【超常存在】/“源龍”ミルズガディア

Last-modified: 2024-05-24 (金) 05:31:05

アルファベット表記:“Fonseraph”Mirsgadia
読み:“げんりゅう”みるずがでぃあ
分類:
発案者:tocoma110
Tag: 超常存在 発案:tocoma110


概要

すべてのの始祖とされる、超世界規模存在。
実体・非実態を問わぬ「世界」の化身。


極めて強大な存在であり、“偉大なる青”のある宇宙を超えてあらゆる竜種・龍種の根源。あるいは原型(アーキタイプ)。
“零なる竜”と同格と呼べる数少ない存在であり、真竜類の間でも特に別格と扱われている。

  • そうした傾向は、「父祖/太母」「始祖」「太祖」など、直接的に名前を呼ばない傾向からも垣間見える。
    真竜類はそもそも通名で相手を呼ぶ傾向が強いが、それすらも避けた呼称を選ぶというのは、かなり異例の事態。

実際、龍としても別格である。
何故なら、これは存在規模そのものが他の龍を超越している。
この龍の別名は「全世界質量」。即ち、現出する世界と同量で構成される存在であるがゆえに。


神格としての性質・性格描写は薄い。
が、龍の源流であると言う通り、世界そのものを守ろうとするという。
そのためには多少の犠牲には目をつむるような面もあり、一般的な善悪の尺度で測ることは難しい。神話においても、子孫と言える竜種にすら容赦がないとするものが目立つ。

  • 同時に、我欲・損得で動くこともない。
    これが行動する際は世界の危機であり、世界の存続という大義こそを重んじる。故に不必要な犠牲を好むわけでもなければ、躊躇で犠牲を増やすことも是としない。
    根源的であるからこその、シンプルな在り方をしている。

 

外見・形状

その存在規模的に、目にすることは難しい。
ただし、ごく一部の竜信仰において、彫像が作られ残っている。


一般的には、極めて長大な龍として描かれている。
蛇のようにうねり長い肉体、細い無数の角・ヒレ、極めて長い竜髭、小さな二対以上の肢*1、大小合わせ六対存在する翼などが挙げられる。
いわゆる定型的な真竜類成体を連想させる姿だが、その一方で長さなどが尋常ではない。

  • その姿に、“黒き焔”“雲仙”を思い起こすものは多い。
  • 色味は黒に限りなく近い緑、青銅錆色などを中心とされ、目を赤くする点が特徴。

実際、概ね上述にあるような特徴を備えた形で顕現する。
龍の中では比較的有機生物の形質を発現するようで、口や牙なども見られる。また竜種全般の源泉だけあり、鱗も持つ。
ただし、一対の本翼は真竜翼のそれよりは飛膜型に近い。根元にこそ羽毛じみた鱗が生えているが、その比率はかなり少ない。小さな副翼にはその特徴も見られない。


全長などは不明。
極めて巨大な姿であるとする点は共通するが、天を覆うほどとするものから、背ビレが山々とするものなど、多数説がある。
また、中には本体ではなくその分身が現れる、とする文献も。

 

能力・特性

不詳。
ただし、「あらゆる龍で最も大きいもの」という評ぬ違わず、極めて頑丈かつ強力とされる。少なくとも、並大抵の攻撃では鱗に傷一つつけられない。


その他、世界の法則そのものを従えるとも言われる。
神話上においては「世界の在り方」を規定した神と描かれ、いくつかの地方の類似した創造神に近い特性を持つと考えられる。物質の在り方から、様々な力の働き方、また力の性質まで、これの前では等しく掌の上である。
そうした力を使う際、顕現体周辺に光球が現れるとされ、それが竜種の竜玉石のルーツであるとみる研究者も存在する。


特に、「規則を規定する」という特性が色濃い。
世界全体の摂理を定める性質から、世界の在り方の固定や、それに対する干渉への防護能力を得意とすると考えられる。また、その応用で排除・破壊・排斥などの法を規定し、外敵と戦うと考えられる。

  • “竜の息吹”も使うと考えられるが、詳細は不明。
    伝承においては「青い炎」を吐くとすることが多いことから、竜王との関連も囁かれる。
    • また、それらとは別に「絶対なる黄金の炎」も操るとされている。
      こちらは息吹きではなく、その身が起こす炎の波・豪雨・嵐などと表現され全く別種の能力と目されるが、詳細は不明。竜種の奥義の一つとの関係性を示唆する声もあるが、推測の域を出ない。

 

来歴

“偉大なる青”に現出した、という正式な記録は存在しない。
しかし、竜種が存在する以上、この世界にも一度以上は顕現・干渉していると考えられる。
また、別の領分の支配者たちが干渉しながらも、本体が降臨出来ないのは、これによる妨害があるためという説もある。

 

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*1 地方ごとに4~20と様々な数の脚で描かれている。