VAB/SPHで設計中に右クリックで大きさや形状を変更できる様々なパーツを追加します。TweakScaleがバニラやMODのパーツを変更できるのに対して、こちらはカスタマイズ可能な専用のパーツを追加します。
インストール方法
CKANを使う
Mod管理ツール、CKANを利用すると簡単にインストールできます。CKANの使い方はCKAN解説ページからどうぞ。
1, CKANを導入しCKANでProcedural Partsを検索してチェックを入れ、Apply changesを押してインストールします。
2, 次の画面に進むとModule Managerも追加されインストールの確認をされますが正常です。(既にインストール済みの場合を除く)
3, Suggestsの各一覧で出てくる追加テクスチャは必要に応じてお好みで導入してください。
4, KSP本体を起動し動作確認できれば導入完了です。
手動インストール
手動でのインストール方法は以下のとおりです。
1, 前バージョンのProcedural Partsが導入されている場合はGameDataフォルダ内にあるProcedural Partsフォルダを念の為削除してください。
2, KSPに対応するバージョンのProcedural Parts本体をGithub KSP-RO / ProceduralPartsよりダウンロード、インストールします。
3, 前提ModとしてModule Managerが必要です。KSP及びProcedural Partsに対応するバージョンの Module Managerをダウンロード、インストールします。
4, KSP本体を起動し動作確認できれば導入完了です。
パーツ
画像 | カテゴリ | 名称 | 説明 |
Fuel Tanks | Procedural Liquid Tank | 液体燃料だけ、酸化剤だけ、両方を搭載することを選べます。 | |
Fuel Tanks | Procedural Liquid Tank Cone | 先端が丸くなったもの。 | |
Fuel Tanks | Procedural RCS Tank | Monopropellant(RCS燃料)を搭載できるタンク。 | |
Engines | Procedural SRB | 大きさや形状の他、推力をカスタマイズできる固体燃料ブースタ。 | |
Structural | Procedural Stack Decoupler | 切り離し力をカスタマイズできる。デカップラモードとセパレータモードから選択できる。ラジアルタイプはないようだ。 | |
Structural | Procedural Structural Element | 特に機能を持たない構造材。バニラのStructural Fuselageに相当する。 | |
Aerodynamics | Procedural Nose Cone | 形状をカスタマイズできるノーズコーン。 | |
Utility | Procedural Battery | 大きさをカスタマイズできるバッテリ。側面取り付けタイプはないようだ。 | |
Utility | Procedural Launchpad Tank | Extra Planetary Launchpads用のタンク。 | |
Utility | Procedural Xenon Tank | 大きさをカスタマイズできるキセノンタンク。 |
キャリアモード、サイエンスモードでの扱い
サンドボックスモード以外の場合、Procedural Partの各パーツは対応する研究を開放しない限り使用できません。
また、後述するカスタマイズ項目でサイズ制限を受けます。これを解除するには更に上位の研究を開放しましょう。
カスタマイズ
パーツを右クリックして開いた詳細画面より様々な事をカスタマイズ可能です。
パーツ毎に設定可能な項目は異なりますので、色々試してみてください。
形状
Shapeを変更するとパーツの形状を変更できます。
左から Cylinder, Cone Fillet Cylinder
左から Smooth Cone, Polygon, Hollow Cylinder
左から Hollow Cone, Hollow Filllet Cylinder, Fillet Cylinder
- Diameter: パーツの直径を変更します。
- Length: パーツの長さ(厚さ)を変更します。
- Top: 天面の直径を変更します。Coneのような上下の直径が違うパーツで指定可能です。
- Bottom: 底面の直径を変更します。Coneのような上下の直径が違うパーツで指定可能です。
- Fillet: 数値を大きくすると角が丸くなります。
- Curve: 曲率を変更します。丸みの帯び方が変わります。
- Corners: 角の数を変更します。Polygon パーツで指定可能です。
- Inner: 内径を変更します。Hollow (穴あき)パーツで指定可能です。
- Outer: 外形を変更します。Diameterと扱いは同じです。Hollow (穴あき)パーツで指定可能です。
テクスチャ
- Texture: タンクのテクスチャを変更できます。デフォルトで19種類のテクスチャから選択できます。
画像左側の列より上から順番に
Original, Tiles, Stocklike, German
Saturn, SegmentedSRB, CryogenicOrange, RedstoneStripes
TitanStripes, WhiteSide, BlueSide, GreySide
Ablative, PlainWhite, SoyuzGreen, Atlas
Copernicus, Mu, GoldFoil
- Ends Texture: パーツの天面や底面のテクスチャを変更します。
- Ends: デフォルトのテクスチャです
- Side: Texture項目で指定された、側面と同じテクスチャを利用します。
- GreySide: グレー
- PlainWhite: ホワイト
19種類のテクスチャから選択できます。
テクスチャをさらに増やすMODも、フォーラムのスレッドから入手できます。
パーツ毎の追加説明
Liquid Tank
- Tank Type: 積む内容物のタイプを変更できます。
- Mixed: 液体燃料と酸化剤を積み込みます。
- LiquidFuel: 液体燃料のみ積み込みます。
- Oxidizer: 酸化剤のみ積み込みます。
SRB
- SRB Type: SurfaceとVaccumから選べますが性能が変わるようには見えず用途不明。
- Thrust: 推力。大きくするとエンジンも大きくなります。Diameterにより設定できる最大出力が左右されるようです。
- Deflection: SRBの推力軸が傾きます。画像参照。
Stack Decoupler
- ShapeはFillet CylinderとHollow Fillet Cylinderの2種類のみです。
- Impulse: 分離の強さを設定します。Diameterにより設定できる最大出力が左右されるようです。
- Style: ボタンを押して切り替えることで分離タイプを選ぶことができます。
- Decoupler: デカプラー。上面の接続を解除します。
- Separator: セパレーター。上面、底面両方の接続を解除します。
Nose Cone
- ShapeでCustomを選ぶことで、お好みのノーズコーン形状を作成できます。
- こだわりたい人は適度にcurveを調整してみてください。画像のように極端な形状にもできます。
Heatshield
- Fairing: 底面に部品を接続した際に出るフェアリングの幅を指定出来ます。
Diameterのサイズにこの数値を加えます。画像左と中央の差を見るとわかりやすです。 - シュラウド: 底面に部品を接続した際に出るフェアリングの有無を切り替えできます。
- 断熱材の量はDiameterにより変動します。
- Lengthを伸ばしても重量および断熱材の量に影響しません。お好みの厚さに設定しましょう。
Launchpad Tank
- Mod: Explanetary Launchpads を導入すると使用可能になるパーツです。Explanetary Launchpads用資源を搭載できるタンクです。
- Tank Typeから、タンクに入れる資源を選択できます。
- Ore: KSP日本語版の場合、Procedural Ore tankに入れる資源は"鉱石"で、こちらは"Ore"表記となり別物扱いのように見えますが、実際には同じ資源扱いとなります。
- Metal
- Rocket Parts
Life Support Tank
TAC Life Support又はUSI Life Support導入で追加されるパーツです。
パーツ名が同じですが、そもそもTACLSとUSI Life Supportは競合するので一緒に導入できません。
- TACLS版の場合。Mod: TAC Life Supportを導入すると使用可能になるパーツです。TACLS用資源を搭載できるタンクです。
- Tank Typeから、タンクに入れる資源を選択できます。
- LifeSupport: Food, Oxygen, Waterの3種セット。
- LifeSupportWaste: CarbonDioxide, Waste, WasteWaterの3種セット。基本的に不要な資源なので打ち上げの際はタンクを空にするのを忘れないようにしましょう。
- Food, Oxygen, Water, CarbonDioxide, Waster, WasteWater の単品ずつのタンクも用意されています。
- USI Life Support版の場合。Mod: USI Life Supportを導入すると使用可能になるパーツです。USI Life Support用資源を搭載できるタンクです。
- Tank Typeから、タンクに入れる資源を選択できます。
- LifeSupport: Fertilizer, Mulch, Suppliesの3種セット。
- Fertilizer, Mulch, Supplies の単品ずつのタンクも用意されています。
- Liquid Tank/Liquid Tank Cone 搭載する内容を、液体燃料、酸化剤、両方から選択できます。
- SRB
Thrust(推力)を変更でき、それに応じて燃焼時間が変わります。
また大気中で効率の良いタイプ(Surface)と宇宙空間で効率の良いタイプ(Vacuum)を切り替えることができます。
- Decoupler
Decoupler Style(切り離し後に片方に残る)と、Separator Style(両方と切り離される=セパレータがデブリになる)から切り替えられます。
また切り離し時に発生させる力を、最大10kNsまでの範囲で指定できます。
- Launchpad Tank 搭載する内容を、Ore、Metal、RocketPartsから選ぶことができます。
追加テクスチャ
別途導入することでテクスチャを増やすことができます。
Freedom Textures
- フォーラム, GithubまたはCKAN経由でも導入可能。
左側の列より上から順番に
AresTank, Ariane, ATV, BetterSRB
Blac, CSM, Brass, DeltaIV
Destiny, Etched, Greeble, HeatShield
Royal, S-IVB, Shuttle, Spaceplane
StockGrey, ThermalBlanket, TitanSRB
MainSailor's Procedural Textures
- フォーラムまたはCKAN経由でも導入可能。
左側の列より上から順番に
Charcoal, PlainRings, Interstage, InterstageDark, InterstageStriped
Gamma Upper, IUS, Nosecone, NoseconeDark, SRBX
UtiServiceModule, GreyCore, CoreBooster, HexTank, TPS
EuropaCore, Redstone, Checker, Delphl, ThorAble, Diamant
Jebstar, Corestar, Skylab, Vanguard, Soyuz, SaturnMultibody
Ven's Revamp Style Textures
- フォーラムまたはCKAN経由でも導入可能。
上から順番に
VensRevampTiles, VensRevampShort, VensRevampLong
blackheart612's Procedural Part Textures
- フォーラム(リンク切れ)および配布Dropboxも消失。archive.orgよりアーカイブ版をダウンロード可能。CKANでも同アーカイブ版をダウンロード可能です。
左側の列より上から順番に
CryogenicShuttleOrange, ChakaBlackStation, ChakaStationSquareWhite
StockStation, KosmosLong, Kosmos, CryogenicOrengeRibbed
Saturn / Nova Texture Pack
- 配布元消失。 archive.orgよりアーカイブ版をダウンロード可能。CKANでも同アーカイブ版を導入可能。
左側の列より上から順番に
SaturnSingleTank1~4
SaturnDoubleTank1~4
SaturnStringers1~5
コメント
- DMP+EPL+Procedural Partsの組み合わせで、Launchpad Tankが使えない。proceduralTankExtraplanetaryがDMPModControl.txtへ追加されない。 -- 2015-01-31 (土) 15:41:35
- だいぶ情報が古くなっていたので現環境に合わせ一新しました。 -- 2022-03-04 (金) 15:46:43