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ゲームプレイ関連
操作方法 「どうやるの?」
キー操作のリストはありますか?
操作キー一覧をご覧下さい。
UI・機体(ターゲット)名をON/OFFできますか?
F2を押すとUIの表示/非表示の切替えができます。
また、F4を押す事で機体名(ターゲット名)の表示/非表示を切替えられます。
スクリーンショットはどうやって撮るの?
F1キーを押すと現在のシーンのスクリーンショットを撮影できます。
スクリーンショットはKSPの実行ファイルがあるフォルダ以下にある"Screenshots"フォルダにPNG形式で保存されます。
(Steamではスクリーンショットを撮る機能もあります。デフォルトではF12キーです。)
ステージの順番を変えたり分けたりまとめられる?
ロケット組立棟やスペースプレーンハンガーでは画面右側、飛行中は画面左側に表示されるステージバーで変更できます。
番号の書かれた部分をドラッグすると、ステージごと入れ替えられます。
マウスオーバーすると表示される+、-でステージを増やしたり、削除できます。
パーツのアイコンをドラッグして他の番号の枠へ動かすと、パーツ単位で別のステージに移せます。
カービンに着陸したらどうやって回収するの?
高度計にカーソルを合わせると、高度計が下がって"機体を回収する"ボタンが現れます。それを押すか、Escメニューからトラッキングステーションに入り、機体や乗組員を選択して"回収"ボタンを押してください。
乗組員は宇宙センター(KSC)の宇宙飛行士センターに戻り、次の機体に搭乗させてフライトできます。
キャリアモードの場合は経験値を獲得し、機体は回収されたパーツ価格と回収地点からKSCまでの距離に応じて資金に還元されます。
傾斜を降っている等、地表を移動している間は回収できません。
エンジン噴かしたまま時間倍速出来ないの?
Alt + > で物理倍速できます。倍速が出来ない低空や、大気圏内でも倍速になります。ただし2倍以上にしようとすると警告が表示されるように、パーツ数が多いと最悪の場合機体が破壊されてしまう危険性がありますのでご注意ください。
別の機体や乗組員を操作するにはどうすればいいの?
弾道飛行中は安全のため他へ操作を移せません。
遠点(Ap)・近点(Pe)ともに地表以上または大気圏外にある状態のときにのみ可能です。
大気圏内
大気圏内を飛行しているときは操作を移せません。
宇宙空間
準軌道飛行でないときに操作を移すことができ、相手との距離によって操作方法が違います。
- 遠い場合
Mキーでマップビューにし、操作したい相手のアイコンをクリックして「操作を移す」を選んで切り替えます。 - 近い場合(周囲2000mまで)
[キーを押すと操作が移ります。
宇宙センターから
トラッキングステーションに入り、一覧かマップ画面で機体や乗組員をクリックして「操作する」を選択します。
注意点
操作を移すと、ESCメニューの「飛行のやり直し」ができなくなります。
RCSはどうやって使いますか?
機体の重心に推力が働くように設置して噴射します。一例を紹介します。
設置
VABで重心(黄・黒の球)を表示します。
十字型の4方向スラスターを、Xキーで×4配置にして、重心の中心線上に十の字に配置します。(×字の斜めにはしない)
RCS燃料を設置します。どこでもいいです。
カメラ(視点)変更
宇宙でVキーを数回押して「カメラ:固定」にします。
機体を真後ろから見ると、機体の向きと画面が同期します。
ドッキングモード(以下DM)切替
画面左下の「ドッキングモード」ボタンを押すと、以下の操作に切り替わります。
Shift:前 Ctrl:後 W:下 S:上 A:左 D:右 Space:平行/回転 切替 T:RCSオン・オフ
RCS有効化
Rキー(DM時はT)で姿勢指示器の左上の「RCS]ランプを点灯させます。
非DM時の平行噴射
キーボードの右手ホームポジションのJが左でFPSの基本配置と同じで、H,Nの前後が加わります。
H:前 N:後 I:上 K:下 J:左 L:右
回転噴射(非推奨)
可能ですが、燃料節約のためR(orT)キーでRCSを解除して、ポッドやコアのトルクで回転したほうが効率的です。
疑問 「分からない! 教えて!」
SASとは何ですか?
機体を自動制御する機能です。主にリアクションホイールという機構が生み出すトルク(回転力)や、推力偏向、可動翼による空気抵抗を利用して機体の姿勢を安定させたり、特定の方向へ姿勢を維持します。
Stability Augmentation System の略で、安定増加装置といいます。
詳しくは、SASについてへ。
どうすれば周回軌道に乗れますか?
スタート画面から「ゲームを開始」、「トレーニング」と進み、「軌道投入」を選ぶと解説を受けながら操作できます。
また、見本機体のカーバル1は、このトレーニングで使われている機体です。
当Wiki内では、こちらへ。
月や惑星に着陸することは可能ですか?
ゲーム内のトレーニングに、「ムン飛行計画:その1」、「その2」があり、解説を受けながら操作できます。
また、見本機体のムンスプローラーは、ムンに着陸して帰還できる設計になっています。
当Wiki内では、こちらへ。
乗組員が死亡するとどうなるの?
操作中に搭乗パーツや乗組員自体が耐久値以上の衝撃を受けて破壊された場合、フライトリザルトに死亡と表記され、宇宙飛行士センターの「行方不明」タブのリストに載ります。
操作中でないときの破壊や、トラッキングステーションの「追跡終了」の場合は、フライトリザルトは表示されませんが、同様に「行方不明」リストに載ります。
リストの乗組員名下の表記が「行方不明」の場合は難易度がノーマル以下の場合は2時間(デフォルト)後に復帰します。キャリアモードの場合は獲得していた経験値をすべて失い、Lv0に戻ります。
「任務中に死亡」と書かれている場合や、難易度モデレート以上やカスタムで復帰しない設定にしていると復帰しません。
問題発生! 困った! 出来ない!
液体燃料エンジンが動きません・・・
ステージ未実行、エンジン未起動、スロットル未開放、あるいは燃料の問題が考えられます。
- スペースキーを押してステージを実行してください
- エンジン(機体のパーツ、またはステージアイコン)を右クリックして「起動する」を押してください
- Zキーを押してスロットルを全開放するか、左Shiftキーを押して開放率を上げてください
スロットルが閉じていると噴射しません。姿勢指示器(NavBall)の左側がスロットルの開放率です。それが0を示す一番下にあると閉止状態です。 - 燃料を確認してください
燃料切れや、燃料タンクを間違えている可能性があります。航空機用の液体燃料だけのタンクや、スラスター用の一液式推進剤が入ったタンクでは動きません。液体燃料と酸化剤が入った燃料タンクを取り付けてください。
発射台でパーツがぐらつきます・・・
側面ブースターはぐらつきやすいです。ストラットでブースター同士をつなげることや、高度な設定の「自動支柱」で固定します。
ストラットがまだ使えない場合は、デカプラーを高度な設定の「強固な接合」にし、ブースターの重心、上下の重さが平均する真ん中の位置にデカプラーを付けるようにします。ただしブースターを高い位置につけると切り離してから機体に衝突するおそれがあるので、なるべく下の方に取り付けるようにします。
発射台で機体が倒れて爆発した・・・
重心がずれているとずれている方向へ傾き倒れてしまうことがあります。
かたよりのないようにパーツを取り付ける必要があります。
また、ロケット組立棟での位置を中心から動かすと傾くことがあります。前後左右それぞれの中央に機体が位置するようにしてください。
TT18-A 発射台補強装置を×2以上の対称配置で、ロケット下部の側面に取りつけると固定されます。
パーツがまだ使えないうちは、底面が安定する形でロケットをつくるようにします。
飛んでいるときに曲がったり歪む!
短い・細いパーツをたくさんつなげたり、太さが違うパーツや薄いパーツ同士をつなげると起こりやすいです。
強固な接合や、自動支柱、ストラット取付などで補強します。
多段化やブースターの増設などで各部品の固定が不十分な場合でも、飛行中に大きなブレが発生します。
怪しい部分、不安な箇所にストラットや構造材を追加して機体の剛性を確保するといいでしょう。
自動支柱は、ルートパーツや最重量パーツ、前々パーツを混ぜて使ったほうが、全て前々パーツなどで統一するより安定するようです。
時間加速が出来ない!
高度が十分にある場合はスロットルが開いてないか確認してください。
スロットルを閉じていないと時間加速は出来ません。
惑星軌道の高度によって加速倍率の上限が変わります。
マニューバ・ノードが追加削除できなくなった…
遠隔操縦装置はコムネット通信が断絶すると、マニューバ・ノードの追加削除ができなくなります。
再び通信がつながる位置に来るのを待つか、中継衛星などを配置して通信を確立してください。
キャリアモードではパイロット以外の乗組員はプローブコアがあっても通信途絶していると追加削除ができません。
なお、コムネット自体を難易度設定で無効にすることもできます。
別のケースとして、遠隔操縦装置の休眠状態が原因の場合もあります。その場合は解除してください。
宇宙船だらけ、デブリだらけになってしまった…
トラッキングステーションで消したい宇宙船やデブリの名前をクリックして"追跡終了"を押せば消せます。
搭乗員がいる場合に"追跡終了"すると、乗組員は「行方不明」になり、難易度によって設定時間後に復帰するか、戻ってこなくなり、「旅行者」は死亡扱いになり契約が失敗しますのでご注意を。
デブリはオプションの「最大デブリ数」を減らす事で発生を低減させる事ができます、なお0にすると現存するデブリがすべて消えます。
マップ画面の上部中央付近にマウスカーソルを持って行くと、デブリや機体タイプごとに表示On/Offが出来ます。デフォルトではデブリは非表示になっていますが、一番左のデブリアイコンをクリックすることで表示の切り替えが可能です。
サイエンスポイントが獲得できません…
実験データを宇宙センターに回収したり、送信する必要があります
実験直後はパーツやカーバル(緑)に実験データがあり、宇宙センターのサイエンスポイントにはなっていません。カービンに降りて回収するか、アンテナと電力で送信すると、研究に使えるサイエンスポイントになります。
実験は搭乗パーツ、船外活動、科学機器で行ないます。
データのあるパーツを分離してしまうと回収が困難になります。船外活動で回収しておくか、持ち帰る記憶装置に移しておいてください。
送信するにはアンテナと電力が必要で、電力が不足すると部分的にしか送れない場合もあります。
詳しくはこちらへ。
もっとも簡単に獲得する方法
乗組員を乗せたポッドを発射場に出してください。
操縦ポッドを右クリックして、「クルーレポート」を押し、表示された実験レポートの右側の記録ボタンを押します。画面上の高度計にカーソルを持っていき、「機体を回収する」を押すと獲得できます。
操作できなくなった!なんで!?
いつくつかの理由が考えられます。
- 時間加速をしている
時間加速をしている間は操作できません。/キーを押して時間加速を停止するか、,キーを数回押して時間を等倍(×1)にしてください - 電力がなくなった
ポッドやバッテリー等の電力をすべて使いきって発電ができないと操作不能になってしまいます。
電力の残量は、画面右上のアプリランチャーの資源を表示すると確認できます。
方向転換のための回転にも、わずかながら電力を消費します。動かすときはSASを切り、必要なときに必要な分だけ動かすことで電力を節約できます。
発動機能のあるエンジンがあれば噴射して電力を回復できます。
プローブコア等の遠隔操縦装置は常時電力を消費します。操作しないときや時間加速するときは、右クリックメニューから休眠したり、自動休眠にできます。
また、太陽電池パネルの展開を忘れたまま、あるいはパネル設置面に太陽光が当たらないまま時間加速をしてしまい電力が尽きるという失敗はKSPあるあるです。太陽光が当たる方向や、パネル展開を忘れないようにしましょう。乗組員がいればパネル展開は可能ですが、遠隔操縦では展開不可能です。 - 遠隔操縦装置が休眠状態
休眠状態にしたことを忘れて操作できなくなる場合があります。休眠を解除し電力と通信が問題なければ操作可能になります。 - 操縦装置の分離・破損
操縦装置(コマンドポッド、コクピット、プローブコアなど)がある部分を分離したり、衝突して壊れると操作不能になります。 - 通信が届かなくなった
遠隔操縦装置は宇宙センターとの通信が途切れると操作不能になります。
天体の影に隠れたり、カービンから離れすぎると通信圏外になります。
通信状況は画面左上のマークで確認できます。
展開式のアンテナは展開が必要です。通信途絶する前に展開しておきましょう。
キャリアモードならトラッキングステーションをLvUpして出力を上げたり、機体に強力なアンテナをつけるか、中継アンテナをつけた衛星(中継衛星)を中間の天体極軌道などに投入することで防止できます。
なお、中継衛星との通信途絶や、中継衛星が天体の影に隠れた場合も同様です。遠隔操縦で遠くの天体へ行くときには、複数の天体の極軌道に複数の中継衛星を配置することが望ましいです。
ロケットが回転して真っ直ぐ飛ばない!
打ち上げ直後に、機体を回転させすぎて機体が傾きすぎたときなど、空気抵抗や重力を上回る制御力がないとそうなってしまいます。
飛行中はSASを忘れずに作動させてください。
方向転換は十分な速度や気圧が低くなってから慎重に行ない、機体に働く空気抵抗や重力を少なくします。
また、建造時にパーツを対称に配置してバランスをよくします。
さらに、翼(固定・可動)を機体下端に3~4枚取り付け、過回転を防ぎます。
パーツの露出した断面はノーズコーンをかぶせたり、フェアリングに包み、空気抵抗を減らします。
機体重量が大きいときはリアクションホイールの追加や、推力偏向できる液体燃料エンジンを使うなどしてください。

・対称配置
上図のように、パーツがかたよらないように取り付けましょう。
建造施設で、Xキーで対称配置モードでパーツを設置します。
・方向転換は慎重に!
進行方向に対して機体が傾くと、空気抵抗が傾きを増す方向に加わります。
打ち上げ直後は垂直に上昇し、方向転換は緩やかに行うようにしましょう。
姿勢表示の中心点が順行マーカーの円内に収まる範囲内で動かし、あまり離しすぎないようにします。
高度18km以上に達して大気が薄くなるまでは、慎重に操作しましょう。
・空気抵抗を考えた設計にする
- 断面を露わにしない
パーツの平坦な断面があると、空気抵抗を強く受けてしまいます。
ノーズコーンをかぶせたり、フェアリングで覆うことにより空気抵抗を低減できます。 - 高重心、低揚力中心
重心が高く揚力中心が低い方が、機体が回転しにくくなります。
建造中に重心と揚力中心を表示させて、上図のように重心よりも揚力中心が下にあるようにします。 - 固定翼・可動翼
翼は大気中で直進性を高めて回転を抑えます。機体の下端(重心から遠い位置)に3枚以上の対称配置で設置します。
大気中でのみ機能し、真空中では無力です。下段に設置して分離し、宇宙空間に行く上段にはつける必要はありません。
ただし、固定翼はあまり大量につけすぎると方向転換が困難になることと、可動翼はコストが高いことに注意してください。
・制動力を高める
方向転換する力を動力によって高める方法です。具体的には、以下のような種類があります。
- リアクションホイール
トルクを発生させて回転力を生み出します。電力を消費します。真空中でエンジン停止中はこの動力またはRCSで回転します。
操縦装置内蔵と外付けがあり、パーツ毎に力の大きさが違います。
機体重量に比例して必要トルクは増加します。トルクが重量に見合わないと回転が緩慢になります。 - 推力偏向(エンジン噴射角変更)
エンジンの噴射角を変えて機体の向きを変えます。エンジン噴射時に有効です。
エンジンによって有り無しがあり、可動角が大きいほど制御力があります。
過剰になると逆に不安定になります。その場合は、パーツの右クリックメニューから角度を制限できます。 - 可動翼
大気中で空気の流れを変えて機体の向きを変えます。翼面積や可動角、枚数、重心からの位置によって力が変わます。
機体の下端(重心から遠い位置)に3枚以上の対称配置で設置します。
大気中での制動力を高める最も強力な手段ですが気圧が低くなる(=高度が上がる)と効果が低下し、真空中では無力です。 - RCSスラスタ
小さなスラスタでは非力ですが、数を増やし、大型タイプ使用で強くできます。対応する一液式推進剤などの燃料を消費します。
極力機体の重心から離して設置すると、高い効果を期待できます。
なお、ドッキングにも使用する予定がある場合、RCS用燃料の使用は計画的に行ってください。
ロケット組み立て
パーツがうまく接続できない
丸い接続ノードに合わないときは、Altキーを押しながら動かすと合います。
長方形の羽にランディングギアをなどを付ける場合、Cキーを押してくっつけると組み立てやすい。
また、1ドットずれると向きが変わってしまうパーツなどもCキーを押すとうまくいく。
パーツを取り付ける向きを変えたい
W/S,A/D,Q/Eキーを押すごとに、選択中のパーツの向きを各軸周りに90度づつ回転させることができます。
Shiftキーを押しながら各キーを押すと、より細かく(5°ずつ)角度を変えることができます。
Cキーを押してアングルアイコンを円にすれば、自由に配置できます。
離れたパーツにストラット(針金)がつけられない
ストラット(針金)には長さ制限があり離れすぎていると接続できない
対策としては中継地点を作成すればいい。
A==============C ←これで長さ制限になるときは
A======B=======C このようにBを中継パーツにすればいい
また燃料ホースでも同じことができる
エンジンはどう選んだらいいの?
エンジンを選択する際には、以下の値が特に重要になります。
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| 推力[kN] | エンジン出力の最大値。大気圧(≒大気圏内の高度)で変化し、一般的に気圧が低いほど出力が上がる。推力(海面高度)と推力(真空中)の2つの数値がある |
| 比推力[s] | 燃料効率を表す。燃費のようなもの。推力同様、大気圧が低いほど効率が良くなる。比推力(海面高度)と比推力(真空中)の2つの数値がある |
| 総重量[t] | エンジンの総重量。軽いほど推力、比推力に好影響を与える |
エンジンは「大気圏用」と「真空(宇宙)用」があります。発射上昇し大気圏を突破するまでの下段エンジンと、宇宙空間で飛行する上段エンジンです。
使用燃料でも「固体燃料ブースター」と「液体燃料エンジン」に分かれ、固体燃料は「高い推力(パワー)」「低い比推力(燃費)」「点火すると燃焼終了まで停止・推力調整不可能」「噴射角調整不可能」「エンジンと燃料が一体」「安価(キャリアモードのみ)」、
液体燃料は「中程度の推力(パワー)」「高い比推力(燃費)」「点火・停止・再点火・出力調整が可能」「噴射角調整可」「エンジンと燃料タンクが別々」「高価(キャリアモードのみ)」という特徴があります。
建造費用があるキャリアモードでは、固体燃料ブースターは安価という利点があります。液体燃料エンジンの補助や、下段エンジンとして使えます。
下段エンジン(発射・打上げ時)向け
高い推力(海面高度)と高い比推力(海面高度)
下段エンジンには、大きな推力が必要です。また、大気圏内で推力を維持できる時間を長くするための「比推力(海面高度)」が重要になります。
- 推力(海面高度)
エンジン推力が機体重量を上回ることで、垂直に上昇できます。
推力の単位はkN(キロニュートン)、重さの単位はt(トン)です。1t≒10kNで、1tを持ち上げるには10kN以上の推力が必要です。垂直発射時の推力は機体重量の約10倍以上必要です。重量10tなら推力100以上です。重量は建造中に右下のエンジニアレポートで見れます。
「推力が総重量を上回っているか」を示すのが「TWR」で、1未満だと垂直に上昇できません。
v1.6以降は建造画面の右下に、総ΔvとステージごとにΔvが表示されます。総Δvまたは各ステージの番号をクリックすると、推力、比推力、TWRなどが表示されます。

最初のステージのTWRが1以上あれば垂直上昇できます。1.2から1.3以上あることが推奨されます。
- 比推力(海面高度)
大気中ではこの値が高いほど燃料効率がよくなります。優秀なのは中型ではMK-55サッド、LV-T30リライアントなど(後期のT-1、S3KS-25はより優秀)、大型ではRE-I5スキッパー、RE-M3メインセイルなどです。






上段エンジン(宇宙空間(真空中))向け
高い比推力(真空中)と低い重量によって、デルタブイ(Δv)が多くなり、長距離の飛行やより多くの軌道遷移が可能になります。
宇宙空間では推力は打上げ時ほど重要ではありません。低くても長時間噴射すればカバーできるからです。
しかし推力が高ければ最も効率のいい地点でより多く軌道変更ができ、軌道変更の誤差も少なくでき、ランデブーや着陸時に素早く減速できます。
- 比推力(真空中)
この値の大きいエンジンが燃料効率が良く、長距離飛行を可能にします。また、軽量な方が有利となります。
この数値が優秀なエンジンの例: LV-909テリア、RE-L10プードル、LV-Nナーブ、KR-2L+ライノ




飛行機組み立て
重心、揚力、推力の位置関係が重要です。また、可動翼に役割を限定させると制動しやすくなります。詳しくは機体設計へ
インストール関連
以前のバージョンに戻したい
KSP Storeで購入されたのであれば、Storeで前のバージョンも手に入れることができます。
Steamの場合はKSPのプロパティのベータで「Previous-」で始まる任意のバージョン番号を選択すれば以前のバージョンに戻せます。
どちらともセーブデータなどの互換性は保証されていませんので、ご注意を。
機体のセーブデータはどこに保存されてますか?
KSPがインストールされたフォルダに、セーブデータごとに保存されています。
場所:KSP>saves>セーブ名>Ships>SPH or VAB
ファイル名:機体名.craft
例)C:\KSP\ksp-win-0-23-0\KSP_win\saves\default\Ships\SPH
例のdefaultフォルダはゲーム開始時につけた名前になります。
SPHが飛行機、VABがロケットのセーブデータ場所です。
Steam版の場合はライブラリから、KSPを右クリック→プロパティ→ローカルファイルタブをクリック→ローカルファイルを閲覧、でKSPのインストールフォルダを見ることが出来ます。
セーブフォルダ間で.craftファイルを移動すれば、別のセーブデータで使用できます。(パーツ未開放には注意)
Steamで買ったのですが、常時接続が必要ですか?
Steamを起動しなくてもKSP.exeを実行すれば遊ぶことができます。
それほど厳しいDRMを搭載していないので、プログラム本体を他のフォルダにも移動できます。Modテスト用と普通プレイ用などなど。
技術的な問題
メモリ消費量を削減したい
起動オプションに-force-openglを追加するとOpen GLを使うようになり、多くの場合メモリ消費量が減ります。
Steamから購入した場合、Kerbal Space Programを右クリックして[プロパティ]→[一般]タブ→[起動設定]に入力します。
ただし一部のMODがバグったり不安定になるという話もあるので自己責任で。
推奨されるシステムの仕様は何ですか?
動作環境をご覧下さい。
バージョン関連
宇宙船をロードすることができません
パッチがあたりバージョンが上がると古いバージョンで作られた宇宙船には互換性が保証されません。
それ以外の場合はファイルの破損が考えられます。
[どうしてもバージョン違いの宇宙船を読み込みたい場合]
保存されている宇宙船の.craftファイルをテキストエディタで開き、2行目にある
version = 0.**.*の数値を使用したいバージョンに変更する。
ただし、正常に読み込まれるとは限らない(座標データのズレ等が生じる場合がある)
アップデートのたびにキーコンフィングとか設定するのめんどくさい
前バージョンのsettings.cfgを新バージョンのsettings.cfgに上書きすれば設定の手間が省けます。
ただ大規模アップデートの場合だとsettings.cfg書式が変更になってる場合があるので設定しなおしになります。メモ帳でsettings.cfgを開くとバージョンが書いてあるので参考にしてください。
Steamで買ったのですが、どうすれば日本語化できますか?(v1.3以降)
SteamのKSPのプロパティの言語で日本語を選択します。
設定が終わると自動的に日本語ローカライズ版がダウンロードされます。
AdvancedSASとは何ですか?
v0.20以前のSASの呼称です。0.21に現在のSASに名称が替わりました。
v0.20以前は、SASはトルクを発生させるリアクションホイールの働きをしており、現在のSASはAdvancedSASという名称でした。
v0.21でAdvancedSASからSASの名称に替わり、それまでトルク発生の働きをしていたSASは、リアクションホイールに名称が替わりました。
AdvancedSASは自身の力自体は適用されないナビゲーションコンピュータですが、船の制御システムでした(補助翼、 RCS 、指向性エンジン)。船ごとに1つだけAdvancedSASモジュールが有効ですがその効果は補助翼、スラスターの位置とRCS燃料によって決まっていました。
- VABとLaunch Padを何往復かしているとゲームが落ちます
このゲームはふんだんにメモリを消費します。0.20以降メモリマネジメントに改善が入れられていますが、完全ではありません。
Texture QualityをHalf ResやQuarter Resなどに落とすことで改善する可能性があります。
- 既知のバグ
確認されているバグやエラーです。
新たに発見した場合はこのページに追加するか「 バグページ 」に記入して下さい。- 「[」キーでの宇宙船切り替え時に機体が空中分解する
規模の大きい機体、特に宇宙空間である程度機体同士の距離が離れている時に発生する。
ドッキングや船外活動などに使用を限定して、それ以外ではTracking Stationから切り替えると良い。
こまめにセーブするのも大切。 - サウンドが時々「プツプツ」と途切れるんですが。
この現象は使用環境に関わらず発生する現象です。KSPのプログラミングの問題ではなく、使用しているエンジン「Unity」が抱えている問題です。マルチスレッドや64bitに設計しようにもUnityエンジンならではの制約があるみたいです。 - 高度6000mに達した瞬間カクカクになる。 (Mod)
ISA MapSatのMODが低高度の時にマッピングONになっていると負荷がかなり大きくなるようです。
バニラではこの問題は起きません。 ISA MapSat3.3.4
- 「[」キーでの宇宙船切り替え時に機体が空中分解する






追跡終了の場合実体も消えるから追跡終了でもOK
余談だけどこれを使うと大気のある星でより鋭いスイングバイができる -- 2023-02-06 (月) 09:53:21