IVL選手物語 MRC_小迪

Last-modified: 2021-11-06 (土) 15:07:48

IVL選手物語 MRC_小迪 プロとしてのキャリアプランはすべての試合で一生懸命良いプレーをすること

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背景

2020-07-20
MRCの頭脳と言われている司令塔で、チームメイトや対戦相手からは"小迪老师(小迪先生)"、他の選手たちからは"小迪公主(小迪姫)"と呼ばれています。小迪はかつてIMTに所属し冬季IVCで優勝し、IVL設立後はMRCに加わりました。2020年夏季IVLの4週目にてMRCは比較的好成績を収め5位につけています。今回の選出物語には雑念などを持たず、ただ良い試合をすることだけを考えている小迪(XiaoDi)をお招きしました。初めての大会での経験とIVL初陣の感想を語ってもらいます。
(訳注:公主とは、皇帝の娘の尊号で、三公(最高位に位置する3つの官職)が婚礼の儀をつかさどったことに由来する)

インタビュー

Q:簡単な自己紹介をお願いします。
A:みなさん、こんにちは。MRCのXiaoDiです。

Q:《第五人格》というゲームとの出会いを教えてください。
A:最初は友達にこのゲームを勧められたのですが、遊んでみると楽しかったのでそのまま続けてプレイしています。

Q:普段はどんな趣味を持ってますか?
A:実はこれといって趣味が無いんです。普段は生放送や訓練試合を行っているので、あまり余暇のための時間がありません。夜たまに散歩に出かけるぐらいです。

Q:子供の頃の夢は何でしたか?
A:小さい頃からゲームをするのが好きでしたが、プロとして試合できるとは思いもしませんでした。夢について言うならば、ゲームを生業にすることです。

Q:子供の頃からいろいろなゲームをするのが得意だったのですか当時、周りの友達はあなたをどう評してましたか?
A:得意なほうですね。子供の頃からゲームが好きだったので、どれもまずまずで悪くはなかったです。その中でも「第五人格」ではかなり上位に到達しました。私の周りの友人は私が聡明で、才能があり、ゲームをするためにこの世界に生まれてたと思っています。

Q:どのようにして配信者になり、どのようにして選手となりましたか?
A:「第五人格」がパブリックベータ版だったときに大学を卒業したばかりで、このゲームが好きになりました。それから友人からゲーム内のランキングが高いと褒賞金があると聞いたので、急いでランキングを上げ始めました。その時たまたま上位にランクインしたので、配信者になりました。友人が私を誘いチームを作ってくれて「一緒に試合に出たい」「実力は大丈夫だ」と言ってくれて、試合に出て選手となりました。

Q:配信者やプロ選手になって家族の意見や態度はどうでしたか?
A:家族は私を応援してくれてますし、プロとして仕事をすると同時に体には気をつけてと言ってくれます。プロ選手は自分に適職と思っています。

Q:「小迪契卡」という名前にしたのはなぜですか?
A:ずっと前にゲームをしたときに名前を考えるのは面倒だと感じキーボードを何気なく叩きこの4つの単語を入力しました。この4つの言葉は響きが良くその瞬間からずっとこの名前を使っています。

Q:なぜ「小迪老师(小迪先生)」と呼ばれてますか?由来はありますか?
A:ランク戦をプレイしてた頃、チームメイトがある場面で簡単にミスを犯したり、また相手の利になるような行動をしてしまうと感じたからでしょう。その後、私は彼らに特定の状況についてどのように対処すればいいのかを詳細に話し合うのが好きです。言い過ぎてしまって、みんなが私を先生のようだと思ったのかもしれません。

Q:得意のサバイバーは誰ですか?
A:得意なサバイバーはオフェンスです。私の中の獰猛な男のイメージと合っているからです。

Q:ランク戦や試合では機械技師をなどのチェイス力に乏しいキャラクターをよく使用していますが、他の人と共有したい秘訣は何ですか?
A:チェイス力に乏しいとは実に難しいと言えば難しく、簡単といえば簡単。対戦相手を見て、相手が特に強力な場合は見つからないように隠密してから人形を出してチームメイトの解読効率を高め、解読圧をかけられないようにする必要があります。あまりチェイス力が強くないハンターなら、牽制し自分なりの役割を果たすことができるかもしれません。

Q:あなたは圧迫流サバイバーと評されてますが、それについて自分ではどう思っていますか?
A:私自身たまにハンターで遊ぶので、ハンターが何を恐れれているのかが分かります。だからこの時にサバイバーが何をすべきか知っています。なのでハンターが嫌がることをします。ですから「圧迫流のサバイバー」と思われているのでしょう。

Q:跨平台精英赛で3位を獲得し、その後19年の冬季精英赛をIMTで優勝して再び競技シーンに戻るまでの沈黙の間、何をしてましたか?
A:跨平台精英赛の次の大会での成績があまりよくありませんでした。そのため、この期間は基本的に生放送と第五人格に専念し、それ以外の事はしていません。

Q:IMTがIVCで優勝できると思ったことがありますか?
A:優勝できると思いました。というのも、私たちのハンターの調子がとても良く普段の訓練試合では、彼のパフォーマンスがとても良かったためです。また、自分の調子もとても良いと思っていたので、優勝したいと思っていました。しかし相手チームにに皮皮限のような強力なハンターがいるので、十分な自信はありませんでした。

Q:しかし後にチームはCOAⅢで敗れましたが、その時の心境やCOAⅢが終わってから、プロになろうと決めた理由は何ですか?
A:COAⅢでは上手く力を発揮できず負けてしまって辛かったです。その過程でIVLが成立すると知りました。次の大会では良いプレーをする必要があると思い、そのためプロの道へ進みました。

Q:IVLの設立後、なぜMRC戦隊に入ることにしたのですか?どんなきっかけがありましたか?
A:現在(IVL設立当時)の環境では夢の魔女が特に高い能力を保持しています。小程は夢の魔女の第一人者であり、また非常に強力なハンター選手の一人です。チームメイトの実力と相性を考慮し、MRCという戦隊を選択しました。

Q:プロ選手としての最大の強みは何だと思いますか? 操作技術、頭脳、それとも試合経験ですか?
A:これらの3つの面を全部持っていると思います。でも、一番の強みは頭脳だと思っています。自分では比較的聡明な方だと思っているからです。

Q:チームでの現在の役割は何ですか?
A:チームの司令塔を務めています。編成の中で牽制役や救助役、または補助役のうちチームメイトが得意でないものを埋めるようにしています。

Q:多くの人がMRC戦隊は「“小迪公主一保三(小迪姫が1人で3逃げを保証している)”」と評していますが、自分ではどう思いますか?
A:実際には1人で3逃げを保証する人はどこにもいません。チームメイトは時折調子があまりよくないですが、大抵の場合は自身の長所を発揮してくれます。そしてプレッシャーを分担してくれています。だからそれはただの冗談に過ぎません。

Q:チームメイトがミスした時の心境はどうですか?
A:チームメイトがミスした時は確かに苦しい気持ちになります。しかし、ミスはもう発生しているので損失を食い止めるしかないのです。チームメイトともっとコミュニケーションを取り、後の試合でミスが少なくなれば良いくらいです。

Q:チームの他の選手に厳しいですか?試合後に他の選手を批判しますか?
A:チーム内ではリラックスするときもありますが、厳しくする時はやはり厳しくします。誰れもが良い姿勢、つまり自ら自身の過ち認め真剣に反省すれば、一般的には誰かを批判することはありません。
(訳注:このようなチームメイトに関する質問が続いたのは2020夏季IVLでのMRC戦隊の状況からだと思われる。その事を一つの動画で端的に表しているのがこれでしょう。また怪咖へのインタビューも勧めます)

Q:チーム内で他のメンバーとの関係はどうですか?誰が一番仲がいいですか?
A:仲がいいですよ。みんな性格がいいので、関係はとても良好です。その中で誰と一番仲がいいかといえば小程というバカな弟です。

Q:チームメイトと生活することに抵抗はありましたか?
A:環境がとっても整っているので、すぐに慣れました。

Q:IVLはあなたの人生やキャリアにどのような変化をもたらしましたか?
A:実際には、家にいるのと似ています。ただ周囲の環境が変化しただけです。毎日オフラインで一緒に会話することができるので、プロのキャリアはそこで役に立ちました。みんなでより効率の良い訓練と試合をして自分自身を向上させることができます。

Q:個人的には「プロ」という肩書きをどう理解していて、これまでの肩書きとの違いはありますか?
A:「プロ」は試合と訓練を自分の仕事として扱う事だと思います。、もはやアマチュアではなく。それは自分の仕事です。つまり以前との最大の違いは、一方はプロとして専念することで、もう一方は余暇にすることです。自分の仕事とする事と趣味としてする事は絶対に違うからです。

Q:将来のキャリアについてどのような計画を持ってますか?
A:ただ懸命にやる。それ以外はないです。より一層の努力をしてもっとチームメイトと練習し、試合が良いプレーがしたいです。他の事は考えていません。

参考資料

https://id5.163.com/news/official/20200720/26476_893530.html
(原文)