指導者 血族の代表
何世紀ものコールドスリープ前に名乗っていた彼女の肩書はイロナ・ゾリヤ、かつては通称「ヴォールター」と呼ばれていた比類なき指導者です。ゾリヤ家は何世代も続く世襲の統治者であり、民衆が生き残り続けてきたことこそが一族の献身と鍛錬の優秀さを示す何よりの証拠です。構成は君主制に見えるかもしれませんが、実際には様々なギルドや血族が代表の限られた権力の監視と均衡を守っています。伝統とコミュニティを共有する強固な絆をもつ、ゾリヤの統治下にあるオーリガ人は銀河の恐ろしい闇のどこかに永続する郷土を探しています。
種族 ヴォールター
何世紀にもわたって故郷を求めてきた、頑強で逆境に強い人々です。惑星オーリガに座礁したために、過酷な気候やそれ以上に辛辣な隣人に囲まれた環境で生き延びなければなりませんでした。長年の努力によって、古代の植民船であるアルゴシーを修復し、滅びつつあった惑星が墓標となる前に再び出発しました。また惑星から脱出した現在オーリガ人と呼ばれる彼らは過去に決別した仲間の痕跡と未来を築く安全な場所を求めています。
母星 アルゴシー
オーリガ人には母星はありません。衰退しつつあったオーリガを離れ新天地を探し求めています。アルゴシーがいま動いている間に、生存に適した惑星を見つけてできる限り早く植民地を建設しなければならないのは明らかです。船の稼働限界に近づくにつれ、オーリガ人の命が尽きる時も迫っています。
社会 オーリガ連邦
アルゴシーに搭乗し時間までに植民地を確立するオーリガ人と、オーリガに残り助けを待つ者の2つに分けざるを得ませんでした。公的には「血族の代表」と呼ばれる指導者により統治されていますが、惑星オーリガで他のヒューマノイドと婚姻し多様で健全な遺伝子を持っています。惑星に残された人々に強い未練を感じ、帰還して生きた姿を一目見ようと夢見るのはごく当然です。
アルゴシー搭乗以前の社会は旧来貴族の役割を果たす「プロテクター」と精神的な事柄を担当する星読みの司祭がほぼ封建制に近い社会を構成していました。数々の天変地異と惑星の黙示録が教会の権力を揺るがし、オーリガ人を立憲君主制あるいは連邦君主制へと発展させました。神への信仰が揺らいでいるとはいえ、血族の代表への信仰は不変のままです。
概要
- DLC:Vaultersで追加された種族
- 永住できる故郷を求め放浪する種族。惑星オーリガからアルゴシー船を修理し脱出してきた。
- 長所:ポータルを設置し二点間の瞬間移動ができる
世代入植艦アルゴシーで前哨基地を飛ばして即時・無償で入植可能(無償はクールタイム有) - 短所:アルゴシー1艦でしか入植できない。有償入植にはダストと戦略資源を必要
種族特性:ヴォールター
- 住民1人につき科学産出量+1
- 地上戦防衛時住民1人につき侵略部隊の受けるダメージ+20
勢力アフィニティ:メタフォールディング
- 建設した星系間で自国と味方の軍民船がテレポート可能なポータルを設置できる
勢力特性
シスターズオブマーシーの住人 | 開始時の初期惑星にシスターズオブマーシーが1人追加される |
不本意の放浪者 | 初期入植施設が変化する |
素材活用の達人 | 星系開発プロジェクトに戦略資源が使用可能 |
コルセア | 最初から私掠行為が可能で、海賊船に偽装できる。また、私掠能力が強化される |
園芸下手Ⅱ | 星系の食料産出量-15% |
異生態学 | 異生態学が研究済み |
希土類発泡化 | 希土類発泡化が研究済み |
素材活用の達人により、贅沢資源と同じように戦略資源を惑星開発レベルの上昇に使用できる
記号 | 名称 | 惑星開発 |
チタニウム(Titanium) | 星系の+40星系の+40 | |
ハイペリウム(Hyperium) | 星系の40星系の+40 | |
アダマンチアン(Adamantian) | +3+3 | |
アンチマター(AntiMatter) | +3+3 | |
オリハルシックス(Orichalcix) | 星系開発レベルごとに・・・がそれぞれ+5%される | |
クアドリニックス(Quadrinix) | 惑星開発効果が×1.5倍される |
惑星開発に必要な戦略資源の量
開発レベル | レベル2 | レベル3 | レベル4 |
・ | 30 | 90 | 150 |
・ | ? | ? | 120 |
・ | ? | ? | 60 |
解説
- 一見ソフォンに似た内政系勢力のようだが、研究速度はUEなどとあまり変わらない絶妙な器用貧乏
最大の特徴であるポータルを駆使し、優秀な星系に狙いをつけて飛び地の領土を広げることになる。 - 開始時には星系を持たない放浪勢力なので、遅くとも5ターン以内には入植しよう
- 世代入植艦アルゴシーは連続して使用できないものの、移動力が10あるので遠方の星系に入植するのが容易い
事前に探索で目的地の目星を付けておき、アルゴシーが再使用可能になったら目的の星系へ飛び込んでしまおう。 - ポータルは極めて便利で設置すれば銀河の端から端まで1ターンで瞬間移動できる
食糧輸送船や移民船は勝手に利用するので飛び地でも封鎖される心配はないが、交易船はポータルを使わないので封鎖される
固有技術
メタフォールディングの技術
技術 | 名称 | 固有効果 | その他 |
全般徴兵制度 | ブガタイ・シェルター (不透過バンカー) | 防衛力上限値+150→+300 | |
犯罪者徴兵計画 (集団徴兵計画) | 消費食料150→300 | ||
上級強襲軍 | 英雄の強襲ポッド (先進強襲ポッド) | ||
大気圏外フィルタリング (大気濾過) | フィルタ艀(はしけ) | チタニウム+1 ハイペリウム+1 | 追加技術 |
間質空間 (カメレオン空間) | ポータル強化:健康 | ポータルのある星系の不満度が0になる | 追加技術 |
メガリスク工学 (メガリスク抑制) | ポータル強化:動員力 | ポータルのある星系のターン毎防衛力+20 | 追加技術 |
オーリガのシールド技術 (バリオンシールド) | 基礎フォールドドライブ (ワープドライブ) | プローブ視界範囲+40% | |
苦難推奨ボーナス (波動関数操作) | ポータル強化:乾ドック | ポータルのある星系に滞在する 艦船の耐久力回復+15% | 追加技術 |
研究都市群 (光学研究所) | 科学+10%が追加 | ||
上級位相幾何学アルゴリズム (N次元位相幾何学) | ヴォールター上級ワープ装置 (加速ワープドライブ) | 艦の耐久力+50,戦闘後修復+10% | |
次元メタフォルディング (次元折り畳み) | アルゴシーⅡ | アルゴシーに2スロット追加 | 追加技術 |
ハイパーフォールディング | ハイパーフォールド船体 | ポータルの移動力消費が1になる(味方も) | 独自技術 |
歴史発掘 (異種族間HR) | オーリガ歴史センター (カルチャーセンター) | 星系開発レベルごとに影響力+40→+50 影響力+20%→+25% | |
スペースループ | ポータル強化:放送 | ポータルのある星系の平和転向率-50% | 独自技術 |
システム科学施設 | アノマリーごとに幸福度+5 |
小ネタ
同スタジオの制作する全シリーズと深い関わり合いがある勢力。
冒頭の種族ムービーに登場する謎のロボットの名前はOp-Botと言い、Dungeon of the Endlessでプレイアブルキャラを勤めていた。
DotEはオーリガに不時着し、地中深く埋まってしまった刑務所船から地上に脱出するというゲームだが、後にリリースされたEndless Legendでは、その刑務所船を住処にし、サルベージした科学技術を使うヴォールターズという勢力が登場。Op-Botはなんらかの理由で機能不全に陥っていたところを族長に救われ、その恩義からヴォールターズに尽くすことになる。