新たな資源Karboniteをゲームに追加します。Karboniteは惑星/衛星の地表面から採取できます。専用の装置で精製することで、液体燃料、酸化剤、モノプロペラント(RCS燃料)になります。
資源分布を知る必要があるので、SCANsatとの併用がお勧めです。
MinmusのKarbonite分布の例*1。茶色い部分にKarboniteが分布している。
Karbonite採掘船の例@Minmus。
Kethaneとの違い
- KarboniteはRegolithのフレームワークを使ってるよ(訳注: だから他のMODと連携しやすい)。でもKethaneは独自の資源システムを使っている。
- Karboniteはバイオーム毎に分布する。Kethaneはいくつかのかたまりになって分布する。
- Karboniteの埋蔵量は無限。Kethaneは有限。
- Kethaneは独自のスキャンシステムを持つ。Karboniteのセンサーは真下の資源濃度を表示するだけ。(だからSCANSatと組み合わせて使うのがお勧めだよ)
- Karboniteのライセンスはオープンだ(クリエイティブ・コモンズ)。Kethaneにはいくらか制限がある。
- Kethaneは地上にしかない。KarboniteはEVEの海やJoolの大気圏にも存在する。
インストール
USI Catalog PageからKarbonite_0.5.1.zipをダウンロードして展開します。000_USITools, CommunityResourcePack, Firespitter, ModuleManager.2.5.4.dll, Regolith, UmbraSpaceIndustriesの全てを、GameDataフォルダ*2へコピーします。
パーツリスト
採取装置
画像 | カテゴリ | 名前 | 説明 |
Aerodynamics | KA-400LA (1.25m) Low Altitude Scoop | 大気中*3からKarboniteを採取する1.25mサイズの装置。 | |
Aerodynamics | KA-800LA (2.5m) Low Altitude Scoop | 大気中からKarboniteを採取する2.5mサイズの装置。 | |
Utility | DRT-21 Ventral Drill Assembly | Karboniteを採取するドリル。底面取り付け型。消費電力6EC/s。 | |
Utility | OC-34N Ventral Oceanic Extractor | 海*4からKarboniteを採取する装置。底面取り付け型。消費電力6EC/s。 | |
Utility | DRT-40 Radial Karbonite Drill | Karboniteを採取するドリル。側面取り付け型。消費電力6EC/s。 | |
Utility | KA-2500 Particle Collector | 大気圏の上層でKarboniteを採取する装置。消費電力6EC/s。 | |
Utility | KA-625 Mini-Drill | Karboniteを採取するドリル。側面取り付け型。消費電力1EC/s。 |
※Extraplanetary Launchpadsがインストールされている場合、ドリルはOreも採掘可能。
精製装置
画像 | カテゴリ | 名前 | 説明 |
Utility | BSP-1 25 Karbonite Converter | Karboniteから液体燃料と酸化剤を精製する装置。6EC+4Karbonite→0.28酸化剤+0.23液体燃料*5。 | |
Utility | BSP-250 Karbonite Converter | Karboniteから液体燃料と酸化剤を精製する装置。12EC+2Karbonite→1.1酸化剤+0.9液体燃料。BSP-1より変換が速く収率も良い。 | |
Utility | BSX-100 Karbonite Distiller | KarboniteからMonopropellant(RCS燃料)を精製する装置。3EC+2Karbonite→0.25Monopropellant*6。 | |
Utility | BSX-200 Karbonite Distiller | KarboniteからMonopropellantを精製する装置。6EC+1Karbonite→1Monopropellant。BSX-100より変換が速く収率も良い。 |
タンク
タンクは設計時にデフォルトで中身が入っていないので注意。
画像 | カテゴリ | 名前 | 説明 |
Fuel Tanks | KB-2500 Karbonite Tank | 1.25mサイズのKarboniteタンク。容量100。TweakScale対応。 | |
Fuel Tanks | KB-3000 Karbonite Tank | 1.25mサイズのKarboniteタンク。容量200。TweakScale対応。 | |
Fuel Tanks | KB-3650 Karbonite Tank | 1.25mサイズのKarboniteタンク。容量400。TweakScale対応。 | |
Fuel Tanks | KB-4650 Karbonite Tank | 1.25mサイズのKarboniteタンク。容量800。TweakScale対応。 | |
Fuel Tanks | KA-200 Karbonite Tank | 2.5mサイズのKarboniteタンク。容量1450。TweakScale対応。 | |
Fuel Tanks | KB-350R Karbonite Tank | 側面取り付け型のKarboniteタンク。容量350。TweakScale対応。 | |
Fuel Tanks | VTS Karbonite Tank | 側面取り付け型のKarboniteタンク。容量40。TweakScale対応。 | |
Fuel Tanks | Karry Kan | 側面取り付け型のコンテナ。搭載内容は設計時にKarbonite 20, Liquid Fuel 18, Oxidizer 22, Ore 30, Metal 30, RocketParts 150から選ぶことができる。KASが入ってる場合はKerbalが持ち運ぶことができる。 | |
Fuel Tanks | Double Karry Kan | 側面取り付け型のコンテナ。搭載内容は設計時にKarbonite 40, Liquid Fuel 18+Oxidizer 22, Ore 60, Metal 60, RocketParts 300から選ぶことができる。KASが入ってる場合はKerbalが持ち運ぶことができる。 |
エンジン*7
画像 | カテゴリ | 名前 | 説明 |
Engines | KVE-125 Karbonite Fueled Engine | Karboniteを燃料とする1.25mサイズのエンジン。推力650N、ISP 155-180、発電能力12EC/s。 | |
Engines | KVE-250 Karbonite Fueled Engine | Karboniteを燃料とする2.5mサイズのエンジン。推力4350N、ISP 155-175、発電能力12EC/s。 | |
Engines | KE-625 Mini Karbonite Engine | Karboniteを燃料とする62.5cmサイズの小型エンジン。推力35N、ISP 220-260、発電能力0.5/s。 | |
Engines | KAE-750 Propfan | Karboniteを燃料とする大気圏内用ジェットエンジン。側面取り付け型。推力262.25N、ISP 1787-1533、発電能力8EC/s。 | |
Engines | KLF-750 Propfan | 液体燃料を使用する大気圏内用ジェットエンジン。側面取り付け型。推力205N、ISP 1640-1510、発電能力8EC/s。 | |
Engines | KAE-150R Radial Jet Engine | Karboniteを燃料とする大気圏内用ジェットエンジン。側面取り付け型。推力262.5N、ISP 1933-1797、発電能力8EC/s。 | |
Engines | KLF-150R Radial Jet Engine | 液体燃料を使用する大気圏内用ジェットエンジン。側面取り付け型。推力210N、ISP 1793-1724、発電能力8EC/s。 | |
Engines | KAE-150S Inline Turbojet | Karboniteを燃料とする大気圏内用ジェットエンジン。底面取り付け型。推力262.5N、ISP 1643-2020、発電能力8EC/s。 | |
Engines | KLF-150S Inline Turbojet | 液体燃料を使用する大気圏内用ジェットエンジン。底面取り付け型。推力210N、ISP 1694-1910、発電能力8EC/s。 | |
Engines | RAT-125-A Karbonite SRB | Karboniteを燃料とする1.25mサイズの固体ロケットブースター*8。推力500N、ISP 400-400、Karbonite搭載量600。 | |
Engines | RAT-125-B Karbonite SRB | Karboniteを燃料とする1.25mサイズの固体ロケットブースター。推力500N、ISP 400-400、Karbonite搭載量1200。 | |
Engines | RAT-625-A Karbonite SRB | Karboniteを燃料とする62.5cmサイズの固体ロケットブースター。推力65N、ISP 400-400、Karbonite搭載量75。 | |
Engines | RAT-625-B Karbonite SRB | Karboniteを燃料とする62.5cmサイズの固体ロケットブースター。推力65N、ISP 400-400、Karbonite搭載量150。 |
その他
画像 | カテゴリ | 名前 | 説明 |
Science | KA-100 Detection Array | Karboniteの分布を計測するセンサ。動作する最小高度は5km、最大は750km*9、最適高度は100km。視野4度。Extraplanetary Launchpadsが入っている場合は、Oreも検知できる。 | |
Utility | KEG-2500 Karbelectric Generator | Karboniteを燃料とする発電装置。毎秒0.1のKarboniteで120MW*10を発電できる | |
Utility | LS-40 Landing Frame | 大型(2.5m)とマッチする着陸脚。Deployすると足が伸びる。 | |
Utility | LSX Landing Frame | 大型(2.5m)とマッチする着陸脚。5000ECを蓄積できる。 | |
Utility | Radial Lander Leg | 側面配置型の着陸脚。LT-2よりも大きい。 | |
Utility | Portable Karbonite Generator | Karboniteを燃料とする小型発電機。毎秒0.1のKarboniteで30MW*11を発電できる。Kerbal Attachment Systemがインストールされている場合、Grabして持ち運ぶことができる。 |
使い方
スキャン衛星
Karboniteは地面を持つ全ての天体に分布しています*12。バイオームによって有無が変わります。またバイオーム内の場所によって密度が変わります。
Karboniteの分布はpersistent.sfsの以下の部分を種とする乱数で決まるようです。
SCENARIO { name = RegolithScenario scene = 5, 7, 6 RegolithGameSettings { GameSeed = 1889706775 } }
Karboniteの分布を調べるための衛星を打ち上げましょう。以下のパーツが最低限必要です。
- コマンドモジュール
- KA-100センサ(サイエンスカテゴリ)
- 発電装置
- 夜間用バッテリ
スクリーンショットではMODのFuseboxを用いています。対象の天体と高度を入力すると、夜間バッテリが持つかどうか計算してくれるので便利です。
衛星は極軌道に投入して南北方向に周回し、東西方向のスキャンは天体の自転を使うのが一般的です。
KA-100を右クリックすると直下の資源*13密度が表示されます。このうちドリルで掘ることができるのはKarbonite[Crust]です。
Start Resource Scanボタンを押してスキャンを開始します。SCANsat AltitudeがIdealまたはSub-optimalになっていることを確認しましょう。
KA-100には最低動作高度(5km)が設定されているので、ローバーでは探査できません。
採掘地点決定
SCANsatはCommunity Resource Packに対応したバージョンが必要です。以下の組み合わせで動作を確認しています。
- Karbonite 0.5.1
- SCANsat 9.0rc4.1
1000倍速くらいでしばらく早送りしたらSCANsatのBig Mapを開きます。
①: チェックを外してモノクロ表示モードを選びます。
②: Altimetry(標高)を選択すると見やすいでしょう。
③: Karboniteを選択します。
④: 対象となる天体を選択します。
⑤: チェックを入れて資源表示を有効にします。
⑥: SCANsatの画面表示は非常に重いので自動では更新されません。スキャンが進んだら更新ボタンを押しましょう。
⑦: マウスカーソル位置の緯度/経度/Karbonite密度が表示されます。
採掘
Karboniteを採掘するための施設を打ち上げましょう。以下のパーツが必要です。
- コマンドモジュール
- ドリル(DRT-21 or DRT-40/Utilityカテゴリ)
- Karboniteを貯蔵するタンク(Fuel Tanksカテゴリ)
- コンバーター(BSP-1 25 or BSP-250/Utilityカテゴリ)
- 液体燃料と酸化剤を貯蔵するタンク
- RCS燃料を精製するdistiller(BSX-100 or BSX-200/Utilityカテゴリ)
- RCS燃料を貯蔵するタンク
- 発電装置
目的地に着陸したらドリルを右クリックしてDeploy Drillボタンを押します。
Start Karbonite Drillボタンを押します。
ドリルが採掘を開始するとKarbonite rateが表示されます。
コンバーターを右クリックしてStart LFOボタンを押します。
コンバーターが動作し始めるとload(負荷)が表示されます。
distillerを右クリックしてStart MonoPropellantボタンを押します。
distillerが動作し始めるとload(負荷)が表示されます。
燃料の流れ
通常のロケットと同様に、液体燃料と酸化剤は上下方向にしか流れません。上図の構成にした場合、右側のコンバーターが精製した燃料が左側のタンクへ流れないので動作しません。
コメント
- 固体ブースターは燃料補充もできて、圧倒的推力重量比と高い比推力を誇るんだけど、まず制御不能なレベルで暴れるので注意 -- 2015-02-01 (日) 05:50:41
- ロケット組み立ての時点で出力制御でワンチャン… -- 2015-02-01 (日) 12:17:45
- Extraplanetary Launchpadsで現地製造する場合SolidFuelを入手できないから、Karbonite SRBがあるのかな? -- 2015-02-02 (月) 20:41:12
- SRBといいつつ燃料管でつなぐとタンクから流れてくれるしアクショングループを使えば不自由ながらオンオフもできる。出力調整のできない液体ロケットと考えればいいと思う。 -- 2015-03-10 (火) 17:24:39
- コンバーターからの燃料の流れは、燃料ホースも使えます。ただし逆向きに接続(タンク→コンバーター) -- 2015-04-14 (火) 18:02:48
- KA-2500 Particle Collectorが機能する高度ってどれくらいの範囲なのでしょうか -- 2015-04-21 (火) 08:54:43