってしまっていて、MP回復アイテムの【いのりのゆびわ】を持っていない状態でも同様(エンディング中はほこらで回復してくれない)。
またFC版ではほこらで蘇生をしてくれないので、ムーンブルクの王女がアバカムを覚えているものの死んでいて、かつザオリクや世界樹の葉という蘇生手段が使えない場合、エンディング前でも一時的なハマリが発生する。
ただし、この場合は復活の呪文を書き取ってリセット→呪文を入力してゲーム再開すれば全員生きている状態になるので、抜け出すことは可能。
なおリメイク版ではほこらで蘇生もしてくれるようになったため、エンディング前のムーンブルクの王女死亡のハマりパターンは無くなったが、エンディング中のハマりについてはそのまま。
GBC版以降はベラヌールの旅の扉前にある牢屋の扉のみ一度開けると復活しないという仕様に変更されたため、いかなるケースでもハマらなくなった。
DQ3(FC版) バラモス一人討伐+はんにゃのめん 
仕様の組み合わせでハマる例でもかなり有名なもの。
【はんにゃのめん】を装備しているキャラクターは常時混乱状態になり、移動中は呪文もアイテムも使えない状態になる。
これ自体は意図して作られた仕様だが、下記の状況ではハマりの原因になる。
FC版では【バラモス】を倒した後はラーミアが使えず、徒歩で他の地域に渡ることもできないため、シナリオを先に進めるためアリアハンまで戻る手段として【ルーラ】か【キメラのつばさ】を使う必要がある。
しかし勇者一人旅ではんにゃのめんを装備してバラモスを倒すと、上記の通りどちらも使えないため、バラモスの城を出ることができない。
はんにゃのめんは呪い装備であるため外して混乱を解く事もできず、自殺することもできないため、ハマる。
たとえ【毒】を喰らっていたとしても、バラモスを倒したときにあたたかい光につつまれて全快する。
どうせなら混乱や呪いも解いてほしいものであるが…。
このハマりケースの要点は「ルーラ手段がないこと」であるため、厳密にははんにゃのめん以外でもハマる可能性はある。
しかし、はんにゃのめん以外でそんな状況があるとすれば、勇者を含めた全員がルーラを覚える前のレベルでバラモスを倒した場合のみであり、そういった状況は意図的な極限低レベルクリアのやり込みでもしない限りあり得ない。
ただし、【棺桶勇者】でしかも【魔法使い】・【賢者】抜きのパーティーだと、普通に進めてハマることになる。
あるいは、【○○○○バーク】からノーセーブでゾーマを倒し、そのデータで勇者をルイーダの酒場に預け、他にルーラ使いがおらず、キメラのつばさも所持していないパーティーでバラモスを倒した場合か。
また、【ランシールバグ】の最中にバラモスを倒した場合も、やはりルーラが不発になるのでハマる。
なお、リメイク版ではバラモスを倒した時点で自動でアリアハン前まで転送される仕様に変更されたためハマらなくなった。
DQ4(FC版) NPC+気球 
FC版DQ4では、【気球】が置いてあるマスで馬車外にNPCの仲間しかいない状態になるとハマる。
馬車外にNPCしかいない状態では移動することができず、入れ替えで導かれし者を誰か外に出さないといけないのだが、気球の上にいると気球の乗り降りが優先されコマンドを開くことができず、入れ替えができない。
通常であれば、まず馬車外をNPCだけにするという状態がコマンドを開いて入れ替えをすることでしかできないので、気球の上でNPCだけになることができない。
しかし、普通に馬車外に導かれし者がいる状態で気球のあるマスの上にきたときにちょうど戦闘が起こり、その戦闘で入れ替えをして馬車外をNPCだけにして戦闘終了した場合、上記の状態になってしまう。
DQ4(FC版) (NPC or 棺桶)+投獄 
【ガーデンブルグ】の投獄イベントでも、似たようなことが起こる。
人質を交換する際に新たな人質としてパーティメンバーを選んでも、開放されたメンバーは馬車のほうに戻る。この仕様のため、勇者のいない馬車外パーティでNPCもしくは【棺桶】を含む場合にメンバー交換を繰り返せば、いずれNPCまたは棺桶だけの馬車外パーティになってしまう。この段階ではまだ自由に動き回れる(【自走式棺桶】状態になる)のだが、並び替えを行うか、呪文コマンドを出すと通常の状態に戻り、このままでは動けないとしてメンバー入れ替えを促されるようになる。しかし町や城の中では馬車外メンバーの並び替えができるのみであり、馬車内のメンバーとの入れ替えはできない。一応馬車内メンバーの道具や呪文は利用できるのでルーラでフィールド上に出るという手もあるのだが、ガーデンブルグ城内はルーラで天井に頭をぶつけてしまう仕様のためフィールドに出ることもできない。さらに馬車内メンバーが棺桶を蘇生させる手段も持たないのならば、ハマりとなる。
当然だがNPCや棺桶だけのパーティで動き回れるうちに馬車を切り離したのであれば、フィールド上であっても同様にハマる。
NPCや棺桶は道具を使えないので、キメラの翼で馬車を呼ぶこともできない。
なおバグ技なしで進めた場合、該当するNPCは【パノン】だけとなる。
余談だが馬車外がパノンだけになった状態でパノンが離脱すれば、一時的に馬車外メンバーがゼロになる。
この場合、パノンの離脱は必ずフィールド上であり、かつ馬車も付いてくるので入れ替えを行えば済み、ハマりにはならない。
DQ7(3DS版) スイフー戦+真しんぴのよろい 
【ふきだまりの町】での【スイフー】との【負けバトル】の際に【真しんぴのよろい】を装備していると、敵味方共に相手を絶対に倒せなくなり、永遠にバトルが終わらなくなる。
当然ながら通常プレイではこの時点でこんな装備を手に入れることはできない。
【すれちがい石版】を利用できるようになってすぐに、すれちがい通信で【サタンメイル】がボスの石版を他プレイヤーから貰い、かつそれをクリアできるまで物凄く頑張ってレベルを上げなければならない。
DQ8(3DS版) フォート+SDカード容量不足 
【ポルトリンク】で【フォート】に初めて会った際、呼び止められて自身の写真を撮るように頼まれるのだが、このときにSDカードの容量がいっぱいだと撮った写真を保存することができなくなりハマる。
DQB ニガキノコ使い切り 
2章では【ニガキノコ】を狩り尽くし、料理に使いきってしまうと【つりざお】が作れなくなって詰んでしまう事態があった。
2016年3月4日のパッチ修正で【どくやずきん】がニガキノコをドロップするようになったため、解消された。
DQB2 ダイヤモンド焼失 
【オッカムル島】でのクエスト終盤、地底深く眠る【ダイヤモンド】を10個採掘することになるのだが、【グローブ】で掴んだり【リフォームコテ】で回収したりしたダイヤモンド鉱脈を溶岩の中に設置すると【マグマ岩】に変化してしまう。
ダイヤモンドの入手量には限りがある上クエスト達成に必要な10個分しかなく、一度変化したマグマ岩を元に戻す手段もないため、こうなるとリセットしてやり直すしかなくなる。
なお、【ブルーメタル】にも同様のことが言えるのだが、普通はブルーメタルが必要になるよりも前に溶岩地帯に進むことはできないため、特に気にする必要はない。
3:キャラハメ 
町の人などの【NPC】に挟まれ、脱出できなくなってしまうことによって起こるハマり。
NPCはお店の店員などの一部を除き常に動いているのだが、DQは聖剣伝説などと違ってNPCを押してどかすことができない。つまり通りたい場所にNPCが立ちふさがってしまった場合は退くのを待つしかないのだ。
ランダムで動きまわるだけのタイプではなく、決められた順路を回るタイプのNPCの場合、
「主人公はNPCがいるのでその場から動けないが、NPCも主人公がいるので先に進めずその場から動かない」
という状況になってお互いにその場から動けなくなってしまう。
有名なのはSFC版DQ5の【ポートセルミ】の灯台に居る猫。
この猫は机の周りを回っているので、迂闊に近寄ると挟まれて脱出できなくなってしまう。
この灯台はポートセルミ住人の間で「怪物が住んでいる」という根も葉もない噂が立っているのだが、
プレイヤーからはこの猫こそが怪物だと言われることも。
また、DQ7でも過去の【ダーマ神殿】の神官や衛兵にハメられたりする。
ドラクエはNPCを押してどかすことはできないが、その場から移動する呪文はあるので、こういった現象が起こるのはルーラ、リレミト、ラナルータ(やみのランプ)などで脱出できない(あるいは未習得だったりMPが切れた)場所に限られる。
上記の例で言うと、DQ7のダーマ神殿内は非ダンジョンの建物内なのでルーラもリレミトも不可。
ポートセルミは建物云々以前に、ご丁寧に町内全域、上記の手段がすべて不可設定である。
リメイク版でも灯台の猫は健在だが、机の位置が変更されたことでハマらなくなった。
しかしスマホ版DQ7に至ってようやくNPCをすり抜けて歩けるようになったため、この手のハマりは起こらなくなった。
DQ11(PS4版等)でもNPCに向かって走り続けるとすり抜けるようになっている。
(イベントの都合で道を塞いでいるNPCのみ例外ですり抜けられないが、こういうNPCは基本動かないのでハマりとは関係ない)
DQ10オフラインに至ってはNPCに当たり判定自体が設定されておらず、走り続けなくてもすり抜けるようになっている。
4:ゲーム難易度 
特定の場面において、ボスが強すぎる等の関係でゲームの進行がストップしてしまうこと。
理論上は戦闘に勝てば抜け出せるため厳密な「ハマり」ではないものの、以下のような条件が重なることで
プレイに強い絶望を感じ、そのまま投げ出してしまいたくなるような状況もハマりと呼ばれることが多い。
- セーブのタイミングの関係でやり直しすることが困難or不可能
- セーブ可能な場所がない状態がしばらく続いており、やり直すと大幅な巻き戻しを強いられる
- そもそもハマった状態になってからセーブできてしまうor強制セーブがある
- 味方をあまり強化できない状態でボスを倒さないと脱出できない
- レベルを上げようにも周囲の敵が強い、経験値が低いなど、苦行
- ゲームシステムの関係でレベルを上げるだけでは強化に直結しない
- 転職や買い物による強化が自由にできない
DQ3でレベル1の呪文を覚えていない遊び人をキメラの翼もお金も持たせずにラダトームに送り込んでセーブ、
など大半は意図的にやらなければ起きないのだが、普通にやっていてもなってしまうこともあり得る。
有名なのはPS版DQ7の過去【ハーメリア】編だろう。
水没イベントが起こると現代へ戻る旅の扉が使えなくなって過去世界に閉じ込められるが、
その時代の拠点は軒並み使用不可能になり、【山奥の塔】の中のよろず屋以外では買い物ができない。
レベルを上げようにも、場違いに弱い敵しかいない海面か、パーティの状態によっては普通に全滅できる強敵がひしめく【海底都市】しかないためレベル上げも難しい。
オマケに転職ができないので、パーティメンバーがHPに強烈な下降補正がかかる【魔法使い】に
就いているなど、レベルを上げてもほとんど意味をなさないような条件が揃うことさえある。
(素のHPが低く魔法使い役をやらされやすい【マリベル】がこれに該当すると絶望的)
挙句の果てに、この状態に陥った後でもセーブをすることが可能なので、上書きセーブをしてしまったら脱出方法が閉ざされてしまう。
上記の条件をほぼ全て満たしていると言えよう。
ちなみにリメイク版では洪水中も現代に戻ることができるようになり難しすぎてハマるということは起こらなくなった(それでも決してヌルくはないが)。
同じ7で忘れてはいけないのがダーマ編。こちらもハーメリア編ほどではないもののかなり厳しい条件が揃う。
1つ前の地域で【キーファ】が離脱する上、呪文・特技が全て奪われるためにパーティ自体がかなり弱くなる。
この状態で閉じ込められて戻れなくなる。
転職はまだそもそも可能になる前なので、職業による強化が無い代わりに弱体化したままになるというケースも無く、
また買い物は(お金が稼げているのなら)割と充実したものが買い揃えられるのだが、
早解きなどで寄り道せずに進めるとレベルや装備が最低限しかないことが多く、難し過ぎて詰む可能性がある。
残された道は制約がある中でのレベル上げ作業しかなく、それまでのプレイスタイルによっては一種の苦行となるだろう。
プレイヤーによっては、後の職業熟練度稼ぎに影響が出てしまうと考え、レベルを上げずに
苦しい状態のまま何とかして突破口を見出そうとする人もいるが、実際はそんなに気にする必要はない。
PS版ではダーマ周辺でもレベル23まで熟練度稼ぎが可能で、流石にここまでレベル上げするほど難しくはない。
DS版ではこれがレベル18まで下がっており引っかかる可能性はあるが、もうちょっと進めてすれ違い石版を使えるようになれば一気に解決する。
他にはDQ11の【覇王斬】習得イベントも挙げられる。
- 主人公達の行動範囲が大きく制限されている状況で、ボスを倒さないと行動範囲が広がらない
- レベル上げがほぼ無意味で、レベル上げ以外の方法による強化手段も有効なものが極めて少ない(上述した行動範囲制限があるのでなおさら強化しにくい)。有効な手段の中に取り返しのつかないものが含まれている
- セーブできてしまう(と言うか、行動範囲が制限される直前の場面からノーセーブでここまで進めるのは厳しく、それどころかボス戦の直前のマップにセーブポイントがあり、ここで【シルビア】に話し掛けるとセーブするよう勧められる)
という条件を満たしている。
ここのボスは覇王斬以外の攻撃が一切通用せず、主人公の最大HPに対する割合ダメージの特技を連発してくるのだが、ここに来るまでに主人公のレベルを上げ過ぎたりHPをドーピングしまくった場合、異変前に予め【せかいじゅのしずく】を大量に入手しておかないと回復が追い付かなくなりハマる恐れがある。
装備品は【いやしのうでわ】が有効だが、この時点では【最後の砦】の宝箱と【アラウネ】(この時点では【じごくのよろい】に呼ばれないと出現しない)のレアドロップしか入手方法がなく、
「異変前にアラウネのレアドロップを1つも入手しておらず、なおかつ腕輪が2個欲しい」という場合は、【お宝ハンター】も【スーパールーレット】も使えず、パーティメンバーも多くて3人しかいない状況でじごくのよろいがアラウネを呼ぶまで待ってから狩る作業を続けなければならなくなる。
DQ11Sではここのボスの特技にダメージ上限が設定され、ハマりは起こらなくなった。
DQ6の終盤の【ライフコッド】に登場する【まおうのつかい】との戦闘前に現実側の主人公と合体すると、まおうのつかいに勝利するまで離れられなくなってしまう(全滅しても、教会ではなくその場で復活し、即再戦となる)。
通常版に敗北すると弱体版と戦うことになるが、仮にこの弱体版にすら勝てないとなると詰んでしまう。
DQ7のハーメリア編などと違い、リセットでもしない限りこの場から逃げてレベル上げに励むことさえもできない。
とは言えあくまでも理論上の話であり、きちんと遊んでいれば「弱体版にさえも苦戦する」という事態には陥らないはず。
クイズやパズルの答え、アイテムの場所がわからないというのもこれに該当するだろう。
例としてはDQ2の【ラゴス】の居場所や【じゃしんのぞう】のもう一つの使い道、【たいようのもんしょう】の場所、
DQ6の下【レイドック】の【きぞくのふく】の装備フラグ、DQ7の【謎の遺跡】の攻略、DQMJ3Pの【キャプテン・クロウの宝】の場所等。
DQ7の場合、謎の遺跡をクリアしても【ふしぎな石版】の在り処がわからなくて詰む…ということも多かった。
特殊な例としてテリワンSPの【黄金郷】の解放も挙げられる。解放するには特定のモンスターを連れてくる必要があるのだが、中には入手に【孵化】や【他国マスター】といった熾烈な運ゲーを強いられるものがあり、詰まりやすいポイントになっている(特に【いかりの扉】は該当モンスターの入手にどのような手段を用いようにも必ず運が絡んでくる上、ここを解放しないと以降の扉の黄金郷も解放できない)。