APB-NW

Last-modified: 2026-07-15 (水) 00:22:19

5分類

アップロードされた過去問題のPDFファイルを分析した結果、午後試験のネットワーク問題(問5)における頻出の設問パターンは、大きく以下の**5つのパターン**に分類されます。

### 1. ネットワーク用語・技術名・プロトコルの穴埋め問題(選択・記述)

ネットワークの基礎知識や、問題のテーマとなっている特定の技術(HTTP/2、VDI、無線LAN、VLANなど)に関する専門用語を答えさせるパターンです。選択肢から選ぶ形式と、直接語句を記述する形式があります。

  • **具体例:** [#u2b2814c]
  • 令和元年秋期問5 設問1(1)・設問2:本文中の空欄に入る適切な字句(「ソケット」など)や、TCPハンドシェイクのパケット名(「SYN」「ACK」など)を解答群から選択。 [#p3621702]
  • 令和2年秋期問5 設問1:SSL-VPN装置での認証方式や連携先に関する穴埋め。 [#bbd67d15]
  • 令和3年秋期問5 設問3(1)・設問4(1):無線LANの給電機能(「PoE」)やVLANの機能名(「タグ」や「ポート」など)を答える問題。 [#pa442527]

### 2. IPアドレス・VLAN ID・フィルタリングルールの特定問題

ネットワーク構成図や提示された要件・ルールを読み解き、適切なネットワーク設定値(IPアドレス、サブネットマスク、VLAN ID、アクセス制御ルールの空欄など)を導き出すパターンです。

  • 具体例:** [#dd9905de]
  • 令和3年春期問5 設問1(1):ネットワーク構成図から、パケットの宛先・送信元となる適切なIPアドレスを特定する問題。 [#n25947ab]
  • 令和3年秋期問5 設問1:L3スイッチのアクセスコントロールリスト(ACL)における「宛先IPアドレス」や「サブネットマスク長」の空欄を埋める問題。 [#y6ab74b4]
  • 令和3年秋期問5 設問4(2):各ネットワークスイッチのポートに設定すべき適切な「VLAN ID」を特定して答える問題。 [#p8c78103]

### 3. 技術的な理由や問題の原因を説明する記述式問題(20~40字程度)

特定のプロトコルの仕様、新技術を導入する理由、あるいは現状のシステムで発生している不具合やボトルのネックの原因について、文字数制限(20字~40字以内)の中で論理的に説明させるパターンです。

  • **具体例:** [#h973ca72]
  • 令和元年秋期問5 設問1(2)・設問4(1):「複数のファイルを並行して受信するための手法」や「待ち時間がなくなる理由」を20~25字以内で記述。 [#c981fc79]
  • 令和2年秋期問5 設問2(2):「DHCPリレーエージェントが必要になる理由」を40字以内で記述。 [#l5579caa]
  • 令和3年春期問5 設問1(3)・設問2(2):プロキシサーバの動作理由や、特定プロトコル(WebSocket)の採用によって「設定変更を少なくできる理由」を20~30字以内で記述。 [#d6f752a0]
  • 令和3年秋期問5 設問3(2):電波強度の調査を行わずに無線APを導入した場合に「発生するおそれのある不具合」を30字以内で記述。 [#e585991b]

### 4. 通信帯域(トラフィック)やアクセス数などの数値計算・算出問題

問題文中に提示された要件、表にまとめられたデータ量、通信速度、ユーザー数などの条件を基に、ネットワークの帯域幅や最大アクセス数などを計算・シミュレーションして数値で答えるパターンです。

  • **具体例:** [#lfb51d20]
  • 令和元年秋期問5 設問4(2):新システムの採用によって許容できるようになる「最大の同時アクセス数」を算出する問題。 [#w7a16bc4]
  • 令和2年秋期問5 設問3(1):通信トラフィックの予測値の表から、最も混雑した時間帯の「平均通信帯域」を合算・計算して答える問題。 [#i5504309]

### 5. 構成図や表の読み取りによる「対象機器・経由ポート・項番」の選択指定問題

ネットワーク構成図やトラフィック一覧表などを参照し、特定の通信がどの機器を経由するか、構成変更時にどのポートの設定を変更すべきか、あるいは条件に合致する通信はどれかなどを、図や表から直接探し出して指定するパターンです。

  • **具体例:**
  • 令和2年秋期問5 設問2(1)・設問3(1):構成図から「デフォルトゲートウェイとなる機器名」を答えさせたり、表から「広域イーサネット網を経由しなくなる通信の種類」を項番で答えさせる問題。
  • 令和3年春期問5 設問1(2):構成図を見ながら、DNS設定の変更が必要になる機器を解答群からすべて選ぶ問題。 [#t9afd5da]
  • 令和3年秋期問5 設問4(3):オフィスの配置変更に伴い、設定を変更するべきL3スイッチの「ポートID」をすべて答えさせ、その変更内容を記述させる問題。 [#sa9b046d]

まとめ**

ネットワークの午後問題は、上記のように「1. 基礎用語の穴埋め」**で知識を確認し、**「2. 設定値の特定」「5. 構成図の読み取り」**でネットワーク構造の把握力を試し、**「3. 理由の記述」「4. 数値の計算」で論理的思考力と設計・運用能力を測る、というバランスの取れた5つの設問パターンで一貫して構成されています。

各パターンの模範解答テンプレート

アップロードされたネットワーク午後問題の5つの設問パターンに基づき、記述試験や選択式でそのまま使える模範解答テンプレート(思考フレームワークと文章構成)をまとめました。

特に記述問題(パターン3)や設定特定(パターン2)では、この型(テンプレート)に当てはめて問題文のキーワードをパズルのように組み込むことで、文字数制限に収まりやすく、かつ部分点を確実に狙える解答が作れます。

パターン1:ネットワーク用語・技術名・プロトコルの穴埋め問題

このパターンは一問一答の知識問題であるため、文章記述のテンプレートはありませんが、「迷ったときの絞り込みテンプレート」が有効です。

アプローチ・テンプレート:

プロトコル名・規格名: アルファベット大文字の略称(例:BGP, OSPF, TLS, PoE, VLAN)

ステータス・メッセージ名: 通信のフェーズ(例:SYN, ACK, FIN や、HTTPの GET, POST)

セキュリティ技術・認証: RADIUS, OAuth, MFA, SAML

対策のコツ: 問題文の前後にある「~プロトコルである」「~という機能」といったジャンルのヒントを見落とさないようにします。

パターン2:IPアドレス・VLAN ID・フィルタリングルールの特定問題

構成図と要件定義(テーブル)をマッピングするための思考テンプレートです。

解答導出テンプレート(思考ステップ):

[送信元ネットワーク] から [宛先ネットワーク] への通信において、経由する [セキュリティ機器・L3SW] で不必要な通信を遮断(あるいは許可)する。

IPアドレス設定の場合: 「同一サブネット内の未使用アドレス」または「ネットワークアドレス+ホストビット(ルータは通常.1や.254など)」

ACL(アクセス制御)の場合: [送信元IP/セグメント] ➔ [宛先IP/セグメント] ➔ [プロトコル/ポート番号] ➔ [動作(許可/拒否)]

書き方の型(ACLの空欄補充など): > 問題文の「表」の上下にあるルール(「原則拒否」「特定セグメントのみ許可」など)を確認し、any や サブネットマスク長(/24など) を正確に当てはめる。

パターン3:技術的な理由や問題の原因を説明する記述式問題

最も配点が高く、差がつきやすい20~40字の記述問題用テンプレートです。問題の要求(理由を問われているのか、不具合を問われているのか)に合わせて使い分けます。

①「~という技術・プロトコルを採用・変更する理由」を問われたとき
テンプレートA(目的・メリットに着目):

「〔新技術・変更点〕によって、〔従来の問題点〕を解決し、〔達成したい目的〕にするため。」

テンプレートB(文字数が短い時:20字前後):

「〔機器・通信〕の負荷を軽減するため。」
「セキュリティ設定の変更回数を減らすため。」

②「~という問題・不具合が発生する原因・おそれ」を問われたとき
テンプレートC(セキュリティ・競合・仕様に着目):

「〔特定の条件・通信〕の際に、〔本来拒否すべき通信/端末〕が〔許可/アクセス〕されてしまうため。」
「〔電波や通信経路〕が競合し、〔通信速度の低下/通信断〕が発生するおそれがあるから。」

実際の過去問への適用例(令和3年春期・プロキシの動作理由):

型: 「〔何々〕の変更を少なくするため」

解答例: 「PCのプロキシ設定の変更を不要にするため。」

パターン4:通信帯域(トラフィック)やアクセス数などの数値計算・算出問題

計算ミスを防ぎ、問題文の条件を漏れなく数式に落とし込むためのテンプレートです。

計算組み立てテンプレート:

1つの要素あたりのデータ量(単位の統一): [1回あたりのデータサイズ(Byte)] × 8 = [bit]

時間軸の統一(秒あたりにする): [1時間あたりの発生回数] ÷ 3600秒 = [1秒あたりの回数]

総トラフィック(ピーク時): [1秒あたりの回数] × [1回あたりのbit数] × [ピーク時倍率(あれば)] = [必要帯域(bps)]

回線利用率の考慮: [必要帯域] ÷ [回線最大速度] = [回線利用率(%)] (これが要件を満たしているか確認)

注意テンプレート: 最後に必ず 「単位(Mbpsなのかkbpsなのか、あるいは回数・拠点数なのか)」 と 「端数の処理(切り上げ、切り捨て、四捨五入)」 の指示を問題文から再確認する。

パターン5:構成図や表の読み取りによる指定問題

図表から「機器名」「ポート番号」「項番」を抜き出すパターンです。ケアレスミスをなくすためのチェックテンプレートです。

確認テンプレート:

通信の方向性チェック: 「〔端末〕➔〔LAN〕➔〔ルータ〕➔〔WAN〕」のどの矢印のフェーズを指しているか?

対象のレイヤチェック: L2(MACアドレス/スイッチの物理ポート)の話をしているのか、L3(IPアドレス/ルーティング)の話をしているのか?

解答の型: > * 機器名の場合:図に書かれている表記通りに書く(例:L3SW-A, FW など、勝手に省略しない)。

ポートの場合:ポート1 なのか g0/1 なのか、図の凡例の表記に100%合わせる。

午後問題を解く際は、設問を読んだ瞬間に「これはパターン3の『理由を問う型』だから、テンプレートA(~によって、~を解決するため)の形で文章の骨組みを作ろう」と意識するだけで、解答のブレが大幅に減り、短時間で正答にたどり着けるようになります。

### 試験対策重要キーワード・専門用語リスト

番号専門用語該当箇所の簡単な説明・定義テスト出題予想(記述 / 選択 / 穴埋め)
1**TCPハンドシェイク (SYN, ACK)**接続を確立するためにトランスポート層で行われるパケット制御手順。過去問では空欄補充やパケット名の判別として頻出。穴埋め / 選択
2**SSL-VPN**リモートワークやVDIなどで、暗号化通信を用いて社内ネットワークへ安全にアクセスする仕組み。認証方式や連携先に関する穴埋めとして狙われる。穴埋め / 選択
3**PoE (Power over Ethernet)**イーサネットのLANケーブルを通じて、接続する機器(無線APなど)に電力を供給する技術。穴埋め / 選択
4**VLAN (タグVLAN / ポートVLAN)**物理的な接続に依存せず、仮想的にネットワーク(セグメント)を分割する技術。VLAN IDの特定やポート設計が頻出。穴埋め / 記述(ポート指定)
5**アクセスコントロールリスト (ACL)**ルータやL3スイッチなどで、パケットの送信元・宛先IPやポート番号を基に通信の許可・拒否を制御するルール。穴埋め(設定値特定)
6**DHCPリレーエージェント**異なるネットワークセグメントに存在するDHCPサーバへ、クライアントからのブロードキャスト要求を転送する仕組み。必要となる理由の記述が頻出。記述
7**WebSocket**Webブラウザとサーバ間で双方向通信を低コストで行うプロトコル。ネットワーク環境の変更(設定変更)を少なくできる理由の記述として狙われる。記述 / 穴埋め
8**トラフィック・帯域幅 (bps)**ネットワーク上を流れる情報量(データ量)や回線の最大通信速度。ピーク時の最大同時アクセス数や平均通信帯域を計算させる問題が頻出。穴埋め(数値算出)
9**デフォルトゲートウェイ**異なるネットワークへ通信する際に、パケットが最初に通過するルータやL3スイッチのインターフェース。構成図からの機器特定として狙われる。選択 / 穴埋め
10**プロキシサーバ (Proxy)**クライアントに代わってWebサーバへのアクセスを行う中継サーバ。PC側の設定変更を不要にする手法などの理由説明(記述)に絡んで出題される。記述 / 穴埋め

午後対策

必須問1情報セキュリティAPB-SEC
選択問2経営戦略
問3プログラミング
問4システムアーキテクチャAPB-SA
問5ネットワークAPB-NW
問6データベースAPB-DB
問7組込みシステム開発
問8情報システム開発APB-IS
問9プロジェクトマネジメント
問10サービスマネジメントAPB-SM
問11システム監査APB-AU

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