【封印の仮面】

Last-modified: 2023-12-21 (木) 11:55:49

ソード

【ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔】に登場するキーアイテム。
 
太古の人々が魔王に対抗する為に【鏡の塔】の中枢部である【鏡の世界】に気の遠くなるような歳月を掛けて光を収集して作り出した神器。
 
サブタイトルにある仮面とはこの封印の仮面を指しており、あらゆる魔を封じ込める事ができるとされ、例え魔王であってもその効力から逃れることは出来ず、【魔王ジェイム】の心に憑りつかれ乗っ取られつつあった【ヒルダ】が身に付け辛うじてジェイムの支配から逃れていた他、ジェイムとの最終局面の際は弱った所へ【主人公】に被せられて石化し、ジェイムとの長きに渡る戦いに終止符を打つ決め手となった重要なアイテムでもある。
 
【力の守護者】曰く「デザインには気を使った」らしい……がこれを付けだしてからヒルダの様子がおかしくなったこと、見た目が禍々しいデザイン(何も知らなかった際に【セティア】魔王ブランド印と酷評)だったこと、回りを巻き込まないようにとヒルダなりの考えで事情を知らせていなかったことが災いし、呪いが掛かったアイテムだと勘違いされ、主人公の手によって一度は割られてしまうという憂う事態を引き招く事になってしまった……。結果、魔王は復活し割られた仮面を復元するために鏡の世界の中にいる力の守護者に会いに行くことになる。
なお、真相を知った際にセティアの「これはこれでオシャレかもね」という掌返しが物凄く印象的。
 
呪われたアイテムですべての元凶、と思わせておいて実は逆に聖なるアイテムで魔王を封印していた、というのは【神鳥の杖】と共通する。
向こうは神話になるほど遠い昔の話なので真相を知らなくても当然なのだが、こっちは数年前の話でしかも魔王を倒した当事者がパーティーにいる。せめてヒルダがバウドに(ジェイムを封印した直後にでも)この仮面が何なのかを話しておけば避けられた事態でありなんともやるせなさを感じる。
というかバウドは自分の片腕を落とされた相手に正体不明の仮面を被せて完全に倒しきった確証もなく「封印したからはいお終い」という結果に終わって何故納得したのであろうか。