こちらで公開されているRemoteTech2を日本語で解説しているページです。
バージョンにより仕様が変わっている可能性がある事をご了承下さい。(Version 1.9.12)
名称の変遷について
当Modはバージョンアップにより何度か名称が変更されています。
当解説ページ名はRemoteTech2となっていますが、現在の名称はRemoteTechとなっています。
(KSP 0.25.0, RemoteTech v1.5.0より名称がRemoteTech2→RemoteTechに戻っています。)
旧版の名称に逆戻りした形となり混乱が生じますが、当ページでは以降RemoteTechと表記する場合は現行の新Modの名称と認識してください。
インストール方法
CKANを使う
Mod管理ツール、CKANを利用すると簡単にインストールできます。CKANの使い方はCKAN解説ページからどうぞ。
1, CKANを導入しCKANでRemoteTechを検索してチェックを入れ、Apply changesを押してインストールします。
2, 次の画面に進むとModule Managerも追加されインストールの確認をされますが正常です。(既にインストール済みの場合を除く)
3, Suggestsの各一覧で出てくるModは必要に応じてお好みで導入してください。
4, KSP本体を起動し動作確認できれば導入完了です。
手動インストール
手動でのインストール方法は以下のとおりです。
1, 前バージョンのRemoteTechが導入されている場合はGameDataフォルダ内にあるRemoteTechフォルダを念の為削除してください。
2, KSPに対応するバージョンのRemoteTech本体をGithub RemoteTechnologiesGroup / RemoteTech Releases よりダウンロード、インストールします。
3, 前提ModとしてModule Managerが必要です。KSP及びRemoteTechに対応するバージョンの Module Managerをダウンロード、インストールします。
4, KSP本体を起動し動作確認できれば導入完了です。
はじめに
本家解説サイト
本家説明より曖昧意訳
- キャリアモードの人はFlight Controlを開放しましょう。
- バニラの無人ポッドは通信距離3Kmの無指向性アンテナを内蔵しているので発射台にいる内は無人でも操作可能ですが、打ち上げるとすぐに通信圏外へ出てしまうので最低でもコミュノトロン 16-Sを取り付けましょう。
- 更に遠くに行く場合はそれに応じて強力なアンテナを搭載してください。
- 指向性のパラボラアンテナを利用する場合、Mission Controlや既に打ち上げていれば通信衛星など、ターゲットをちゃんと設定しないと通信できません。
- KSCとの直線上に障害物(地面)がある場合は通信できなくなります。これに対処するには通信衛星を軌道上に設置したりして対処できます。
- 上位の指向性アンテナを利用することにより惑星間の通信が可能になります。うまい具合に接続して遠くまで探索してみましょう。
コムネットとの関係性について
KSP V1.2より実装された コムネット(CommNet) はRemoteTechと非常に似たシステムを実装しています。
コムネットの詳細についてはゲーム内KSPedia又はWiki内解説ページからご確認ください。
コムネットとRemoteTechでの違いはおおまかに以下の通りとなっています。
- 通信システム全般
- RemoteTechを導入すると、難易度設定でのコムネットON/OFFに関わらず、コムネットの機能は全てOFFとなります。
アンテナ性能等は全てRemoteTechの設定準拠となります。
- RemoteTechを導入すると、難易度設定でのコムネットON/OFFに関わらず、コムネットの機能は全てOFFとなります。
- 無人機の操縦
- コムネット: 「制御信号を必須にする」を設定でONにしない限り通信の無い状態でも操作可能。
- RemoteTech: 通信の無い状態だと操縦不可。
- サイエンス送信
- コムネット: 通信が必要。信号強度により最大40%のサイエンスボーナスあり
- RemoteTech: 通信が必要。サイエンスボーナスなし。
- アンテナの使用
- コムネット: サイエンス送信時に自動的にONにされ、サイエンス送信が終わると自動的にOFF。
- RemoteTech: 一部を除き展開しない限りONにならない。格納またはOFFにしない限りOFFにならない。
- リレー通信
- コムネット: 必ず"中継アンテナ"が必要。"直接通信アンテナ"ではリレー通信できない。
- RemoteTech: どのアンテナでもリレー通信可能。但し指向性アンテナの場合は通信先の指定が必要。
- 電力消費
- コムネット: サイエンス送信時に電力を消費
- RemoteTech: 常に電力を消費。サイエンス送信時に電力消費は増えない。
- 最大通信距離の計算方法
- コムネット: 幾何平均により算出 (詳細はコムネット解説ページへ)
- RemoteTech: StandardとRootの2つのレンジモデルより選択可能。詳細はコンフィグ Alternative Rules項目を参照。
- 通信遅延
- コムネット: なし
- RemoteTech: あり (設定により切替可能)
システム解説
- アンテナ
- このMODで最重要となる物で、これを使ってうまく通信網を組み立ててあげないと無人機を制御できません。また、アンテナには非指向性のアンテナと指向性のパラボラアンテナがあります。
- 非指向性のアンテナはターゲットの指定などしなくても通信圏内であれば通信が可能ですが、代わりにパラボラアンテナに比べて通信距離が非常に短く設定されています。
- 指向性のパラボラアンテナは非常に長い距離との通信が可能ですが、指定方向としか通信できません。また、アンテナごとに視野角が設定されており、それにより通信範囲は円すい形になります。
- 発射場に於いては TT18-A Launch Stability Enhancerが接続されているとアンテナの有無に関わらずサイエンス転送や通信が可能になります。
- このMODで最重要となる物で、これを使ってうまく通信網を組み立ててあげないと無人機を制御できません。また、アンテナには非指向性のアンテナと指向性のパラボラアンテナがあります。
- 信号の遅延
- 通信距離が伸びるに連れて、電波が届くのに時間がかかるようになります。Kerbal周辺では一秒を切るのでそれほど気にはなりませんが、場合によっては数分遅れになることもあります。
- 通信距離が伸びるに連れて、電波が届くのに時間がかかるようになります。Kerbal周辺では一秒を切るのでそれほど気にはなりませんが、場合によっては数分遅れになることもあります。
- 接続
- 衛星同士を接続(以降リンク)させると、通信範囲を増やすことができます。パラボラアンテナと無指向性アンテナなど種類の違うアンテナ同士でもリンク可能ですが、2つのアンテナのうち通信距離が短い方の値が実際の通信可能距離になります。
- 衛星同士を接続(以降リンク)させると、通信範囲を増やすことができます。パラボラアンテナと無指向性アンテナなど種類の違うアンテナ同士でもリンク可能ですが、2つのアンテナのうち通信距離が短い方の値が実際の通信可能距離になります。
- シグナルプロセッサ
- 無人ポッドなどはSignal Processorsの機能を持っており、これがあるとフライトコンピューターが使用可能になります。
- フライトコンピューターを使うと、設定したマニューバーを自動で実行させたりなど遅延が発生する環境でも操作しやすくなります。
- この機能は無人機ポッドを装着していれば使えるので、有人ポッドと無人ポッドの両方を搭載した機体でも利用することが可能です。
- 無人ポッドなどはSignal Processorsの機能を持っており、これがあるとフライトコンピューターが使用可能になります。
- コマンドステーション
- 通信距離が伸びるにつれ遅延が発生し操作が難しくなりますが、コマンドステーションを作ることによりそこから無人機などを制御できるようになります。これにより、外惑星など遠い場所でも少ない遅延で操作が可能になります。
- RC-L01 Remote Guidance Unit(バニラの2.5mサイズの無人プローブ)が搭載された状態で緑を六人積み込むとコマンドステーションとして使えます。尚、緑の取り付け位置はコマンドポットでも居住区でも拷問椅子でもなんでも構いません。
- サイエンスポイントの受信には使えません。
- 通信距離が伸びるにつれ遅延が発生し操作が難しくなりますが、コマンドステーションを作ることによりそこから無人機などを制御できるようになります。これにより、外惑星など遠い場所でも少ない遅延で操作が可能になります。
- サイエンス転送
- サイエンスをアンテナを使って送信する場合、KSCに接続できるルートがないと通信ができません。上記したコマンドステーションではサイエンスを受け取ることができません。
- サイエンスをアンテナを使って送信する場合、KSCに接続できるルートがないと通信ができません。上記したコマンドステーションではサイエンスを受け取ることができません。
- 他modとの連携
幾つかの他Modによる追加パーツに対応しています。主にアンテナ及びプローブ(無人機)の設定対応です。- AIES Aerospace
- B9 Aerospace
- CactEye2 Orbital Telescope
- FASA
- LackLuster Labs
- Mark IV Spaceplane System
- MechJeb: AR202はシグナルプロセッサの機能を持っているので、アンテナさえあれば制御可能です。
- NearFuture シリーズ
- Nova Punch
- Procedural Probe Cores
- Restock
- Restock+
- Sounding Rockets!
- Stockalike Station Parts Expansion station cores
- Universal Storage 2
- Hullcam VDS
- Ven's Stock Part Revamp
マップの見方
赤い丸がKSCもしくはコマンドステーションで、ここに接続されていないと無人機は操作できません。
また、画面右下にボタンが出現します。
フライトコンピューターの操作方法
①遅延
通信が確立されている場合、現在発生している遅延時間が表示されます。
但し、操縦可能な緑が搭乗している場合Local Controlの表示となります。
Local Controlの場合遅延が発生しません。
②通信状態の表示及びフライトコンピューターの表示ボタン
電卓マークのボタンを押すとフライトコンピューターの画面を呼び出します。
①の遅延表示画面および②の電卓マークの色を見ることで、その機体がコントロール可能な常態なのかを知ることができます。
- 電卓マークの色
- 緑: 通信が確立されている状態。フルコントロール可能。
- 黄: Local Controll 機体に操縦可能な緑が乗っている場合、通信の有無に関わらず黄色となる。
- 赤: 通信途絶。通信が回復するか、操縦可能な緑が乗るまでコントロール不能。
このとき、コムネット(CommNet)による通信状況は一切関係ありません。
画像にある通り、コムネットの表示では「探査機の完全制御」と表示されるものの、実際には操縦不能状態です。
コムネットの表示は一切無視しましょう。
③姿勢制御
通信のラグなどにより特定の方向を向けるのが難しい場合に使用すると、コンピューターが自動で向きを合わせてくれます。
- ORB:船の軌道を基準に方向を決定します。
- SFR:自転を考慮して方向を決定します。
- RVEL:ターゲットの速度を基準に方向を決定します。
- TGT:ターゲットの向きを基準に方向を決定します。
- 基準と方向の関係は以下の通り
方向 OBR(デフォ) SFR RVEL TGT GRD+ 進行方向 地表での進行方向 対象の進行方向 対象の方向 GRD- 減速方向 地表での減速方向 対象の減速方向 対象と離れる方向 RAD+ 頂点方向 頂点方向 対象の進行方向から頂点の方向 対象に対して垂直 RAD- 地球方向 地球方向 対象の進行方向から地球の方向 対象に対して垂直 NRM+ 0度方向 0度方向 対象の進行方向から0度方向 対象に対して垂直 NRM+ 180度方向 180度方向 対象の進行方向から180度方向 対象に対して垂直
- 基準と方向の関係は以下の通り
- KILL:一定の方向に向き続けようとする
- NODE:次のマニューバで加速するべき方向に向きます。
- CUSTOM:下の部分で設定したパラメーター通りに向きを合わせます。
④スラスター制御
- Throttle:スロットル(何%出力で噴射するか)の設定
- 中間のテキストボックス:加速する量の決定
- 例1:「30」と入力すると30秒間噴射します。
- 例2:「1h2m3s」と入力すると1時間2分3秒間噴射します。
- 例3:「150m/s」と入力すると150m/s加速するまで噴射します。
- BURN:設定したパラメーターで噴射します。
- EXEC:設定されたマニューバ通りの加速を行います。
- スロットルや噴射時間などの設定は考慮されません。
- 事前に姿勢制御などで進行方向を調節しておかないと正しく実行できない場合があります。
⑤自動実行ノード一覧
- 遅延などによる実行待ちになっている命令の一覧が表示されます。
- Xボタンを押すことにより命令のキャンセルができます
- 惑星の影に入るなどして通信途絶した場合でも受け取った命令を実行します。
- 勿論キャンセルにも通信が必要で、遅延が発生するのでご利用は計画的に。
⑥遅延設定
ここで指定した時間の後命令が実行されます。
⑦閉じる
フライトコンピューターの画面を消します。
パーツ解説
無指向性
無指向性アンテナは展開すると通信先を選ぶことができません。
その代わり、実質的に通信数制限が無いようなものなので、通信範囲にいる地上局やアンテナ搭載機体と勝手に通信してくれます。
更に展開不要で常時通信するアンテナも存在します。
この仕様を上手く利用して打ち上げ時の通信設定を簡略化して打ち上げの労力を減らせる他、打ち上げ時や大気圏突入時にアンテナを破損することなく通信を確立することができます。
また、十分な通信範囲を持つ無指向性アンテナ搭載機を多数打ち上げ通信範囲内に収めることで細かい通信先設定をせず容易にメッシュネットワークを構築することができます。
Reflectron DP-10
画像 | パーツ名 | 種類 | 通信距離 | 視野角 | 消費電力(EC/min) | 重量(t) | コスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Reflectron DP-10 | 無指向性 | 500Km | - | 0.60 | 0.015t | 60 |
他のアンテナは大気圏内で移動中に展開すると速度によっては破損することがあるが、これだと破損しない。
また、このアンテナは最初からONになっている。
最初から展開の必要がなく耐久性にも優れていた唯一無二の存在だったが、ほぼ完全な上位互換がバニラに登場してしまった。
現状このパーツのメリットは安いことだけであり後方互換用に残っているだけのパーツと言って差し支えない。
アップデートによりアンテナの電力消費が見直されたがこのアンテナは旧来のままであり、消費電力が重たいのがとてもつらい。
コミュノトロン 16-S
画像 | パーツ名 | 種類 | 通信距離 | 視野角 | 消費電力(EC/min) | 重量(t) | コスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Communotron 16-S | 無指向性 | 1.50Mm(1,500Km) | - | 0.02 | 0.015t | 300 |
KSP v1.2より実装されたバニラアンテナ。
他のアンテナは大気圏内で移動中に展開すると速度によっては破損することがあるが、これだと破損しない。
また、このアンテナは最初からONになっている。
前述のDP-10とほぼ同じ見た目とサイズ。重量も耐久性も同じで展開が必要ないのも同じ。
更に消費電力が抑えられているのに通信距離は伸びており、DP-10の完全上位互換と言って差し支えない。
5倍にコストが上がっているが、5倍とはいえ240しか違わないとも言える。通信距離が文字通り桁違いなので基本的にこちらを搭載したい。
コミュノトロン 16
画像 | パーツ名 | 種類 | 通信距離 | 視野角 | 消費電力(EC/min) | 重量(t) | コスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Communotron 16 | 無指向性 | 2.50Mm(2,500Km) | - | 0.13 | 0.005 | 300 |
バニラでもお馴染みのアンテナ。他のバニラアンテナもそうだがRemoteTechのアンテナとして使うことができる。
キャリアモードではかなり初期から利用可能だが通信距離が短めなのでこれで通信網を作るなら低軌道に載せなければならなくなる。
CommTech EXP-VR-2T
画像 | パーツ名 | 種類 | 通信距離 | 視野角 | 消費電力(EC/min) | 重量(t) | コスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
CommTech EXP-VR-2T | 無指向性 | 3.00Mm(3,000Km) | - | 0.18 | 0.02 | 400 |
展開前は小さいが、展開すると恐ろしく長くなるアンテナ。
Communotron 16の1.2倍ほどの通信距離がある。
コミュノトロン 32
画像 | パーツ名 | 種類 | 通信距離 | 視野角 | 消費電力(EC/min) | 重量(t) | コスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Communotron 32 | 無指向性 | 5.0Mm(5,000Km) | - | 0.6 | 0.01 | 600 |
見た目はCommunotron 16にそっくりだが、展開するとそれ以上に伸びていく。
無指向性アンテナとしては最長の通信範囲を誇る。惑星内の通信網であればこれが便利。
とても扱いやすいアンテナだが、消費電力が重めな事に注意。
指向性
指向性アンテナ(パラボラアンテナ, ディッシュアンテナ)は無指向性アンテナと違い通信先の指定をしない限り一切の通信をしません。
一度通信先を指定すると対象を中心として通信が追跡してくれるようになります。
例えば、Kerbinを指定した場合、円すい状の視野角の中心をKerbinとして、その視野角に収まる範囲のアンテナと通信します。
各アンテナには視野角が設定されており、視野角に収まる範囲の地点としか通信できません。
視野角の狭いアンテナで近距離通信を行おうとすると不安定になりかねないのでアンテナを上手く組み合わせることが肝心です。
HG-5 ハイゲインアンテナ
画像 | パーツ名 | 種類 | 通信距離 | 視野角 | 消費電力(EC/min) | 重量(t) | コスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
HG-5 High Gain Antenna | 指向性 | 20.0Mm(20,000Km) | 90度 | 0.55 | 0.07 | 600 |
KSP v1.2で実装されたバニラアンテナ。
通信距離が最も短いパラボラアンテナだが、最も視野角が広いので最も扱いやすい指向性アンテナと言える。
コミュノトロン DTS-M1
画像 | パーツ名 | 種類 | 通信距離 | 視野角 | 消費電力(EC/min) | 重量(t) | コスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Communotron DTS-M1 | 指向性 | 50.0Mm(50,000Km) | 45度 | 0.82 | 0.05 | 900 |
昔ながらのバニラアンテナ。名称が変わり、重量とコストも上がってしまった。
それでも専有面積の小ささによる設計しやすさは相変わらず。
うまく使えば比較的初期からKerbin周辺の通信網を構築することができる。
Reflectron KR-7
画像 | パーツ名 | 種類 | 通信距離 | 視野角 | 消費電力(EC/min) | 重量(t) | コスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Reflectron KR-7 | 指向性 | 90.0Mm(90,000Km) | 25度 | 0.82 | 0.5 | 800 |
Minmusよりも高い軌道を通る時に活躍するであろうアンテナ。
Kerbinの影響圏よりちょっと広いくらいの通信距離がある。
DTS-M1のコストが上がった関係で活用できる機会が増えたと言える。
RA-2 中継アンテナ
画像 | パーツ名 | 種類 | 通信距離 | 視野角 | 消費電力(EC/min) | 重量(t) | コスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
RA-2 Relay Antenna | 指向性 | 200.0Mm(200,000Km) | 12.5度 | 1.15 | 0.15 | 1,800 |
KSP v1.2より追加されたバニラアンテナ。
コストと消費電力がちょっと重たいものの、それなりの視野角で通信距離が長く、扱いやすいアンテナと言える。
RA-15 中継アンテナ
画像 | パーツ名 | 種類 | 通信距離 | 視野角 | 消費電力(EC/min) | 重量(t) | コスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
RA-15 Relay Antenna | 指向性 | 20.0Gm(20,000,000Km) | 0.95度 | 0.95 | 0.3 | 2,400 |
KSP v1.2より追加されたバニラアンテナ。
RA-2から通信距離が10倍になったが、視野角もかなり狭まった。
性能の割に重量が重く、コストも高めで専有面積もそこそこあるので使い勝手は良い方ではない。
コミュノトロン HG-55
画像 | パーツ名 | 種類 | 通信距離 | 視野角 | 消費電力(EC/min) | 重量(t) | コスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Communotron HG-55 | 指向性 | 25.0Gm(25,000,000Km) | 0.12度 | 1.04 | 0.075 | 1,200 |
KSP ver1.1より追加されたバニラアンテナ。
展開方法が独特で衛星設計では困るかもしれないが、通信方向へアンテナを向ける必要は無いので安心して設計しよう。
通信距離は格段に伸びたが、視野角は大幅に減るので途端に扱いが難しくなる。他のアンテナも併用した設計が必要。
コミュノトロン 88-88
画像 | パーツ名 | 種類 | 通信距離 | 視野角 | 消費電力(EC/min) | 重量(t) | コスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Communotron 88-88 | 指向性 | 40.0Gm(40,000,000Km) | 0.06度 | 0.93 | 0.1 | 1,500 |
おなじみのバニラアンテナ。HG-55より通信範囲が伸びて軽量化+省電力化に成功…していたがアップデートによりとても重くなった(0.025→0.1)
加えてコストも上昇している。
Dunaが常に通信範囲に入り、Dresとも太陽から見て同じ側にあれば通信が可能。
Reflectron KR-14
画像 | パーツ名 | 種類 | 通信距離 | 視野角 | 消費電力(EC/min) | 重量(t) | コスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Reflectron KR-14 | 指向性 | 60Gm(60,000,000Km) | 0.04度 | 0.93 | 0.2 | 2,000 |
常にDresと通信できるほどの通信距離があり、太陽から見て同じ側にあればJoolやEelooとも通信が可能。
RA-100 中継アンテナ
画像 | パーツ名 | 種類 | 通信距離 | 視野角 | 消費電力(EC/min) | 重量(t) | コスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
RA-100 Relay Antenna | 指向性 | 250.0Gm(250,000,000Km) | 0.025度 | 1.1 | 0.65 | 3,000 |
KSP v1.2より追加されたバニラアンテナ。バニラアンテナの中では最も長距離の通信ができる。
これより上位のアンテナはコストが高いため経済性を考えるとこのアンテナはバランスが良いが重量は重め。
視野角も通信距離の割には広めで扱いやすいと言える。
CommTech-1
画像 | パーツ名 | 種類 | 通信距離 | 視野角 | 消費電力(EC/min) | 重量(t) | コスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
CommTech-1 | 指向性 | 350Gm(350,000,000Km) | 0.006度 | 2.60 | 0.3 | 9,500 |
常時Eelooとの通信が可能なほどの通信距離があるアンテナ。
Planet Factory導入中であればInaccessableとSentarとも通信ができる、らしい。
電力消費、コストが大きく増大し、視野角がとても狭くなるので注意。
Reflectron GX-128
画像 | パーツ名 | 種類 | 通信距離 | 視野角 | 消費電力(EC/min) | 重量(t) | コスト |
---|---|---|---|---|---|---|---|
Reflectron GX-128 | 指向性 | 400Gm(400,000,000Km) | 0.005度 | 2.8 | 0.24 | 11,000 |
RemoteTechで最大のアンテナ。最長の通信距離を誇る。Kerbol系のどこにでも届くとの事。
視野角がとても狭いため慎重に通信先の選定をする必要がある。
コンフィグ
RemoteTech Version 1.7.0より、OptionWindowが実装されました。
これによりセーブデータごとにRemoteTechの有効無効を設定できる他、様々な点を変更可能です。
設定はKSC画面右下の衛星マーク(矢印の位置)を押すと出てくるOptionWindowから変更出来る他、
直接cfgファイルを編集することでも適用されます。
場所は ".../Kerbal Space Program/saves/(セーブファイル名)/RemoteTech_Settings.cfg" となります。
ほとんどRemoteTech公式ページの和訳となります。詳しく知りたい方は[そちらへどうぞ。]
括弧内はcfgファイルでの名前とデフォルト値です。
Start
- RemoteTech enabled (RemoteTechEnabled = True)
- このワールドでのRemoteTech有効無効を設定します。無効にするとenabledがdisabledに変わると共に消灯します。
- このワールドでのRemoteTech有効無効を設定します。無効にするとenabledがdisabledに変わると共に消灯します。
Presets
- GameData/RemoteTech/ 内の適切な設定ファイルを読み込みます。RSSを入れた場合はここにRSS用設定ファイルが表示されます。設定を初期化したい場合にも有効です。
WorldScale
- Consumption Multiplier (ConsumptionMultiplier = 1.0)
- アンテナの消費電力に影響します。設定した数値に消費電力量を乗算します。2にすれば消費電力2倍です。サイエンス送信に使う電力量は変わりません。
- Range Multipiler (Range Multipiler = 1.0)
- アンテナの通信範囲に影響します。設定した数値に通信距離を乗算します。
- Speed of Light (SpeedOfLight = 3E+08)
- ワールドでの光速を定義します。光速=通信速度なので値が大きいと遅延が少なく済みます。デフォルトでは3☓108 なので現実世界とほぼ同じ速度です。
- ワールドでの光速を定義します。光速=通信速度なので値が大きいと遅延が少なく済みます。デフォルトでは3☓108 なので現実世界とほぼ同じ速度です。
Alternative Rules
- Signal delay enabled (EnableSignalDelay = True)
- このワールドでの通信遅延の有効無効を設定します。無効にするとenabledがdisabledに変わると共に消灯します。
- Range Model type (RangeModelType = Standard)
- このワールドでの通信方法を設定します。
- Standard
- RemoteTech従来通りの通信方法です。2つの宇宙船が通信する場合、短い方の通信範囲内にお互いが入って初めて相互通信可能となります。
- Root
- アンテナの通信距離に応じて通信可能距離が伸びるモード。通信距離の短い方のアンテナの通信距離に加え、2つのアンテナの通信距離の積の平方根が加えられる。2つのアンテナの通信距離がr1とr2のとき、通信距離は以下のようになる。
- Multiple Antenna Multipiler (MultipleAntennaMultipiler = 0.0)
- 複数の無指向性アンテナがある場合、それらがひとまとめにされて、個数に応じたブースト効果が得られる。設定値が0の場合全くブーストされず、最も通信距離の長いアンテナの通信距離と同じになる。1.0の場合、通信距離はすべてのアンテナの和になる。中間に設定すると、最も通信距離の長いアンテナ以外の通信距離の和にこの設定値をかけたものを、最も通信距離の長いアンテナ以外の通信距離に足した値になる。
- 複数の無指向性アンテナがある場合、それらがひとまとめにされて、個数に応じたブースト効果が得られる。設定値が0の場合全くブーストされず、最も通信距離の長いアンテナの通信距離と同じになる。1.0の場合、通信距離はすべてのアンテナの和になる。中間に設定すると、最も通信距離の長いアンテナ以外の通信距離の和にこの設定値をかけたものを、最も通信距離の長いアンテナ以外の通信距離に足した値になる。
Visual Style
- Dish Connection Color
- RGBで色指定が可能。Omni Connection , Active Connection , Remote Station等も同じ。
- Ground stations are hidden behind bodys (HideGroundStationsBehindBody = True)
- 有効にするとオービタルマップ等で確認する際、Kerbinの裏側等、見えない位置からは地上基地(KSC等)の位置が赤点(デフォルト)で表示されなくなります。無効にすると透過して表示されます。
- Ground stations are hidden behind bodys (HideGroundStationsOnDistance = True)
- 有効にするとオービタルマップ等で一定距離以上にカメラを引くと、地上基地が表示されなくなります。無効にするとどれだけカメラを引いても常時表示されます。
- Mouseover of ground stations enabled (ShowMouseOverInfoGroundStations = True)
- 有効にするとオービタルマップ等で地上基地にマウスカーソルを合わせると名称や通信範囲等が表示されるようになります。無効にすると表示されなくなります。
Miscellaneous
- RemoteTech will throttle timewarp (ThrottleTimeWarp = True)
- 有効にした状態でフライトコンピュータを使用すると、噴射や姿勢変更の数秒前に自動的に時間加速を停止します。無効にすると自動的に時間加速を停止しなくなりますが、時間加速中は正常に姿勢変更等を行えないことが多いため自分で時間加速を解除刷る必要があります。
- Throttle to zero on no connection (ThrottleZeroOnNoConnection = True)
- 有効にするとフライトコンピュータを使用せず噴射している無人機が通信を失った場合、強制的に噴射を停止します。フェイルセーフのようなものなのでこの設定を無効にした状態で手動噴射中の無人機が通信を失うと、次の通信回復まで操作不可であるためずっと噴射し続けることとなります。
- MissionControl antennas are upgradeable (UpgradeableMissionControlAntennas = True)
- キャリアモード向け設定。Tracking CenterをアップグレードするとKSCの通信範囲が広がるようになる。ちなみに最大範囲は75Mmで初期状態だと4Mmとなる。
- Auto insert alarms to KaC (AutoInsertKaCAlerts = True)
- Kerbal Alarm Clock導入者向け。有効にした状態でフライトコンピュータを実行すると、自動的に姿勢変更前、噴射時間前などに合わせてKaCが知らせるようになる。
- Kerbal Alarm Clock導入者向け。有効にした状態でフライトコンピュータを実行すると、自動的に姿勢変更前、噴射時間前などに合わせてKaCが知らせるようになる。
Cheats
- Connection is needed to control antennas (ControlAntennaWithoutConnection = False)
- 有効にすると地上からの司令が無くてもアンテナを展開できるようになる。アンテナ展開を忘れて通信できなくなってしまった衛星を復帰させる際にどうぞ。ちなみに完全に通信範囲から出てしまっても一時的にRemoteTechをオフにすることでバニラ同様に通信が出来る。そこから軌道修正してやればいい。
- Planets and moons will block a signal (IgnoreLineOfSight = False)
- 有効にすると名前がPlanets and moons will not block a signal に変わる。
通信が惑星や衛星に遮られなくなる。この設定をONにすると天体の裏側との通信が容易となる。
- 有効にすると名前がPlanets and moons will not block a signal に変わる。
コメント
- 「パラボナ」を「パラボラ」に修正。 -- turumiki? 2015-05-29 (金) 14:48:56
- KSP1.1より追加されたCommunotron HG-55を追加、RemoteTech1.7.0からの機能OptionWindowに関して追記。但しRoot Range Modelに関してはわけわかめ状態なのでぜひとも追記をお願いしたいです…orz -- 2016-05-24 (火) 10:48:15
- ルートレンジモデル(Root Range Model)のわけわかめの部分機械訳からの意訳ですが -- 2016-05-26 (木) 23:23:27
- Root 相互通信が必要なアンテナレンジの短い方を100倍もしくは1000倍(この辺あやふや)にして双方のレンジの短い方に合わせて通信する。要するに通信距離の短いアンテナのレンジをブーストしてデフォルト値より遠くまで通信可能にするってことかと・・・(自信はないですが・・・) -- 2016-05-26 (木) 23:28:29
- MultipleAntennaMultiplier 同一機体に搭載されている複数の無指向性アンテナが相互作用でお互いに機能を高め通信距離が増えるということかと。PCで言うところのグラボ複数挿しみたいな感じで。もちろんこちらも意訳に自信なし -- 2016-05-26 (木) 23:33:04
- 英語マニュアル読んでだいたいの説明を書いといた -- 2017-06-18 (日) 10:12:07
- アンテナの通信距離がデフォルトの10倍されていたのでデフォルト値修正。 -- 2016-07-23 (土) 20:33:34
- 今ぜんざいDLできない模様 -- 2018-04-30 (月) 13:25:24
- 現在ですね -- 2018-04-30 (月) 13:25:41
- お し る こ -- 2018-05-03 (木) 00:17:29
- https://github.com/sporkmonger/RemoteTech2/releases githubにはあるよ -- 2019-01-27 (日) 09:48:00
- 半年以上前の木なんだが。ここのリンクが古くて繋がらん(からDLできない)のは直しておく。 -- 2019-01-27 (日) 13:20:34
- 草生えた -- 2020-07-18 (土) 16:31:05
- プローブコアは「無人化技術」を開発するまでアンテナがオンにならないので、初期はDP-10つけないと打ち上げすら出来ないです。(1.9.1) -- 2019-01-17 (木) 09:29:47
- KSP 1.2以降の変更が反映されていなかったので改変および追記しました。コムネットとの差異を知ると掴みやすいと思い項目を追加しています。 -- 2022-02-28 (月) 14:20:21
- また、Modの名称がRemoteTechに戻っていますがWiki的に混乱を生むだけだと思い、ページ名は当ページも旧 RemoteTech解説ページもそのままにしています。なにか案やご意見があればぜひ討論されてください。 -- 2022-02-28 (月) 14:21:56