モブアサシンちゃん 28歳 種族:獣牙族 性別:女
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・獣牙族は、非常に小柄な種族である、大きい個体でも成人で150㎝程度
・寿命は人間の1.5倍ほど
・そして特筆するべきはその身体能力である、一体どこからそんな力が出ているのか謎である
・運動神経は全種族随一で、とにかく肉弾戦においては最強と言っていいほどである
・ただでさえ小さい体躯で攻撃を当てづらいのに、瞬きするとすでに視界から消えるほどの俊足ぷり、それでいて腕力や跳躍力も高い
・また空中姿勢制御力も高く、障害物がある場所での戦いにおいて1vs1で勝つのはまず難しい
・それゆえ古来より暗殺業や護衛業を主として営んできた、そこでさらに戦闘力に磨きがかかったのである
・そのためか、獣牙族同士で対峙する場面も多い、約定上は恨みっこなしとしているが、実際は仲の悪い部族もいる
・彼女もそんな典型的な獣牙族の♀である
・幼少の頃より戦い方を親兄妹より教わり15の頃には立派な戦士とて冒険者デビューをしている
・ただその分若干勉学がおろそかになりがちで、脳みそ筋肉と周りから揶揄されたりもする
・しかしてその口を発したものが数秒後に冷や汗をかくことになるのは定番のやり取りである
・古来より忍術と呼ばれる技を使っていたが、近年の魔法研究によって、実は魔法の一種であることが確認された。
・さらには、場の空気を読む能力にたけているのも、無意識に精霊との交信を行っている結果であることも判明している
・なので忍術=魔法と精霊術のミックスというのが近年の定説である
・それゆえか、一族には精霊術にたけた精霊使いも一定数存在している
・冒険者として13年、始めたころは自分の力を過信し失敗したこともあったようだが、いまでは信頼のおける冒険者の一人となっており、個人ランクでは上級冒険者に属している
・また勉強は苦手でも、13年の間に各国を渡り歩いており、それなりに政情には通じている
・たまたま今は、モブ姫騎士ちゃんの領地に流れついていて、そこで腕を見込まれて護衛任務を引き受けた。
・精霊使いちゃんとも何度か仕事をした仲である
・いいお年頃なのでひそかに最近つがいが欲しいと思い始めていて、伴侶探しもツイデニできそうかなと思ったのが引き受けた理由のようである
・胸のブローチは、’かにねこ’という謎のキャラクターで一部の女子に人気がある
・左右3本出ずつ出ているのが、足なのか髭なのかでしばし論争が起こる
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「それでもう一人の方というのは?」
「それならばそこにいますぜ」
?キョロキョロ?
つんつん
「我、ここに在り」
「ビックリしましたわ、かわいこちゃんの次はお子様ですの?」
「姫様、彼女はおそらく獣牙族、私たちとは反対に小柄な種族と聞いております」
「是、我小物と侮るなかれ」
「ふふっ」
「いや、確かに見てくれは小せいですが、実力はこの中のだれよりも高いですぜ、なにせ上級冒険者ですからぁ」
「確かになにやらただ者ならぬ気配は感じ取れますわ」
「私も少々冷や汗をかいています、彼女に気が付かなかったのは小さいだけではなく、気配も完全に消していたからでしょう、護衛として面目ないです」
「そうですよ~彼女を怒らすと怖いですから、気を付けてくだくださいね、ふふ・・ふ」
「姫殿、我アレバ心配無用、安心しゃれたし」
「しゃれたし?」
「うふふふふふふふふ、もうやめて頂戴!笑いをこらえるのが大変!!」
「うがー なんにゃーちょっと噛んだだけじゃろにゃー」
「あらずいぶんと先ほどとは様子が・・・」
「ふふふ、この子ったらどうせ小さいからナメラレタラ困ると思ってあんなことを、そういう所がかわいい、ふふふふ」
「かわいいってなんにゃー、アタイの方が年上やぞー ぷんすか!」
「フフ、これはこれは思ったより人当たりのよさそうな方ですね」
「うるしゃい小娘、年上やぞ!28歳やぞ!おねーさんやぞ!」
「気に入りましたわ!とても楽しいそうな冒険になりそうで安心しました、よろしくお願いしますわ先輩方!」
「先ほども申し上げた通り、冒険者の先輩として気兼ねなく厳しく接していただいて結構ですわ」
「ふむ、生意気な小娘じゃったら鼻っ柱を折ってやろうかとおもうとったが、人間ができとるじゃにゃーか、ヨキヨキ」
「アタイが護衛についているからには安心せい、まぁアタイよりつよ奴は世の中ごまんといるが、命の保証だけはしてやるのにゃ」
「私含め今後ともよろしくお願いいたします。アサシン様」
「改めて私もよろしくね猫ちゃん」
「猫ゆーにゃ!」
一同「笑」
「いやー、しかしこれでこの二人に抜けられるとギルド運営が厳しくなりますなぁ、姫様のお力でなんとかなりませんか?」
「こちらのギルドはそんなに忙しくないと聞き及んでいますが、違ったのでしょうか?」
「いえね、とはいえですよそこの二人は、言い方は悪いですが冒険者としては上物、手痛い事には変わりはありませんよ」
「なるほど、確かに私のわがままに突き合わせてしまっている面もありますし、良い方を紹介してくださったようですから・・・侍従ちゃんなんとなります?」
「承知しました私の方からこちらに腕利きの冒険者を何名か派遣できるよう手を回しておきます」
「助かりますぜ、なにせ遠い島の小さいギルドですから本部にアッシが依頼してもなかなか動いてもらえませんで」
「やはり辺境の小国とみられているのかしら、失礼な話だわ」
「そうとも限らないのでは、我が国は国民すべてがいざとなれば戦士として戦えますので、そういった部分も考慮しているのでしょう」
「そうだとよいのですけど」
「はい、ちょっと暗い話題はここでお終い、早速今後の事について話し合いましょう」
「なぜおまえが仕切っているのにゃ、アタイが一番おねーさんじゃぞ!」
「では、進行よろしくお願いします、オネーサン」
「じゃぁ・・・」
「・・・・・」
「じゃぁ・・・?」
「し、仕切りはお前に任せよう精霊使い!それとマスターこやつらに何かうまい飲み物を!!アタイのおごりにゃー!!」
「飲み物でごまかそうしてもダメです!もう、結局こうなるんだから」
「フッ」
「あなたがそんな風に笑うのは珍しいわね」
「なんだか今日はほほが緩んでしまいますね」
「そう、それはよかったですわ」
それじゃぁまずは各個人のーーーーーー
~~~こうして彼女たちの冒険は始まるのである~~~