資料/トレーニングモード攻略

Last-modified: 2020-10-21 (水) 03:45:48

はじめに

KSPのトレーニングモードは非常に詳細で、基本的な動きを理解するのに適しています。
ここではトレーニングモードの分かりにくい部分を補足したり(解説動画を見た方が速いという説もあります)、
トレーニングモードで登場した機体を、サイエンスやキャリアモードで活用・再利用するためのアイデアを記載しています。
編集時点のverは1.10(.1.2939)です。

チュートリアル「飛行操縦の基本」

機体製作

製作方法については、チュートリアル「宇宙開発入門とロケットの建造(初級編)」で学ぶことが出来る。

パーツ名解説
Mk16 パラシュートコマンドポッド着陸用
Mk1 コマンドポッド操縦席(定員1名)
RT-5 "フリー"固体燃料ブースター一度オンにするとオフや調整が出来ない

スタート時点の技術ツリー、「スタート」で全て作成可能。
見本機「ジャンピングフリー」からウィングとGoo™格納ユニットを外すと、ほぼ同じものが作れる。

チュートリアルの解説

基本操作なので、チュートリアル通りに動かせばよい。
機体を動かすと電力を消費するので、使い果たせば操縦不能になります。
画面右上の「資源」パネルや「コマンドポッド」のパネルで残り電力を確認できます。

チュートリアル「弾道飛行」(大気圏離脱)

機体製作

製作方法については、チュートリアル「ロケットの建造(中級編)」で学ぶことが出来る。

パーツ名解説
Mk16 パラシュート半展開の最低気圧を0.04→0.75に設定
Goo™格納ユニットx2研究装置。1個だけだと重心がずれるので2個つける
Mk1 コマンドポッド操縦席
TD-12 デカプラー分離装置
FL-T100 燃料タンクx5液体燃料用燃料タンク
LV-T45 "スウィーベル"液体燃料エンジン。出力の調整が可能
ベーシックフィンx4空気がある場所で高速移動する際の機動を安定させる

技術ツリーは「基礎ロケット工学」「基礎工学」で作成可能。
見本機は無いので、サイエンスやキャリアモードで再現する場合はチュートリアルを思い出して製作する。

チュートリアルの解説

実際のチュートリアルの解説に合わせて補足説明をするので、チュートリアルのプレイ中に閲覧するのが良いでしょう。
閲覧の際は[ESC]キーで停止することをお忘れなく。

  1. フライトプラン
    フライトプランの説明。「東の海に向かって弾道飛行をする」のが目的。真東に飛ぶので、ピッチ([D]キー)を主に使用する。
    ピンク色のマーカーはチュートリアル用なので、本番では存在しない。
    発進後は以下の手順で進める。都度説明があるが「東80度東70度」は覚えておく。
    ・対地速度が50-150[m/s]の間に東80度に傾ける
    ・対地速度が250-400[m/s]の間に東70度に傾ける
    ・宇宙空間まで慣性飛行する
    ・大気圏突入する
    ・着陸する
  2. スロットル操作/SAS
    チュートリアルの通り。
    詳しくは飛行操縦ガイドも参照。
  3. 打ち上げ準備
    スロットルを下から2/3に上げ、SASをオンにする。(ステージを進行するまではエンジンは起動しない)
    準備が出来たら[SPACE]で打ち上げを開始する。
  4. 機体を傾けよう
    対地速度が50[m/s]になるとメッセージが進むので、[D]で機体を傾ける。
    キーを離すとゆっくり戻ろうとするので、小刻みに押す。(青い玉の「-80-」となってるところは目盛りの線が太くなっている)
    同様に250[m/s]になるとメッセージが進むので「-70-」に合わせる。
    対地速度が400[m/s]を超え、ピッチ70度が安定したら[Z]でスロットルを最大にする。
    ※どうしても出来ない場合
    SASをオンにして、「ターゲット」をオンにした状態で打ち上げを開始する。
    スロットルのタイミングだけ合わせればよいので成功が楽になるが、
    本番では「ターゲット」は存在しないので、最終的には自分でできるよう練習すると良い。
  5. 燃料切れ
    燃料が切れてエンジンが止まっても、垂直速度がマイナスになるまでは落下しない。
    マップを[M]で切り替えると予測軌道が表示される。APと表示された点が垂直速度がゼロになる地点である。
  6. 宇宙で出来ること
    Gooで研究をする。コマンドポッドではクルーレポートも書ける。
    EVAも可能だが、加減速中にするのはお勧めしない。
    パイロットがEVAの間はSASは使用不可となる。Gooによる研究もコマンドポッドの中からしか行えない。
  7. 方向転換
    降下が進み大気圏内に戻る。上昇はピッチ角70度だったので、突入角度は-70度にする。
    SASオフの状態で制御するのが難しい場合、オン(安定モード)のまま角度を変更する。
    チュートリアルでは-70度を指示されるが、実際の帰還ではきっちり-70度である必要はない。
  8. ブースター分離
    [Space]でステージを進め、ブースターを分離する。
    デカプラーが分離しする際に押し出してくれるので、切り離したパーツがぶつかることは無い。
  9. 空力による安定化
    コマンドポッドの尻を地上に向けた状態で大気圏に突入すると、空力的に安定するという解説。
  10. 大気圏突入、パラシュートの作動
    [Space]でステージを進め、パラシュートを作動する。
    半展開は気圧0.74(海抜2000m)になるまで動作しないので、分離後は早めにステージを実行してもよい。
    全展開は海抜1000mで自動的に作動する。山岳などの標高が高い地域に着陸する際は注意が必要。
    着水後、各種研究(Goo/VBAレポート/地表サンプルの取得/クルーレポート)が可能なので試しておくと良い。

チュートリアル「軌道投入」(カービン軌道の周回)

機体製作

製作方法については、チュートリアル「ロケットの建造(上級編)」で学ぶことが出来る。

パーツ名解説
Mk16 パラシュート半展開の最低気圧を0.04→0.75に設定
Mk1 コマンドポッド操縦席
TD-12 デカプラー分離装置
FL-R25 RCS燃料タンクRCS用燃料タンク。搭載量を120→96に設定
> RV-105 RCSスラスターブロックx4姿勢制御用スラスター
FL-T100 燃料タンク液体燃料用
FT-T400
> OX-STAT 太陽電池パネルx4
> Z-100 リチャージブル バッテリーパックx4電力を蓄積できる
LV-909 "テリア"液体燃料エンジン
TD-12 デカプラー分離装置
FT-T400x2液体燃料用
> TT-38K ラジアル型デカプラー x2側面用分離装置
> ノーズコーンRT-10の上部に取り付ける
> RT-10 "ハマー"固体燃料ブースターx2TT-38Kに取り付ける。出力を100→50%に設定
> AV-R8 Winglet x4安定翼
LV-T45 "スウィーベル"液体燃料エンジン推力を100→65%に設定

">"がついた部品はロケット本体ではなく、別の部品に取り付ける。
見本機「カーバル 1」と構成がほぼ一致する。

必要な技術ツリーと、対応する部品は以下の通り。(前回までのチュートリアルで登場した部品は除く)
「スタビリティ(18)」TT-38K、AV-R8、ノーズコーン
「先進的ロケット工学(45)」FT-T400、LV-909
「基礎科学(45)」Z-100
「電気工学(90)」OX-STAT
「先進的フライトコントロール(90)」RV-105
「先進的燃料システム(160)」FL-R25
カッコ内の数値は難易度ノーマルで必要なサイエンスポイント。前提技術の解放に必要なポイントは含まない。
キャリアモード等でチュートリアルを再現する場合にRCSでの姿勢制御は行わないので、
「先進的フライトコントロール」および「先進的燃料システム」関連部品を外してしまえば、サイエンスポイントを節約できる。
重量が変わるのを避ける場合は、FL-R25の代わりにFL-T100燃料タンクをつけたり、
研究用機材(サイエンスJr、サービスベイ+Goo/記憶装置ユニット)を同重量になるようにつける。
電力消費を最低限にすれば「電気工学」の太陽電池パネルも外すことが出来る。

チュートリアルの解説

  1. フライトプラン
    上記の通り作成したロケットをカービンの軌道に投入する。
    すなわち、全開のチュートリアルで行った弾道飛行の軌道を円にする。
    大気圏外で円軌道になれば基本的に同じ軌道を描き続けるので、次の操作まで余裕ができる。
    今回は重力ターンという方式で打ち上げを行う。(重力ターンについての詳しい説明は省く)
    前回と同様、ターゲットマーカーが用意されている。本番では存在しないのも同様。
  2. 打ち上げ準備
    まずは[Z]キーで出力を最大にし、SASを起動する。
    出力は最大か最小のみとし、今回はスロットル操作を行わない。
    準備が出来たら[Space]で打ち上げを開始する。
  3. 上昇中/ピッチダウン開始
    ロケット作成時に向きを変えたため、今回はピッチ([W]と[S]キー)で角度を調整する。
    対地速度が60m/sに到達したらピッチダウン([W]キー)を開始し、紫のターゲットマーカーに追従させる。
    ロケットの外装に空気抵抗を受ける部品がついているため、ピッチ以外の方向も多少ズレてしまうが可能な限り中心にあわせる。
  4. ステージ実行の準備
    固定燃料が切れたらステージを実行し、ブースターを切り離す
    ターゲットマーカーの追従はそのまま。
  5. SRB分離
    同様に第1段エンジンの燃料が尽きたらステージを実行し分離する。
    ターゲットマーカーの追従はそのまま。
  6. 第2弾エンジン点火
    分離と同時に次のステージを実行し、第2弾エンジンを点火する。
    [M]でマップモードに切り替えられる。マップモードでもスロットルや操舵を動かすことが可能。
    ターゲットマーカーも追従を続ける。
  7. マップビュー
    AP予想高度が80000mになるまで、スロットル最大の状態のままSASをターゲットに合わせつづける。
    実際のプレイ時では、左下パネルの「マニューバモード」をオンにして遠点の情報を見るか、
    マップビューで「AP」にカーソルを合わせると、遠点高度と到達時間が表示される。
    予想高度が80000mに達したら[X]でエンジンを停止する。(勝手に止めてくれる)
  8. 慣性飛行
    エンジンを停止するが、低高度に比べて減速は少ない。
    慣性で遠点まで向かうが、エンジンを停止している間は操舵をする必要はない。
    また、慣性飛行の状態であればEVAしてもカーバルが吹き飛ばされることは無い。
  9. 時間の加速
    大気圏外(約70000m)にでるとBGMが変わる。
    「次へ」ボタンを押すと、遠点の1分半前まで時間を加速してくれる。
  10. 宇宙船の方向転換
    まず[ESC]キーを押して一時停止し、説明文をゆっくり読む。
    「近点」の高度を上げることで、宇宙船の軌道を弾道から◎に変える。
    効率よく「近点の高度」を上げる方法は、「遠点」で「順行」を向いて加速することである。
    方法は2つ。
    ・SASを「順行モード」にする(または自分で順行マーカーに合わせる)
    ・SASを「マニューバモード」にする(チュートリアルなので自動的に「遠点」にマニューバが作成される)
    時間にあまり余裕がないので、マニューバの内容を確認する場合は手早く行う。
    実際の機体で再現する場合は「遠点」に自分でマニューバを作成しておく。
  11. 円軌道へ/起動航行
    推定噴射時間の半分(8秒なら4秒前)が来たら、[Z]でフルスロットルにする。
    右側の緑色のメーターが無くなるか、「推定噴射時間」が0秒になるのに合わせて[X]でスロットルをオフにする。
    「近点」が70000m以上になっていれば成功である。
    若干噴射が足りない場合は[左Shift]キーで微調整する。
    逆にオーバーしてしまった場合は、スロットルをオフにした後「逆行」マーカーの方を向いて[左Shift]キーで微調整する。
  • 着陸の手順
    チュートリアル後、着陸に挑戦する場合の手順を簡単にまとめる。
    SASを起動して「逆行」方向(「順行」の反対側にある黄色のマーカー)を向き、「近点」が20000m近くになるまで噴射する。
    あるいは、任意の位置に「近点」が20000m近くになるようなマニューバを作成し、SASを「マニューバ」に合わせて噴射する。
    大気圏に近づいたら「逆行」を維持して、エンジンを分離→パラシュートを起動するだけ。
  • RCSについて
    今回のチュートリアルでは、RCSおよびRCS燃料は一切使用していない。
    チュートリアル中にRCSモードを起動することもできる。

チュートリアル「軌道周回の基本」

今後作成するかも。