ローマ字表記:Grand Tree Museum
読み:はくぶつの・おおいつき
該当地方・国家:亜州
発案者:春夏秋冬巡
【Tag: 地理社会 都市 亜州 緑阿 水上都市 発案:春夏秋冬巡 】
概要
砂海の只中に存在して、青々と茂る葉を持つ巨大な広葉樹木。
その正体は、長命の緑阿?である。
彼は秘境開拓組合のスポンサーの1人であり、
自身の体躯を巨大な博物館として運営する度を越した傾奇者でもある。
本稿では彼自身の人格?などには触れず、彼を中心とした都市情報のみを記載する。
地表から確認できる全高は、約1kmに達している。
なお、未計測のため数値は不明だが、地下にある部分のほうが長い。*1
地理
亜州の東部、砂海の只中に忽然と存在する。
綴州と楪州の国境とほぼ同経度にある。
綴州と楪州、爬州との直線距離は、ほぼ同等。
大樹が岩盤を貫いて、地下水脈から水を吸い上げ溜めているため、
根本には地盤沈下によって形成された、クレーター湖が形成されている。*2
- 面積 約500km2
- 周囲長 約200km
- 最大水深 約100m
- 平均水深 約40m
湖上都市
大樹から脱落した巨大な枝を利用した木造船が、寄り集まって都市を形成している。
主に旅商人を対象とした歓楽都市となっており、人口数は亜州全体で見ても上位に属する。
クレーター湖沿岸部
大樹の湖上都市に向かうための港町が複数存在する。
砂嵐の直撃を受けるため、港と倉庫を除いた施設は殆ど存在していない。
産業
主要産業
豊富な水資源が存在するが、他の村落や都市に水を売る産業はほぼ成立していない。
湖が砂海にあるにしては広大すぎるため、水資源の略奪阻止が事実上不可能だからだ。
そのため、この都市ではあえて水資源の管理を放棄しており、
むしろ水資源を求めて来訪する旅人や商人を主体とした観光産業を発展させている。
また、後述の税制の都合により、金融業や古物商が盛ん。
副次産業
- 資材や来訪者を運搬する操船業
- 大樹から脱落する枝を回収する林業
- 造船業
- 船上農業
- 養殖業
- 漁業
博物業
博物館を中心とした都市でありながら、博物館は産業としては成立していない。
博物館が大樹の道楽で運営されており、運営に他者がほぼ介在していないからである。
ただし観光が可能な名所としては認知されているため、都市の観光を促進してはいる。
大樹の内部に存在する、複数の巨大な虚を利用する形で各種展示品が陳列されている。
階段は存在せず、大樹自身が動かす体内の枝による昇降で各フロアへは到達することができる。
地上よりも地下のほうに博物品は大量に存在しているため、構造上、強盗はかなり困難である。
税制
一種の住民税として、水税が存在する。
これは、大樹が地下水脈から組み上げた水で湖上都市が成立しているからだ。
部外者にとっては関係ないため、この都市は一種のタックス・ヘイブンと化している。
なお、この水税は大樹個人の資産として管理されており、
秘境開拓組合への後援基金はここから捻出されている。
この基金と引き換えに、組合が秘境開拓者から買い上げた遺物の数割はこの都市へと搬送される。
特徴的な点として、金銭ではなく遺物での納税が許可されている。
余談
旅人泣かせの木と呼ばれる。
空の青と砂の黄色だけが続く風景に突如現れる緑であるが、
あまりに巨大すぎて近くにあるように見えるだけだと素人をぬか喜びさせるからだ。
ただし、辿り着けば水の補給が確約される土地でもあり、
世界屈指の博物館としての威厳を兼ね備えた逸品を陳列してもいるため、
その他複数の意味でも、旅人を泣かせる木であるとは言える。
属する国家・都市
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属する名物・名所
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